彼と付き合いはじめて早五年。そろそろ結婚を考えていたある女性は思い切って自分から結婚を切り出すと、アッサリと彼に断られてしまう。
女性は絶望し、一度一人になるため外へ出かけると、不運にも事故に遭い――次に目を覚ましたとき、女性の目の前には見
知らぬ魔獣の女の子がいた。
魔獣の女の子の名前はムイ。ムイに『母』と呼ばれ、懐かれた女性は、本当のムイの母を探しに出かけるが、その最中で女性は自身がこの世界の魔王、リザ・ダナンに転生したことに気づき、魔王としての力と記憶を取り戻す。
そこへ勇者アロンが現れ、魔王リザはムイのため倒されまいと戦うが、アロンは魔王から「黒いものを一切感じない」という理由で手を引いてもらうことに。
しかしアロンは、魔王を野放しにしてはおけないとある提案を切り出す――それは、勇者の監視元に置くために『いっしょに暮らすこと』だった。
行き場のないリザとムイはアロンの提案を受け入れ、こうして三人での生活を始めることに。
――これは、魔王と勇者と魔獣の子供という、不思議で不可解な三人が、少しずつ家族になっていく物語。
※この作品は『ノベルアッププラス』・『カクヨム』にも掲載しています。
※完結まで執筆済み。随時更新していく予定です。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
◇
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 22:00:00
29403文字
会話率:41%
巽谷千里は私立猫狐学園高等部の三年生。
千里は神獣族より能力が劣るヒトでありながら文武両道の特待生であり、権力や地位、財産などに強く執着していた。
大学進学を希望しているが、孤児であり貧しいため、半ば断念していたところ、手を差し伸べる者がい
た。
華狐光姫。通称、狐姫様。
学園の生徒会長にして華狐家の当主の少女だった。
彼女は千里と自分との結婚を条件に、大学進学に掛かる費用を全額援助すると言った。
一度は断ったものの、千里は条件付きの結婚を承諾する。
光姫を警戒する千里だったが、婚約の挨拶回りや華狐家当主の仕事である公安の最高責任者としての姿などを見るうちに次第にそれも薄れていく。
国のトップに立つことを目指す千里。
公安として国を守り疑う光姫。
共に過ごすうちにいつしか二人は大きな事件へと巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:44:05
32589文字
会話率:43%
異世界に転生した俺は魔法の使えない欠陥付きの底辺冒険者・シュート。“無能”の烙印を押され蔑まれる事もあったけど、別に気にしない。俺には目的があって、それ以外は割とどうでもいいからだ。
俺の目的、それは……“運命の人”と出会い、“真実の
愛”を見つける事!
それを思えば魔法が使えないなんて些事だ。運命の人は、きっとありのままの俺を受け入れて愛してくれるはずだから!
そんな俺の前に、突如超絶美麗エルフが現れた! 絶世の美女、しかも少数種族のエルフだと……?
これは……遂に見つけてしまったか……?
そうして俺は結婚を申し込む。そして迎えた初夜───俺は衝撃の事実を知り、狂気の物語が幕を開ける!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:40:00
350735文字
会話率:45%
「君は……その、地味で、社交界では見劣りする……僕には、もっとふさわしい相手がいると思うんだ」
そう言われ、リディアは婚約者に浮気された挙げ句、婚約破棄された。
いや、そもそもこの姿を指定したのは、あなたなのだがと思いながら、なんだか納得が
いかずも、どうでもよくなったリディアは婚約破棄を受け入れる。
それから、リディアは家の事を考えつつ、どのように相手を見つけるか考え、思いついたのは一枚のプレートを手に街角に立ち。
《結婚相手、真剣に募集中》
と言うモノを掲げ、相手を探す事だったのである。
そして、そこに現れたのは、『氷の侯爵』と呼ばれる冷徹無比な貴族、セレノ・ヴィスケ侯爵。
彼は人前で笑わず、他人に興味を持たないことで知られていたはずなのに、なぜか彼は言った。
「どうか、私と結婚してくれないだろうか?」
彼が提案してきたのは、契約結婚だった。
もちろん、リディアはそれを承諾。「絶対に浮気をしないでほしい」と言う事を踏まえて。
こうして始まった契約結婚。けれどリディアは知らなかった。
彼が、誰よりも昔から自分を見ていたこと。
そして、ただの契約のはずが──いつの間にか、心まで絡め取られていくことに。
冷徹と噂された侯爵様は、誰よりも甘く、誰よりも独占欲が強くて――?
「私の妻を、誰にも見せたくない」
これは、そんな彼女の逆転物語――いや、侯爵様、独占力強すぎません!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:00:00
11805文字
会話率:37%
転生なんて、いらない。
日本でも有数の財閥一家に生まれ、金も地位も名誉も持て余す令嬢⸺真行寺李瑠(しんぎょうじ りる)。
恵まれた環境や容姿から、人生なんてヌルゲーと思っていた彼女だが、唯一手に入らないメイド⸺神作使(かみさく つかい)に心
を寄せている。
翌日に婚約者との会合を控え、「行きたくない、神作以外と結婚するなら死んで転生したい」と願った彼女が翌朝、目覚めると⸺?
立場の違いに引き裂かれる禁断の恋は、はたして叶うのか…?
気高いポンコツお嬢様✕有能女メイド百合!
※この物語はフィクションです※
※実在する人物、名称とは関係ありません※
※また、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:52:02
139172文字
会話率:53%
前世聖女だった記憶があるシャルロット。
前世では共に魔王を倒した勇者と結婚したものの、勇者をめぐる痴情のもつれに巻き込まれ若くして死んでしまった。
今世こそは『幸せな結婚生活』を目指すものの、尽くしてきた婚約者からは他の女性と子供ができたと
言って婚約解消されてしまう。
絶望していたシャルロットのもとに、なぜか今まで独身を貫いていた辺境伯からの縁談が申し込まれる。
今度こそ理想の幸せな夫婦となるため、全力で前世の力を使い辺境伯に気に入られようと頑張るシャルロットだったが、辺境伯の方にも何やら事情があるようで……?
少しズレた方向で一生懸命なヒロインと、愛が重い前世魔王ヒーローのお話です。
◆◆氷雨そら先生ご企画「#愛が重いヒーロー企画」に参加しております!◆◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:34:06
100190文字
会話率:47%
結婚を誓った恋人と別れ、亡き妻を愛し続ける国王の下に嫁ぐこととなった宰相家の末娘ティア。
貴族の娘に産まれたからにはと責務を果たすつもりだったのに、国王から投げかけられたのは「白い結婚」を求める言葉だった。
愛のない義務ばかりの結婚で、やつ
れていく一方のティアの元に、ある日、元恋人からの贈り物が届くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 15:15:41
8784文字
会話率:45%
極寒の冬のある日、国王である父がシルヴィアの婚約を他国の王子と結んだと言い残し死んでしまった。
国王亡き後、シルヴィアは女王として魔術師の国を支えることになる。
シルヴィアは結婚さえも政治の手札の一つと考えていたものの、既に決まった婚約をひ
っくり返すことはせず、やってきた婚約者を受け入れることに。
そうして、やってきた王子は何故か好意的で、彼の行動により、シルヴィアの心はかき乱されていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 12:03:22
105839文字
会話率:50%
17歳のアレクシアは、自分は庶民生まれの労働者階級の人間であると思って生きてきた。
しかしある時、実は自身が侯爵家の血を引いている貴族の生まれであることを知る。
運命にあらがいきれず、侯爵家の養女となったアレクシアは、息つく間もなく、社
交界で上流階級にふさわしい結婚相手を探すはめになる。
みずからアレクシアのお目付け役、シャペロンに名乗りを上げた青年、ヴァージル・オブライエンとともに、なりたて侯爵令嬢が幸せな結婚を目指して社交界に出陣する!
「君は純真無垢で何も知らない少女のようにふるまいながら、時には思わせぶりなことを言って相手を翻弄し、彼のなかに自分を印象づけ、できれば君も恋をして、相思相愛にみちびき、相手からプロポーズを引き出す……」
「やることが多い! 難易度が高すぎる!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:22:03
20912文字
会話率:49%
強大な魔術を誇る大国オルディリア。
かつて伝説の魔術師フラヴィオ・シモーネによって大陸を制したこの国では、今もなお魔術師こそが至高の存在とされ、人々の尊敬を一身に集めていた。
そんな魔力至上主義の世界で、アデーレはカヴァッリ伯爵家の一人娘
として生まれた。かつては多くの魔術師を輩出した名門も今や衰退し、アデーレにも強い魔力は宿らなかった。
家の再興のため、魔力に秀でた相手と結婚し、高い資質を持つ子を成すこと。それが、アデーレに課せられた使命だった。没落寸前の家を救うべく、夜会に通う日々。
そんな中、王宮の庭先で倒れていた男と出会う。魔物討伐部隊の隊長、ラウルであった。彼は、誰にも解けぬ忘れ去られた古代魔術の呪いに蝕まれ、一人苦しんでいた。
しかし、古代魔術の研究をしているアデーレは、その異変を見抜き、呆気ないほどあっさりと呪いを解除する。
互いに事情を抱える二人は、それをきっかけに契約結婚を交わすこととなった。
奇妙な共同生活の中、互いに居心地の良さと穏やかさを覚え、少しずつ惹かれ合っていく。
しかし、各地ではこれまでにない魔物の異変が続発し、その対応にラウルは奔走する。彼を案じるアデーレは、やがて国を覆い始めた異変の影に気づき始める。
魔力を誇るこの世界で、魔力に乏しい二人は、ただ隣にいる相手への想いを力に変えて、国を覆う異変へと立ち向かっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:38:52
40703文字
会話率:29%
公爵家の令嬢アデラは、跡継ぎとして家を支えるため男装し、「アンドレ」として生きてきた。
一方、伯爵家の次男エリアスは、姉の代わりに社交界で「エイラ」として振る舞っている。
家のために結婚を強いられる二人だったが、ふとしたきっかけで「お互い
を婚約者として利用する」契約結婚を提案する。
だが、次第に仮面の下の本当の姿に惹かれていき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:30:00
47182文字
会話率:33%
王城での結婚式当日、新婚夫婦のベッドに花を撒く作業中だったメイドのリシェルは、花嫁を攫いに来た魔族の青年と遭遇する。誘拐はやめませんかと説得を試みた結果、なぜかリシェルが魔族と偽装結婚する流れになり……。
「愛がありまくりの偽装結婚をしよ
う」「もはや偽装である意味」
うっかりメイド&初恋が重い魔族による、朝から元気に初夜を迫られたり、魔王城に再就職したり、竜を乗り回したり、魔王と足湯に入ったり、そんな普通の結婚生活のお話です。
※短編「初夜のベッドに花を撒く係VS式当日に花嫁を攫いに来た魔族 」の連載版です。2話までの内容は短編版とほぼ同じですが、少し加筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:12:31
108258文字
会話率:51%
王城での結婚式当日、新婚夫婦のベッドに花を撒く作業中だったメイドさんが、花嫁を攫いに来た魔族の青年と遭遇、誘拐はやめませんかと説得を試みたら偽装結婚を持ちかけられたお話です。
最終更新:2024-05-30 17:23:52
10742文字
会話率:55%
四年間付き合ってきた婚約者との結婚を目前に控えるレベッカは、ある日自宅で婚約者の浮気現場に出くわす。今まで味わってきた挫折や、自分がかつて起こしてしまった暴力事件のせいで、自身を〝物語の中でいう悪役的ポジション〟だと思い込んでいるレベッカ
は、婚約者の浮気を知って「やっぱり私は、ヒロインのようにはなれっこないのね」と絶望と共に諦めの気持ちを抱く。
その後、学生時代の同級生かつ現同僚であるエドウィンに見守られ、徐々に立ち直っていくレベッカだが、それと同時に膨らむ彼への想いに戸惑うことになる。だって、「彼の隣に相応しいのは、ヒロインのような女の子。私みたいな人間じゃないの」だから。
※全18話予定、毎日18:00に1話ずつ更新します。
※前作の『儚くもか弱くも〜』に登場するレベッカが主人公のお話です。今作だけで読めるようにしたつもりですが、前作をお読みいただいた方がよりわかりやすいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
88607文字
会話率:33%
マレリーナは国のために政略結婚を強いられた若き王女。
相手は冷酷で、美麗な容姿を持ちながら浮いた噂がひとつもないことから女嫌いとさえ噂されている他国の王太子ユーリク。
「私に愛されることなど望まないように」──結婚式当日に言いはなたれた彼の
言葉にマレリーナの心は凍りつく。
けれど、マレリーナはユーリクの瞳の奥にひそむ孤独に唯一気がついた。彼女は妻として彼にそっと寄りそうことを決意する。
マレリーナに冷淡に接していたユーリクだが、彼女の優しさに触れて次第に心を解かされていく。やがて彼女への想いは愛情へと変わってゆき、ふたりは子宝にも恵まれる。
これからも幸せな日々がつづいていく。そう思っていたある日、マレリーナが病に倒れて──。
一途な恋と家族愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:10:00
51703文字
会話率:25%
ミレーネ・ドトレスト侯爵令嬢は、愛するロシュア・シャルマン伯爵と結婚し、幸せな毎日を送っていた。はずだった。
ロシュアと二人でシャンパンを開けた夜、いつの間にか眠ってしまっていたミレーネが目覚めたのは、十ヶ月後のこと。その間、ミレーネは死ん
でおり、生家は没落していたのだ。
死に戻ったことが理解できないミレーネを、ロシュアは拒絶する。ロシュアは既にジェニファーという新しい妻と暮らしていた。
絶望し、途方に暮れるミレーネを救ったのは、幼馴染のカルロス・スノウレスト伯爵。「僕と結婚しないか?」想い人がいるはずのカルロスからの唐突な提案に戸惑いながら「死に戻りの自分が役に立つならば」ミレーネは、匿ってくれるお礼として契約結婚を交わす。
ある時、ミレーネはひょんなことから自分の容姿を見てしまう。それは死ぬ前とは大きく異なっていて…。カルロスが、屋敷中の鏡を外していたことに気がついたミレーネは彼の本当の優しさに触れていく。
「カルロスが想いを寄せていたのは…あの方だったのね。だから私と契約結婚したのだわ」
ミレーネは、自分の本当の気持ちに気がついたと同時に恋心を終わらせようとする。なのに、カルロスはなぜか離れることを許してくれそうになくて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:30:45
38094文字
会話率:54%
ヴィオレッタは、ヴィンセント王国でにて呪われた子として扱われてきた第三王女だ。
ほとんど放置に近い状況で育ったヴィオレッタは、八歳のとき、姉である第一王女アイリスに拾われる。
それから十年、第一王女の腰巾着として育ったヴィオレッタ。
体と共に、歪んだ自己評価とアイリス姉さまへの歪んだ想いも育てた彼女が十八歳になったある日、敵国であるマグネリア王国から、融和のための縁談を持ちかけられることとなる。
隣国に嫁がされそうになったのは、王太子であるはずの第一王女アイリス。
それを見たヴィオレッタは、「私が嫁ぎます」と名乗りを上げた。
野蛮だという噂のマグネリア王国に嫁いだヴィオレッタ。
ボロクソに扱われることを覚悟して嫁いだものの、そこでは手厚い歓迎を受けるばかりであった。
主導しているのは、マイケル第一王子。
人々の仲裁が得意だという彼は、なんだか得体が知れない。
ヴィオレッタは見ているだけでムズムズする。
しかも、彼はヴィオレッタに契約結婚を持ちかけてきて――?
※歪んだ生い立ちで性格も歪んだ冷めてるヒロインが、真面目系人間の悩みに愉悦しながら意外と愛されつつ楽しく生きているお話です。
※エブリスタ、ネオページにも掲載しています。
※ガールズラブタグはええと、一応つけました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:41:48
67263文字
会話率:38%
男爵令嬢マリア=マティーニは、リキュール伯爵と1年限りの契約結婚をした。
リキュール伯爵家は、聖女の血を引き、強い治癒魔法の使い手を排出してきた、国を代表する名家である。
しかし、戦に病に事故により、その残り人数、なんと二人。
内訳は、
妻に浮気&出奔されて女性が苦手になったリキュール伯爵と、その娘6歳。
リキュール伯爵家の人数を増やしたい王家によるハニートラップでノイローゼになってしまったリキュール伯爵。
そんな彼を助けるため、男爵令嬢のマリアは一肌脱いだのだ。
(たった一年のことだしね!)
そうしてリキュール伯爵家で過ごす日々の中、女性嫌いだったはずのリキュール伯爵の心境に変化が生まれてくる。
娘のリーディアも、大好きな契約ママを逃がさないために、何かを画策しているようで……?
そんな二人の気も知らず、(後少しで契約解除なんて寂しいなー!)なんて考えているマリア。
そして、幸せ家族3人の館に、黒い影が忍び寄る……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 15:04:35
455561文字
会話率:45%
「マギー! キャシーは、あっくやくれっじょになる!」
◆◇◆
孤児であった赤毛の街娘マーガレットは十九歳。
パン屋で働く彼女は、恋人の子を身ごもる。
恋人ギルバートにそのことを伝えると、結婚を申し込まれ、感動しながら婚姻届を作成。
そ
の後、恐るべき事実を伝えられることとなった。
「実は、妻と娘(二歳)がいて。妻は二日前に亡くなったから、大丈夫だ。結婚しよう!」
気絶したマーガレットは、ギルバート=ギルベルト侯爵の家に連れて行かれる。
目が覚めると、家令達が青ざめていた。
「旦那様が事故で亡くなりました。あなたとの婚姻届を出した直後に」
「……………………………………はぁ?」
前妻の死後二日で侯爵夫人(未亡人)となった妊婦マーガレットは、この先一体どうするのか?
※夢見の魔女である義娘キャサリン(二歳)と、男を見る目がない天然人たらし美女マーガレットが織りなす、コミカルな異世界恋愛ファンタジーの、二人の出会いの物語です。
※R6.2.14日間総合1位になりました。ご愛読ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 10:44:28
17059文字
会話率:37%
ギルドで働く美人受付嬢のレーナ(32歳)は秘密があった。
それは彼女が十年前に魔王を撲殺した最強の女勇者だったこと。
しかし、彼女はある事件をきっかけに当時の騎士団長を半殺しにしてしまったため、勇者の資格をはく奪され、騎士団から追放され
ていた。
それから、受付嬢として慎ましい生活を送りながら、年収の高いイケメンと結婚することを夢見ていたが、いい出会いがあっても勇者時代の過去がバレて失敗してばかり。
憂鬱な日々を送るレーナだったが、ある日、学生時代の友人である錬金術師、トウコに再会する。トウコから一緒に魔石工房の立ち上げようと誘われるレーナだったが、彼女は幸せな結婚を目指していたため断ってしまった。
そんな中、仕事場にイケメンが現れてレーナは深い仲に発展しそうになるが、彼は重たいストレスを抱えていたため、モンスターに変身してしまう。
これを救えるのは錬金術師が扱うメヂアと呼ばれる魔石だけ。レーナは一度誘いを断ったトウコに頼ることにするのだが……。
これは、できることなら幸せな結婚生活を送りたい最強の女勇者と、できることならクリエイターとして食べていきたい錬金術師が、
ちょっと百合っぽい関係になりながら、ストレス社会を救済する物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 03:20:00
138543文字
会話率:55%
ごくごく普通の農家の三男として産まれた主人公のラスト。
特徴と言えば、細身の両親や二人の兄と異なるガタイの良い身体つき。(つまりデブ)
魔物のオークと揶揄されるラストは、産まれてこのかた15年彼女無し。
仕方なしに実家で畑を耕して暮
らしていたラストだったが、実家を継ぐ長兄アルフレドの結婚を期に追い出されてしまう。
しかも家から出ることを前提に、両親が貯めてくれていたなけなしの生活資金も、アルフレドに結婚祝いとして使われ無一文に。
何とか入れた街では職を求める田舎村出身者が溢れていた。
定職に就くことを断念したラストは、気の良い門番に勧められた「冒険者」へと登録。
恵まれた体格を活かして大活躍…とはすぐにはいかず、魔法は当然、剣も弓も使え無い。
金欠で最低限の装備を整えるのに苦労し、依頼ではゴブリンにビビり散らす。
そんな調子のラストだが、なんやかんやで周りに美女・美少女を集め、冒険者として生きて行く!?
※第1ヒロインは二章からの登場になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 00:21:40
280748文字
会話率:30%
薔薇姫様。そう呼ばれるいわゆる悪役令嬢の私アグリアは、ある日突然、殿下から婚約破棄をされる。それは別に構わなかったが、私が殿下の真の婚約者をイジメていたとかその子に嫉妬していたとか言われるのは屈辱です!絶対に幸せになってやる!と思っていたら
、破棄された直後に隣国の王子に結婚を申し込まれ…!魔王と名高い王子と出会い、狂い出す世界、始まる戦争。
多くが絡む悪役令嬢物語、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 17:45:00
449381文字
会話率:34%
この世界には、歌姫が存在している。彼らは生まれ持った魔力を歌に込めることで、感情を伝播させるのだ。その力は巨大で、良いことに使う人は《聖女》、犯罪に走ったならば《魔女》と呼ばれていた。そんな歌姫の中でも、宮殿の敷地内で暮らすことを許され公爵
の地位をもらっている三大歌姫の家に生まれた私エリザベス・フレイだったけれど、十四歳の誕生日に結婚を申し出た横暴な王子を振ったことで、全てが変わってしまった。
無実の罪で一族は断罪され、命からがら兄と二人で敵国へと亡命を果たす。そこで、復讐のために生きるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 21:22:22
43602文字
会話率:37%
中世をイメージした世界の復讐冒険+少しラブコメ要素ありストーリ。
若い夫婦が、妻の母を殺した仇への敵討のために旅に出ます。復讐のために子供のころから自分を鍛えあげてきたジェイドと、国王軍のエリート士官を何となくやっているエイナーが、親が持っ
てきた縁談で結婚をします。結婚後にエイナーはジェイドの復讐の話をしり、二人の幸せな生活を守るためにと、不本意ながらも彼女の敵討ちを完全成功に導くべく奔走します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 14:30:00
391312文字
会話率:42%
17歳の聖女ユリーナは、卒業パーティーで獣人ゆえに王太子から婚約破棄される。
その後、初恋の義兄テオドールと結婚したが、白い結婚のまま。
(どうして? 義妹だから? いつも優しく頭を撫でてくれるのに?)
思い詰めた彼女は、評判の占い処で
恋の薬を手に入れて──。
一途な令嬢と彼女を大切に守る義兄騎士の、甘い恋愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 18:23:10
9699文字
会話率:53%
冷たい川に溺れて、冬眠してしまったリス獣人のミーナ。
ミーナを助けてくれたのは、鍛冶屋のリューク。
ドキドキして出逢ったのは、鋭く睨むワイルドな人で。
すぐに、見た目と違って優しいリュークに心惹かれ、さらに結婚を前提の告白をされた。
とこ
ろが、リュークの夢は氷の国で鍛冶屋をひらくことだと告げられて。
断っても、なぜか諦めないリュークと期限付きでお試しの恋人に?!
「泊まっていい?」
「今日、泊まってけ」
「俺の故郷で結婚してほしい!」
あまく溺愛してくるリューク。ミーナの好きの気持ちは加速していく。
やっぱり、氷の国に一緒に行きたくて、寒さの克服を決意して……。
ミーナの一途な想いの行方は?二人の恋の結末は?!
健気でかわいいリス獣人と、見た目が怖いのに甘々なペンギン獣人の恋物語。
一途で溺愛なハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 20:26:59
8020文字
会話率:57%
「あれ? 私どうなったのかしら?」
私は、メイドとして働いていた伯爵家で倒れていた。
正確に言えば、ここの家のお嬢様に足をかけられて、転んだのだ。
私はリビドー・ダンロ男爵の庶子アガサ。
母が亡くなり引き取られたが、男爵夫人マーブ
ル様は優しい人だった。
「女はいつの時代でも生き辛いわね。私も父の言うままにここに嫁ぎ、夫になった男には何も言えないのよ」
なんて疲れた顔をして、明け透けな話もしてくれていた。気心が知れる程好きになり、私は本当の母のように家事や身の回りのことを手伝い尽くした。一人でも味方がいるのは、とても嬉しいことだった。
逆に血の繋がった筈の、リビドー様の顔を見たのは数える程度だ。
リビドー様はマーブル様のことはほったらかしで、多くの愛人を囲っている。本邸であるここに、戻ることは殆どない。
領地経営はマーブル様が行い、本人は社交と言って遊んでいるだけ。親に決められた結婚を嫌がり、マーブル様には指一本も触れていないそうだ。当然子供もいない。
かと言って平民庶子の私が、後を継ぐことはないと思う。
きっと政略結婚と言う駒に使うつもりだろう。
そうでなければ、今まで歯牙にもかけず祖母と暮らしていた私を、15歳になってから引き離すことはない。
そのことをマーブル様も気づいているのだ。
何か月か過ぎた頃、マーブル様がこう告げてきた。
「貴女は外で働いて、お金を貯めなさい。いつでも此処から逃げられるように。大丈夫よ、リビドー様には学校に行ってるとでも言っておくから」
私は瞬いてマーブル様を見た。
頷くマーブル様は言う。
「貴女は逃げなさい。何の誓約もないのだから」
その話をした後、伯爵家への仕事の紹介状を渡してくれたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 17:21:57
29489文字
会話率:23%