五度目の世界規模の大戦を経て、いよいよ地球がヤバいってな状況下。それでも人類はご都合の社会を築き上げ、マイペースにその時代なりの日常を送っている。そして、そんな日常の裏側には、これまた平常運転で、人知れず葛藤を繰り返している連中が居る。
火力・電力を主軸に置いた科学文明はとうに廃れ、電気機械が「骨董品」としてただの鑑賞物に成り下がったこの時代に、電気工を名乗る青年タカモ。彼は歴史的展示物「エアコン」の修理を依頼され、世界一の歴史博物館、セントレアパクスミュージアムを訪れる。そこで、館長ジャッキに目をつけられて、半ば強引に地下の研究施設に招き入れられたタカモは、失われた大戦の記録と上書きされ続けた文明の実態を知る。そして、この星そのものが既に死にかけているという事実も。
その研究所には、コールドスリープによって存命したという過去の文明人が数名、研究員として在籍していた。違う時代に生まれ、異なる技術に触れて生活していた彼らのカルチャー乱舞、異文化コミュニケーション。各分野の視野を存分に活かし、各々の時代背景に価値観を揺さぶられながら、多角的にこの星の生き様を研究する研究者たち。
そのうちの一人、地底文明の生き残りである少女ヤチェリとタッグを組むことになったタカモは、自分の電気知識を軸に、この星の歴史とその最期に向き合う覚悟を固めていく。
初めのうちは、時代を跨いだ異文化交流に翻弄されながら、ただただ発見を追い求めてばかりだったタカモとヤチェリだが、自分たちの追いかけているものが、この研究所全体の課題において、ひいてはこの星の過去と未来において、重要な意味を持っていることに気付き始める。
壮大そうなテーマを掲げるだけ掲げて、ごくごく限られた人間たちの悪足掻きを描く、ただのラブコメ風世界の終り系ヒューマンドラマ……に、なるはずの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-29 02:07:03
11665文字
会話率:72%
あるクリスマスの夜の事故を多角的に見たもの
なお、当該事故は架空のものである。
最終更新:2016-12-24 23:00:00
1079文字
会話率:0%
可視化された【ステータス】、成長著しい【能力値】、多彩な【スキル】や【魔法】、みんな欲しがる【経験値】、どうしようもない【バグ】……
等々、「ゲームっぽい要素」を大なり小なり含んだ異世界物が多いですね。
ゲームっぽい世界観はなんとなく簡単に
書けそうに思えますが、あれこれ考え出すと実は色々大変なんですよ、という方向性なお話の予定。
※感想ページにて読者の皆様から多角的な考察を多数頂戴しております。ご興味がありましたらそちらも併せてお読み下さいませ。
※このエッセイの著作権は著者・TAM-TAMに帰属します。無断での転載・翻訳は禁止させて頂きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 12:00:00
51788文字
会話率:4%
雪の降り積もる厳冬のある日、少年の自宅のポストに「あなたが誰かを知りたいあなたへ」という奇妙な宛名の手紙が届く。
送り主は森の奥にあるホテルのような研究所。そこではゲストを丁重にもてなしつつ、その裏でゲストの行動を通して人間とは何かを探る
、多角的な研究を行っている。
この研究所の中では、自分のことは自分で決めなければならない、自分につけられた本来の名前を忘れてしまう、2人称や敬称が使えない、といった不可思議なルールのもと運営されていた。
招待された少年とうり二つの同じ顔、同じ記憶、同じ身体構造のものが並んだその時にある事件が起き、少年はその事件を通して否が応にも「自分は誰か」という、およそ考えたこともない、大きな問いを突きつけられる。旅を終えたときには少年はひとつの答えを出していた。
少年の裡なる旅をサポートするのは、えらく大人気ない威圧的な堅物所長と、いい加減かつお気楽極楽な運転手兼お世話係。水と油、顔を合わせれば嫌みの応酬。喧嘩が絶えない二人もこの一件を通してより深く友情を育む……かもしれない。
そんな中途半端な哲学の面の皮を被った、SFファンタジー的一泊二日の思索の旅。
※重複投稿の予定は現時点ではありませんが、変更の場合はその時点でご報告させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-20 18:28:24
4682文字
会話率:31%
オルガスムスを誘起する脳内定着型法悦誘発装置「オルガスマトン」が開発された近未来。
その規制の是非をめぐり、文化娯楽省で開催された意見聴取会にて多角的な観点からその危険性が討議される。
報酬系を活性化させる娯楽であるドラッグ、タバコ、カ
フェイン、アルコール、甘味料、ゲーム、恋愛とともにオルガスムスの効用、芸術活動や創造性との関係性について社会学、幸福論、分泌学、脳科学からの検討がなされる。
究極の娯楽であるこのオルガスマトンは人類にとって有益なものなのか、あるいは規制すべきものなのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-03 00:09:19
38299文字
会話率:5%
ブログに載せたものです。一人の女の子の変化を多角的な視点で追っていきます
最終更新:2013-03-10 10:51:53
2817文字
会話率:15%
本編はこちら→http://ncode.syosetu.com/n2934r/
ここに掲載される文章は本編である「大日本リーグ-大連戦記-」の続編であり番外編であり設定資料集であります。主役チームである大連バトルシップスや所属選手について
、多角的な記述によって世界観をより明確に提示していきたいと思っております。内容はあってないようなものなので気軽にどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-29 20:16:55
100196文字
会話率:49%
天貝家の事件を、多角的に検証していく!この一冊で、事件の謎に迫れる!真実はあなたが見つけ出す!定価1300円(税抜き)「注意!」この小説は本編、「破かれた絆」のおまけになっています。初見の方は、本編を読むことを強くお勧めします!(まぁ、ぶっ
ちゃけはじめたばっかだからあんまりないのだけれど・・)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-16 00:50:15
401文字
会話率:0%