母親の再婚により、奏という義妹が出来ることになった。
家族というものに飢えていた俺にとって、新しい家族が出来るのは嬉しいニュースだったが――向こうはそうでなかったらしい。
なんと初対面から胸ぐらを掴まれた挙句、「アンタのことは認めない」とま
で言われてしまった!
しかし、俺に奏と隣同士の部屋をあてがうなど、やたら両親が俺たちを仲良くさせようとしている。
そう、新たな父親から課されたのは――「かつて奏が生き別れた実兄の代わりになれ」という任務だったのだ!
ハーメルン・カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 20:40:00
26977文字
会話率:66%
迷える人の子を神のもとへ送る「エルの一族」。
その種族のひとりであるラクリマは、迷える魂を虚無の地へ送ることこそエルの一族の存在意義だと考えていた。
そんなラクリマを、エルの一族の王太子ガウディウムと聖女グロリアは認めない。
ガウディウムは
ラクリマとの婚約破棄を宣言する。
しかし、ラクリマにはすでに新しい主がいた。
若きレイヴン・エルドール公爵はかつてエルの一族であったが、高みを目指して競い合うエルの一族を軽蔑している。
エルの一族の聖と対抗するラクリマの聖。正しいのはどちらでしょう。
*カクヨムにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 18:28:17
3072文字
会話率:56%
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいの
も私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
[この作品は他サイトにも掲載しています(野いちご・ベリーズカフェ・エブリスタ・アルファポリス)]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 14:29:35
10959文字
会話率:50%
【連載版始めました】
私の名前はリリア・セレスティア。
フェルディア王国の公爵家に生まれ、王太子アルフレッド殿下の弟、第二王子ヒューバート殿下の婚約者……だった。
過去形で言ったのは、さきほど開かれた卒業式で突然、婚約を破棄されてしま
ったからだ。しかも人前で大々的に。
「リリア。君の行いをこれ以上許容できない。今後、僕の婚約者を名乗ることは一切認めない。婚約は破棄だ!」
学園の大広間で皆の注目を集める中、ヒューバート殿下は満面の笑みを浮かべて言い放った。
その横には、私のことを「あの人は酷い人間ですわ!」と面白おかしく言いふらしていた男爵家の娘――クラリッサ・ユールが寄り添っている。
彼女は殿下に抱きつきながら、「リリア様のいじめには、もう耐えられません……!」と涙ながらに訴えていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 12:00:00
56669文字
会話率:21%
私の名前はリリア・セレスティア。
フェルディア王国の公爵家に生まれ、王太子アルフレッド殿下の弟、第二王子ヒューバート殿下の婚約者……だった。
過去形で言ったのは、さきほど開かれた卒業式で突然、婚約を破棄されてしまったからだ。しかも人前
で大々的に。
「リリア。君の行いをこれ以上許容できない。今後、僕の婚約者を名乗ることは一切認めない。婚約は破棄だ!」
学園の大広間で皆の注目を集める中、ヒューバート殿下は満面の笑みを浮かべて言い放った。
その横には、私のことを「あの人は酷い人間ですわ!」と面白おかしく言いふらしていた男爵家の娘――クラリッサ・ユールが寄り添っている。
彼女は殿下に抱きつきながら、「リリア様のいじめには、もう耐えられません……!」と涙ながらに訴えていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 18:10:04
9551文字
会話率:22%
才能がある者が才能の存在を認めないことは、才能がない者が才能の不在を認めることよりもずっと残酷だ。
キーワード:
最終更新:2025-02-24 02:42:42
1107文字
会話率:0%
多様性を求める者が、多様性を認めない、こんな世の中じゃあ…。
最終更新:2025-02-14 12:00:00
2135文字
会話率:0%
親友が勇者になった。勇者は世界の為の生贄だった。俺は、それを認めない。
最終更新:2025-02-07 09:38:17
4671文字
会話率:25%
父親の遺産30億。
その遺産を持って一人の少女、咲場 春は異世界へと転移した。
莫大な財産のみを与えられて異世界に放り出された。
転生先は獣耳っ子キター!な世界。
地球では見ることのできない獣人という生物がいるのだ。
しかし
、初めて見る獣耳っ子にテンションが上がる春とは裏腹に、この世界の人間は獣人を差別し、虐げ、侮蔑する。
確かに人間とは耳の場所が違い、尻尾も生えている。
しかし、他は何も変わらない。
楽しければ笑うし、悲しければ泣く。人間の言葉を話し、人間と同じものを食べて生きる。
何も変わらない。何も変わらないはずなのだ。
「こんな世界、私は認めない」
そこで春は決心する。
30億と書かれた通帳を握り締め、地球の知識で新たな武器を買い、獣人の仲間と共に立ち上がる。
金に物を言わせた少女が世界を変えようとしている。
異世界ドタバタ金持ちストーリーがここに始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 23:17:41
647993文字
会話率:45%
私の名前は中島舎人(なかしま とねり)。これは自慢ではありませんが、実は以前はかなり優秀な人間で、文武両道。よその家の子供がよくこういう言葉で褒められていました。ある出来事が起こる前に、クラスで好意を持っていた女の子に告白され、まさか彼女が
私にレイプされたと誣告(ぶこく)する。先生は私を信じておらず、母は私に失望しています。友達とも絶交しました。説明しようとしましたが、やはり効果がない
誰にも私のことは信じてないその結果的私は名声を失い、社会的に死んでしまいました。しかし今の私は、もうどうでもいいと思います。目立たず、誰にも期待されなければ傷つくことはないからです。だから、私はモブになり、誰にも関わりたくない,誰にも注目されないようにしたいです。でも周りの人よく俺のことを?????、これは私には関係ない。絶対に彼らと関わりたくない。青春ラブコメの主人公には絶対になりたくない。傷ついた私とxxxxxxxxxxxxx少し奇妙な青春恋愛キャンパスストーリー(私は認めない、絶対にならないはずですよね?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 22:43:55
20899文字
会話率:1%
様々な小説を投稿して来たが、中でも『最も人気なキャラ』を上げてと言われたら、一人浮かぶ。
ただ忘れてはいけないのが、私が好きになるキャラは投票一位になりにくいと言うことである。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し
訳御座いません。
注意事項2
私の好きなキャラって、大抵、人気投票、四位か六位なんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 08:35:48
747文字
会話率:27%
男女問わず、下心を持って接されるのは激しい拒絶反応を伴うものである。
それでも、軽蔑という感情を持つことはあれど、身体的に反応が出ることは、ほぼないのではなかろうか?
だが彼女はその限りではない。
注意事項1
起承転結はありません。
短編
詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
この物語の全ての人間に語りかけます。
『許せるなら、許してあげてね。どうしよもない事だから』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 20:51:57
1071文字
会話率:39%
僕は小学生の雄大。高校受験を控えた姉ちゃんの寝言が『公式以外のカプと夢主は認めない』だった。ユメシュって新しいお酒かな?
最終更新:2024-12-26 00:21:13
961文字
会話率:56%
近未来の日本にて。医療技術の発達により死産や流産の数は半減したが、代わりに十八歳までしか生きられない少年少女――マモンが誕生した。
短命なマモンは社会的弱者として扱われ世間から同情されていた。だから多くのマモンは正体を隠して過ごすが、
男子高校生のカズキはその空気に抗うべく、マモンであること隠さず生きていた。
そんなカズキの勇気に心打たれた少女がいた。クラスの人気者である女子ユズは、自らもマモンであると明かし、提案する。
「ここに、マモンの秘密基地を作ろうよ!!」
どうして普通の人は、弱者の幸せを認めないのだろうか。
弱者の烙印を押されたマモンたちの、青春と反逆の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 22:00:00
31015文字
会話率:37%
今回話題に上げるのは「パーソナリティ障害」というあまりメジャーではなく、かつ対象の範囲が広い病を揶揄したエッセイにまつわるものである。私はこれを認めないという姿勢を取り、カクヨムで暴れた結果「アカウント停止」という追放処分を食らった。
だが
どんな理由があれ、偏見を助長し病気の方を揶揄することを私は認めない。理由は言うまでもないだろう。ただし差別や偏見、表現の問題は必ず主観が入る。
「パーソナリティ障害者にタゲられた!」
このエッセイのタイトルを見てあなたがどう思うかは、あなたの価値観による。そして世の中にはトレンドと相場がある。なのであくまで私の見解を綴っていこうと思う。
ちなみに「無知が差別と偏見を生む」というのは一面的な事実で間違いである。それにも触れたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 09:37:44
8142文字
会話率:11%
リリアナ・ルーシェントはルーシェント公爵家の娘だ。
八歳の時に王太子であるシェザート殿下との婚約が結ばれたが、この婚約は娘を王妃にしたい父と、国一番の富豪である公爵家からの持参金を目当てにした国王の利害が一致した政略結婚であった。王妃になど
なりたくなかったが、貴族の娘に生まれたからには仕方ないと婚約を受け入れたが、シェザート殿下は勝手に決められた婚約に納得していないようで、私のことを婚約者と認めようとはしなかった。
その後もエスコートも贈り物も一切なし、婚約者と認めないと言いながらも婚約者だからと仕事を押し付けられ、しまいには浮気をしていた。
このままでは間違いなく未来は真っ暗だと気づいた私は、なんとかして婚約破棄する方法を探すもなかなか見つからない。
時間が刻一刻と迫るなか、悩んでいた私の元に一枚のチラシが舞い込んできて―――?
※設定ゆるふわ、ご都合主義です
※恋愛要素は薄めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 21:17:34
44646文字
会話率:62%
「ワールドカップでイカサマした奴の指導なんて受ける気はないわ!」
“Esports World Cup 2033”。
優勝賞金約10億円の大会の決勝戦で高橋逸人(たかはし いつひと)はチート行為を犯し、世界中のゲーマー&ゲーム関係者を敵に
回してしまった。逸人は如何なるゲーム大会においてもプレイヤーとして参加することを禁じられ、プロゲーマーを引退する。
それから7年、逸人はプレイヤーとしてではなく、監督として、再びeスポーツ界に足を踏み入れることを決める。その足掛かりとして目を付けたのがゲーマー専門の教育機関であるゲーマーズ高等学校、その最弱のクラス、ゲーマーズ高等学校2年アイアンクラスだった。逸人は半ば無理やりアイアンクラスの担任になり、クラスを仕切るようになる。
当然、チート行為でeスポーツ界を追放された逸人を生徒たちは認めない。逸人に対して罵詈雑言をぶつけ、あらゆる手を使って追い出そうとする。しかし逸人はその高いプレイスキルと指導力で不満の声を黙らせていく。
逸人は無慈悲な采配と容赦のない教育で最弱と呼ばれていたクラスを最強のクラスへと変えていく。やがて彼は生徒たちから「魔王様」と呼ばれるようになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 17:10:00
23844文字
会話率:49%
少年ニックと祖父は十人の刺客に襲われた。くり出される剣をかいくぐった。祖父が刺客に殺された。ニックはひとりぼっちになってひたすら逃げた。刺客たちが追って来る。
森の中を逃げていると足元から声が聞こえた。二頭身のホビットが助けを求める声だ
った。ニックはホビットのねがいをかなえてやる。お礼に空を飛ぶ能力を持つ木彫りのアヒルをもらった。アヒルには猫と話せる魔法がかけられていた。
ニックはホビットの案内で安全なミルトムント島に向かう。ミルトムント島は五百年前まで魔法の聖地だった。五百年前に三大魔法つかいが残した七つの魔法陣がいまも発見されずに眠っている。七つの魔法陣をすべて解放すると究極の魔法が手に入るという。
船の中でニックは六人の仲間に出会った。
十七歳でのっぽの少年のウィンダミアはお調子者だった。ワインランド王国の王子だ。戦争をやめさせるために七つの魔法陣を求めている。
十四歳のゴスロリ少女はヒルダだ。銀髪のひねくれ娘で修道院にほうりこまれていたのをひっかきまわして追い出された。ヒルダは自分の子守をしていたユグニエルのために七つの魔法陣を見つけたかった。
十八歳で豊乳少女のアリエスはアストラル王国の王女だ。母の無実を証明するために七つの魔法陣を解放して究極の魔法を手に入れたい。
十五歳でメガネの少年オメガはルガノ王国の王子だ。ルガノ王国を守るのはぼくしかいない。ぼくが究極の魔法を手にしてルガノ王国を戦火から守る。そう決意をかためてミルトムント行きの船に乗った。
呪いの仮面がはずれない十七歳少女のケイトはローズキエ王国の王女だ。弟と剣であそんでいて弟を失明させた。弟に王位をゆずるためにあえて呪いの仮面をつけた。呪いの仮面のついた王など誰も認めないからだ。しかし呪いの仮面が取れないと恥ずかしい。ケイトがミルトムントに向かうのは呪いの仮面をはずす方法を知るためだった。
巨体の十七歳少年ブレーデンはリングラスト王国の王子だ。怪力が自慢で戦争では敵国の兵を蹴ちらした。ブレーデンは敵に内通していたセバスチャンをその怪力でなぐり殺した。運が悪いことにその場面をセバスチャンの娘セカルーに見られた。セカルーは住む村が全滅してミルトムント島に送られた。ブレーデンもミルトムント島に避難することになった。
七人それぞれの思惑で七つの魔法陣をさがす冒険がはじまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 19:56:40
116932文字
会話率:49%
【2024年7月10日 カドカワBOOKSより発売!】
「米……そうだ米だ! こんな大事なことを忘れていたなんて!!!」
――ここは、8歳になると神よりスキルを与えられる世界。
主人公・フェリクは、ガストラル王国の辺境にある農村ファルムに
暮らす、米農家の息子だった。
代々受け継がれてきた水田でなんとなく米を生産していたフェリクの家だったが。
米は時代遅れでまずい貧乏人の食料として安く買いたたかれ、生活も苦しくなるいっぽうだった。
そして8歳になった日。
フェリクが教会で神より授けられたスキルは、なんと【品種改良・米】。
外れスキルを引き当てた雑魚として、村のみんなから笑い者にされてしまったフェリクだったが。
しかしスキル付与と同時に蘇ったのは、なんと前世の記憶だった――。
あんなに米が好きだったのに。
米こそ正義だと思ってたのに。
どうして今まで忘れてたんだあああああああ!!!
米が時代遅れ? は?
そんなの絶対に認めない!!!
オレが米の良さを教えてやるよ!!!!!
こうしてフェリクは、スキルと前世の知識を駆使し、米改革をすると誓ったのだった――。
【主要キャラクター】
◆フェリク・クライス
主人公。ガストラル王国の辺境、アリスティア領にある農村ファルムに暮らす、米農家の息子。
8歳のとき、スキル獲得とともに「三度の飯より米が好き!」だった30歳の会社員(男)・米原秋人(まいばら あきと)としての記憶がよみがえる。
◆アリア・フローレス
明るく優しい性格の、フェリクの幼なじみ。
ファルム村の村長の孫娘で、フローレス商会社長の娘。
家計が苦しいフェリクの家に、たまにこっそり食料を届けてくれる。
◆エイダン・フローレス
アリアの父親で、フローレス商会の社長。
ビジネスとお金が大好きで顔が広く、アイデアを思いつくといても立ってもいられない。
が、家族思いで優しい性格でもある。
◆リアム・アリスティア
辺境伯。フェリクたちが暮らすアリスティア領を治めている領主。
無害な人間には優しく、基本的には領民思いで面倒見もいい。
だが、怒らせると怖いらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 07:00:00
190992文字
会話率:44%
バルド王国の王女、ヒルデガルド。
覇王である父を超える力を持ち、故に愛されなかった《忌み姫》。
王の死後、彼女は王位を継ぐことを拒否。
王権の象徴《王器》も継承せずに王城を占拠してしまった。
「私は王に相応しくない。しかし私より弱い
者も王とは認めない」
王無くば国は衰退していく他ない。
重臣らは『婚約者』と称した英雄を刺客に送り込むが、全て返り討ちにされた。
ある時、狼を相棒とする傭兵ガイストが城を訪れる。
ヒルデガルドは彼も『婚約者』と判断し、その力で惨殺してしまう。
しかしガイストは不死者、殺されてもすぐに蘇る。
驚く《忌み姫》。しかしガイストも、姫の強さと美しさに心奪われていた。
何度殺されても、ガイストは諦めずにヒルデガルドに挑む。
その間にも、王族の傍系や他国の宮廷魔術師などの婚約者が姫を狙う。
しかしヒルデガルドはガイストと協力しこれを撃退する。
刃を重ねていく内に、《忌み姫》はガイストに心を許すようになっていた。
彼の不死が、悪神に「死」を盗まれてしまった結果であること。
王器の力を求めるのも不死の呪いを解くことが目的だった。
ヒルデガルドは、そのためならば力を貸しても良いと考えた。
しかしガイストは、あくまで自分が姫に勝った上で認めて貰いたいと語る。
そんな二人に、突如として生ける災厄《彷徨える王》が襲いかかる。
《忌み姫》に勝る力を持つ怪物。
全てを焼き尽くす欲深き王は、姫を我が物にせんと猛り狂う。
屈しそうなヒルデガルドをガイストが支え、二人は恐るべき王に挑む。
激戦の末、《忌み姫》は《彷徨える王》を見事に討ち取る。
後日、ガイストはヒルデガルドに決闘を挑み、ついに勝利する。
ガイストを王にと望むヒルデガルドだが、ガイストは拒否。
王に相応しいのはヒルデガルドだと伝え、ついに《忌み姫》は王位を継承した。
ヒルデガルドは女王となった。同時に、自らの影をガイストの供に付ける。
不死の呪いを解くために、姫と亡霊は新たな旅へと出向いた。
※カクヨムとの重複投降です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 23:48:45
103816文字
会話率:31%
前世とそのまた前世――魔女として処刑された五〇年前と、侯爵家の女主人として生きた一五〇年前の記憶を持って生まれたエルメリア・ロッシュは、リブラント侯爵家が子息ユスツィート・ケリーとの婚約の解消を望んでいた。
前世の罪を忘れられない。前々
世の恋を忘れられない。
〝過去〟の苦い経験を引きずっている彼女にとって、彼が自分ではない誰かと恋に落ちることは決定事項だったのだ。
しかし当のユスツィートにその気がないこと――運命とも呼ぶべき出会いを果たし、恋をしたとしても、それをなかったことにするつもりでいることを彼女は知らない。
婚約を解消するための唯一絶対の条件。
それは、エルメリアが自身の幸福のために望むこと。
自責の念に囚われるあまり不幸こそを求める彼女を彼は認めない。
どうあっても幸せになりたくないというのであれば一生を掛けてでも確実に、必ず幸せにしてみせる。
婚約者として紹介されたその日。その場で。
拒絶された彼が抱く感情は愛と定義付けられながら復讐心にも近く。
ただ、エルメリアに惚れ込んでいることだけは間違いがなかった。
一五〇年前から抱き続けてきた恋心に終止符を打つと同時。
記憶を有したまま生まれ変わった原因を知り、自らもまたユスツィートを愛していることを自覚せざるを得なくなったエルメリアは契約している精霊から、そんな婚約解消の条件を聞かされ考えを改めることになる。
ユスツィートには幸せになってもらいたい。
そのために必要なこととは。
非正式だった婚約を正式なものへと変えることを受け入れた彼女は悩みながらも決意する。
もしもこの選択が過ちに変わるならその時は。
彼を傷付け、不幸に落とすことを“最後の罪”としよう。
魅了の魔法を受けてなおユスツィートの愛は揺らがない。
ならばもう求められていることを認める以外にない。
侯爵家に生まれた令嬢らしい傲慢さと素直さを亡国の教会で培った純朴さで覆い、忌むべき名を持って生まれた少女という殻の中に押し込めていた彼女は愛する者の願いを叶えるため、自らの幸福に手を伸ばす。
これはそういう話だ。
※他投稿サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 12:00:00
101368文字
会話率:31%
称徳天皇は、聖武天皇の第一皇女で、史上初の女性皇太子となった人物である。天武天皇の男子が絶えてしまった中、皇位をどう継承するかを考えに考え、道鏡への継承を考えたのであるが、天皇家の血を引かない道鏡への皇位継承を認めない、ごく常識的な勢力から
、後世悪口の限りを尽くされるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 00:05:32
240文字
会話率:0%