「貴様とは婚約を破棄する」パーティー会場に響きわった声に、楽団の指揮者として参加してアレックスは何事かと振り返った。見れば、最も敬愛するエンシェル令嬢がアレン王子に婚約破棄と突きつけれていた。エンシェル令嬢はアレックス楽団員がすむ、フーシャ
カ街の領主の娘。絶対に見過ごすわけにはいかない。
パーティー会場にいた平民の楽団員たちが、エンシェル令嬢を守るために立ち上がる。暴力ではない、彼らが持つ音楽を使って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 23:29:50
9907文字
会話率:39%
長年の婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡されたローラ。彼女は笑顔で承諾し、婚約者と浮気相手である親友の結婚を祝う。
ところが婚約者と親友は恨み言を言わない彼女を逆に責める。困った彼女は悪気なく彼らの悪事を明らかにし、バルコニーから飛
び降りた。
実はローラは、世界に魔王を生み出さないために婚約破棄を何度も繰り返していた。婚約者への未練など最初からない。むしろ彼女は、教会の司祭に叶わぬ恋をしていた。
婚約者を許すように彼女を諭す天使は、憧れの司祭と同じ顔をしていて……。
片思いをこじらせた愛が重いヒロインと、ヒロインのためなら天使から魔王へのジョブチェンジも喜んでしまうヒーローの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 20:01:07
8011文字
会話率:64%
「イェッタ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!!」
時は12月24日。
国中の貴族が集う夜会の最中、公爵令嬢イェッタの婚約者であり、王太子殿下でもあるベルンハルトが唐突にそう宣言した。
ベルンハルトの隣には、男爵令嬢ペトラの
姿が。
ベルンハルトはイェッタが裏でペトラに陰湿な嫌がらせをしていることを理由に、婚約を破棄してきたのだ。
だがそれはまったくの事実無根。
ペトラの虚言に、ベルンハルトはまんまと騙されているのである。
イェッタがいくら弁明しても、聞く耳すら持たないベルンハルト。
絶体絶命かと思われた、その時――。
「ホッホー、メリークリスマァス」
「「「――!?!?」」」
バルコニーから突然、赤鼻のトナカイが引くソリに乗った、謎のイケオジが会場に乱入してきた。
謎のイケオジはモフモフの赤い服とナイトキャップを身に纏っており、立派な白髭を生やしている。
そして大きな白い袋を背負っていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:12:19
2924文字
会話率:50%
「ユーリア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!」
国中の貴族が集う華やかな夜会の最中。
第二王子殿下のアウグスト様が、婚約者のユーリア様に、唐突にそう宣言した。
えーーー!?!?!?
「そ、それはどういうことですか
アウグスト様!? り、理由をご説明ください……!」
困惑の色が隠し切れないユーリア様は、震える声でそう訴えかける。
突如始まった王族の一大スキャンダルショーに、みんながみんな好奇の目を向けながらヒソヒソ話に花を咲かせている。
うああああああ、いたたまれないいいいいい!!!!
私共感性羞恥持ちだから、こういうシチュエーション耐えられないのよおおおおおお!!!!
まるで私自身が、ここにいる全員から嘲笑されてるみたいな気分になるわああああああ!!!!
「フン、しらばっくれても無駄だぞ! 君が陰でマイリスに、陰湿な嫌がらせをしていることはバレているのだからな!」
「ああ、アウグスト様……」
「そ、そんな……!?」
男爵令嬢のマイリスさんが、悲愴感を滲ませた顔でアウグスト様にしなだれかかる。
いやこれ絶対マイリスさんのハニートラップでしょ!?!?
胸の谷間をこれでもかと強調したはしたない格好で、血流が止まるんじゃないかってくらいグイグイ胸を押し当ててるし……!
アウグスト様も、地面を貫通してマントルに到達しそうなくらい鼻の下を伸ばしている。
いや無理無理無理無理!!!
恥ずかしすぎて今にもゲボ吐きそうッ!!!
まず色仕掛けで男を落とそうという行為自体がみっともないし、そんなバレバレのハニートラップを公衆の面前で披露するのって、「私はバカです」って公言してるようなもんじゃない!?
しかもアウグスト様も、さも「僕はあくまで、マイリスの心根に惹かれたんだ」みたいなていを装ってるけど、あんたが惹かれたのは心臓を覆ってる肉の部分だろッ!?
いやあああ、全身にサブイボ立ってきたああああああ!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 21:19:13
3042文字
会話率:43%
ヒゲ脱毛に行ったはずの青年。
気がつくと婚約破棄の現場で王子になっていた!?
これは夢?現実?
最終更新:2022-11-30 16:44:35
4327文字
会話率:36%
とある国の、とある社交界。そこでは今、婚約破棄が流行っていた。いかに派手に、いかに目立つように婚約を破棄するか。男性たちは、そんなことを競い合うようになっていたのだ。そしてその事態に胸を痛めた王は、新たな法を作り婚約破棄を取り締まることに
した。
そんな中、伯爵令嬢アリスは婚約破棄の現場に出くわす。それは、かつて彼女を捨てた男が、アリスから彼を奪った女に言い渡したものだったのだ。
うろたえ、戸惑うアリス。しかしこの婚約破棄をきっかけに、予想外の幸せが彼女のもとに舞い込んでくることになる。
※全三話のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 12:10:14
13709文字
会話率:40%
「君との婚約破棄を破棄させてもらおう」世界一可愛い妹の婚約破棄の現場に居合わせたレベッカは、いきなり始まった断罪劇を止めようと決意する。一方的に責められ悪女に仕立て上げられそうになっている妹を救うべく奮闘するが、事態は思わぬ方向に進んでいっ
て……。R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 21:20:24
27340文字
会話率:40%
王立学園の卒業パーティ。
今まさに、王太子殿下によって、悪役令嬢の断罪が行われている。
悪役令嬢がヒロインをイジメている証拠固めは完璧。
なんせ悪役令嬢は、本当にイジメをしていたのだ。悪役令嬢は絶体絶命。
だが、悪役令嬢も対策を用意しており
、逆転の秘策を胸にひめていたのだ。
勝つのはヒロイン達か悪役令嬢か!?
だが、ふたつの思惑が火花を散らす場に、場違いな声が響く。
「殿下それは謁見行為ですぞ」
一介の老兵士の空気を読まない正義のおかげで、ふたつの思惑は狂っていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 12:33:10
23758文字
会話率:15%
魔導帝国から留学している男爵令息アロイス・トゥールはとある婚約破棄の現場に立ち会っていた。悪役令嬢に仕立てあげられたのは幼馴染のシャルロット。第二王子に嵌められた彼女を救うため、そして今度こそ想いを伝えるため、アロイスは重い腰を上げて表舞台
へと躍り出る……!/息抜きに流行りの婚約破棄ものを書いてみました。感想などいただけると励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 20:14:35
7698文字
会話率:45%
アヴェルは親友であるデュークの代理として、デュークの妹であるマリーナの王立魔法学園の卒業記念パーティーに出てくれるように頼まれる。マリーナは王太子の婚約者でこの卒業記念パーティーの後で結婚が決まっていた。数少ない会って話せる機会だと思い、出
席を決める仕事が原因で遅れて到着すると、パーティ会場は何か騒ぎがあったようであった。その騒ぎが何かを確認しようとすると、マリーナが王太子に婚約破棄されている現場であった…
※年の差と付けましたが、10歳ほどですので解釈次第では年の差ではそこまでないかも
※ざまぁはまじでおまけ程度です。一応こうなったよ程度です。
※マリーナ視点とデューク視点をいつか書くかもしれません(期待はしないでください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 17:18:29
9842文字
会話率:49%
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうし
たらいいのかしら……。
カクヨム、アルファポリス(敬称略)にも掲載。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 22:00:00
7400文字
会話率:7%
自分から婚約破棄した癖によりを戻したがる第一王子と、御断りする気満々な元婚約者。最初の婚約破棄の原因になった男爵令嬢に、デバガメ報道部員。
さあ、四つ巴のショーの始まりだ!
最終更新:2022-02-10 11:03:32
7177文字
会話率:27%
その時代や文明にそぐわない異物、オーパーツ。それらを時代に合わせる魔女が登場。婚約破棄の現場に居合わせる。悪役令嬢はオーパーツなのか?
*「第3回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」参加作品です。
最終更新:2021-12-08 14:35:41
999文字
会話率:22%
前夫との死別で実家に帰ったブライアンゼ伯爵家のレキシーは、妹ビビアの婚約破棄の現場に居合わせる。
苦労知らずの妹は、相手の容姿に不満があると言うだけで、その婚約を望まないようだけど。
ねえ、よく見て? 気付いて! うちの家、もうお金がないの
よ??
あなたのその、きんきらきんに飾り立てられたドレスもアクセサリーも、全部その婚約相手、フェンリー様の家、ラッセラード男爵家から頂いた支度金で賄っているの……!
勘違いな妹に、貴族の本分を履き違えた両親。
うん、何だか腹が立ってきたぞ。
思い切ったレキシーは、フェンリーに別の相手を紹介する作戦を立てる。
ついでに今までの支度金を踏み倒したいなんて下心を持ちつつ。
けれどフェンリーは元々ビビアと結婚する気は無かったようで……
そうとは知らずフェンリーの婚活に気合いを入れるレキシーは、旧知の間柄であるイーライ神官と再会する。
そこでイーライとフェンリーの意外な共通点を知り、婚約者探しに一役買って貰う事にしたのだが……
※ 妊娠・出産に対するセンシティブな内容が含まれます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 09:23:01
84773文字
会話率:33%
「君との婚約を破棄する」
それこそが、テレサ・ドルステンが待っていたものだった。
世に溢れるロマンス小説のごとく、王子の恋を邪魔する少女として婚約破棄を宣言される。それをもとにして、自分で物語を書く機会がようやく訪れたのだ。
従者の青年は
主人に問う。
「盛りすぎじゃないですかこれ」
「大袈裟なぐらいでちょうどいいの、本当のことを書く必要はないの」
「悪役の立場である少女が主人公じみているのですが」
「流行りらしいわ。王子の恋を邪魔する少女は、公衆の面前で断罪されるのですって。悪趣味よね」
第二王子に婚約破棄された、物語を愛する伯爵令嬢。
彼女を待っているのは、さて。どんな結末?
**********
ごく簡潔に言うと、「悪役令嬢ポジションで婚約破棄の現場を体験して、それをネタに自分でロマンス小説を書こうとする伯爵令嬢の話」です。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 20:09:36
7998文字
会話率:26%
ミレーゼには10年来の婚約者フラウトがいた。しかし、彼はカルメンという少女に心を寄せ、ミレーゼをぞんざいに扱う。このままでは、良くないと彼の不貞を両親に報告し、婚約の撤回に動き出す。
情報が集まり、両家の当主からも了承を得た。あちらの親
はフラウトの不貞を理由に、婚約の撤回をするのだと公表するとまで言ってくれた。
その公表の場として選ばれたのが、卒業パーティーだった。あちらも何やら動いているようだが、親を味方につけたこちらにかなうはずがない。
そう算段をつけたミレーゼだったのだが……
「未来の王子妃を傷つけたことは万死に値する!」
どうやら、見通しが甘かったらしい。両親たちがかけつけるまで、何とか時間を稼がなくては……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 00:43:15
10404文字
会話率:39%
「セフィリア・ローゼンシュタイン!其方との婚約を破棄し、ここに居るメアリー・バートを婚約者とする!!」
婚約者の卒業を祝う為、夜会に参加していたアレクサは婚約破棄の場面に遭遇する。
宣言したのは王太子。そして婚約破棄を突きつけられたセフィ
リアを庇うのは、王太子の異母弟。
傍観者のアレクサだったが、話の方向が変わってきて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 23:07:32
8403文字
会話率:42%
以上、婚約破棄現場からでした
最終更新:2021-01-20 09:57:55
10522文字
会話率:51%
学院の卒業パーティーで、いよいよ一大イベントが行われるはず。第一王子と婚約者であった公爵令嬢の婚約破棄劇は、心優しい平民出身の男爵令嬢がヒロインだった。幼い時から王子と婚約していた公爵令嬢は、ヒロインを虐めたと断罪されるはず。はずだったのに
、そこに現れたのは、まさかの『聖女様』!?乙女ゲーのテンプレ3大ヒロインの登場って!? それも聖女様って、どこかで見たことあるような……?もしかして、これって『コラボイベント』ってやつですか!?
ああ、実は私。転生したゲーマーですけど、モブに転生しちゃいました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 15:37:19
16847文字
会話率:36%
「君との婚約を破棄させてもらう!」
そんな、聞いたことのある婚約破棄の台詞。
ただ呆然と、その言葉を聞いたのだ。
別に……言葉に動揺したわけではない。
だって、ここは私の知るゲームの世界と同じだったから。
私は気付くとゲームのヒロインにな
っていて、まさに婚約破棄の現場に遭遇しているわけで。
問題は――婚約破棄を言い渡す王太子の好感度が『-50』で、隣に立つ悪役令嬢の好感度が『10000』あること。このゲームの好感度、限界でも100しかないよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 18:41:51
4205文字
会話率:22%
突然に始まった断罪劇、第一王子の婚約者のマーガレットはいわれのない罪で婚約破棄を宣言されてしまう
私利私欲の魔女、第二作目
婚約破棄の現場に自由気ままに生きる私利私欲の魔女がいたらどうなる?
というお話
最終更新:2020-09-01 06:00:00
2207文字
会話率:67%