此岸と彼岸の境に存在する忘川河(ぼうせんが)。
霊魂が渡ると今世の記憶を忘れてしまうという忘却の河川のほとりで、彼岸花園を管理する見習い鬼使いがいた。
彼はいわゆる落ちこぼれであった。同じ時期に就任した同朋は、すでに多くが高位に進んでいる。
仕事に勤しむ同朋を遠くから眺め、彼岸花の絨毯で惰眠を貪る日々。
そんな彼はある日、とある迷魂の未練晴らしの依頼を任せられる。
しかしその依頼は、今までにない困難なものだった。
冥土の淵をさまよい続けた鬼使いは、現世へ降り立ち、他人の心に触れる。世界に触れる。
これは、未練に囚われたさまよえる魂の救済の物語。
※カクヨム版:https://kakuyomu.jp/works/16817330647584711728折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 12:25:59
19955文字
会話率:21%
現代で働く社畜の俺。
そんな俺と付き合っている彼女の「雫」
毎日が辛く会社での居場所もない俺。
俺の住む地域では無差別殺人が多発しており、ある日雫もその被害者に、、
酷く心落ち込んでいると天使が舞い降りてきて
「誰か1人を犠牲にする
事」でタイムリープし雫にもう一度会えるようになる
タイムリープを繰り返し雫を救う事はできるのか。
現代に生きる皆様に送る小説。
(皆様が少しでも気に入ってくだされば嬉しいです)
改善の為再投稿です。ミスあれば教えて下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 12:05:19
17740文字
会話率:30%
季節外れにも、彼岸花が咲き誇っている。
火花の様な触手を何本も上に向けて、煌々と咲き誇っている。
その日、私は一人の赤子を産み落とした。
鏡花、お前、彼岸花の生態を知ってるのか?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら
申し訳御座いません。
注意事項2
彼岸花を知れば知るほど、鏡花に近付いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 18:09:52
823文字
会話率:19%
神社への巡礼を趣味にしていると、派生して百人一首にも興味が出てくる。
私は百人一首の誰かと思しき掛物を見て、ぼんやりと思いを馳せる。
果たして貴方は誰なのか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
本当は絞り込めたんじゃない?
幻想奇譚番外編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 14:51:41
698文字
会話率:0%
ねぇ!! 花火見に行こうよ!!
きっかけは彼女からそう切り出された事から始まる。
ぶっちゃけ花火大会は好きじゃない。
ルールを守らない奴もそれなりに多い。
けれども、星の終わりを見れた事に感謝しなくてはならないと思う。
注意事項1
起承
転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
すみません、ちょっと物言いが悪いところがあります。
反感を買うと言うことです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 15:27:32
987文字
会話率:44%
ケンは物心がついた頃から自分が自己中心的な存在であることを知っていた。何故、自分で自分自身の感情や欲望を押さえなければならないのか、という事がケンにはよく理解出来なかった。いわゆる自己制御はケンにとって堪え難い苦痛を伴った。自分以外の子供
や周りの人間達の言動は常に不可解なものであった。
ケンは途轍もなく我儘な子供だった。親はもとより周囲の人間達はケンに対して野生の動物を調教するのと同様の方法を用いる以外に手は見いだせなかった。周りの仕打ちに対してケンは燃えるような憎悪と憎しみを感じては報復し、又、それを繰返した。
――親も含めて誰もがケンには人間的な学習能力が生まれ付き欠落しているのだと思った。だが、小学校に入る頃にケンの態度が一変した。それまでの反抗的な言動が嘘のように無くなった。暫くは周りの大人達はその急激な変化に戸惑ったが、その内に気にしなくなった。しかし、ケンの本性が少しも変化してはいないと感じていたのは同世代の子供達だった。まともな抵抗が無駄だと骨身に感じて悟ったケンは、単に自己防衛の為に表面的な反応を消したにすぎない
ケンの瞳には前以上に獸に似た強い意志的な光が宿っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 02:48:53
680文字
会話率:0%
――いつか、もう一度あの庭で
国政に影から関与してきた女系の異能者一族である玖珂家の跡取り娘の迩千花は、直系唯一の女子でありながら日々親や一族、使用人からすら蔑まれ虐げられてきた。
理由は、迩千花が三年前の祭祀に失敗し、異能を失ったから。
そればかりではなく、それ以来祭っていた祭神もまた沈黙してしまっていた。
迩千花に次いで強い異能を有していた従妹の真結を旗頭とする分家・見瀬家の台頭を許した事もあり、迩千花は忌わしい役立たずとして扱われてきた。
大事に思うものは従妹により奪われ、愛してもどうせ失うからつらいだけ、全てを諦め生きていた迩千花は、ある日両親から非道な命令を下される。
それを拒否して逃げ出した先、何時も唯一の友と語らっていた彼岸花の庭にて嘆きの叫びをあげた時。
祠に封じられていた大きな力を持つ存在が嘆きに呼応して封印の眠りから目覚めた。
それは、かつて祭神に倒されたという呪われた祟り神だった――。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 19:00:00
112840文字
会話率:15%
たとえ飢え死にするとしても、ここにいるよりましだ。
キーワード:
最終更新:2024-10-29 22:00:04
2255文字
会話率:0%
あるひ、気分転換に山に行った少年が
最終更新:2024-10-20 15:00:00
2092文字
会話率:10%
大切なモノは形あるものですか
懐かしい記憶に過去の笑顔
雨空を見ては嘆いてばかりのてるてる坊主
蝸牛の下で紫陽花は雨の音連れに震えている
立てかけてある下駄の上に堕ちる日溜まり
過去は問いかけてきますか
夢ばかり追って大切なモノが指の間を零
れ落ちる
そこに残酷が転がっている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 09:36:47
4195文字
会話率:0%
宿場町の郵便ポストの傍にぼんやりと黒い影
懐かしさはある種の幸福物質
今日もびょうびょうと風は吹き
小鬼の持っている枝の櫻は散ってしまう
泣くな小鬼
お前を待っている人もいる
地蔵菩薩のお供えの牡丹餅を
咀嚼しながら
小鬼はいつか燃えさかる
阿修羅にならんと
密かに宿場町で彼岸花を育てる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 19:15:36
3178文字
会話率:0%
路地の影に夕間暮れ
少しの西日が僕らを夕暮れ怪人にするのさ
夕暮れ横丁では豆腐がよく売れる
じゃんけんはグーがよく勝ちやすい
傷口にヨードチンキ
下駄箱の中の上履きの汚れ
幽かな幼さが人をメロウにさせる
グラスの中のカルピスは
遠き過去へ連
れて行ってくれるか
列車の向こうは
夜が隠れてる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 13:07:42
3267文字
会話率:0%
このお話は、何年か前に夫と離婚した女魔法使いと、その一人息子で、タイチという名前の五歳になる男の子の物語です
目次
第1章 タイチとママ
ものほしざお
地下鉄
くじら
カレーライス
展覧会
くすり
海外旅行
指輪
小学校
秘密
自由をわ
れらに
別荘
ワシとカメ
家系図
第2章 タイチとミュー
1 彼岸花
2 病院
3 床下の小人
4 出会い
5 消えたチュー
6 たいへんな時
7 謎
8 卒業
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 07:41:00
39692文字
会話率:27%
母子家庭で育った魔法使いのタイチが、主人公。
タイチは小学校までの魔法修行をおえると、中学生の時、寄宿学校にはいる。ルームメートは、「壁抜けの魔法」が得意なシュン。タイチは「イメージを一時、現実化する」魔法が得意だ。
そんなころ、タイ
チの母は、原因不明の病気になる。
タイチは、母の病気がなんとか治らないかと模策するうちに、寄宿舎の部屋のルームメートである同じ魔法使いのシュンと、人間のリカ、そしてあとから合流したマコトらと共に、魔法使いアイのつくった「太陽の沈まない国」に迷いこむ。そこでは、タイチらの魔法は効果が失われてしまっていた。
アイは、クレヨン・コーポレーションという学習塾経営を中心とする会社の代表者だった。さらに、その会社では、一度咲くとかれることのない「黄色い彼岸花」を開発、市販していた。
「太陽の沈まない国」は、アイに近づき、その後、行方不明になった、タイチ、リカ、シュン、マコトが、拉致されているときに共通にみた幻想の世界で、それは、アイの頭の中にある幻想の世界でもあった。
幻想の世界は現実の影であり、たとえば、「貨幣」はコピヤという人形で出現している。また、4人の過去の回想が、その世界にも出現している。
この「太陽が沈まない国」はその存在が空気のようにあたりまえなものとなっている、黄色い彼岸花=欲望、としての現代の貨幣経済社会の比喩でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 08:15:16
100187文字
会話率:36%
火傷の負った少女が夢見る世界と家族の夢想語
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家族とは、火傷、雛菊、彼岸花……彼女が復讐代行し救う夢物語
最終更新:2024-09-02 04:12:54
6276文字
会話率:54%
学園の卒業パーティー
「貴様との婚約を破棄する!!」
突き付けられた現実に、やっぱりねー、と思う主人公
だってここは転生前のゲームの世界なのだから…。悪役令嬢な自分でも好きに生きたいじゃない!
だから逃げます!王子?追っかけてこ
ないでください??
私はのんびりスローライフ物語がしたいんです!!
よくある悪役令嬢転生です。
久しぶりの投稿なのでリハビリがてら書いていきます。ご都合主義です。難しい話は出てこないつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 07:00:00
64273文字
会話率:56%
ある日、とある男女五人は彼岸花が咲き誇る場所で目を覚ます。その五人の前に「彼岸」と名乗る狐のお面を被った女性が現れ、五人に告げる。
「自分が死んだ理由を思い出し、もう一度此岸の世界で生きろ」
彼岸の正体は何か、自分たちの死んだ理由は何か
、年齢も性別も職業もバラバラな五人は探っていく・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 10:14:37
10193文字
会話率:48%
眠りから目覚めると、そこは森の中。
どうやら俺は草になってしまったらしい。
※小説投稿サイト「ハーメルン」にて、同じ作品を投稿しております。
→https://syosetu.org/novel/342148/
最終更新:2024-07-17 17:20:00
34310文字
会話率:30%
二十年以上音信のなかった美大の同期生から、「私」のもとにある日荷物が届いた。中身は彼岸花を描いた一枚の油彩画だったが、その出来栄えは、恐るべき傑作と言う他ないものだった。才能に恵まれず、資産家の娘をパトロンとしたのが幸運というしかないよう
な人物が、いったいどうやって劇的な変貌を遂げたのか? 好奇心に駆られた「私」は旧友との再会を果たすが、そこには奇怪で思いがけない事実が待ち構えていたのだった……。屈折した芸術家の心理を描く、サイコホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 13:26:54
13408文字
会話率:52%
普通に生きて来た蒼銀 静と
問題児である水戸 儚火
相対する2人の男女
そんな普通の生徒と、問題児による恋愛物語
読み進むと、2人の本当の姿が?
最終更新:2024-06-12 19:02:00
10244文字
会話率:62%
売れない脚本家兼フリーターの岸橋渡。
売れっ子の脚本家を目指しているが、どれだけ創って劇団に頼み込んでも扱って貰えず、度々夢を諦めかけていた。
そんな時に彼は、役者として未練を残した幽霊や怪異達と出会い、「どうせ劇団が取り扱ってくれないな
ら、いっそ…」と、自作の脚本で舞台公演を目指すと決めた。
この話は、主人公の渡と役者の霊達が芝居と共に未練を断とうとするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 19:00:00
14136文字
会話率:44%
無貌の衆が描く、無類の寄せ書きです。
試作段階ですので、感想等いただけるとありがたいです。
随分曖昧な分類ですが、系統別に漢字をタイトルに振ってあります。
虚
空
天
宙
昊
旻
全てそらと読んで下さい。
※現在適用作業中につき、付いてい
ない作品が御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 23:55:21
57312文字
会話率:2%
これから東方Project様の作品の二次創作を制作される方に向けて、その助けとなればと思い、様々な情報や、おこがましいですがアドバイスなどを書いています。
情報の追加や訂正、更新は随時行っています。
東方wiki様、Wikipedia様、p
ixiv大百科様、胡月書厨様の東方Project非公式データブックを参考にさせて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 00:54:37
33111文字
会話率:0%
霧の湖の畔に建つ、一軒の邸(やしき)。
ここで暮らす者達の、穏やかで幸せな日々の話。
最終更新:2017-10-03 22:54:04
6183文字
会話率:48%
自分がよく行く彼岸花が一面に咲いているところに人がいた。
だがその人は自殺をしようとしていた。それを止めてしまったが故に
その人と関わる事となってしまった。関わりどうなるのか。
それはまだ分からない、結末はまだ誰にも分からない。
この話が
終わる時、幸せなのか。。はたまた不幸せなのか
それは終わってからのお楽しみ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 21:06:18
3032文字
会話率:68%
「花屋敷」…地元に古くから伝わる都市伝説。山奥にある広大な土地を持つ廃屋敷。屋敷の周りには赤い花が咲き乱れている…
かつての同級生達と「花屋敷」に行くことになってしまった主人公。屋敷で起こる様々な怪現象の果てに判明した秘密とは
最終更新:2024-04-01 11:45:51
8206文字
会話率:44%
昔々、人が生まれてまだまだ間もない頃の国に三人の王子がいた。王様になるために生まれたような長男、大岩のような体に恵まれ、武術の際に恵まれた二男、見た目は女性のように美しいが秀でた才覚もない三男。
ある日、三男が彼岸花の橋を渡り死者の国「根の
国」へと迷い込み、包帯を全身に巻いた蛇遣いの女王に出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 08:36:52
13937文字
会話率:52%