時は大照四年。“名無し”と呼ばれる娘は、とある山里の名家の養い子である。
持ち物といえば僅かな形見ばかり、住まいはお屋敷の敷地の片隅にうち捨てられた崩れかけの納屋。村人は“名無し”をほとんどいないものとして扱うなか、屋敷の娘だけが“名無し”
を気に掛けている。
死んではいないだけの色のない日々は、しかし帝都からの訪問者を皮切りに目まぐるしく変わってゆく。
生贄。あやかし。堕ちた神。呪術に霊剣、陰陽師。
そんな胡乱なものたちに翻弄されながら、存在すら曖昧だった娘は次第に人としての居場所を手に入れてゆく。
目つきの悪い苦労人属性の軍人と小動物属性の小柄娘がわちゃわちゃしながら押し寄せる怪異を解決する、なんちゃって大正妖異ホラー。
※他サイトにも投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 22:44:02
236018文字
会話率:23%
妖異
妖怪や都市伝説、もしくは尋常ならざるモノの総称
人に好意的なモノから災厄と呼ばれるモノまで様々
彼らは時に人の味方となり、時に人の敵となる
そんな妖異から人を守る者達が居た
彼らは人と妖異の
中間の者
彼らと妖異と人とが織りなすは、怪談
誰しもが恐怖を抱き、誰しもが愛しく思う、怪談
今宵はじまる、現世妖異物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-05 19:44:08
35011文字
会話率:32%
朱天童子。
数多の鬼を従える大獄の鬼。
配下の迂闊な行動から時の朝廷を敵に回した彼は討伐に来た女武者と差し違え、命を落としてしまう。
しかし。
死んだはずの彼が目を覚ましたのは西洋の甲冑と猫又のような獣人が戦う戦場だった。
鬼としての
妖力をいくらか損いながらも圧倒的な力を持って異世界に降り立った鬼の王。
何故、この世界に自分が飛ばされたのか?
そんなことを考えながら彼は見つけた「食料」に気を惹かれ、魔物を狩り、軍隊を蹴散らし好き放題に生きる事を選択するーー
異世界に降り立った鬼神は如何なる波乱を巻き起こすのかーーそれは、まだ、誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 14:59:29
40228文字
会話率:44%
時は幕末。新選組と古の妖怪と冥途の役人が人知れず、戦っていた。
歴史のうねりは、悲劇を招く――シリアス・歴史ファンタジー。
※この作品は、カクヨム及び魔法のiらんどにも重複掲載中です
最終更新:2020-08-07 18:46:49
103960文字
会話率:45%
「討魔士が一人、行方不明になっている」討魔督は渋い顔でそう告げた。
同じく討魔士である玄鳥は、山中で消息を絶ったという同僚の最後の報告を受けてその捜索に向かう。失踪した討魔士が目撃したという怪しげな半妖の集団。その背後にはこの世の覇権を巡り
人間と敵対する妖異、鬼一族の影が見え隠れしていた。
※恋愛要素においては女×男を主としており、ストーリー上の立ち位置においても少年がヒロイン的ポジションにありますので、苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 07:09:11
131121文字
会話率:35%
五月の満月の夜、ひとりの青年が花洛の都を出奔した。
深夜の中、さ迷う青年がたどり着いたのは、古代の磐座が鎮座する林間の奥の細道…
青年は、道のチマタにさやる高位の異類異形(アヤカシ)と邂逅する…あるいは得体の知れぬ、漂泊の異形の者「ヤツマタ
」と邂逅する。それは、さらなる深遠の旅のさすらいへと青年をいざなうものだった。
刹那と永遠とが交差する月下の夢、桜の国の神話幻想、あるいは揺れ動く花綵列島の大地が語る謎の啓示…近くて遠い「天の八衢」が奏でる前奏曲。
【注】実際の歴史上の日本ではなく、歴史・情勢・外国名も大幅に異なります。また、長編ストーリーの序章パートとして作成していた内容であり、「本編はこれから」エンドとなっていますこと、御了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 04:00:00
6743文字
会話率:15%
子供の頃、友達と遊んだ公園には、夏になるとヒマワリがたくさん咲いていた。わたしとサキちゃん、リンちゃん、そしてヒマリちゃんはいつも仲良くその公園で遊んでいたのだ。
最終更新:2020-01-05 15:11:53
2332文字
会話率:8%
鬼は闇に住み、人を喰らふ。
令和の世、再び妖異が現れ、鬼が現れる時
鬼喰ふ一族が闇を狩る。
最終更新:2020-01-01 13:29:06
5037文字
会話率:32%
ここは大正時代にちょっと似た世界。
資産家の娘、葛木芙蓉(かつらぎ ふよう)は巷で騒ぎになっている吸血鬼事件の犯人が、自分に仕えている"歳を取らない執事"安居院練磨(あぐい れんま)だと目星をつけるが、やはり安居院は人間
ではないようで…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-06 18:48:51
5363文字
会話率:49%
妖たちが闊歩する魔都、平安京。
十五年前の百鬼夜行より、人々は妖の驚異に晒されるようになる。それから守るために暗躍する男たちがいた。
一人は源頼光。雷公と呼ばれる男と彼に従う四天王たち。
もう一人は安部晴明。稀代の陰陽師であり式神を従える
者。
妖、人、そして、神の作為に惑わされながらも彼らは日々都のために命をかける。
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学生時代に創作していたもののリメイク作品として書き上げてみました。
いろいろとつたないところはありますが、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-17 17:26:13
4445文字
会話率:37%
15歳の誕生日。
僕は不思議な世界へと迷い込んだ。
そう、思ってた。
それが運命だったとも知らずに──
最終更新:2019-05-20 15:05:29
4964文字
会話率:43%
人間界とは別の妖怪たちの棲む世界、妖異界。
ひょんなことから異世界で甘味茶屋を営むことになった真宵(まよい)。
剣も魔法もつかえません。
特殊なスキルもありません。
祖母のレシピと仲間の妖怪を頼りに、日々おいしいお茶とお菓子をおだししてい
ます。
ぜひ、近くにお寄りの際はご来店ください。
《カフェまよい》 店主 真宵折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-10 12:00:00
1253028文字
会話率:43%
霊獣憑依者・・・その身に霊獣、この世ならざるものを宿した者たち。
白峰悠輝たち4人は組織の長に呼び出され任務についての説明を受ける。それはとある学園に転校生として編入しその地域で起こる怪異・妖異を秘密裏に討伐しろというものだった。
昼は
学生、裏では怪異討伐、二つの顔を持つ者たちはどのような日常を過ごしていくのか。少し変わった霊獣たちと憑依者の関係とは。
4人の憑依者と4体の霊獣が紡ぐ物語の結末とは・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-04 11:58:48
38247文字
会話率:13%
新熊昇先生の近著「黒い碑の魔人」に登場する巨漢ラス・アルゲティの若き日を描く歴史アクション登場!
四百年前のオスマン帝国から「絹の国」へと向かうアルゲティ一行は数々の苦難を乗り越え、「絹の国」へと辿り着く。そこに待っているものは? そし
て彼らの目的は? 数奇なる運命に立ち向かったラス・アルゲティの旅が今始まる!
新熊昇先生公認スピンオフ作品です。
確認はこちらからお願いします。
https://6006.teacup.com/kijisuke/bbs/3004(BBS個別)
https://6006.teacup.com/kijisuke/bbs(BBS全体)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 10:46:23
39675文字
会話率:57%
「両親を亡くし、 親戚の家に引き取られた私は十の年に人買いに売られた――」
売られた先は晶技館(しょうぎかん)―― 晶(しょう)の巫女とも呼ばれる、特殊な細工師になれと少女は言われる。
細工師がする事は石の採集と加工―― 広くはお
守り、装飾品になるものから、妖(あやかし)を屠る事のできる斬妖刀(ざんようとう)の力を引き出すものまで様々だ。
『ゆすら』と名付けられた少女は、 見習い期間の灰袴(はいばかま)を終え、 修行中の白袴(しろばかま)に…… 優秀な細工師だけが与えられる緋袴(ひばかま)をいつか身につける事が、 彼女の今のささやかな夢――
目立たず、 穏やかな日常を求めていたはずなのに…… 緋袴の中からしか選ばれないと言われている、 緋炎袴に何故か選ばれてしまった事でいきなり苦境に立たされる事に……。
上のお姉さま方からは疎まれて、 よく知らない相手に嫁げと――? しかも相手は高位の貴族である蒼龍院家の総領―― 次の当主になる青年で……
※五話まで投稿後、 最低月イチでの更新となります。 気長にお付き合い頂ければ幸いです※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 12:00:00
82613文字
会話率:40%
「警視庁公安部13課特殊異常犯罪対策室」、通称『特対』。
2020年。人ならざるモノ、妖異が起こす事件が相次いで起こっていた。
そこで政府は警視庁内に極秘に様々な特殊技能を持つスペシャリスト達を集め対妖異のチームを作った。
主人公の篁紳人(
たかむらしんと)はある事件をきっかけに特対に異動になる。
現代の闇を払う特対が妖異達に立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-29 21:23:31
1151文字
会話率:42%
自古開始這個世界便流傳著各式各樣的神話傳說和妖怪故事,有關裡面的內容是真是假?也因年代和流傳的方式而失去了考證的辦法,所以世人們也都只不過是抱著半信半疑的態度看待那些故事。
但那些神話是否就真的不過是古人們的想像?又或許是真有其事呢
?這點,是只能用人們自己的肉眼來親眼見證了。
因為,在現代人不為人知的角落和黑暗裡,那些人們以為是故事裡才會出現的妖魔鬼怪,他們總是躲在人們所無法察覺的暗處蠢蠢欲動的活動著。
其中有些是放縱自我的欲望,過著始終如一的放蕩生活。又有一些則為了完成自己的願望和野心,是繼續隱匿行蹤的慢慢醞釀著自己的力量,就只為有到一日的到來。更有些是選擇了與人類和平共處的生存方式,混入人群裡的過著自己的生活。
然而在如此眾多的妖魔鬼怪、魑魅魍魎之中,是有著這麼一個異類,一個想法異於其他妖怪的妖怪。
他,為了找出能讓現代為數不多的夥伴們生存於現世的辦法,於是是決定創辦一家名為「魍魎屋」、並內部社員全為妖怪的人力派遣公司。而這家妖怪公司,「魍魎屋」是會依據顧客的需求,派遣出各種最能符合工作內容和其能力的妖怪,解決各式各樣的問題與麻煩。
可是……有天,公司的創建者,大妖怪,酒顛童子是做出了個決定。因為他認為公司創建至今,是可以來做個改變!
因此,他決定招攬一名純正的「人類」加入這家公司,為這家公司注入一個前所未有過的新血!?
最後被酒顛童子選中的那名幸運兒,那名可能會就此成功改變妖怪世界的認知,或就此失敗、令他的計畫受到挫折的人類,他決定選上自己的同班同學,那位在班上最不起眼、毫無特色的女同學,酒宮悠。
自那天開始,當酒顛童子做出這個決定的瞬間,人類、妖怪與神的世界都將因此產生巨大的震盪,一個超乎他當初所預想的震撼彈將就此引爆。
而這個故事也是就這麼的開始了,這個圍繞著人類少女酒宮悠,與大妖怪酒顛童子他兩身邊,那包含著形形色色的妖怪和人類,以及神祇的新現代神話,是將就此開幕的上演。
至於他們最後會走上怎樣的未來?這點就需要各位來見證了。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 16:20:19
226176文字
会話率:18%
この世にあって、この世に非ず。
江戸であって、江戸に非ず。
そこにある掟も、時の流れも、外界とは異なる場所。
四方を塀と堀で囲んだ、江戸唯一の幕府公認の遊里。そして、浮き世の極楽として闇夜を照らし続けている不夜城ーー遊廓・吉原。だが、
そこには江戸八百八町を、そして世界を欺く、畏怖と狂気に満ちた秘密が隠されていた。
江戸を震撼させる連続無差別殺人の裏に潜む宇宙的恐怖の影。同時に妖異なる魔人・凶人が入り乱れ、裏切りと陰謀が錯綜する。そして、ついに闇に蠢く異形の邪神たちが江戸世界を侵食する!
江戸の人々曰く「昏夜(こんや)に邪なる神を談ずる事なかれ。談ずれば怪至る」ーーと。
(一昨年、昨年とクトゥルー神話小説アンソロジー本「混沌」&「妖神」にそれぞれ寄稿した同名タイトルの連作短編シリーズを加筆修正させたリブート版です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-17 12:07:17
55331文字
会話率:38%
白き鬼―妖異聞録―の番外編です。
他サイトに掲載している内容を一部抜粋。
本編で描かれなかった過去のお話や、主人公達の日常のお話を集めた作品(短編集)です。
基本的に一話(同タイトルのもの)完結なので、本編をお読みになった方はどの
お話から読んでも楽しめる(?)と思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-09 17:23:27
136097文字
会話率:47%
白き鬼。
夜毎、人里に現れては村を焼き、人を喰らい……この地に住む人間全てに恐怖と絶望をもたらした妖。
これは、その鬼の血を引いて生まれてきた、一人の少年の物語。
【完結済】
◆和風ファンタジーです。
※他サイトでも投稿(完結
)しているものを、一部加筆修正して掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-24 04:24:25
187629文字
会話率:48%
忘れられた物語は渓谷を落ちる凱風と共に
翼妖異は愛を、哀を詠う、高らかに
其の歌声は千の翼を織り成し、天へ誘う
冷たい凱風は其でも落ちる
空しくも散った羽根を道連れに
でも其の唸りは天の詠と響き合う、麗らかに
最終更新:2017-01-06 22:00:00
1042文字
会話率:0%
華のお江戸のほど近く、そこそこ大きな町中で、妖異専門のよろず屋を営む主のもとで、ふだんは可愛い看板猫として暮らしている、猫又ウメさん。
うだるような暑さの中、突然訪ねてきた男は「日照りが続くのは水神様がいる屋敷の井戸を埋めたせいだ」という
けれど……
一介の商人屋敷に水神様ねえ、随分大きな事を言うもんだ、と主と二人で訪ねてみれば、そこには本当に水神様の気があって……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『和モノ納涼企画』参加作品です。
ちょうど書きたいなあと思っていたキャラ『子狐さくら、九尾を目指す』の猫又ウメさんの昔昔のお話ですが、双方全然関係なく読めますので、分かる方だけクスッとしてください。
これまで和モノはむしろ敷居が高くて書けなかったんですけど、『和モノ納涼企画』と聞いてすごい背伸びして書いてみました。感想欄開けておきますので、返事がなくても大丈夫な方はご意見、ご指摘どんどんどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 01:41:00
10024文字
会話率:39%