俺、稲守夏樹(いなもりなつき)にはちょっと変わった幼馴染がいる。
妖怪あるいは神様。俗に言うお稲荷さんであるところの彼女、稲荷冬海(いなりふゆみ)。
人の役に立ちたい冬美は持ち前の変身能力を利用いて「代行屋さん」をやっている。
ただ
、最近は冬美は疲れ気味なご様子。暑さでやられたのかと思えば、そうではないらしい。
「ちょっとしんどい」と疲労の残る顔で呟く冬美。
俺でなんとかできるものならしてやりたいんだが、一体どうすればいいんだか。
これは、人の役に立ちたい優しいお稲荷様と彼女を見守って来た、少し大人びた少年の、
夏の終わりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 22:03:38
4804文字
会話率:44%
俺、橋本草太(はしもとそうた)には想い人が居る。
北野珠子(きたのたまこ)。御年五百歳にして、お好み焼き屋「北野屋」を経営する神様だ。
見た目は十代後半と思しき、美しい美少女の姿だけど、色々な意味でお婆さんぽい。
そして、俺にとって
の恩人であり、珠姉にとっては、俺は常連客と言ったところ。
ある七月の夏、いつものように放課後に北野屋別館に入り浸っていたのだけど―
永遠を生きる気さくな神様と、昔から彼女に恋焦がれて来た俺の、庶民的な恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-08 20:09:47
8027文字
会話率:48%
VR技術が発達し、ゲームの世界を全身で感じることが出来ることになった未来。
数多くのタイトルが発売される中で、某社が送る最新作がついにサービス開始の時を迎える。
【TheAnotherWorld】
これまでのフルダイブ型VRゲームとは一線を
画すグラフィック、そして丹念に作りこまれた世界に、βテストの段階から話題を呼んだフルダイブ型VRMMORPGである。
廃プレイヤーからMMO初心者まで、数多くのユーザーが待ち望んだサービス開始当日、始まりの街≪アイン≫に一人のプレイヤーが降り立った。
柔らかな三角の耳を跳ねさせ、黒くて丸い尻尾をゆらりゆらりと揺らしながら、マイペースなそのプレイヤーはのんべんだらりと歩き出す。
「まあ、ボクはのんびりとやらせてもらおうかな」
これは後にお稲荷様と呼ばれることになるプレイヤーが、だらだらとVRMMOを満喫する物語である。
本作品は、ハーメルン様でも投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 20:31:15
419891文字
会話率:26%
今日も神域を侵す者はおらんようじゃ。
よきかな、よきかな。
今日の供物はなんじゃろか?
また油揚げにいなり寿司か……もう油揚げにいなり寿司を見るのも嫌じゃ。狛狐にでも食わせよう。
最終更新:2021-05-15 22:09:35
442文字
会話率:0%
祖父母の時代の事とか、お稲荷様の事等
最終更新:2020-11-23 11:52:38
1400文字
会話率:0%
彼女の名前はミコ様。
本当はもう少し長くて威厳に溢れる名前をしているんだけど、ミコ様って呼ぶ方が可愛いし、彼女にとっても似合うから僕はそう呼んでいる。
誰にも知られずにひっそりと廃れていく山奥の社で、存外に俗に塗れて暮らしている彼
女だけれど………こう見えても歴とした狐の神様。
つまりはお稲荷様だ。
小さな僕を見つけ、保護し護ってくれた彼女に僕は当然の結果として惚れ込んでいて──つい最近お互いの想いを打ち明けて、身も心も重ね合ったばかり。
それはもう、ケモノのごとく交わりあい、愛し愛されイチャイチャと過ごして来たのだけれど。
やっぱりと言うべきか、当たり前だと言うべきか。
ミコ様は僕の子を孕んでしまった。
いや、『しまった』と言う言葉は不適切だろう。
愛しい愛しい僕のミコ様のお腹の中に、僕らの愛が実ったのだ。
当然僕は喜んでいる。あんまり感情表現が得意じゃないから勘違いされるけど、こう見えてとても興奮しているし喜んでいるんだ。本当だ。
そんな僕らは、人間と神様と言う関係である以上様々な障害を抱えている。
それは生きていく時間であったり、俗世との繋がりだったりと、考えるだけでも面倒なモノがどっさりだ。
だけど僕はくじけない。
愛する妻と生まれくる子供のために、僕は全力で責任を全うするだけだ。
これはそんな僕らの慌ただしくも退屈しない、幸せな毎日の物語。
僕が人間から…………『神様』へと至る、数年間の物語。
もしアナタがお暇ならば、どうか僕らの惚気話に付き合って欲しい。
え、ただの自慢だけど?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 16:00:41
23576文字
会話率:39%
小4亜耶がおきつねさんと出会い、元に戻れるようにお手伝いするおはなし
最終更新:2020-05-09 00:00:00
7168文字
会話率:46%
魔法が当然のように存在し、神が当然のように世を治める世界“エリクス”。そんなありふれた魔法の世界で四百年以上の時を生きる魔法使いの少年シェイドには、ある野望があった。それは、『理想のアトリエを手に入れて、優雅かつ自堕落的な余生を過ごしたい』
というもの。いつか成し遂げる野望の為に、少年は喋る黒腕ミギウデと共に今日も旅を続けていた。
――ところ変わって、科学が発展し神への信仰が薄れ魔法が迷信と語られるようになった世界、地球。極東の地の山中で崩れた祠を前に佇む狐耳の女は、静寂の中、時折聞こえる小鳥の囀りに耳を澄ませていた。だがある日、女は己の存在がこの世から消え去ることを直感する。そしてそれは、避けられない運命であると理解した。やがて消滅の時、女は己が見守り続けてた世界を双眸に焼き付ける。そして――本来交わることの無い、奇妙な二人の旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 13:00:00
129801文字
会話率:42%
八幡神社裏のお稲荷様に願かけを行なうと、恋の願いが叶う。そんな噂を聞き付けて、神社の縁日にやってきた仙台藩士の娘、佐保は奇抜な身なりをした若者と出会う。見た目とは違い、思いやりのある態度が感じられる彼に好感を抱くが、彼には秘密があり…
最終更新:2019-07-02 17:00:00
94254文字
会話率:55%
その日、僕は会社をリストラされて街をさまよっていた。
そして今生の縁を終わらせるつもりでその辺のお稲荷様に有り金を全部入れて走ってくるトラックに向かって飛び出そうとした。
カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2019-06-09 18:36:15
5591文字
会話率:36%
———最強を誇る俺様天狐と感情が乏しい無口少女———
自分の家である月守神社の巫女で、普通とは違い特別な目を持つ月守乃蒼
ある夜に、傷を負ってうずくまっていた犬らしき動物を拾って
傷が治るまで家族には秘密で世話をする。
そし
て、動物の傷が治ってくると忽然と姿を消した犬。
乃蒼は自分の家に帰ったのだろうと思いながら、家に帰る乃蒼。
その途中で全速力で走ってくる乃羽に引っ張られながら
両親が何者かによって殺されたことを知る乃蒼。
そして、乃羽が逃げているのはその両親を殺した奴からだった。
二人は小さな祠に逃げ込むが、何もないところでこけてしまい
絶体絶命の大ピンチに陥る。
すると、追いかけてきていた奴が乃蒼に触れようとした瞬間
その間に入り二人を助けたのは乃蒼が甲斐甲斐しく世話をしていた
あの犬?だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-03 12:16:52
10204文字
会話率:42%
毎年、近所の稲荷神社に『いなり寿司』をお供えしていた婆ちゃんが亡くなり。様子を見に来た狐にいなり寿司を催促される
断ったら、男の自分を人質に取られ、元に戻る為いなり寿司を用意するが…
最終更新:2019-03-10 11:45:30
5985文字
会話率:61%
お狐巫女様がおうちに現れた話
カクヨムやpixivにも重複投稿
最終更新:2019-01-05 23:29:10
1274文字
会話率:58%
岳下町にある岳下稲荷神社に住むお稲荷様の珠妃が町人のお願いを聞いたり聞かなったりする、そんなお話。
短編集なので空いた時間にどうぞ。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2018-12-22 23:03:31
7780文字
会話率:59%
稲荷の御使いに選ばれたキツネ、おコンさん。
魅惑のトーク術で人間から稲荷様への供物をむしり取るべく画策していたおコンさんだったが……。
最初の参拝客は、日本語の通じない外国人のお姉さんだった。
「……外国人ッ……!」
おコンさんの戦いが今始
まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 18:36:41
2822文字
会話率:43%
お稲荷さまにお参りしてみたい……夫の言葉にわたしは勇気を出していっしょに出かけることに。
思いがけないひと組の夫婦との出会い、初めて食べた、まっくろないなりずし。
いろんなできごとにプライドを傷つけられたわたしは、あることを決意し、実行にう
つした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-12 19:10:28
16376文字
会話率:27%
真面目でちょっと残念な少女による、少し切ない青春物語。
告白を決意した高校生、小春は不思議な手紙を手に入れる。
『神様だより』。
小春を導くというその手紙は、彼女の恋を思わぬ方向に導いていく。
最終更新:2018-06-16 20:22:53
7856文字
会話率:27%
アタシは異形の者が見えて触れる、そして話せるっていう無駄な能力で、周りからは疎まれていた。昔からそんな感じだったから、気にしていないし、これからもそうなんだと思っていた……アイツに会うまでは……
人外×人間の百合小説です。内容はほのぼ
の7割、甘々2割、シリアス1割の割合になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-17 22:15:12
27716文字
会話率:74%
小狐の妖狐として人気VRMMORPG『インフィニティ ファンタジア』をプレイしていた男は、突然ゲーム世界とは異なる世界へと転移してしまう。
この世界で勇者一行と呼ばれる一団と衝撃の出会いを果たした小狐は、勇者様と聖女様の息子(勇者くん)
の守護者として働くことになった。
そして、数年の月日が経ち、勇者くんが十歳になると彼の母から学園への入学の話が……
勇者アレンくんと小狐ソフィが送る、成長と愛情の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 13:41:08
33406文字
会話率:18%
稲荷神、こと、私は見習い神様の環を預かって常世の国で暮らしています。
ある日、環が泣いている少年を連れてやってきました。
彼女がまだ知らない……けれど私や日本人にはもう馴染み深い、あの日。
少年が泣いているのは、明日がクリスマスだか
らでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 22:39:04
8341文字
会話率:36%
お稲荷様の社から紛れ込んだ異世界。そこには狐耳の美少女がいた。(その前に暴竜に追っかけられた)
最終更新:2017-12-13 00:29:16
11536文字
会話率:39%