ある大雨の日、一本の電話が鳴った。
切迫早産の恐れで入院していた妻の身体が持たず、2か月後に生まれる予定だった子供を今日取り出すというのだ。
僕は取るものもとりあえず妻の入院するクリニックへ向かった。それが、これから続く僕ら家族の壮絶な戦い
の始まりなのだとは全く知らずに……。
歓喜と挫折、絶望と再生、流転する人生。
ブラームスの子守歌が家族の絆の物語を紡いでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 18:10:20
13614文字
会話率:20%
十年前、バローグの山に棲む竜の力を狙った魔法使いがいた。致命傷を負わせたが自分も攻撃され、川へ落ちる。
その竜グリンは我が子の魔力の珠・竜珠を持っていた。自分が死ぬと、その竜珠が宙に浮いた形になってしまう。どうするかと悩んでいた時、山へ来て
いたピュアという少女が現れた。
グリンは彼女に竜珠を預かってくれるように頼み、ピュアは承諾する。だが、受け取った直後にピュアは倒れ、竜は消えた。その様子を見ていた幼なじみのロッグ、エルナ、ジーンが駆け寄り、目を覚ましたピュアと山を下りる。
十年が経ち、ピュアが竜の力を持つと知った者が彼女を狙い……。
全十四回です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 19:00:00
100751文字
会話率:41%
黒猫とは、気紛れです。
何があっても気紛れです。
最終更新:2021-08-17 19:02:49
341文字
会話率:0%
王宮のお針子であったテルマは偶然知り合った竜人ミュートロギアと恋に落ちて身分差を気にしながらも共に生きることを決める。
悩み事は多いながらも愛する人とともに入れる喜びに満たされていた彼女がある朝目覚めると、様子がおかしい。
どうやら、ただ眠
っただけなのに100年の時が過ぎていたようで・・。
これは長く生きるうちにネジくれた価値観を持った竜人と二人の本当の幸せを探すべく戦うただの娘の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 16:43:16
8411文字
会話率:41%
「ちがうって、いけないことなのかな」
うららの目は青い色をしています。うららのママも、おばあちゃんも、みんな青い色をしています。みんなとちがう、これっていけないことなのかな……。そう悩むうららに、男の子が声をかけます。
あなたに贈られた、大
切なものを思いうかべて――
※こちらは、黒森冬炎様主催の、『劇伴企画』参加作品となります。カテゴリーはBになりますが、もしよければあなたが大切にしている、贈り物の音楽を聴きながらお読みください。
※こちらは作者が以前、同人誌『オルゴール』に掲載した作品を加筆修正したものとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 13:22:41
2768文字
会話率:61%
伝説の勇者を兄に持つセレンは、ある日突然兄が率いる勇者パーティから追い出される。
「王女であるマリアンヌが聖女として目覚めたので、歌姫の能力しか持たないお前はお荷物だ」
故郷に帰る路銀もなく途方にくれたセレンは「貴様が勇者か、今すぐ死ね」
と魔王に襲撃され、咄嗟に子守歌で眠らせてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 07:00:00
12871文字
会話率:41%
アクアプラスから発売された「うたわれるもの」の感想になります。
最終更新:2021-05-07 18:51:04
2229文字
会話率:5%
それは冬の冷たい雨の夜から始まった。
一年前、王都の酒場で働くエステルは、美男子の行き倒れに自宅前で遭遇する。
一目で訳ありと思える彼の傷の手当てをするのだが、目を離したすきに彼は消えてしまい、あれは夢の出来事だったのかと思い始めたあの日と
同じ冬の冷たい雨の夜に二人の物語が動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 00:00:00
16245文字
会話率:28%
主人公の健は、どこにでもいる普通の高校生。しかし彼はある悩みを抱えていた。それは、『学校の外に出られないこと』。健は校門を抜けて学校の外に出るとその途端意識がなくなり、目を覚ましたら次の日の朝になっている。この不可解な現象に悩んでいると、そ
の異変を感じ取った同じクラスの友人・中村彰人が声をかけてくれる。事の経緯を話すと、健が学校から出るための手助けを彰人がしてくれることになった。
健はなぜ学校から出られなくなってしまったのか。そこにはある思い出が関係していて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 11:01:12
10691文字
会話率:48%
雨の中の残業帰り。彼女は雨宿りのつもりで「喫茶 黒猫座」という喫茶室に立ち寄る。
最終更新:2020-07-06 10:00:00
4815文字
会話率:27%
常夜の森とは、その名の通り、真昼でさえ真夜中の如く暗闇に包まれた深い森だ。
入ったら二度と出られないとも、生きたまま森の養分にされるとも言われている。
しかし、ところ変われば噂も変わるもので。
森に隣接するエヴァルトという街では、魔女の噂
は随分と様変わりしていた。
―――常夜の森には、どんなものでも直す魔女がいる。
果たして噂は、どちらが正しいのか。
エヴァルトに住む貴族令嬢ネルケは、森を訪ねたことをきっかけに、魔女と世界の真実に触れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 06:00:00
100219文字
会話率:53%
昔どこかの創作企画で書き上げたものを、ちょっと編集して再投稿です。
中年のおっさんと少女兵士の組み合わせにドラグノフとかデザートイーグルとか、その時の好きが詰まってますね。懐かしさと同時にこそばゆさも感じます。
自爆車両描写がありますが、特
に意味はありません。
テロルは恐怖しか残しません。
我々は断固として日常に戻らねば(’ ’折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 22:44:14
4490文字
会話率:17%
湖面にうつる最後の鳥よ
おまえの声はうつろな汽笛
どこへ行くのか知るはずもなく
おまえは国境を超えていく
……
最終更新:2019-11-30 21:54:54
240文字
会話率:0%
ある日突然、異世界にいる「王子の乳母」という女性と入れ替わってしまった百合。元に戻れるようになるまで三ヶ月はかかるって?じゃあ、その時まで乳母さんの代わりに子育てを頑張らないと!
子どもたち(一歳児)の愛らしさに悶えたり、夫である美青年にド
キドキしたり、はたまた誰かに命を狙われたりする怒涛の生活が始まった!「まま!」「まま、しゅき」「好きだよ」異世界でモテ期到来な女子大学生の、子育てと恋の物語。本編33話と番外編5話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 20:24:18
90111文字
会話率:48%
海洋惑星に建設されたドーム型居住空間のひとつファブリナスに住む少年ライは、殺害された父親から謎の遺言を託される。
父親の無念を晴らそうと、幼馴染の少女エイミとともに調査を開始するライは、世界全体の存亡をかけた事件に巻きこまれていくのだった.
..。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-08 08:00:00
113593文字
会話率:43%
松前咲夜《まさきさくや》は駅のホームから転落しかけた持田遥《もちだはるか》を咄嗟に助け、彼女の身代わりとなって電車にはねられてしまう。
しかし身体は無傷。
さらにお互いの考えていることが勝手に伝わってしまう現象——遠隔テレパシーまで始
まってしまう。
彼と彼女の思考回路が共有される中、青春の時間は止まることなく進み続ける。
* * *
毎日投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 07:00:00
43449文字
会話率:34%
1編あたり30秒ほどで読める文章量になっています。
R15としているのは、殺人事件などを扱っているので、念のためです。
第0話(https://ncode.syosetu.com/n1006ez/)も読んでいただけると幸いです。
よろしくお
願いします。
空の魔王ルデルに座《くら》とされてしまった孕石泰地は、
入学したばかりの高校でクラス有志が企画した親睦会を
異世界対策機関「公安ウン課」の初任務であっさりスルーさせられてしまう。
その任務とは、異世界で近く復活が目される魔王の無力化であった。
筋肉巨人ヴェリヨとともに「シェビエツァ王国」へ派遣された魔王サマと泰地だったが、
人類側は一枚岩ではなく、様々な勢力が己が優位を確保せんと牽制し合う
お約束のような現実を目の当たりにする。
しかも、事態はこれだけに留まらない。
イケメンな王子の(これまたお約束な)秘密、
やたらもったいつけて隠す魔王サマの「奥の手」、
魔王討伐を阻止すべく複数勢力の暗躍、
更に公安ウン課を巡る思惑や陰謀、
果てはクラス親睦会に迫る謎の暗雲…………
現代に生まれた魔王サマに振り回される不運な少年の受難だらけの物語の始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 19:08:06
122910文字
会話率:33%
2212年、細切れの131の群島からなる日本。その支配者である『大人たち』は、能力者を管理している島々に、『紫色の雷』を実験的に落としていた。
とある島に住む女子高生――子守歌は、その脅威を知りつつも、淡々とした日々を送っていた。
そんなある日、紫色の雷が落ちた島々の唯一の生存者であるイオンと子守歌は関わることになる。しかし、イオンと初めて関わったその日、子守歌が所属する学校へと――紫色の雷が舞い落ちる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 02:51:40
126379文字
会話率:35%
少女は子守歌を歌っていた。もうすぐ死ぬ少女だ。その歌に聞き惚れた悪魔がいた。
最終更新:2018-09-17 19:10:18
1014文字
会話率:29%
Lullaby 子守歌
キーワード:
最終更新:2018-07-10 02:25:03
527文字
会話率:5%