光る小石を拾ったら異世界へ転移しちゃいました!?
平凡な大学生の俺、間宮 零人は帰宅中に光を放つ不思議な蒼い石を見つける
「なんだろう、コレ」
不用意に触ってしまったのが運の尽き!
石は強く輝き出し、しかも身体の自由がきかない!?
ああ、こ
のまま死んでしまうんだ
そのまま眠りについたのも束の間、目覚めると目の前には緑の大草原が広がっていた!
どこだよここ…悩んでいるといきなり声が掛けられた
「少年、困っているのか?」
あの時の蒼い石!?
しかも喋っているうえにフワフワ浮いている…
話を聞くとこの蒼い石はどうやらここに来るまでの記憶を失っているらしい
え、それじゃあ俺帰れなくね?
元の世界へ帰還するには彼女の記憶を取り戻す必要があるようだ
それなら手伝うしかねぇ!
喋る石と行く記憶探しの旅、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 23:28:39
1660471文字
会話率:35%
シルバーフェニックス族は美しい銀髪とグリーンの瞳を持ち、緑溢れる大地と豊かな実りを人間に提供していた。彼らのことは、物語に出てくる架空の種族として人間の間で語り継がれるに過ぎなかった。ある事件が起こるまでは……。事の発端は、とある山奥で見付
かった大量の鏡。その鏡は、人間に姿を変えて生活していた彼らの正体を暴くことができるものだった。彼らの本来の姿を見た人間は美しい容姿をコレクションし始めるが、幽閉された彼らが餓死し始め、そして、彼らがいなくなった土地が砂漠化していく。非人道的な行いと環境の変化を止めるため、彼らの保護団体PFSが発足された。ある日、救出メンバーのキラがとある幽閉先に潜り込むと、シルバーフェニックスの女の子の隣に正体不明の男が閉じ込められていて「お前、何者だ?」と聞いて聞くる。「あんたこそ何者よ」そのあと同じ状況で再び対面する二人。男の正体は。二人の関係はこれからどうなるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 23:26:20
704525文字
会話率:76%
ある日、俺(20代後半男性)のスマホに見慣れない「中学同窓会」LINEグループが作成された。だが、数分後、10年前にいじめを苦に亡くなったはずのクラスメイト「健太」から、スマホに不気味な通知が届く。心臓が跳ね上がる中、グループ内では文字化け
やアイコンの変貌、奇妙なスタンプが飛び交い、デジタル空間の侵食が始まった。スマホの通知は勝手に変更され、マナーモードでも木魚の音と不気味なお経ラップのボカロ曲が鳴り響く。グループの削除や退会も一切できない。
最初に標的となったのは、健太を体育倉庫に閉じ込めた高橋。彼のスマホから鳴り響く音と振動は止まらず、当時の健太の苦しみを追体験させられる。自らの罪の重さを自覚した高橋のアイコンには、血で滲んだような**「汚れた十字」が打たれた。次に、健太の私物を弄んだ小林が、そして健太のボカロ曲を嘲笑した佐藤美香が次々と同様の報復を受け、彼らのアイコンにも同じく「汚れた十字」**が刻まれる。
さらに、いじめを見て見ぬふりをした担任の野村先生にも呪いは及ぶ。先生は過去の過ちを強制的にフラッシュバックさせられ、そのアイコンにも**「汚れた十字」**が打たれる。
一方、いじめに直接関与せず、傍観者だった俺を含む一部のメンバーには軽微な現象が起こる。しかし、心からの贖罪のために健太の墓参りに行った者だけは、異常現象がピタリと止まる。打算的な気持ちで墓参りに行った者は報復を受け、精神的な破滅を迎えた。
そして、最も過酷ないじめの主犯である田中の番が来た。これまでの全ての呪いが複合的に彼を襲い、彼は最後まで自らの罪を認めないまま精神的な破滅へと向かう。田中のアイコンに不気味な赤と黒の**「済」マーク**がついた瞬間、LINEの全ての異常現象が停止し、同窓会グループは跡形もなく消え去った。
俺たちは健太の怨念が安息を得たことを悟り、彼の悲劇を忘れることなく、いじめの「証人」として生きていくことを誓う。LINEの通知音やボカロ曲を聞くたびに、恐怖と教訓を胸に刻むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 23:16:20
6194文字
会話率:8%
ごく普通の女子大生ハルナは、親友ミナミと同じく超人気アイドル「輝」に夢中だ。長年の習慣で親友のアドレスを直打ちしていたハルナは、ある夜、友人たちの「黒歴史」と輝の「恋の噂」(誤報)満載のメールを、たった一文字のアドレス入力ミスで輝の個人携帯
に誤送信してしまう。輝のアドレスは偶然にもハルナの親友のアドレス配列と酷似しており、マネージャーのチェックをすり抜けて輝本人に届いてしまったのだ。
「清純派アイドル」として事務所に縛られ、鬱屈した反発心を抱えていた輝は、自身に向けられた誤った「恋の噂」に激しく苛立ち、普段は絶対にしない個人携帯からの感情的な返信をしてしまう。それは、輝が過去にトラブルを抱えた相手との噂をどうしても否定したい一心からだった。予期せぬ本人からの返信に絶叫するハルナとミナミ。ミナミは「本人か確かめたい」と、輝の行きつけのカフェでの「偶然の遭遇」を提案する。
ファンへの誤解を恐れる輝からの「誤解を解くため」という連絡をきっかけに、変装した輝とハルナ、ミナミの密会が始まる。この出会いを機に、輝はハルナとミナミそれぞれに秘密の連絡を取り始める。事務所の監視の目をくぐり抜け、輝の個人携帯を通じて深まる危険な関係。輝から「事務所は何も分かってない」「もっと自由にやりたかった」といった本音を聞くうちに、ハルナは輝が「手当たり次第に女性に声をかけるプレイボーイであり、親友のミナミとも関係を持っている」という疑惑を確信に変えていく。利用されていると知りながらも、ハルナは輝の危険な魅力から逃れられない。ミナミもまた、輝との秘密に罪悪感を抱え、ハルナに打ち明けられずにいた。
二人の友情に小さな違和感が積み重なっていく中、決定的な出来事が訪れる。ある日、偶然お揃いのブランドの服やカバン、アクセサリーを身につけてカフェで再会したハルナとミナミ。輝がそれぞれに「君に似合う」「君だけだよ」と囁いた言葉が偽りだったことを知った二人は、絶望と怒り、そしてあまりの馬鹿馬鹿しさに自嘲めいた笑いを漏らす。それは、冷徹な復讐への決意の表れだった。
数日後、「人気アイドル輝、驚愕の多重交際発覚!」「清純派イメージ崩壊!」といった見出しがメディアを賑わせる。ハルナとミナミによる無言の復讐が、輝の隠された闇を白日の下に晒したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:56:16
3663文字
会話率:0%
自信がなく、オフィスで目立たない存在のミオ。唯一の楽しみは、憧れの先輩ケントを見かけることだった。ある日、華やかな同僚サキの耳元で輝く「白い花のイヤーカフ」が、彼女の魅力を引き立てる魔法のように見えた。サキが「怪しげな通販サイトで見つけた」
と話しているのを聞き、ミオは藁にもすがる思いで同じイヤーカフを注文する。
イヤーカフをつけ始めてから、ミオには良いことばかり起こるようになった。表情は明るくなり、仕事にも積極的になり、憧れのケントからも話しかけられる機会が増えた。ミオはイヤーカフの「魔力」を確信し、その力にすっかり依存していく。しかし、イヤーカフがまるで皮膚に吸い付いたかのように外れないことに気づき、焦りを感じながらも、イヤーカフがない自分への恐怖から依存を深めていく。
そんな中、ミオはサキが物憂げにイヤーカフを触っている姿を目撃する。後日、サキがケントに、イヤーカフが外れなかったこと、そして今はその力なしでも自信を持って仕事に取り組めるようになったと話すのを聞く。その瞬間、サキの耳からイヤーカフが自然に外れるのを目にする。その姿は、イヤーカフをつけていた時とは違う、本物の輝きを放っていた。
サキの言葉と行動に衝撃を受けたミオは、自分がイヤーカフに依存していたことに気づかされる。イヤーカフが自分を輝かせたのではなく、そこから得られた根拠のない自信が、自分を前向きにさせ、周囲の反応を変えていたのだ。その気づきとともに、ミオの耳に吸い付いていたイヤーカフが音を立てて外れる。イヤーカフを外したミオは、以前よりも強く、本当の意味で輝き始めた。
物語の終わりに、ミオのように輝きたいと願う後輩のユイが、ミオと同じ白い花のイヤーカフを身につけている姿が描かれる。ユイもまた、イヤーカフの「魔力」に依存していく未来が示唆される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:35:40
2446文字
会話率:7%
勇者アベルは自領にある森の中で秘術にいそしんでいた。転生の秘術である魔王を討ち人の世に平和をもたらした人類初の大英雄、この者は『はじまりの勇者』の号で呼ばれていた。
魔王討伐後ロイヤル・エワード王国の姫を妻に娶り王の命令とはいえ、自身の流
派を広く王国の民たちへと伝授したそれからも何十年という月日を幸せの中で生きてきた栄華の時代、人間(ヒト)種の生の中で確かにそう呼べる時間が自分にはあったのだ。
だが老いたアベルは常にこう思っていた闘いたい冒険がしたいと、凡百のものにとっては幸せをつかんでしまえばそこで終わりであっただろう。だが勇者はどこまでも『冒険に心をはずませる者』であったのだ。老いた今になっておもう自分の力を必要とするものがいるのではないかと
そんな日々の中で天啓を耳にする「アベル大きな戦に備えよ」ときたる大きな戦をを戦い抜くのに老いた身ではできぬ神はそのための策「転生の秘術」をアベルに授け曰く「その姿、技術、知識をそのまま次の生に受け継ぐがよい、転生後お前のもとに使いを出す詳しい話はその者に聞くがいい」
そうしてアベルは死後転生を遂げるために魔法陣の中へ入った。
これは魔物に転生した勇者が再び仲間たちとともに世界を救う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 23:10:00
691425文字
会話率:25%
歴史の闇に光を当てる、前代未聞の時空超越対談!
時は現代、場所は謎めいたスタジオ。物語の声を聞く案内人・あすかが、不思議なタブレット「クロノス」を使って時空を超えた4人の偉人を召喚する。
集められたのは、歴史上最も謎に包まれた4人:
万
能の天才にして秘密主義者、レオナルド・ダ・ヴィンチ
農民から天下人へ上り詰めた、豊臣秀吉
フランス革命に散った悲劇の王妃、マリー・アントワネット
消された天才発明家、ニコラ・テスラ
スターゲートから次々と現れる偉人たち。最初は戸惑いながらも、「陰謀論」というテーマで白熱した議論が展開される。
それぞれが体験した陰謀が明かされる。秀吉は本能寺の変への疑惑を語り、マリー・アントワネットは首飾り事件の真相を涙ながらに告白。その中で、フランス王ルイ16世がフリーメイソンのメンバーだったという爆弾発言も飛び出す。
議論は権力と陰謀の関係、科学・芸術に隠されたメッセージへと深まっていく。ダ・ヴィンチは作品に込められた暗号について語り、テスラは封印された発明の存在を示唆。秀吉は自身の出自の秘密をほのめかしながらも、「墓まで持っていく」と口を閉ざす。
「パンがなければケーキを食べればいい」という言葉を一度も言っていないと訴えるマリー・アントワネット。FBIに押収された研究資料に地震兵器の設計図があったと明かすテスラ。4人の証言から、歴史がいかに歪められ、真実が隠されてきたかが浮き彫りになる。
さらに現代への警告として、テスラは5Gによる大衆コントロールを、ダ・ヴィンチはAIが新たな神になる危険性を指摘。一方で秀吉は「技術が進歩しても人の業は変わらない」と喝破し、マリー・アントワネットはSNS時代の恐ろしさを天然ボケ混じりに語る。
陰謀論の本質とは何か。最終ラウンドで4人が導き出した結論は…
対談を終え、4人はそれぞれの感想を述べる。意外にも秀吉とマリー・アントワネットが意気投合し、ダ・ヴィンチとテスラは天才同士のシンパシーを感じ合う。
最後は一人ずつスターゲートから自分の時代へと帰っていく。それぞれが残した言葉は、現代を生きる私たちへの問いかけでもあった。
陰謀論は単なる妄想なのか、それとも隠された真実なのか。その答えは、視聴者一人一人の心の中にある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:52:38
4411文字
会話率:78%
西部劇の神話と現実が激突する、時空を超えた対談バトル!
物語の声を聞く案内人・あすかが司会を務める伝説の対談番組「歴史バトルロワイヤル」。今回のテーマは「西部劇」。スターゲートから現れたのは、まさに西部劇の生き証人たち――
実在のガンマ
ン:ワイアット・アープと女性ガンファイター:カラミティ・ジェーン。そして西部劇の永遠のヒーロー:ジョン・ウェインと、マカロニ・ウェスタンの巨匠:セルジオ・レオーネ。
「西部劇はアメリカの魂だ」と主張するウェインに、「現実はもっと汚かった」と切り返すアープ。「30秒で終わったOK牧場の決闘を、なぜ映画は美化するのか?」という問いかけから、激論の火蓋が切られる。
「暴力こそが西部の言語」と芸術論を展開するレオーネ。「女は飾り物じゃない、私は自分の腕で生きた」と男性中心の西部劇観に噛みつくジェーン。さらにアープが告白する復讐の真実、先住民への侵略という避けられない罪――
理想と現実、神話と真実、男と女、アメリカとヨーロッパ。異なる視点がぶつかり合う中で、次第に見えてくる西部劇の本質とは?
「英雄なんていなかった」「でも、夢に救われた人間もいる」
2時間にわたる白熱の議論の末、4人の伝説たちがたどり着いた結論とは。最後にジェーンがウェインに囁いた意外な一言が、新たな西部劇の可能性を示唆する――
西部劇は終わらない。それは永遠に語り直される、人間の物語なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:08:43
59989文字
会話率:95%
刻の狭間に存在する、伝説の対談スタジオ『歴史バトルロワイヤル』。
「物語の声を聞く案内人」を名乗る司会者・あすかの手によって、今宵もまた、歴史に名を刻む魂が現代に召喚される。
今回のテーマは、「動物との共生」。
スターゲートから現れたの
は、およそ相容れるはずのない4人の偉人たち。
「生類憐みの令」を発布し、究極の動物愛護を命じた〝犬公方〟徳川綱吉。
馬を駆り、ユーラシア大陸を支配した、冷徹なリアリストにして〝草原の覇王〟チンギス・カン。
全ての生物の起源を解き明かし、人間も動物の一種だと喝破した〝進化論の探求者〟チャールズ・ダーウィン。
小鳥に説教し、狼さえも諭したという、博愛の精神を持つ〝聖なる説教師〟アッシジのフランチェスコ。
「動物とは慈しむもの」と断言する綱吉に、「甘いな、使うものだ」と一笑に付すチンギス・カン。冷静に「両者は生存戦略が違うだけ」と分析するダーウィンと、「皆、神に創られし兄弟です」と祈るフランチェスコ。
対談は、身近な「ペット」や「家畜」を巡る議論でたちまち白熱。愛玩と食用の境界線を巡り、それぞれの正義が火花を散らす。さらに、「人の生活を脅かす害獣をどうすべきか?」という問いに、議論は最高潮へ!
「殺すなど言語道断!」
「狩るのが当然だ!」
「そもそも害獣とは人間が決めた定義だ」
「対話で解決できるはずです」
交錯する思想、ぶつかり合う信念。果たして、人類は動物たちと真に「共生」できるのか? 激しい論戦の果てに、彼らが未来の人類へ向けて紡ぎ出す「新たな契約」とは?
これは単なる空想対談ではない。現代に生きる我々一人ひとりに、生命との向き合い方を鋭く問いかける、知的エンターテイメント・バトルである。
この歴史的議事録の、最後の1ページを記すのは、あなたかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 06:26:15
30728文字
会話率:57%
バスケをプレイする理由を忘れた少年『五十嵐 巧(イガラシ タクミ)』。
当時のコーチに言われた言葉、“その言葉”により続ける理由もないタクミはそのまま引退した。
それから時な流れ【騎達士(きたちし)高校】に入学したタクミは部活動を決め
られてないところを幼馴染の『清水 瑠奈(シミズ ルナ)』に見つかりもう一度バスケをやるように促されるが、バスケの対する熱が冷めきっていたタクミにあっさり断らる。ルナはそのとき寂しさを覚えた。なぜならタクミが“忘れていること”をルナはいまだに覚えていたからだ。
それから数日たちルナはタクミをプロの試合を見に行こうと誘い、予定が空いていたこともあり一緒に観にいくことにした。
白熱した試合後にもう一度“バスケやらない?”と聞くが、即断られた。
ルナはそのとき諦めて二人別々で帰路についた。
けれどタクミはそのまま帰路に着くのではなく寄り道で当時幼馴染の三人でよく遊んだ河川敷に理由もなく向かった。
そこでもう一人の幼馴染の『江月 未来(エヅキ ミライ)』に数年ぶりに再会する。積もる話をしミライは引っ越した先でもバスケを続けていることを知る。話の流れ的にタクミもバスケを引退していると話した。
それを聞いたミライは態度が急変、巧みに対して怒りだした。ミライは三人で約束した“夢”のことを聞くがタクミは一切思い出せない。それに呆れ怒りを抱いたままミライは帰っていった。
タクミはミライの言っていた夢のことがずっと思い出せず家に着いた。
リビングで父親がテレビで2031 FIBAワールドカップを見ていた。それを一緒に見ていてタクミがバスケを始めたそのルーツの全てを思い出した。
“三人で日本代表になる”という夢を。
そのときタクミはもう一度、夢に向かって突っ走るとを決意した。
低身長鬼才バスケプレイヤーによる“不可能”と言わせない王道バスケ譚その始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:41:18
9003文字
会話率:35%
帝都の片隅、錆びた工房でひっそりとからくりを修理する青年、絡繰 螺子(からくり らし)は、人には聞こえないからくりの「声」を聞く特殊な能力を持っていた。
長年人々に寄り添い使われたからくりに宿る「意思」を聞き取り、彼は修理を施す。
しかし
、彼の心には深い傷があった。
幼い頃、家族が「漆黒のネジ」が組み込まれたからくりによって命を奪われたのだ。そのネジからは、螺子には「真っ黒な意思」しか伝わらず、彼はその正体と、家族の死の真相を追い求めていた。
そんなある日、螺子のもとに、一代で巨万の富を築いた英国と日本のハーフである美貌の実業家、ルシアン・ヴァンスが、彼の冷徹な秘書クレアと共に現れる。ルシアンは、最近手に入れた旧貴族の広大な屋敷の修繕を依頼する。その屋敷は、ただの建物ではなく、屋敷全体が巨大なからくり仕掛けになった「絡繰屋敷」だった。
屋敷に足を踏み入れた螺子は、無数のからくりの悲鳴にも似た「声」を聞き取る。そして、その中に、家族を殺した「漆黒のネジ」が発するおぞましい「真っ黒な意思」が潜んでいることを確信する。
一方、ルシアンは螺子の特殊能力に強い関心を示し、彼の行動を監視しながら、自身も触れた人の記憶を読み取る能力で屋敷の秘密に迫ろうとする。
家族の死の真相、絡繰屋敷に眠る秘密、そして漆黒のネジの持つ恐るべき力――螺子は、これらの謎を解き明かし、絡繰りの「意思」を守るため、そして自らの過去の呪縛を断ち切るために、美しき蒐集家の誘惑と、禍々しい機械の呪いへと立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:40:00
5118文字
会話率:15%
会社員の宇喜田総司(うきた・そうじ)と水無瀬拓(みなせ・たく)は、幼馴染だ。
ある日居酒屋で出会った、拓の会社の元先輩社員、鹿島智紀(かしま・ともき)から、3人の郷里を流れる川に纏わる話を聞く。
総司と拓は、荒唐無稽な話と切って捨てるが、翌
日、鹿島の不可解な死を知る。
これは、単なる事故かそれとも何らかの理由があって行われた殺人なのか?
見え隠れする、異形の影。
総司と拓の、初恋の少女〝ミズキ〟の面影を追う2人。
果たして…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:23:42
6229文字
会話率:11%
【ヒト×ケモの重た~いダークNLファンタジー、いかがですか?】
雪の戦地、トルタンダ。
『一人残らず殺せ』
命じられたその「仕事」に耐えきれず心を壊し、子供のように無垢な狂人となり果ててしまったケモ娘のフィー。
むかし受けた恩のために彼女を
見捨てられない青年イチヘイは、無邪気でどこか様子がおかしいこの幼なじみの相棒と共に、二人が育ったお師匠さまの家へ帰ってくる。
イチヘイは彼女をこんなふうに壊した自身の人間性の欠落に悩みながらも、「残りの人生はフィーの心を見守りながら平穏に暮らしたい」と願う。
なのに彼女を診てもらおうと訪れたこの家にお師匠さまの姿はなく、更にちょっと目を離した隙に、フィーは小さな〈マレビト〉をーーイチヘイの故郷と"同じ世界"から転移してきた花登という幼女をーー拾って来てしまう。
どういう経緯か胸に奴隷の焼き印を入れられている花登。
一方、この子をうちの子にする、といって聞かない気狂いのフィーは、反対するイチヘイに向かって『協力してくれるならあとは、イチヘイに殺されてもいいよ。ボク、イチヘイの言うこと、なんでも聞くから……』と、破れない魔法の誓を結んでしまう。…………それがすべての、始まりとなる。
ひとつ、ふたつと課された禁忌を犯し、幼い頃からそれぞれが『望み』『望まなかった』はずの結末へと流される彼ら。
やがて明かされるフィーの秘密、イチヘイの正体、花登の真実、トルタンダの顛末と、その絶望。
――――果たしてそこに、救いはあるのか。
破滅の中に希望をうたうヒトケモラブファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:16:34
62147文字
会話率:23%
最近、原作のあるドラマのシナリオについて、改変とは、について独り言である。
原作者の意向…原作通りに作る。みんながそういうし、それが良いと思っていたけれど、『ブラックジャック』がドラマ化するそうで、そのニュースを聞くと複雑な気持ちになる。
『ブラックジャック』実写化でいい評判はネットにあまりない。それはそうだ、昭和のデフォルメされた漫画を現実世界にそのまま登場させたら、なんか違和感はあるはずだもの。
と、いったふうなことをたまにぼやき、pvに、世の中の人の気持ちを探ろうと思うそんなエッセイ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:00:55
193912文字
会話率:2%
――植物の「声」を聞く青年は、ある春、ひとつの桜と恋に落ちた。
大学で植物生態を学ぶ青年・集音路 渉は、国の天然記念物に指定された老木「千年桜」の調査を依頼され、京都北方の小さな町・桜野町を訪れる。
咲く気配を見せない桜を前に、渉はただの
植物として割り切れない“想い”のようなものを感じ始める。
夢に現れる不思議な女性。有名な桜をひと目見ようとする観光客。古文書に記された伝承――。
やがて渉は、植物の「声」を聞くという、自らに芽生えた特異な能力に気づく。
それは、科学では割り切れない“何か”への扉だった。
千年を越えて咲き続けた枝垂桜の記憶と想い。
人と植物の境を越えた出会いと別れの中で、渉はやがて、自らの進むべき道を見出していく。
儚くも力強い、花と心をめぐる幻想植物譚。
今、ひとりの“花守り”の旅が始まる。
<登場人物>
■ 集音路 渉(しゅうおんじ・わたる)
25歳。大学院で植物生態学を学ぶ青年。柳教授の研究室で助手を務めている。
幼いころから植物の“訴え”のような気配を感じ取ってきたが、桜野町での調査を通じて、植物の「声」を“言葉”として聞く能力に目覚める。誠実でやさしく、繊細な感性の奥に芯の強さを持つ。
■ 柳教授
60代。渉の指導教官。冷静で現実的な思考の持ち主だが、渉の特異な感受性を否定せず、穏やかに見守っている。植物庁と大学との橋渡し役も担い、調査全体を後方から支える存在。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:00:00
43458文字
会話率:23%
まえがき:
男の口の機能は元来食べるだけだが、女の口は食べるのとしゃべるのと両方いける。女は生き方上手で、耳から蒸気を出すなんて朝飯前だが、男は寡黙で助兵衛で生き方下手だから、鶏(にわとり)になる。
近年結婚しても三組に一組は離婚する
と聞くから、嘆かわしい。アーンと口を開けたら、皮をむいた蜜柑を入れて貰える位に女に愛されるには、男はどうしたらよいか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:35:21
1221762文字
会話率:12%
世界は闇の帝王の手に落ちかかっている。
主人公のユーリは、都の魔法学校を卒業して
魔法道具店に就職していた。
しかし、そこから数年して親戚のお婆さんが経営していた冴えない宿の近辺に
闇の帝王の手下が根城を置く様になってしまったとの話を聞
く。
大騒ぎと思いきや、その手下を倒すべく冒険者たちが殺到し
なんと一時的な特需に沸き
宿は突然の連日満室温冷と言う快挙を成し遂げる。
忙しすぎて手に負えなく、主人のお婆さんも腰を悪くしてしまった。
との連絡を受け、そう言うことならと
魔法道具店を退職、お婆さんの宿屋を手伝いに帰省したのだが
帰省した矢先に、とある冒険者によって近くに根城を置いていた闇の軍勢が討伐されてしまう。
それからはあれよ、あれよと言う間に冒険者がそこへ立ち寄ることがなくなり
一気に経営が傾いてしまう。
立地的にも態々冒険者が立ち寄る様なところではなく
せっかくの就職先の魔法展も退職してしまったユーリは潔く諦めようとしていたところ
先の闇の帝王の手下を討伐した冒険者ルートベルが再び宿に現れる。
ユーリと、主人のお婆さんのやりとりを聞いて若干の罪悪感を抱くことになり
宿の存続のために力を貸すことになったのであった。
こうして、RPG中ボス攻略後は絶対に寄らなくなくなるであろう宿屋の
後日復興譚は始まるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:00:00
359770文字
会話率:17%
「ここじゃないどこかに、行きたいと思ったことはありますか?」
居場所のない少年・蒼波(そうは)は、
現実のすき間に“海の音”を聞くようになる。
やがて現れた謎の少女・奏(かなで)とともに、
彼は“あっち”と“こっち”の間にある異界の扉を開く
──
これは、居場所を探すふたりのささやかで、
静かに揺れる旅の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:34:24
3076文字
会話率:18%
ネトコン13応募作品です。
フローレン王国の宰相の娘アーダリは、誰しもが知る筋金入りの女性好き。
そんな彼女は、仕えている第1王女であるアントニーとベッドを共にすると――
なんと国王陛下にバレてしまう!
しかも、お互い裸で!
王女に手を
出したからには、当然処分は不可避。
しかし、同性愛は法律で禁止されておらず、2人の関係を公表するわけにもいかず、国王は頭を抱える。
そこで、アーダリが「国王の侍女に手を出した」ことにして
宰相家であるポメラリア家を出て平民になる事で手を打つ。
こうして、アーダリは平民になり家を追い出されることに。
――が、なぜか父から『大金』と『常勝株』を受け取り、
さらに父が用意した『高級ホテル』で、悠々と追放生活を送っている。
しかし、アーダリの専属メイドのアメリーに
「家と仕事を探してください!」
とうるさく言われる。
ならばとアーダリは、居場所がない同性が好きな女性たちの
悩みを聞くサロンを開くことに。
ついでに『夜の相談』も受け、趣味と実益を兼ねることにして
早速、街に出るのでした。
こうして始まる――
追放された公爵令嬢による「女性のためのサロン作り(と夜の相談)」のコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:12:32
37422文字
会話率:45%
学校の近所に、化け物が出ると噂の駄菓子屋がある。学校の新聞部の武彦と啓太は、民話を取材するために、その駄菓子屋を訪れ、鬼婆といわれている店番の婆さまから、古い言い伝えを聞く。
最終更新:2025-07-22 19:10:00
2875文字
会話率:32%
「私」は妻と高校生の娘と三人暮らし。
商事会社に勤めるサラリーマンである私は、専業主婦の仕事を軽んじている昭和脳の持ち主。ところが妻が高熱を出し寝込んでしまい、私は慣れない家事にてんてこ舞いとなる。
私は会社の部下が取引先の部長とともに
神社の階段から転落した事故を聞く。その事故をきっかけに、高級磁器にかかわる不正の疑惑が浮上し、それに社内の人間が関与しているのではと私は疑いを持つ。
そんな私の前に、寝込んでいるはずの妻が現れる。よくよく見れば足がない。
漂う妻に翻弄されながらもいざなわれ、私は事件の解明に奔走する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 10:05:01
87163文字
会話率:42%
様々な種族が共存する世界。しかし、魔族だけは別だった。
数十年に一度、魔族の中から魔王と呼ばれる存在が誕生し、他種族に攻撃を仕掛け、世界に害を与えてきた。
魔王の心臓は特別で、この世界の者が破壊しても再生してしまう。その心臓は異世界の者でな
ければ完全に破壊することができない。
よって、異世界から『勇者』と呼ばれる者を召喚し、魔王に対抗してきた。
この戦いは魔王が誕生する数十年おきに繰り返されている。
ある日、ミライは家を出ようとすると謎の光に包まれる。気が付くとそこは全く見覚えのない場所。
何が起こったのかわからないまま、言われるままに近くの村に行き、話を聞くことに。
この世界の話。魔王と勇者。
ミライが召喚された理由は、先の勇者が魔王に敗北したからだという。
先の勇者の名はカザマ。1年ほど前に行方不明になった兄・カザマだった。
カザマがこの世界に召喚されていたことに驚き、すでに死亡していたことを知り、怒りをあらわにするミライ。
魔王との戦いを拒否して帰還を望むが、元の世界に帰るには魔王を斃すしか手段がないと告げられる。
この世界の為ではなく、兄の仇討ちと自分の世界へ帰還するという目的の為、ミライは魔王討伐の旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:00:00
377035文字
会話率:35%
第三帝国所属の第七艦隊は東京を目指し出航、しかし出航から1時間も経たず正体不明の艦隊から海域から出て行けと警告を受た、第七艦隊は武装の発射準備を行いながら相手に所属を聞くと、返答にグレートブリテン、及び北アイルランド連合王国海軍所属と、この
世に存在しない国家、ましては艦隊からの警告を受けたのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:02:59
12565文字
会話率:12%
OLの瑞希は仕事帰りに「水」しか提供しないBARに立ち寄る。
「いらっしゃいませ───」と、渋く低い声が身体に染み渡る。このBARは水しかない。その代わりに"1人の少女の物語"を聞くと、ジュースやカクテルが呑めると聞いた
瑞希は、マスターの話に耳を傾ける…。
然し、物語が進むにつれ…瑞希の様子に異変が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 08:41:05
5578文字
会話率:37%
心の声を聞く力を持つ少年ウサマは、姿を消した両親を追って聖地を旅立つ。
彼を待っていたのは、禁じられた思想と、王家の血に絡まる秘密だった。
一方、王子でありながら「王になりたくない」と願う青年、
自分の出生の意味を知らずに魔女に育てられた
少女――
赤と白、炎と氷、ふたつに分かれた国で、
運命の火種が、静かに灯されていく。
継がれるのは、王の血か、それとも意志か。
これは、焔を継ぐ者たちの物語。
選ばれるのではなく、選びとるために旅立つ、若き者たちの叙事詩。
※『天国の扉』の子ども世代の物語です。こちらからでも読めるよう配慮しておりますが、前作をお読みいただいた方が答え合わせを楽しんでいただけると思います。
※本作には、架空の世界観に基づく人種・出自・信仰・性別・階級等に関する差別・偏見・抑圧の描写が含まれます。
これらの表現は、物語上の背景や登場人物の信念を描くためのものであり、現実世界における差別や不当な扱いを肯定・容認・推奨する意図は一切ありません。
ご理解いただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 06:30:00
143173文字
会話率:29%