名前もなく、ただ金《セクト》のなる木。そう呼ばれ日常的に暴力を振るわれていた少年。
その少年はひょんなことからとある少女と出会い、惹かれ、そして少女自身が知らない残酷な運命――〔死に愛された運命〕を知ることになる。
少女はなにを
しても、しなくとも死ぬ存在。
それに少年と少女にはなんの接点もない。ただの他人。なのにも関わらず少年はそんな少女に惹かれてしまう。
なぜ惹かれるかも解らない。惹かれる要素など、どこにもないはずなのに初めて見る人の死に、少年は自責の念に駆られ〔力が欲しい〕そう願う。
願ったところで無意味なこと。そう思ったが、それに応じるかのように一人の神がいる世界へと誘《いざな》われる
少年はその神から〔時を繰り返す〕力を与えられ、少女の死の運命に立ち向かう。
その先は茨しかない道。救いたい。そう思わなければ、神から貰った力で復讐だろうが人生のやり直しだろうがなんだってできる。なのにも関わらず、少年はその茨の道を自身から手繰り寄せ選んだ。
少年の〔少女を救いたい〕そう思う願いは叶うのか? はたまた少女の死の運命とやらに負けてしまうのか――。
生を諦め死を望んでいた少年が、少女と出会い、色んな人との出会いを経て、藻掻き苦しみながらも必死に生きていく。少し泥臭い不器用なそんな少年の物語――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:10:00
116463文字
会話率:24%
階段から落ちて頭をぶつけて前世を思い出した私は、前世で遊んだ乙女ゲームのキャラクター、マツバ・オトギリに転生したことに気付く。
マツバはヒロインが攻略対象に出会うためのキーパーソンなのだが、ナチュラルボーンクズの義兄から幼少期から日常的に
悪質ないじめ・DV・モラハラ等を受けており、もしもヒロインが義兄とエンディングを迎えてしまえばほぼ確実に生死不明の扱いになってしまう不憫なキャラ…。
ヒロインと義兄が出会うにしろ出会わないにしろ、このままじゃどう足掻いても私(マツバ)の人生は詰んでいる。
当事者としてそれはちょっと…いやかなり困るので、一念発起した私はまず、心穏やかに過ごせる日常を取り戻すための行動を起こすことにした。
――そう、クズな義兄とのお話合い(物理)である。
「生存戦略、しましょうか」
※家族愛、親愛、恋愛なんでもござれの愛し愛されなお話になる予定。
※目指すは最凶の共依存義兄妹と愉快な仲間たちの日常、からの恋愛模様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 12:01:10
74609文字
会話率:24%
俺には幼馴染がいる。
ある時期から突然、幼馴染から恋愛経験がないことを馬鹿にされるようになれ、日常的に言葉の暴力を受けてきた。
昔は大好きな女の子だったが、今では出来るだけ距離を置きたい相手になっている。
しかし、彼女の方から俺に近づき、
嫌な言葉を散々浴びせてくる。そんな日々に辟易としていた頃、幼馴染の妹──紬ちゃんからとある提案を受ける。俺と紬ちゃんが付き合っていることにすれば、幼馴染から馬鹿にされずに済むのではないかというものだった。
実際にその案を取り入れてみると、幼馴染から馬鹿にされることはなくなったのだが……以前にもまして俺に付き纏うようになり、姉妹間の仲も不穏なものに変わっていって──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 16:32:00
54690文字
会話率:52%
恋人ができて半年。
俺は幸せとは思えない顔色をしていた。
カノジョから物のように扱われ、日常的に暴言を吐かれ、心身ともに疲弊をしていたからだ。
そんな折、俺はクラスメイトの山野楓に声をかけられる。
彼女もまた恋人からひどい扱いを受けてお
り、心身が疲弊していた。
同じ境遇にいるもの同士、すぐに距離が縮まり意気投合した。そして勢いそのままに、俺たちは一線を超えてしまう。
そう、俺たちは浮気をしてしまったのだ。
今回のことは二人だけの秘密にしようと約束するが……それで済むわけもなくて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 03:00:00
18539文字
会話率:51%
ロン!そんなションパイの字を切るのは甘いんじゃないの?
ひーん、だってアンパイもうなくて字かスジくらいしか…これでも重なるまで待って捨てたのになあ。
字よりは中スジのほうがいいんじゃない?あ、赤いのか。なるほど積んでる。
もうトンじゃ
うよお。
ロン!タンヤオサンショクイーペードラドラ!ラストい!!
ヴァアアン!!残り2000点しかなかったのにやりすぎだよおおおお!!!
このような会話は麻雀業界では日常的にされるものです。しかしながらここでいくつの専門用語が使われたでしょうか?カタカナは全て専門用語ですね。
麻雀の専門用語を知るには場数を踏まないと難しいので麻雀は専門知識の有無により初心者か否かを見抜けてしまいます。
昨今の麻雀配信をしている方たちも専門用語の使い方ひとつで精通している人かどうか簡単にわかりますね。まあ、使わないで済む専門用語は使わないのが一番優しいわけですが。
わかったつもりで分からない事があるのが専門用語の難しい所。ここではちひろちゃん通称『肉ちゃん』が専門用語を教えてもらいながら成長していき、それを読者も学んでいけるような作りになります。
かつて、見た事のない麻雀専門用語特化小説の始まりです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 08:40:15
7625文字
会話率:77%
わたくし、ダグラス・アルベルトは王都の魔法学院に通う落ちこぼれ。
いつも成績は最低辺。
家族には疎まれ、学園内では孤立し、日常的に陰口を言われると、人生、お先真っ暗。
そんなある日、王宮から来た使者が、わたくしを《勇者パーティ
ー》へと勧誘しに来た。
実力のともわないわたくしが、かの名誉ある《勇者パーティー》に…………?
ありえないでしょ!?
いつも以上に、ニヤけている学院長の顔を見れば歴然-------------さっさと、わたくしを追い出したくて、仕方がないのだろう。
仕方がない。
ここは、はっきり断って、学院を出て行こう。
え?
わたくしが本当は優秀な上、実はみんなに好かれているって…………?
そんな訳ある訳ないでしょ?
とりあえず、わたくしは家も、家族も、国も全部捨てて、のんびり研究に励みますね!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 18:47:59
5524文字
会話率:19%
___100年前までの数千年間、魔王が率いる魔族と人間との間で世界は2分されていたが、勇者と呼ばれる者とその仲間のパーティーが魔王討伐に向かい、圧倒的な力で魔王領をわずか4年で突破して魔王の元まで辿り着いた。
その後、魔王と勇者が平和協定
を結んで、魔族と人間の戦いの歴史に終止符が打たれた。勿論、始めの頃は種族間でのわだかまりもあったが、それから100年が経過した今では、街で人間と魔族が共に歩いている光景を日常的に見る事ができる。
それだけでなく、人間と魔族間での交流、貿易、結婚などもされており、まだまだ課題は残っているものの、この100年で確実に人間と魔族との間のわだかまりも解消されつつあったのだが___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 00:12:11
3818文字
会話率:49%
響国の都。日常的に妖や式神が存在し、呪術が使われている世界。陰陽師として忙しく働く美緒は、ある日、東宮の警護に当たるよう命じられる。
東宮の後宮には最近大臣家の姫君である華奈姫が嫁いできたが、その頃から東宮の宮では怪異や妖の襲撃が起こるよう
になっていた。
警護として東宮のそばに仕える美緒に、東宮は惹かれる。美緒も東宮の美しさや聡明さに惹かれるが、身分も年齢も差がある二人は想いを言い出せない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 21:32:24
39893文字
会話率:45%
2020年代のコロナウイルス以来、日本人の間には日常的にマスクを外すことのできない人々が現れるようになった。その人々は、歳月の経過の中で、「社会的弱者」のレッテルを貼られ、自分たちだけのコミュニティである「マスクタウン」を日本各地につくり始
めるようになる。主人公である長谷川隼人は、インターナショナルスクールの友人、ドイツ人のハンス、フランス人のルイ、幼馴染みのハーフであるカスミの四人で、その「マスクタウン」を訪れ、そこで一人の少女と出会うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 00:50:56
37484文字
会話率:43%
配信者、インフルエンサー、大学生......現代社会を生きる者たちの心の闇に迫ります。
基本一話完結の短編集です。
「病む」「鬱」といった言葉が日常的に当たり前のように使われてしまうくらい、今の時代は大なり小なり生きづらさ、生きる苦しさを
抱える人が多いのでしょう。
登場人物たちの抱える様々な思いは、一見狂っていたり、はたまたとても身近だったり
いずれにせよ、皆どこかしらに共感できる要素があると思っています。
あなたはどう感じたでしょうか
※カクヨムでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 23:20:49
2740文字
会話率:39%
うつ病になり、東京で叶えた夢を捨て、地元で『精神科の閉鎖病棟』に入院することになった “私” 。そこは嘘のようなあり得ないことが日常的に起こる、変だけど優しい世界だった。
実体験をもとにした、精神疾患の重篤な患者が入院する閉鎖病棟の実情。
入院生活で経験したトンデモナイ3ヶ月を綴り、精神疾患を抱える人たちや、精神科・心療内科にかかることへの視線が少しでも優しくなってほしいと願うノンフィクション。
※この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「NOVEL DAYS」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 19:00:00
32025文字
会話率:17%
憂鬱だった。せっかくのバケーションなのに、祖父が入院したせいで、僕は今まで会った事のない、いとこの家に預けられる事になったんだけど……預けられてから、この町はホラー映画の監督が作った、人を殺しても罰されない町だと聞かされる。住人達も怪物の子
孫ばかりで、日常的に殺人が起きても、あまり気に留めない。という信じ難い話をされた直後に、あり得ない光景を見てしまったら……まあ、信じざるを得ないよね。
しかも、従兄弟が言うには、バケーションの時期は、元々高い死亡率が更に上がる、めちゃくちゃ危険な時期になるらしい。
僕はバケーションの間に、生きてこの町を出る事が出来るんだろうか?
スピード感と、既視感を感じるかもしれない、ホラーです。
※人が死ぬ事が多いので、苦手な人は注意してください。
※この作品では、一部の未成年に飲酒シーンがありますが、この町の舞台はアメリカにある、私的な場所についての飲酒には、例外を設けている架空の州と設定しています。
同様に、運転免許の取得年齢も16歳になっています。
日本での未成年の飲酒は、法律により認められていませんので、真似をしないでください。
この作品はフィクションです。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 15:20:33
69833文字
会話率:31%
辺境伯令嬢のクロエは、背中に痣がある事と生まれてから家族や親戚が相次いで不幸に見舞われた事から『災いをもたらす忌み子』として虐げられていた。
日常的に暴力を振るってくる母に、何かと鬱憤を晴らしてくる意地悪な姉。
(私が悪いんだ……忌み子だか
ら仕方がない)とクロエは耐え忍んでいたが、ある日ついに母に殺されかけてしまう。
「もうこんな狂った家にいたくない……!!」
死を目前にして、クロエは逃げ出した。
野を越え山を越え、ついには王都に辿り着く。
しかしそこでクロエの体力が尽き、弱っていたところを柄の悪い男たちに襲われてしまう。
覚悟を決めたクロエだったが、たまたま通りかかった青年によって助けられた。
「行くところがないなら、しばらく家に来るか? ちょうど家政婦を探していたんだ」
青年──ロイドは王都の平和を守る第一騎士団の若きエリート騎士。
「恩人の役に立ちたい!」とクロエは、ロイドの家の家政婦として住み込み始める。
今まで実家の家事を全て引き受けこき使われていたクロエが、ロイドの家でもその能力を発揮するのに時間はかからなかった。
「部屋がこんなに綺麗に……」「こんな美味いもの、今まで食べたことがない」「凄いな、君は」
「こんなに褒められたの……はじめて……」
ロイドは騎士団内で「漆黒の死神」なんて呼ばれる冷酷無慈悲な剣士らしいが、クロエの前では違う一面も見せてくれて……。
これは、忌み子として虐げらてきた令嬢が、生真面目で厳しいものの優しい騎士と共に過ごすうちに、ささやかな幸せを手に入れていく物語。
※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 19:00:00
327254文字
会話率:40%
七草島。七草をそれぞれに独占する七つの部族が暮らす島。
七草島では日常的に七つの部族の間で争いが絶えないが、
毎年一月七日の七草粥のお祭りの日だけは、七つの部族が協力して、
七草を持ち寄って七草粥を作り、神社に奉納して無病息災を祈願する。
今年も例年通りに七草粥のお祭りが執り行われたのだが、
お祭りの最中に村で大きな火事が発生した。
正月早々に、しかもお祭りの時に火事など、不吉極まりない。
何故火事が起こってしまったのか。
もしや、七草粥に偽物の七草が混じっていて、神の天罰が下ったのでは。
偽物の七草を供出したのは、七つの部族のどこか。
七つの部族は偽物の七草の犯人探しの争いを始めてしまう。
それを収めたのは、七草島の長でもある神社の宮司だった。
お祭りの七草粥に混じっていた偽物とは何だったのか。
事情は七草粥に留まらず、七草島の全体に及ぶことだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 02:54:46
7261文字
会話率:21%
ブラック企業に入社してしまった竹園。
日常的にパワハラを受け、辛い日々を送るも
経験を武器として、腐った組織に一石を投じる
爽快ストーリー。
キーワード:
最終更新:2023-12-25 22:17:58
4342文字
会話率:21%
晴れていても雨は降る。確かに日常的にもあることかもしれないね。
「でも、その雨には触れられなかったんだよ」
最終更新:2023-12-08 13:37:37
2189文字
会話率:28%
日常的に虐待を受けていた私、井波理代子は、当たり所が悪く、十三歳で命を落とすも転生してしまった。でも、転生先でも母親から虐待を受けていて、しかもその母親が七大悪魔に豹変、もう死んでしまいたいって思ったとき、自分の手には『モーゼの杖』が現れる
。七大天使が授けたモーゼの杖と共に、聖具や聖剣、ラジエルの書などを手に入れ、この世界で出会った人たちと、存亡の危機にある世界を救うため、力を合わせて奮闘していく。
※虐待の描写もありながら、おもしろ要素もあり、落差が激しいです。
※ラジエルの書が出てくるのは、結構あとになります。
※この物語は、フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 22:00:00
1995596文字
会話率:21%
毎度お馴染み破天荒が起きる小人さんワールド、アルカディア。
そこに一つの不協和音が生まれ、テオドールを巻き込んだ。
テオの視界に飛び込んできたのは、荒れた祖国を逃げ出してやってきた移民の親子。
読み書きも出来ない父親は、女の紐で
日銭を稼ぐその日暮らし。幼い娘は悪事を日常とし、スリや盗みに精をだし、親子は日常的に怒鳴り合い、手を出し合う大喧嘩を平気でやらかす悲惨な有り様。
「父ちゃんが働きもせんと、女にうつつ抜かしとうで、稼ごう思うたんじゃっ!」
「ほたえなっ! そんで騎士団の世話になっとうたら埒かんわっ!!」
喧々囂々な親子の一幕を垣間見、テオは背筋を凍らせた。
このままにしておいてはダメだ!
一念発起したテオドールは幼女のために孤軍奮闘を決意する。
だが、その親子の過去には彼の思いもよらない複雑な秘密があった。
チラホラ犯罪、ある意味虐待、貧困、差別、不条理その他諸々、色々出てまいります。そういったのが苦手な方は御注意を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 07:54:02
29383文字
会話率:33%
昔々、孤児の少年がおりました
その少年はある村の心優しい夫婦の下に引き取られ家族となりました
夫婦は息子となった少年にたくさんの愛情を与え、少年は裕福ではありませんでしたが、何不自由なく、それはもう幸せに育ちました。ただ一つ、日常的に村人か
ら厳しい視線を向けられることを除けば
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 23:16:36
4518文字
会話率:70%
暗い性格が災いし、日常的にいじめを受けている16歳の少年、神仙海苔巻(しんせんのりまき)は、帰り道に一枚の張り紙を見てしまったことにより怪しい男に連行される。その先でボスらしき人物から、とある実験に1日だけ参加するように頼まれ、人生最大のチ
ャレンジを強いられる神仙。その内容は「終了時に1億をもらえるが、誰かから話しかけられるたびに借金額が2倍になる」というものであり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 21:50:27
16708文字
会話率:40%
王国騎士団の備品係として働くミザリーは自分の部隊の隊長、ディルクに憧れていて、日常的に「隊長!好きです!」と告白を繰り返している。ちなみに当のディルクはあきれ顔だ。
それは恋愛的な意味ではなく、ただのアイドルに憧れるファン心理だと言うが…?
また傍目には明るく見えるミザリーにも抱える暗い過去があり、それはある出会いをきっかけに再び彼女を苦しめる。
主人公が身分差と過去のトラウマを乗り越える異世界ラブファンタジーです。
※未成年者への虐待を思わせるシーンがありますのでご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 19:49:30
20393文字
会話率:40%