パッとしない田舎貴族の令嬢、シェリカは憂鬱だった。
お金もないのに王都に出て社交をしなければならないことに。
オマケに、破天荒な姉とボーッとした兄のお守りまで。
しかし、ひとりの居丈高な貴族とぶつかった事でシェリカは自分の家の秘密を知るのだ
った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 15:11:01
42156文字
会話率:40%
10歳になったら全員が受けなければならない能力試験。
ソラン村に住むテオバルドとナタリアは、能力試験を受けるためにブリタックの町まで来ていた。
「どうしてウチの村では試験をしてないんだろうね~?」
「そりゃ、田舎だからなぁ~あんな測定具
なんて村に置いてあるわけないよ」
「それにしてもテオったら。ふふふっ・・・」
意味ありげに笑うナタリア。
「うっせぇよ!あんなの測定具の故障に決まってるよ」
「まぁまぁ、確かにテオの得点があんなに低いってのも驚きだけどね。まぁこれから頑張ればいいんじゃない?」
「だから、勉強だって運動だって、ナタリアより出来てると思うけどなぁ」
「それ、ひっどーい!」
「ハハハハ・・・」
笑ってごまかすテオバルドであったが、試験の結果を持って帰るのが憂鬱だった。
そんな帰りの乗合馬車でアクシデントは起こるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 18:00:00
123697文字
会話率:55%
サイルーン王国の王太子、カルザードは憂鬱だった。
のらりくらりと交わし続けていた婚約者を、早々に決めなくてはいけなくなったから。
しかも選択肢はたったの二つ。
有力侯爵家バジーレの双子の令嬢、エラとフレイアのどちらを選ばなければならない。
周囲から得られる姉のエラの情報は乏しく、あっても醜聞ばかり。
一方の妹フレイアの社交界での噂は賞賛に満ちていた。
双子なのにあまりの違いに、カルザードは懐疑心を抱いた。
「そんなに疑うなら、ご自身の目で確かめてからお決めになれば良いではないですか」
そんな折、影武者であるアベルが放った一言にカルザードは不敵な笑みを浮かべ、誰もが想像もしなかったことを実行に移す。
「見るなら間近で、なおかつ身分をばらさずにだ」
こうして一人の執事見習いがバジーレ侯爵家に雇われることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 23:35:56
15740文字
会話率:36%
一年前、同じ死にたいという気持ちを抱いていた雪乃が僕を残して死んだ。そこから毎日を虚しく生きている。そこに過去に戻る能力を持つという雪乃の友人、山崎が現れる。過去に行き雪乃を助けようと僕たちは過去と今を行き来して、彼女が生きている未来を創ろ
うとする。生きるとは何か、死ぬってどういうことか、それを抱えて生きている僕たちは何なのか。苦しくなりながらも、僕は、答えを出す。
これは僕の生きる答えを探す物語。毎日をが憂鬱だったり、虚しさを感じている人へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 01:35:08
59177文字
会話率:37%
会社の先輩の結婚式、文乃は憂鬱だった。披露宴には職場のお局様も来ていた。ブーケトスでは彼女の機嫌を損ねないよう、お局にブーケを取らせようと女子社員同士が「忖度」をしていたのだ……。
最終更新:2021-08-23 21:39:35
3718文字
会話率:37%
怪物との戦争が繰り広げられる世界。
そこでは、戦いに勝利する力こそが絶対と信じられていた。
直接的でも、間接的でも、怪物を倒せる者にこそ価値があったのだ。
召喚術師のセイルは、日々聞こえてくる血なまぐさい話題に、心の底からうんざり
していた。右を見ても、左を見ても、世間の関心は戦争一色。いかに早く怪物を撃退できるか。いつ自分たちの生活に平和が訪れるのか。そんなことばかりである。
しかし、実際に戦うのは戦闘訓練を積んだ騎士や魔術師だ。学徒であれば学院に通い、敵を殺す方法を学んでいく。多くの者が戦うために生き、命を奪うことだけを目標にしている。
そうやって散っていった命が、いったいどれほどあっただろうか。
それがセイルの抱えた憂鬱だった。
自分も魔術師ならば、戦いに身を置くべきなのだろうか。そんな考えさえ出てくる始末だ。
しかし、実際のところ、セイルに戦いを期待するものなど誰もいない。
彼は、戦場はもちろん、模擬戦の場であっても、公的な勝利実績がないのだ。
勝率ゼロパーセントの落第術師。それが世間的なセイルの評価であった。
けれど、彼の本当の姿を知ったなら、その評価を改めることになるだろう。
いまや戦場の伝説にさえなっている存在――獣王。
その正体こそが、ほかの誰でもない、セイル自身なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 21:35:14
51214文字
会話率:41%
H県に生を享けた元少年の現中年、その名は「まー」。
この日、まーは憂鬱だった。
家賃3ヶ月分の滞納及びおよそ1ヶ月に渡るデイケア無断欠席。
現状打破のため、施設のナンバー2に謁見し…
やがて大きな決意をその大きな胸に抱くことになる。
最終更新:2021-05-30 00:25:03
17883文字
会話率:14%
日常は些細なストレスの積み重ねで。私はそれが憂鬱だった。
だから私は、自分の世界に閉じこもることにした。
最終更新:2021-01-02 17:00:00
3129文字
会話率:3%
その少年の心はいつも憂鬱だった。
少年は両親を事故で失い、従姉がいるがいつも一人だった。
亡き両親の願いで行っている学園では、クラスで不思議と避けられる。
そんな少年が高校3年となった時、偽りの自分を捨てられる場所へと行く事となった。
『勇
者召喚?』
『クラスメイト達と共に?』
『”女神の加護”なし?』
『聖剣に選ばれているかも?』
そんなの関係ねぇ~とばかりに自由気ままな異世界ライフを堪能する。
これはかなり歪んだ少年の神と女神なんて知らない自由放浪物語である…
○主人公の名前は1章-③に分かります。
○本編=主人公side
○過伝=キャラの過去の話。
○外伝=主に勇者召喚されたキャラやほかの重要人物達メインの話。
○人物紹介や設定は『自作品人物・世界観設定集』を参照して下さい!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-13 18:00:00
372962文字
会話率:27%
ソール王国の国王、アレキサンダーは憂鬱だった。
貴族令嬢など嫌いだというのに、隣国の侯爵令嬢を妃として娶らなければならなくなったからだ。
令嬢達がアレキサンダーのことを怪物と呼んで恐れ、怯えているのを知っていたからでもある。
苛立ちを妃と
なる令嬢にぶつけ、冷たく当たるアレキサンダー。しかし、彼の妃は彼を恐れるどころか、愛しそうな目で見つめてくるばかりで……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-09 22:34:31
4163文字
会話率:31%
ある日いつもの道いつもの人そんな日々を送っていた。
白羽根 優紀 高校二年生 そんな彼はある夢を見た。
それは、世界の終わりの様な残酷の様、生命を拒絶するような灼熱の大地、
変わり果て原形が消え失せた幻の様な光景を見て優紀はとても憂鬱だっ
た。
いつも通りの学校終わりだが突如として戦場となった。
何とか物陰まで行ったものの人は混乱し殺されていく。
状況は絶望的だったが、そんな中優紀は一人の天使と会った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 20:19:05
7549文字
会話率:50%
暑くて涼しい場所を探し見つけた場所。それが「図書室」だった。憂鬱だった夏休みに出会った君。夏休みの期間だけ会える君。誰か知らない君。私の夏休みのが始まった気がした。来年も君に恋をさせてください。
最終更新:2020-03-20 19:48:29
414文字
会話率:0%
憂鬱だった毎日に光を差してくれた2人の天使の存在が、私の人生をかえてくれた
最終更新:2019-10-26 23:37:51
1061文字
会話率:0%
小学生の頃いじめを受けていた。
毎日学校が憂鬱だったし、毎日泣いた。
でもどうしようもなくてどうもしないまま大人になって、人生損したかもしれないと思ったことがある。
でも、まさか思わないよなぁ!?
俺が漫画やアニメみたいに過去に戻るなんて
虐め撲滅運動組織に入会したろうか?
一応現実ありえない事してるからローファンでいいんだろうか?よくわからん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 10:42:55
7458文字
会話率:19%
幼い頃「私」は、正月になると祖母の家に泊まるのが嫌だった。古ぼけたその家は広いだけで、寒く、怖かったのだ。
ある年、祖母の家で図書室を見つけた私は、図書室に住む「彼」に出会う。父親より若い「彼」は離れにある蔵に住んでいるという。漢字の読み方
や意味を教えてくれる「彼」に親しみを覚えた「私」は、一年に一度会える、憂鬱だった正月の行事が楽しみになっていた。
彼との出会いから十年、正月に祖母から財産が全て納められている蔵の鍵を無理矢理託された「私」は、祖母の危篤の知らせを受け、初めて夏に祖母の家を訪れる事になる。彼と過ごす最後の夏になるとは知らずに。
※作中に夢一夜の引用、墨東奇譚のネタバレが出てきます。
※文章内の『』部分は夏目漱石の夢十夜・第一夜からの引用になります。
※登場人物の死があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 20:00:00
82816文字
会話率:41%
主人公、望月 映司(モチヅキ エイジ)は憂鬱だった。
理由は2つある。
1つ目は、父親が異世界転生者であること。
そして現在、彼は行方不明中である。
2つ目は、その父親が異世界から連れ帰った美女ハーレム。
ダークエルフ、猫人、ハイエ
ルフ、半妖……
行方不明の父親の代わりに、彼女達から受ける過剰なスキンシップの応酬。
特に後者については、年頃の男子にとって由々しき事態であった。
そんな非現実的でインモラルな家庭に嫌気がさしているエイジも、高校2年生の17歳。
進路について、ただ漠然と家を出たいと考えていた彼の前に、一人の女性が現れるーーー
「私、異世界より参りました。冒険者ハローワークの者です」
どうやら異世界転生者の血を引くエイジは、父親の持つチートを継承しているらしく…
そこから始まる、父親と、チートと、エイジの進路を巡る青春異世界冒険ーーーという名の職業体験記!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-22 18:22:45
22855文字
会話率:54%
母の美奈子はただただ憂鬱だった。安定した生活安らぎの箱の中で母の闇は次第に大きくなった。己の過去を拭えず遂に復讐を決意。それは娘華絵を陥れることだった。母と娘互いの思いが交差する中で憂鬱は凶器に変わっていった。
最終更新:2018-09-26 08:57:13
3357文字
会話率:43%
16年間八方美人をしている主人公白石佳奈は周りのことを気にしまくる毎日が憂鬱だった、そんな高校2年生の春匿名の手紙で誰もいない教室に呼びたされた、そこにいた謎の美少年はなんと、、、、
最終更新:2018-07-12 21:53:50
222文字
会話率:30%
故国の災厄となる魔王を打倒した、勇者クロエ。
国を救い英雄となった彼女は、憂鬱だった。
今から始まるのは、彼女の婚約者となる相手を決める試合。
彼女に勝てば彼女を花嫁に出来るというこの試合。
彼女は勝たねばならなかった。
何故なら、目の前に
立ちはだかる男は、彼女が大嫌いな男だったから――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 07:00:00
47504文字
会話率:39%
放課後探偵山越雅之(やまこしまさゆき)は憂鬱だった。クラスで起きたトラブルのせいで、居心地が悪くて仕方がない。しかも、助手の一ノ瀬真琴(いちのせまこと)もインフルエンザでお休みでは、どうにも解決できない。しかたなく女子の部屋を初訪問。助手の
ドキドキ推理が冴え渡る。犯人のいない事件の真相は?
退屈な日常に風を吹かせる「放課後探偵山越雅之」シリーズ第3弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-18 16:22:20
15283文字
会話率:53%