『死体探し』専門の探偵事務所
そんな場所を訪れた『僕』を待ち受けていたのは、クセ強すぎる面々だった!
躁うつ病の『死体装飾家』シスター、絶え間なく配信をする中年所長、機械のようにパソコンに向き合い続けるAI男、手だけしか姿を見せないヒキ
コモリエンジニア……
死体を探して欲しいと依頼をした『僕』に突きつけられた条件は、『死体を現代アートの素材にさせてほしい』……!?
捨てた人間の思考をトレースして、死体を探し出す探偵・無花果と『僕』のドタバタミステリ中編集!
そして、ひとの『死』でしか自己表現ができない孤独な天才から生まれる『作品』と、それに共鳴するものたち……
死臭にまみれたユニークなメンバー、Grave Dancers(他人の死で得をするものたち)の、これはヒューマンドラマである!
あと、最低コメディ要素もあり!
毎日1820更新、お楽しみに!
面白かったら評価コメントレビューブクマお願いします!
※この作品はカクヨム、ノベルアッププラス、ネオページでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:23:07
403589文字
会話率:36%
堤防で打ち捨てられていたフグを助けていた俺はうっかり海に沈み、死んだ。
次に目を覚ました時には――フグに転生していた!?
目覚めた場所は異世界の超危険海域――『滅びの呪海』
水深20000mを超える大深海だった!
異世界の深海では、破
滅級のシーラカンスに襲われたり、海の覇者リヴァイアサンに殺されかけたり、生存競争激しすぎ!?
命がいくつあっても足りねぇ!!!
どうにか深海を必死に生き延びていた俺は、やがて一人の少女と出会う。
その名は、エレナ=シャーロット。
【失格勇者】の烙印を押された、異世界の『勇者』だった。
ひょんなことからエレナの命を救った俺は、そのまま少女にテイムされ、『ぷっくん』の名を与えられてペットとなることに!?
こうして悠々自適なフグライフを満喫できるかと思いきや、『勇者』であるエレナには "魔王討伐" という重大な使命が託されていることを知る。
俺はフグとしてエレナに飼われる形で行動を共にし、魔王打倒のため『滅びの呪海』の攻略に乗り出すのだった!!
――――これは、【失格勇者】と見下されても人々を救うために立ち上がる勇者少女と、一匹のフグの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:15:00
92020文字
会話率:16%
「もう、夢は捨てた。現実を見なきゃ…… なのに、どうして、こんなに苦しいんだ? どうして、胸のざわめきは収まらないんだ?僕は……どうしたらいいんだ?」
夢を捨てた少年が進路に迷い、ゆく宛もなく一人黄昏れていると、星を研究する謎の女性との出
会った。その女性と交流を深めていくうちにかつての自分を思い出して……
これは、かつて夢を捨てた少年が再び夢を葛藤しながら取り戻していくお話……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:14:41
47124文字
会話率:29%
夢を捨てた少年が、星を研究する謎の女性との出会いをきっかけに、諦めかけた自分自身と父との約束を取り戻し、再び星を追い始める物語。
最終更新:2025-07-14 21:06:59
2630文字
会話率:22%
いじめられ、無視され、見捨てられた少年——黒金ライゼン。
クラス全員が異世界へ召喚された日、彼だけが「失敗作」として神に拒絶され、奈落へと落とされた。
だが、死は訪れなかった。
絶望の底で目覚めたのは、禁断の力。
それは、痛みと裏切り
、そして戦いを糧に進化する力だった。
地獄の底から這い上がり、ライゼンは誰よりも強くなる。
神々を超え、運命を壊し、全てを取り戻すために——
かつての“最弱の追放者”が、世界の頂点へと駆け上がる。
---折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:11:38
2290文字
会話率:36%
主人公の名前はロード。緩やかに逆立つ金髪とエメラルド色の瞳を持つ10才の少年である。
レジェンドオーブ・スライムというスライムが勇者として世界を救う物語という絵本を愛読書に、その本に影響を受け自分も故郷であるストンヒュー王国の衛兵を志すよう
になる。
しかし、十九才となった彼はその夢を捨ててしまう。
ストンヒュー王国の使用人となったロードだったが、ある日悪い竜が突如として現れる。
それはくしくも自分の愛読書と同じ展開だった。
怪我を治療する能力を得ていたロードは王様の命令により、竜の被害に遭った村や街に支援活動をしに行く。
そんな中、オオカミである友人の竜が近づけない山があると知り、その秘密を王国に持って帰ろうとする。
しかし、その情報を持っているレオリカン王国の王に帰れと言われやむなく帰る。
そんな中、近づけるはずもないミャーガン山に悪しき竜が現れロードに向かって剣を持てという。
そうしてレオリカン王国の国宝竜殺しの剣を手に入れたろーどは悪しき竜を退治しに行くが、そんな中ある違和感を覚える。それは誰も命を落としていないことだった。
悪しき竜に刺さっていた黒き剣を引き抜き、元の赤い竜に戻したロードは竜が異世界から来たことを知る。
異世界に行ってみたいというロードだったが、行けば二度と元の世界には帰って来られないと釘を刺される。
そして、悪しき竜もいなくなったことで事件は解決したかに見えたが、その裏で暗躍していたのは魔王アグロ―ニ、赤き竜の力を奪い、ストヒュー王国をのとった魔王もまた異世界の住人だった。
赤き竜の活躍により王国の民は全員避難することに成功した。
そして魔王の言う秘宝玉という特異な宝石の情報を得るため旅のオオカミと共に物知りな亀のお爺さんの元へ向かう。そこで魔王や秘宝玉の話を知り、打倒魔王に燃えるロードだった。
異世界からやって来た最強の魔王アグロ―ニvs真の強さを持ち帰って来たロードの戦いが今始まる。
それがこれから続く長い長い旅の序章であるとも知らずに…
渾身の力作です。多くの人に読んでもらいたく投稿を決意しました。
もし読んでみてお気に召しましたらお気に入りの方をよろしくお願いいたします。
アドバイスなどがあればコメントの方でお願いいたします。…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:11:29
1696263文字
会話率:51%
カドカワBOOKS様から、書籍発売が決定しました!
2024年4月10日に発売されます。
ネット予約が開始しておりますので、どうぞネット購入お待ちしております。
阿部秀雄(アベ・ヒデオ)40歳は、ブラック企業の社員として日々激務に励んでい
る。
独り身でこのまま人生が終わっていくのかと悲観している時に、段ボールで捨てられていた動物を見つけた。
自分にも癒やしがほしいと思って、段ボールを覗き込むと小さなスライムがいた。
ダンジョンが現代に出現して魔物をテイム出来る世界。
主人公はスライムをテイムしたことで、冒険者という副業を始めることになる。
それから変わっていく日常や人間関係、スライムと過ごすほのぼのスローライフ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:01:56
103333文字
会話率:42%
目覚めたとき、世界は壊れていた。
猫型自動人形のソラは、荒廃した世界でハンターのラドリーと出会う。
心を持たないはずの機械と、感情を捨てた青年。
空っぽだったふたりは、世界の片隅で、少しずつ“何か”を見つけていく——
「ただの日常」と「
ちょっとの謎」が、心に静かに沁み込む——魂の物語。
※暖かいSF。猫と青年。ロボット×人間の絆ものが好きな方に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:44
14293文字
会話率:29%
人類は、かつて文明を築いたが、突如として現れた「紅羊(グール)」と呼ばれる奇怪な存在により、世界は破壊され、人々は大陸の一部に追いやられた。紅羊は人類に対して無慈悲な戦争を繰り広げ、一般の市民たちは彼らの脅威に晒され続けていた。戦闘の最前線
では、かつて人間であったが、紅羊に対抗するために改造された「戦士」が命を懸けて戦い続けている。
主人公、エリオット・カラムは、かつて「紅羊」との戦争で命を落とした兵士の一部が蘇生し、改造されて兵器として使われるという非人道的な実験の産物である。彼は改造される前の記憶をほとんど失い、ただひたすらに紅羊との戦闘に身を投じている。彼のような兵士は「グール」と呼ばれ、上層部によって冷徹に使い捨てられていた。
エリオットは次第に、彼が抱える深い謎と、なぜ自分が「グール」として生まれたのかに対する疑問を抱き始める。彼は自らの記憶を取り戻し、そして彼を操る上層部と戦う運命に導かれる。
一方、エリオットとともに戦う仲間たちもまた、過去のトラウマや人間らしさを失いながらも、必死に生き延びようとしていた。彼らが戦う先に待ち受けるのは、人間と「紅羊」の決戦の時か、それとも――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
46850文字
会話率:32%
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
89880文字
会話率:25%
生まれてすぐに孤児院に捨てられていた僕。
最終更新:2024-02-29 21:00:00
119719文字
会話率:26%
大学生の絵未は、自分を取り巻く環境にうんざりしていた。嫌がらせをしてくる亜里沙、彼女に寝取られた恋人の拓郎。関わりたくないのに向こうから寄ってくる。そんな絵未に「捨てる」事を勧めてきたのは話した事のないクラスメイトの有香。
そんな事が出来る
のか、半信半疑になりつつも、絵未は山へ彼らを捨てに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
9276文字
会話率:29%
幼い頃、アドモンテ公爵家の図書館で出会った少年にベルティーユは恋をした。その知性と笑顔に!そしてスターチス学園で巻き起こった事件、皆の憧れグレイシア様が、男爵庶子のカリンに婚約者を奪われ…え?奪われたっていうより、捨てたよね?きっとそう。ベ
ルティーユはそう思っている。婚約者のアルトーを愛しつつも、その才能をばらしたくないベルティーユは、馬鹿王子にこのまま仕えさせていいのか悩む!悩む!そんな中馬鹿王子とグレイシア様をベルティーユは見た!!!
※「だから最後に嘘をつく」の王子の側近アルトーの婚約者ベルティーユ目線※時系列的には婚約解消後に帝国に旅立つ間のお話※コメディよりです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 19:00:00
7675文字
会話率:28%
王女であり聖女であるミロスラーヴァは、実の妹ナターリャに王配候補達と立場を奪われる。愛されるだけの妹が、努力し続けた姉の得た物を。だから、ミロスラーヴァは全てを捨てる。そう、全てを。
最終更新:2024-10-13 12:00:00
5001文字
会話率:27%
祈れば救われると、誰もが信じていた。
貧民の少年・ルカは“光の魔法”を宿す才能を見出され、貴族の娘・ミリアに買い取られ育てられる。
優しさに包まれた日々。これが救いだと、彼は信じていた。
だが15歳の儀式の夜、彼の魔力は奪われ、裏切られ
、捨てられた。
失意と絶望の中で彼は出会う。
人々に祈りを捧げられ、そして裏切られた存在――“裏切りの神”ナカトと。
これは、祈りが呪いに、
光が闇に、
愛が復讐に変わっていく――
少年と神の、堕ちていく契約の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
153140文字
会話率:26%
気温も凍えそうなほどに低くなっていく十一月のある日。高校一年の学生生活を送っていた水上悠斗はふとした拍子に校内でも屈指の人気度を誇る小柄で無口な同級生、本羽咲が公園に居座っている光景を見かける。
最初は厄介ごとには関わらないと決めて通り過ぎ
ようとした悠斗だったが…見捨てることに寝覚めの悪さを覚えてしまい、彼女と奇妙な縁を持つこととなる。
だが、相手は圧倒的な知名度を誇る有名人であり、それに対して彼は平々凡々な男子生徒。そんな間柄では劇的な変化など起こるはずもなく、そのまま二人の関係性は変わらず幕を下ろす……そう思っていた。
されど、そんな些細な縁からグイグイと関わりを持とうとしてくる咲の愛らしい行動に、悠斗は困惑しつつも受け入れていく。
これは無口で小柄な少女と、そんな彼女に懐かれてしまった少年による日常の変遷。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
473983文字
会話率:30%
高校一年真っただ中の黒峰彰人がいる教室には、少し変わったクラスメイトがいる。それは誰もが視線を奪われ、意識を惹き付けられるほどに整った容姿を持つ彼女──間宮朱音は、日常の大半を眠ることに費やしているという何ともおかしな少女だった。
しかし、
そんなことは彰人には関係ない。どれだけ見た目が優れていようと彼女と自分は住む世界が違い、碌に関わることもない人間……そう思っていた。
だがある些細なことをきっかけとして関わることになった二人は、次第にその仲を深めていくこととなる。これはそんな優しさを捨てきれない少年と、どこか甘え上手な少女による物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 21:00:00
633333文字
会話率:36%
他を寄せ付けない隔絶した魔法の腕を持つと恐れられ、世間からは”終焉の魔女”と呼ばれ畏怖されていた存在でもあるアルメリア・リオスは、ある日森の中で捨て子だった赤ん坊を見つける。
始めは関わるつもりなどなかった彼女であったが、何となく見捨てられ
なかった意思から赤ん坊を拾い上げ、後に娘となるセレネを育てることとした。
…だが、最初はすぐに飽きるだろうと考えていた予想に反して、アルメリアはすくすくと成長していく娘の姿に魅入られ、次第に溺愛することとなるのであった。
これは、そんな娘を全力で可愛がる母となった最強の魔女と、魔女に愛でられる娘によるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 19:10:00
33641文字
会話率:31%
俺はわりと平均的な能力の男子中学生。名前は言いたくない。気に入ってないんだ。
そんな事はどうでもいいが、どうやら俺は呪われているらしい。
副担任の女教師の小泉(20)いわく「童貞を捨てる度に強制的に過去に戻って相手の記憶も消える」呪いらし
いのだが、それってメチャクチャすげぇ特殊スキルじゃね?
「やった!合法的にヤリ放題じゃねえか!」って喜んだのも束の間、なぜか俺は女絡みのトラブルばっかりに巻き込まれてしまう……
ちなみに無修正版もどこかに存在する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:55:09
1279175文字
会話率:25%
かつて聖女を輩出したマルシーヌ聖公家のソフィーとギルレーヌ王家のセルジュ王子とは古くからの慣わしにより婚約していたが、突然王子から婚約者をソフィーから妹のポレットに交代したいと言われる。ソフィーの知らぬ間に、セルジュ王子とソフィーの妹のポレ
ットは恋仲になっていたのだ。
両親も王族もポレットの方が相応しいと宣い、ソフィーは婚約者から外されてしまった。
失意のソフィーはドラゴンに急襲され穢れた大地となった隣国へ救済に行くことに決めた。そこで旧友の王子ファウロスと再会する。そして彼から自分と結婚しないか、と驚きの提案をされるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:51:49
43500文字
会話率:54%
王子に恋人が出来て突然婚約破棄されてしまった公爵家の令嬢アデレードは、さらに悪いことに家族からも用なしと言わんばかりに山奥の朽ち果てた屋敷へと追いやられてしまう。
貴族社会から追放され、その上家族からも邪険にされて失意に沈むアデレード。自暴
自棄に死に場所を求め山を彷徨い歩くが、そこで彼女を止めに来たリーフェンシュタール伯爵カールと出会う。憔悴したアデレードを見かねた彼はある場所へと彼女を誘い、そこで彼の言葉に心動かされたアデレードは公爵令嬢ではなく"ただ"のアデレードとして生きていくことを決めるのだった。ふとした切っ掛けで、ホテル始める決意をするアデレード。準備を進めていく日々の中でカールとの距離も近くなったり遠くなったり、またちょっと近づいたり……。
強面だけど優しい伯爵のカールとただのアデレードが紡ぐ、不器用な恋と再生の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 23:05:40
209256文字
会話率:57%
雪山に消えたモフモフ王。あれから数年が経過。日々の生活の繁忙さから、桂華は、雪山で、起きた事は忘れていた。が、何故か、雪解けの季節になると雪山の夢を見る日が続いていた。20歳を過ぎた頃、親友をT国を観光に訪れていた。最後の観光地で、ふとした
ハプニングで拾った赤い飾り袋は、冥婚の招待状であった。桂華の身の回りで、怪奇現象が次々と起こり始める。桂華の窮地を救ったのは、以前、雪山であった陸鳳であった。何故か、過去の事は、忘れており、獣医師として、働いていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:50:09
107393文字
会話率:47%
婚約を約束した勇者ミカエルに捨てられた聖女アニィ。
傷心の彼女が訪れたのはミカエルとの思い出の地、魔王を倒した魔王城だった。
そこで思いがけず、弱体化した魔王と再会するアニィ。魔王を介抱していくうちに芽生えるアニィの恋心。「魔王を愛してしま
うなんて……」イケナイ想いに苦悩する彼女に魔王は愛の告白をする。
魔王と聖女の許されない禁断の愛!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:47:25
10839文字
会話率:56%
侯爵令嬢ヒューナレラ・ビーストは、“氷の令嬢”と呼ばれる美貌と冷徹さを持つ名門の娘──だった、はずだった。
だがその中身は、前世で乙女ゲームに心を捧げていた、ごく普通の日本人女性。
事故で命を落とし、転生した先は、かつて夢中でプレイしてい
た恋愛ゲームの世界。しかも自分は、王太子とヒロインの恋を邪魔する“悪役令嬢”の役割だった。
けれど彼女が恋をしたのは、物語の中心にはいない、冷静沈着で誠実な公爵──ロカルド・ターラント。
運命の筋書きを捨て、すべてを彼に捧げると決めたヒューナレラは、前世の知識を駆使し、常識外れの手段で“愛”を注いでいく。
これは、正しさと義務に生きる公爵と、歪なほど純粋な愛を抱く侯爵令嬢の、常軌を逸したファンタジーロマンス。
「罪から始まる溺愛なんて、ありえないと思っていた」
だがそれでも、誰かを愛さずにはいられなかった──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:43:35
70154文字
会話率:32%
魔王を倒した今、世界では【異世界転生者】と【異世界転移者】が溢れかえっていた。強大な力に膨大な知識。奇跡とも呼べる生産をする者や、武神とも呼ばれる武の頂きに達もの、その全てが彼等だった。魔王を倒した四大英雄の二人が結婚し、身ごもった子供は双
子。兄として産まれた方は父と母の力を完璧に引き継ぎ、加えて転生者と言うハイブリッド。
だが、弟は転生者でも何者でもなかった。兄と同じく、何種も同時に魔法を扱えるスキルを持ちながらも、弟が扱える属性は【炎】のみ。英雄の産まれカスと呼ばれ迫害される事となる。
「なら、俺はこの属性を極めてやる」
ダンジョンにこもっている時、一つの声が頭に響く。
「命を捨てる覚悟はありますか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:42:24
25008文字
会話率:48%
自ら命を絶とうと崖のふちに立つ青年は、小汚い老人と出会うのだった。
最終更新:2025-07-13 17:00:31
6934文字
会話率:47%
家族に見捨てられた青年は自らの命を絶とうと、崖の縁に経つ。そこで出会った薄汚い老人。青年と老人の数奇な出会いは、彼の生き方を問いかける。
最終更新:2025-07-11 16:55:54
6224文字
会話率:45%
王宮の広間は、冷え切った空気に満ちていた。
玉座の前にひとり、少女が|跪い《ひざまず》ていた。
エリーゼ=アルセリア。
目の前に立つのは、王国第一王子、シャルル=レインハルト。
「─エリーゼ=アルセリア。貴様との婚約は、ここに破棄す
る」
「……なぜ、ですか……?」
声が震える。
彼女の問いに、王子は冷然と答えた。
「貴様が、カリーナ嬢をいじめたからだ」
「そ、そんな……! 私が、姉様を、いじめた……?」
「カリーナ嬢からすべて聞いている。お前は陰湿な手段で彼女を苦しめ、王家の威信をも|貶めた《おとし》さらに、王家に対する謀反を企てているとか」
広間にざわめきが広がる。
──すべて、仕組まれていたのだ。
「私は、姉様にも王家にも……そんなこと……していません……!」
必死に訴えるエリーゼの声は、虚しく広間に消えた。
「黙れ!」
シャルルの一喝が、広間に響き渡る。
「貴様のような下劣な女を、王家に迎え入れるわけにはいかぬ」
広間は、再び深い静寂に沈んだ。
「よって、貴様との婚約は破棄。さらに──」
王子は、無慈悲に言葉を重ねた。
「国外追放を命じる」
その宣告に、エリーゼの膝が崩れた。
「そ、そんな……!」
桃色の髪が広間に広がる。
必死にすがろうとするも、誰も助けようとはしなかった。
「王の不在時に|謀反《むほん》を企てる不届き者など不要。王国のためにもな」
シャルルの隣で、カリーナがくすりと笑った。
まるで、エリーゼの絶望を甘美な蜜のように味わうかのように。
なぜ。
なぜ、こんなことに──。
エリーゼは、震える指で自らの胸を掴む。
彼女はただ、幼い頃から姉に憧れ、姉に尽くし、姉を支えようとしていただけだったのに。
それが裏切りで返され、今、すべてを失おうとしている。
兵士たちが進み出る。
無骨な手で、エリーゼの両手を後ろ手に縛り上げた。
「離して、ください……っ」
必死に抵抗するも、力は弱い。。
誰も助けない。エリーゼは、見た。
カリーナが、微笑みながらシャルルに腕を絡め、勝者の顔でこちらを見下ろしているのを。
──すべては、最初から、こうなるよう仕組まれていたのだ。
重い扉が開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:40:00
287258文字
会話率:38%
バレンシア王国の王都から南へ数十リーグ、小さな村「ロサーナ」には、今年も豊かな実りが約束されていた。アントニオはその村で農業を営む青年だった。親を数年前に病で失ってからは、たった一人で麦畑と向き合い、耕し、育ててきた。
でも、ひとりじゃな
い。アントニオには心に決めた婚約者、村娘のマーガレットがいた。
ところが、その日。黄金色に波打つ麦畑のそばの農道に、高級な馬車が止まった。
降り立ったのは、見たこともないような豪奢な服を着た男と……もうひとり。信じられないことに、マーガレットだった。
「……マーガレット?」
アントニオが呼びかけると、彼女は軽く鼻を鳴らして笑った。
「アン。わたし、結婚やめる」
「……え?」
「婚約、破棄するわ。ごめんね。でも、もう決めたの。わたし、サラゴサ男爵様と王都で暮らすの。あんな畑の土なんて、もう触りたくない」
耳を疑った。何を言ってるんだ、マーガレット。
「……マーガレット、そいつに騙されてるんだ。男爵が、村の娘と本気で付き合うわけない。王都に行ったって、どうせすぐ捨てられる。そんなの……遊びに決まってる!」
必死だった。怒りというより、彼女を守りたい一心だった。
だが、その時。
「貴様ぁ……!」
男爵が、鷹の羽をあしらった帽子を払って、アントニオを睨みつけた。その目には、蔑みと怒りがあった。
「このサラゴサ男爵の、真実の愛を……愚弄したな、平民が!」
男爵の号令で、背後に控えていた従者たちが動いた。ゴツい腕を持った男が二人、麦畑にズカズカと踏み入り、苗を蹴り倒していく。たわわに実り始めた麦の穂が、無惨に踏みつけられる。
「やめろ……やめてくれ!!」
アントニオが走り寄るが、男爵の手下が拳を振るう。
ゴッ。
強烈な衝撃が頬に走り、視界がぐらりと揺れた。そのまま地面に倒れ込み、泥の匂いが鼻を突いた。
「平民のくせに、俺様に説教だと? 身の程を知れ、田舎者が」
男爵の靴が、アントニオの顔すれすれで地を踏み鳴らした。
「行くぞ、マーガレット。こんな泥まみれの世界と関わっては、おまえの美しさが穢れる」
「うん、ありがとう、男爵様。……もう、こんな村に未練なんてないから」
ふたりは、夕陽に染まる麦畑を背に、馬車へと戻っていく。破壊された麦の中で、アントニオは地面にうずくまったまま、目を閉じるしかなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:10:00
30582文字
会話率:35%
外れスキルを掴まされ勇者の肩書を剥奪された東雲さんの奮闘記
最終更新:2025-07-21 20:23:14
61279文字
会話率:52%
ヴィルヘルムにガレイトあり。
世界最大の国家、ヴィルヘルム帝国有する騎士団〝ヴィルヘルム・ナイツ〟にひとりの男がいた。
男の名はガレイト・ヴィントナーズ。
ガレイトは、出自こそ華やかなものではなかったが、王にその才を見出され、栄誉あ
るヴィルヘルム・ナイツに入団。やがてガレイトは団内でその頭角を現していき、やがてヴィルヘルム・ナイツの団長であるエルロンド・オプティマスと一騎討ちの末、これに見事勝利し、団長の座を手にする。
しかし、名実ともに帝国最強──ひいては世界最強の騎士となったガレイトだが、その後、とある戦争中、敵の術中にはまり行方不明になる。
戦争はガレイトが不在ではあったものの、ヴィルヘルム帝国の圧勝。
そして戦争終結後、ふらっと国に帰ってきたガレイトは誰もが耳を疑うような発言をする。
「ヴィルヘルム王よ! どうか私が、この誉あるヴィルヘルム・ナイツの長を辞める愚行をお許しいただきたい!」
王城内にいた騎士たちだけでなく、侍女や王付きの近衛兵たちもどよめきを上げる。
そんな中、玉座にて頬杖をついていたヴィルヘルム王が、厳かに口を開いた。
「ふぅん。ちなみに、団長辞めてなにすんの?」
「りょ、料理人に、なりたい……です……!」
「へぇ、コックか。いいね、素敵だね。いいよ、なっても」
「あ、ありがたき幸せ……!」
こうしてガレイトは世界最強の騎士という称号を捨て、心機一転、料理人として新しい人生を歩み始める。
ヴィルヘルム帝国はこの日、ガレイトの新しい門出を祝う者、放心する者、泣き崩れる者、軽蔑する者、発狂する者たちで混沌となった。
──そして、そんな騒動から数年後、ガレイトは冒険者パーティ付きの料理人として、自分よりも遥かに実力で劣っている者たちにこき使われていた。
この物語は今まで剣を握り、鎧を身に纏っていた男が、包丁を握り、エプロンに着替えて、数多の食材たちと戦う(主に悪戦苦闘する)物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 00:01:26
452794文字
会話率:71%