”…パンテオンの存在は、数多くの民間伝承によって語り継がれてきた。その実在については、甲論乙駁の結果、今日まで誰も明答を提示出来ないでいる。本書ではその一助となるべく、いくつかの資料を紹介し、考察を重ねたいと思う。”
神長倉 紀爾馬『幻想と
史実 幻の町パンテオン』, (光論出版, 3011), 41.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-08 12:36:08
1042文字
会話率:0%
あるところに“赤ずきん”と呼ばれる黒い森の乙女と、おそろしい狼が居ったそうな―――
世界中で語り継がれし童話『赤ずきん』
そのどれとも違う結末に至りし、秘された物語
これは寵愛されし娘と森厳なる巨狼の物語。
幽玄なる世界で綴られる『栄花
』に繋がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 22:00:00
12934文字
会話率:59%
あるところに一人の猟師が居り、一羽の鶴を助けたそうな―――
津々浦々で語り継がれしおとぎ話『鶴の恩返し』
そのどれとも違う結末に至りし、秘された物語
これは後悔と無慚無愧の物語。
幽玄なる世界で綴られる『叫喚』で終わる物語。
最終更新:2019-06-04 22:00:00
17947文字
会話率:43%
あるところに“灰塗れの小娘(シンデレラ)”と呼ばれて虐められている娘が居ったそうな―――
世界中で語り継がれし童話『シンデレラ』
そのどれとも違う結末に至りし、秘された物語
これは家族と約束の物語。
幽玄なる世界で綴られる『灰』で繋がる
物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 23:00:00
17832文字
会話率:45%
少女時代からずっとケルト民間伝承を熱愛してきたを沙弥は、ケルト好きの集まるネット・コミュニティで二人の男に惚れてしまった。しかし現実は切なく、二者択一を迫られて彼らと実際に会うことになった。どうなる三人? どうする沙弥?
最終更新:2019-02-25 08:29:36
6672文字
会話率:58%
岩手県の民間伝承「猿地蔵」を新しい解釈、視点で書いてみました。お気軽にどうぞ。
最終更新:2018-10-30 15:02:15
4765文字
会話率:30%
あの寺に奉納されていた虫の彫像は、ひどく奇怪で恐ろしく見えて、それでも、なんとも言えぬ悲哀の念が込められておるのを、感じたのでございますよ――
雨の降りしきる真夜中の頃、N県八日町の駐在所に、一人のスウェット姿の男が、ずぶ濡れになって駆け
込んできた。駐在所の番をしていた巡査長の大原は、男を招き入れると、何用でこんな真夜中に駐在所を訪ねてきたのかと問い質す。すると男は、隣町の無碍野町(むげのちょう)で十年前に発生した、女子高生失踪事件の真実を話すためにやってきたのだと言うではないか。どこか陰を孕んだ男の気に当てられて、大原は男に話をするように促した。
謎めいた男が語る女子高生失踪事件の真実。それは、無碍野町に伝わる「でんぐり様」と呼ばれる民間伝承にまつわる、世にも恐ろしい「人の悪意」についての話であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-06 23:32:45
47761文字
会話率:6%
『クビカリサマ』の噂をご存知だろうか……?
とある村落に昔から伝わる伝承なのだが果たして嘘か真か。
お読みになる際には、くれぐれもページを閉じずに背後にお気をつけ下さい……。
最終更新:2018-07-13 04:00:00
3104文字
会話率:6%
とある夏に行われた祭りの日の夜、僕は彼女に出会った。
彼女は吸い込まれそうな程綺麗な黒い瞳に、赤い花の浴衣を着ていた。
銀色で光沢のある不思議な髪を、赤い綺麗な花の簪で留めた彼女に僕は恋をした…。
これは少女と僕の出会いの物語。
あるいは、
彼らの日常へと続く前日譚。
「放課後怪談」のとある人物の外伝&「和モノ夏企画」参加作品です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-05 00:00:00
20233文字
会話率:22%
神域の管理人の5作目です
年末年始の休みを伯母の家で過ごすため久しぶりに現世に帰った真人は近所トラブルが起きた現場に居合わせ原因を調べるが
最終更新:2018-04-18 19:19:00
20987文字
会話率:42%
国家崩壊後の世界で、人と吸血鬼は共存していた
とある街にある、旧時代レンタルショップの雇われ店長は、新人従業員で吸血鬼の少女〝ロゼ〟と関わったせいで、社会の裏側へ足を踏み入れてしまう
※ 残酷な描写ありは保険(途中までは?)
※ 話中の
吸血鬼について
様々な民間伝承や創作物を鑑みて、流れる水は渡れない、ニンニク、十字架が苦手、未通者のみ吸血鬼化等の設定はありません
吸血鬼伝承の元は病原菌と言われており(諸説あり)全部アリにすると、弱点多すぎぃ!?のため
深く考えずに、日光に弱い(日焼けしちゃう!)銀が苦手(アルコールでも殺菌可能?)心臓に杭を打たれれば死ぬ(当たり前?)とでも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-14 13:00:00
77471文字
会話率:18%
太陽に弱く、ニンニクが嫌いで、十字架に恐怖する。そんな民間伝承のでっち上げなど弱点ではない。本物の吸血鬼は白昼を闊歩し、ニンニクを喰らい、十字架をへし折るバケモノだ。俺はその事実を吸血鬼に――隻翼のハーフヴァンパイアになってから、己が身で実
感した。この現代社会において、冗談みたいな吸血鬼に襲われ、御伽噺のように吸血鬼と化した。人間としての宵噛帳《よいがみとばり》は死に絶え、吸血鬼としての宵噛帳は生を受けた。吸血鬼の生活は前途多難だ。ヴァンパイアハンター。吸血殺しの人浪。死肉漁りの怪物。などなど、戦いの日々は耐えることがない。
これは人だった者が、鬼として生きる物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-06 00:13:45
6090文字
会話率:32%
表は探偵、裏では人を苦しめる『怪異』を消す処分屋である「守屋 祐(もりや たすく)」
常人が手にすることができない、「この世」、「地獄」、「天国」から望まぬ力を与えられながらも、苦しむ人の為に立ち上がる。
優秀かつ怠惰な極みの動かぬア
シスタント「福空 幸(ふくそら みゆき)」と共に『怪異』を処分していく。
『怪異』に苦しめられた少女「都 萌香(みやこ もえか)」との出会いが「守屋 祐」を大きく変える。
「守屋 祐」と「都 萌香」は『怪異』と戦い、『怪異』を通じて人と巡り合い、喜び、苦しむ。
共に苦しい過去を持つ者がお互いを支え合い、精神的に成長していく物語。
基本的に一話完結なので20~30分で読めるかと思います。ほとんどがハッピーエンドです。
「怪異」と言いますが、怖いものはほとんど出てきません。軽い気持ちで読んでいただけると思います。
出てくる「怪異」や民間伝承などはほぼ創作ですので、そんなものはないと思ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-24 21:32:15
553787文字
会話率:28%
鬼ー民話や郷土信仰に登場する悪い物、恐ろしい物、強い物を象徴する存在。
世界各地に存在する民話、伝承、御伽噺、都市伝説、怪談、信仰。
これらへ対する人間の思い、念はそれらを
「鬼」として実体化させてしまう。
この話は、鬼としての力を得
た少年の鬼狩りの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-13 16:57:54
9709文字
会話率:23%
夏休み、見津信吾は、父の転勤で、初めて本州西部に引っ越した。
その地方では、子供の為の「地蔵盆」と言う伝統行事が行われている。
地蔵尊が祀られる古いお堂が、十年前に新設された中学校の敷地内にある。
地元民から「御利益がある」、と信
仰を集める一方で、「崇りを成す」、と恐れられてもいた。
学校と地域、それぞれが伝える地蔵堂にまつわる話の真相が明らかに……
企画夏のホラー2015用に書いた話。自サイト「数多の花」に再掲。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-27 10:00:00
28273文字
会話率:31%
メルヘンとは、ドイツで発生した古い文学形式。魔法や怪物といった空想的な要素が特徴。
日本語では『おとぎ話』『昔話』『童話』等と訳される。
メルヘンのルーツである民間伝承をフォルクスメルヘン、それらを元に書かれた物語をクンストメルヘンと区別す
る。
世界各地に伝わるおとぎ話は似通ったものが多い。
たとえば三兄弟が何らかの困難に挑む時、成功するのはいつも末っ子である。
それは人間の無意識が共有されており、そこに物語の『元型』が存在するからだ、と心理学者のユングは考えた。
潜在的かつ普遍的な『物語』
それは『神』とも称すべき大いなる意思が書いた台本。
この物語は、大いなる意思に逆らう『造られた神』の物語。大いなる意思に振り回される人間達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-13 16:00:00
3210文字
会話率:13%
月の綺麗な夏の夜。美しい歌声に惹かれて、男は一人の女性と出会う。
最終更新:2014-06-22 19:26:43
2329文字
会話率:12%
交易路を往く舞踊団で、ヤミンという踊り子に見事な金細工が贈られた。それを見たアイシャは、自分もそのようになれるか、祖母に尋ねる。
祖母は、星屑のような贈り物と踊り子にまつわる話を語り出す。
最終更新:2014-03-15 22:24:40
28037文字
会話率:32%
ハルヴァという実在のお菓子(米原万里さんがそのおいしさを力説)について、その由来を夢想したお話です。
アイシャは旅芸人の一座とともに、交易路を旅する少女です。アイシャは目の不自由な祖母に、昔語りをせがみ、祖母はハルヴァというお菓子にまつわる
話を語り始めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-04 23:15:00
13937文字
会話率:37%
寄せても、いいですか。
――奇妙な通り魔事件が世間を賑わせていた。犯行の手口、動機、犯人像にいたるまであらゆる面が謎に包まれ、被害者の証言もはっきりとしない。ネット上では「ヨセルヒト」という都市伝説と通り魔事件が対になって語れるようになり
、さまざまな憶測を呼んでいた。
「週刊栗栗眼鏡」は、民俗学研究家・鱗谷(うろこだに)と共に事件最初の発生現場へと向かう。聞き取り取材は難航し、調査は停滞するが、彼らは山あいの村で奇妙な情報を得る。鍵を握るのは地方の民間伝承だった。謎を掘り下げる中、鱗谷らは忌まわしい風習とその悲劇の中に供養という道を求めるようになっていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-20 22:58:47
46253文字
会話率:31%
産業革命時代のヨーロッパ。
ある田舎街で起こった、ヴァンパイアに纏わる馬鹿馬鹿しい事件の顛末を語る物語。
因みに、この物語のヴァンパイアは、本来の民間伝承で伝えられているものを扱っています。
最終更新:2014-02-18 22:12:33
108113文字
会話率:43%
現代日本の影で暗躍する魔術師の家族。その長男に生まれた、高校生である神野暁(じんのあかつき)は、仕事から帰ってくると家族の大人達が騒がしいことに気付く。
神託と呼ばれるものの予告が神様からきたそうだ。
家族全員で集まると、神様は、依頼を告げ
る。
「神野暁に、異世界に行ってほしい。」
それは、物語(ラプソディー)の序曲であった。
■本作は神話や童話や民間伝承、様々な考え方を元に独自の解釈や既存の解釈をストーリーに組み込んでいます。もしかしたら間違った解釈や邪道な解釈、矛盾が出る可能性がございます。あらかじめご了承下さい。
■ラプソディーとは「狂詩曲」という意味で、民族音楽のような要素を加えながら自由に演奏する音楽のことです。様々な民族や人間の考えを取り入れ、異世界を自由に旅する主人公と、その周りが奏でる「異世界ラプソディー」をお楽しみください。
■各章の題名の括弧の中は、振り仮名のようなものです。
■アルファポリス様のランキングに登録しました。よろしければ投票してくださると幸いです。
■新作『異世界で唯一の男魔法使い』投稿しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-13 13:29:27
555987文字
会話率:43%
高校生の井上 豊は数人の友達と肝試しに来ていた。しかしそこで豊はとんでもない経験をすることになる……
最終更新:2013-06-09 02:39:35
2128文字
会話率:35%
ある日の学校帰りに、ボクは少女とであった。 自らを心霊探偵と名乗った少女は、今までずっと僕を待っていたらしい。けれどぼくは全くわからなくて。自称《探偵》の少女につきまとわれているうちに、蘇るいつかの記憶。そして終わらせたハズの物語。それらに
翻弄されているうちに始まる新たな噂話。それは紛れもなく戦争の開始を意図していて。そして明かされるあの日の真実。探偵の思い。朱色の空。守るものの為に再び……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-17 05:34:31
1026文字
会話率:3%