注記1:全体としての物語としては結末に限りなく近い部分を一部切り出して文書化してみました。起承転結の順序に読みたい方はバック推奨。(その内、気が向いたら前の方とか書くかも知れません。)
注記2:ガールズラブかつ残酷な描写ありで、相当きつめの
表現をしてますので、苦手な方はバック推奨。(一応ガイドラインに目を通し、18禁ほどではないと判断していますが、注意受けたら18禁に変更して再投稿します。)
注記3:文章が綺麗でないのは仕様です。文章稚拙なのはその内、治します。
世界を救済した英雄達が徐々にそれぞれの日常に収まる中、彼の英雄だけはこの世界に居場所が無く、旅に出ようとしていた。しかしその旅に出立する前に、身体が死にかけていた。そのため、英雄の一人である魔法使いが彼の英雄に最後の治療をする事と為る。
人名:
魔法使い(メインヒロイン)
女の子の魔法使い。彼の英雄に一目惚れした。彼の英雄につきまとい、セクハラすることが生き甲斐の変態。一方で彼の英雄が死にかけた際には医療の知識で命を助ける等の行動の蓄積により、彼の英雄からの信頼は得ている。女好き、男性恐怖症(言い寄られると自動的に手が出る)という優等生。20代後半。
彼の英雄
名前が残っていない女の子の英雄。魔法使いとしての能力が高く、チート系の魔法の行使が可能。ただしよく死にかけるし、たまに死ぬ。剣の扱いも上手く、魔法で八本の小刀を同時に操作する「八刀」の使い手。基本近接攻撃は何でも出来る。恋愛は男女問わず苦手(というより理解できない)。人格が複数存在する。20代前半(?)。
統合人格:普段の彼の英雄(の理性)。基本的に魔法使いに友好的。
魔法使い人格:知識を参照する際に使用する彼の英雄の分離自我。脳内データベース管理者。
???:正体不明の彼の英雄の人格。魔法使いに敵意を持つ。
王女様
英雄として自身の王国の救国を成し遂げた王女様。
彼の英雄の弟子(騎士)
彼の英雄に付き従っていたとされる男性の騎士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 00:00:00
68009文字
会話率:45%
小中でいじめを受けていた秋嶋朽木は、偶然、人物詩録を拾ってしまう。
そこには、かつて朽木をいじめていた羽中詩織が人を殺してしまうという記述があり…。
最終更新:2021-07-25 06:00:00
15996文字
会話率:41%
ここは帝都。
没落気味だが堅実に過ごしてきた華族の端くれ、朽木華に舞い込んだ見合い話ー。
その相手は帝都有数の華族、西島貴人だった。
だが見合い当日『妻を娶る気はない』と宣言されて!?
とある事件にも巻き込まれつつ、恋愛初心な華が健気
に頑張るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 14:14:30
88529文字
会話率:26%
主人公ウィルを中心とした冒険ファンタジー。
登場人物の各々が、ダンジョンから出てくるモンスターに対し、死ぬという生物の根源的恐怖に立ち向かいながら、繰り広げていくバトルものになります。
最終更新:2020-11-07 17:18:50
392文字
会話率:45%
はるか彼方の魔法世界で起きた事件の記録風短編です
キーワード:
最終更新:2020-09-11 08:00:00
6046文字
会話率:0%
極楽と下界の間にある中段階。そこで次の転生の準備が行われる。前世で使命をあまり達成できなかった魂ピョンは、今度こそ使命を達成しようと、時代、場所、家族などの設定を選び、体力、知力、周囲の人などの条件を決めていく。前世でピョンの親友だったケイ
は、自殺したため転生が許されない。障害や問題を乗り越えて、日々の生を充実させていくために、ピョンは使命達成の達人シンにアドバイスを受ける。大きな目標を持つのではなく、目の前の問題をありったけの知力と精神力を使って解決しけとシンは言う。毎日何の不安もなく、平穏で退屈な極楽を脱して、出来る限りのことをやって生きていく日々への期待を胸の膨らませながら、ピョンは転生の準備を進める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 21:38:43
2858文字
会話率:26%
法導衆とは、奈良時代に端を発し、過酷な山岳修行によって常人の及ばない能力を身につけた謎の教団である。
兵庫県中央部、中国山地の東端に南北十五キロにわたって峰を連ねる笠ヶ岳連峰は、この法導衆の聖地とされてきた。
六十一年に一度、笠ヶ岳山
頂直下の御立岩の基部から地下水が百メートルの高さに噴出する「御水走《オミハシ》り」の当日、法導衆の秘儀「秘蔵曼荼羅書写行」が数百年にわたって行われてきたからである。
この時、「御水走り」の噴出口から採取される「赤苔《セキタイ》」は、古来、不老長寿の妙薬とされ、法導衆の隠然たる影響力の源と言われている。
幕末から明治にかけて、法導衆から離反した鬼伏興起《オンブセタテキ》が立てた求道舎は、法導衆との暗闘を繰り返し、第二次大戦中、軍部に協力して「赤苔」を原料とする化学兵器の精製に手を貸した。
前回の御水走りが終戦と重なったその日、鬼伏は陸軍と協力して、この化学兵器を笠ヶ岳山中に隠匿した。
それから六十一年、御水走りが目前に迫った平成十八年、求道舎は、神通力を持つと言われる当代の鬼伏荒毅《オンブセコウキ》が、本部を笠ヶ岳山麓に移転して、地域社会に浸透しつつあった。
それと呼応するかのように、クーデターの嫌疑のかかる才賀《サイガ》一等陸佐率いる東部方面山岳隊三百名が、笠ヶ岳北方の段が峰北麓で訓練を開始した。
警察庁公安部に設置された「宗監《シュウカン》」の長である石場惣介《イシバソウスケ》は、求道舎と東部方面山岳隊が「御水走り」当日に決行を企てている計画を察知し、法導衆と密接な関係にある宮内庁の朽木彬《クチキアキラ》と事態を秘密裏に処理したい防衛省の協力を得て、求道舎と東部方面山岳隊の監視に入った。
一方、法導衆の戦闘部隊である武僧筆頭を務め、御伏一族と三代にわたる仇敵の関係にある騎堂《キドウ》一族の後継者|界太《カイタ》は、鬼伏に対抗し得る術力の持主ながら、父鉄吾との確執から、儀式警護の任に就く事を迷っていた。
その頃、鬼伏は求道舎から選抜した男女七人に密命を与え、さらには地元の新聞社支局員片桐にある事実を告げて協力を依頼した。
東部を除く各方面山岳隊の連合部隊が、笠ヶ岳一帯に秘密裏に配備され、辺りに一触即発の空気の漂う中、全てが「御水走り」という消尽点《バニシングポイント》へ向けて一気に加速して行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 18:02:47
440307文字
会話率:24%
異世界で不幸な人生を終えた勇者は女神のえこひいきで現代ニッポンに転生。
イジメによる自殺未遂を起こした14歳の少年「朽木 運命(くつき さだめ)」の身体を得る。
特別な力は一切失ってしまったが、平和な現代ニッポンで生きられることに歓喜する。
しかし、女神は申し訳なさそうに告げる。
「神時間で2万文字以内に彼女作らないと死んじゃいます」
平和な世界でのスローライフの予定が一転、再び命がけの戦いに身を投じることになった……
前世の悲惨な人生経験と培われた精神力を武器に異世界勇者が現代ニッポン(たまに外国でも)で恋に青春に無双する!
※神時間とは……
この小説の文字数です。
各話の後書きに残り文字数を記載します。
誤字修正などで若干変動あるかもしれませんが、基本的には後書きに書いているのを基準としてお楽しみ下さい。
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 12:29:30
21351文字
会話率:23%
20XX年、日本。
新興都市・雨鉾。
そこは、数多の歪み、無数の忌異が集う街。
そして、神と呼ばれる常理が存在しない地だった。
彼の地に置いて唯一つ存在する理。
それを守護する少女・朽木原唯花は、今日も街を歩く。
その歪みが途絶えないよ
うに。
その特異が潰えないように。
それら全てを捻じ曲げる歪を瞳に宿しながら、日々を過ごす。
2018/07/29 連載開始
2020/05/23 最新話掲載(更新が大変遅くなって申し訳ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-23 19:49:35
49168文字
会話率:34%
繰り返される戦争と、そのたびに開かれる茶会。
戦地の宵闇
立ち込めるは濃霧
虚空に伸びる朽木
粛として音無し
血に侵された汚泥
短命な大地よ
罪深き残酷な獣は 黒雲と共に去りぬ…
出でし旭日は燦として 泥中に萌すはラベン
ダーの花芽
果樹や小山に新緑はよみがえり 霧中に浮かびくるは遠山の連なり
小川はせせらぎ小鳥はさえずる 鵬翼に浴するは七彩の陽光
遠景に聳える古城から一人 男が来たりて茶を注ぐ
嫋々たる緑草 孤立する円卓
淡い紅のクロース 見覚えのあるティーカップ
湯煙はきらと揺らめく 角砂糖は雪解けの如く
囚われの神とマネキン 懐かしい茶会
間もなく陽は沈む
天界は虚無と化す
枯葉が乱れ散る
暗影が滲み渡る
男は帰路を急ぐ
”嵐がやってくる”
戦雲が垂れ込める
聖断は下された折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-12 13:47:26
2217文字
会話率:14%
唯一の肉親である妹の結婚式当日に起こった火災によって絶命した朽木修一。
目が覚めると、自らをダンジョンコアと称する謎の水晶玉に遭遇する。
水晶玉の話しによると、死ぬ運命になかった自分は輪廻からはずれ、魂が彷徨っていたという。
そんな状況を
助けたという水晶玉のお願いで、修一は幽霊船型ダンジョンのダンジョンマスターになることになった!?
せっかく拾った命、次はのんびり暮らしたい!
船上で波に揺られながら、遊んで、食べて、旅をして…。幽霊船をクルーザーに改造して、ヒロインたちと異世界をのんびり楽しく生きていきます!
※幽霊船の出番はほぼありません。
※自分用に書いている小説を公開することにしました(処女作)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 21:09:56
132283文字
会話率:56%
「ーーーバンドやろうぜ、先輩」
「…………は?」
主人公、朽木 海人(くつき かいと)はどこにでも掃いて捨てるほどいるような、今時の無気力な不良の高校二年生。他人に誇れる唯一の特技は人よりも歌が上手いこと。
ある日、いつものように学
校の裏庭で不良仲間と一緒にタバコを吸っていた海人だったが、ふとしたきっかけでその姿をギターを背負った黒髪の少女、青葉 日向(あおば ひなた)に見つかってしまう。
それからというものずっと脳裏に日向の影がちらつく海人。そんなある日、ひょんなことから彼は日向から彼女の所属するバンド「パッチワーカーズ」に誘われることになる。
その日から空虚に浪費されるだけだった海人の青春が大きく動き出す。
パワフルで一癖ある後輩、個性的なバンドメンバー、昔フラれた先輩などに振り回されるその中で、海人は真の青春を掴むことができるのか。
《その青春は、ギターとともにやって来る。》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 14:23:31
39445文字
会話率:31%
――平凡な高校生たちの前に訪れた残酷な現実の行方を追う、四十日間の軌跡。
修学旅行に向かう道中、高校生たちは何者かに拉致された。
意識を失っていた彼らが目を覚ますとそこはバーチャル世界だった。
司会の男によると、元の世界に戻るにはそれぞ
れがチームとしての「国」をつくり
「戦争」によって世界を統一しなければならない。
朽木、東雲、田井中、秋本。四人の少年少女は「国王」となり、
感情を武器にする力。「クオリアシステム」を使った過酷な殺し合いへその身を投じていく。
剣、刀、偃月刀、槍、ハルバード、フランベルジェ、、、
古今東西様々な武器の織りなす、武力と策略のバトルロワイヤルが今、幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 00:02:43
458961文字
会話率:26%
ー人間が気づいてないだけで、この世界には人間ではない者達が存在しているー
様々な技術や科学が進歩している現代ではそれを発展させた人間達によって大きな社会形成がなされていた。
だが人間も全てを知っている訳ではない。
そんな人間達の大多数に知
られないようその社会に紛れて生活しているのが"異形"と呼ばれる者達だった。
書物などで多く語られている彼等はその多くの人間に想像上の生物として知られているが、実際の存在については認知されていない。
だが、彼等はその数を少なくしていても確かに人間に紛れて存在している。
段々と数を減らして淘汰されていきながらも残された者達は己が尊厳を保ち、その生命を繋ぎながらも生き続ける。
その性質と能力から「火・水・土・風・雷」の五つの属性に分けられている異形の中で最も多くの種族が所属する土の属性、その頂点に立っているのが"吸血鬼"と呼ばれる異形だ。
吸血鬼は金髪碧眼の容姿、俊敏性を活かした得物使い。
美しく強いその存在ではあるが種族としての傲慢な尊厳と至上主義の為に同種族でも"髪色"が違うだけで一族中で肩身の狭い思いをしていた少年がいた。
そんなある日、少年はある少女と出会う。
彼女は少年と同様に異なる髪色を持った吸血鬼だった。
そしてその出会いが少年を変え、出会いから九年後に物語は大きく動き始めることになる。
これは世界に紛れた異形達が様々な苦悩をしながらも時代に息づく物語である。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
読みやすさを重視して改行を加えた改稿を一部しております。
※内容は特に変更しておりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 00:31:04
95351文字
会話率:33%
男子にしてはかなり中性的で女っぽい容姿の主人公・仮世 烈は厳しい受験戦争を乗り越え、この春晴れて高校生になった。
そんな烈の近年の頭を悩ませることはというと、年子の姉のとある趣味。
それはアニメやマンガ、特撮ものなどを嗜好すること。いわ
ゆる“ヲタク”と呼ばれる人種になってしまっていることだった。
姉は烈と同様、中性的な容姿であるが何故か烈と違って爽やか美少年の雰囲気でとても目立つ上、ヲタクであることを恥ずかしげもなく公言しているので同じ学舎だった中学時代、烈は思いっきり巻き込まれていた。
高校で別の学校に入り、この呪縛から解き放たれて今度こそ彼女をつくって青春を謳歌したい、がなかなか思い通りにはいかないもの。
姉からの悪意なき二次元への勧誘、幼馴染からの度重なる“普通”の青春への妨害、そして親友とのBL疑惑。
果たして烈は“普通”の青春を送ることができるのか。
これはヲタク住人と共生する非ヲタな少年の日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-06 02:09:13
20713文字
会話率:47%
とある辺鄙(へんぴ)な片田舎に、朽木村(くちきむら)という寒村(かんそん)がある。この村の村人たちは、美男美女の多いことが知られていたが、その理由を語ることは|禁忌《タブー》とされていた。
天野英雄(あまのひでお)は美男子ながら、ダサい
親父に性格が似たのか女性にはまったくモテなかった。ところが親父は、美少女を娶っていたのだ。だからこそ、英雄は美男子として生まれたわけなのだが……。
そして適齢期となったある日のこと、親父からお袋との馴れ初めを聞かされた。母、真璃亜(マリア)は異世界転移者であり、麗しの姫騎士であったというのだ! 英雄は半信半疑のままに未だ見ぬ美少女の嫁を求めて朽木村に赴くこととなった。
果たして英雄は、美少女の嫁を娶ることができるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-23 21:00:00
8854文字
会話率:17%
側室の妾腹である朽木忌は、ひょんなことから本家の当主になることに!
ほのぼの系腹黒平凡男子の、何て子とない日常?
超亀更新です。思い出したら書く。
最終更新:2018-09-30 00:03:38
1182文字
会話率:25%
朽木侑里は、酔っ払った勢いで、ある実験をした。それが、どんな結果になるかを考えもしないで・・・。アホの子ヒロインと、アホの子ヒーローのラブコメディです。
最終更新:2018-07-13 17:00:00
6237文字
会話率:40%
聖史暦2991年、神族や魔族、人間などが混在する『亜界』に突如現れた謎の敵性存在『フリークス』
亜界がその脅威にさらされる中、東の最果て、極東と呼ばれる地域にある四つの国は協力し、
実戦組織SMFを創設、SMFは様々な新兵器を開発し、これに
対抗した。
それから約30年後、聖史暦3017年。SMF山城基地で目覚めた少年、朽木光男。
目覚めた彼は、彼が記憶を失う前に開発していたという一機の戦闘機らしきもの、『シューティングスター』を見せられ、これを完成させようと決意する。そしてその開発及び実地試験を行うため
『シューティングスター』の開発に携わったという仲間と共に、航空重巡洋艦『近江山城』で極東の空を行く。
彼はその時の事を、『幻想機動輝星』という本にまとめた。
いつかのある日。『総司令』は真相を知るべく『幻想機動輝星』を読み始めた
注)転生ではありません。
『アルファポリス』との二重投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 07:06:42
339825文字
会話率:53%
京の政争を逃れ、菊童丸は父親と共に朽木という地へ下った。菊童丸は日ノ本を統べる武士となるべく、日々修行の毎日を送っていたある日……奇妙奇天烈な山伏に出会った。
その者は、あるモノを探しているらしい。
最終更新:2018-02-12 21:00:00
17717文字
会話率:44%
第一章 三好四兄弟
三好四兄弟は、無念の最期を遂げた父元長の屈辱を雪ぐため、それぞれの能力を活かして天下に覇を唱えつつあった。
安宅冬康は、淡路水軍を持つ安宅氏に養子に入った。瀬戸内の海賊態であった安宅軍を、立派な水軍に変えようと頑張っ
ていた。
弟の一存は讃岐の十河氏に養子に入り、次兄の義賢は阿波を守り、長男の長慶は畿内で勢力を伸ばしていた
第二章 榎並・江口の戦い
榎並・江口の戦で、兄弟たちは細川晴元を撃破。父の仇である三好政長を討ち取った。
第三章 入京
一五四九年七月に兄弟三人で入京。得意の絶頂である。
将軍義輝らを坂本に撤退させる。事実上、三好長慶が京都の主となった。
第四章 義輝の影
一五五一年三月、長慶が暗殺されそうになる。その際、松永久秀に長慶が救われた。
以降、松永久秀を長慶が重用するようになっていく。
一五五二年正月、義輝と和睦し、長慶は御供衆になる。
第五章 三好政権
一五五三年三月、義輝と決裂し戦闘になる。義輝が朽木へ逃亡した。京都を三好家が実効支配し始める。
第六章 内外の暗雲
一五五八年五月、義輝と戦闘。十一月には講和し、京都を明け渡す。
講和の際、長慶と久秀、兄弟三人の意見が真っ二つに分かれた。
第七章 去りゆく者たち
一五六一年、有馬で病気療養中の十河一存が死亡した。一存の死に不審があり、冬康は探りを入れた。久秀の暗殺という確信を持つに至る。
一五六二年、和泉久米田の戦い。三好義賢が敗死した。
二人の弟を亡くした長慶は、鬱ぎ込むことが多くなる。
加えて、長慶の愛妻である富美も病に倒れ、死亡した。
長慶の病を利用して、久秀が三好家の権力を握ろうと画策する。
冬康は阻止しようと動く。
一五六三年八月には長慶の嫡子である義興が、死亡した。
冬康は立て直そうと努力し、周囲の信望を集めた。
第八章 兄と弟
心身の異常がひどい長慶は、久秀から提示された義興暗殺の証拠を信じ、冬康を詮議するため飯盛城に呼び出した。冬康も必死に弁明し、一時は兄弟の心が通うかに思えた。
しかし、久秀の策に長慶の心が壊れ掛け、冬康に切腹を命じる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-17 20:21:18
193173文字
会話率:28%