死後の世界は、現在の地球に存在し、幽霊たちは常に人と共に過ごし、思い思いの幽霊としての時間を過ごしている。
気が付くと俺は火葬場に立っていた。
なぜここにいるのかわからない、そして、自分の体が透けていることに気付き大声を上げるが、ここに
いる人は誰も俺に気が付くことはなかった。
でも、確かに、これはこれで、いいなぁ。
ここから見える景色はまるで、このままビルの外壁を垂直に歩いて進んでいけるんじゃないか?
そんなバカな妄想をさせるような、こわばった思考を忘れさせてくれる風景だった。
死後の世界を見てみませんか。
この作品はNolaノベルにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 20:11:51
15394文字
会話率:48%
「最早人に非ず」
薄汚れた外壁に座り込む物乞いは、その一言に絶望する。寝床への帰り道、闇が都を包むにつれて、彼もまた闇に飲まれていく。一つ犯して、また一つ。七千歩歩いた先に残ったのは鬼一匹。
最終更新:2023-07-03 16:20:05
2360文字
会話率:13%
もし。そこのあなた。そうです、あなたです。よければワタクシ雀が昔見た話を聞いてはくれませんか。なに、羽休めの間だけでいいのです。羽を休めたら飛んでいきますから。
まだこの家が真っ白な外壁をしていた頃の話です。あの老婆はまだ少女でした。あ、で
もあなたよりはもう少し大人でしたけれどもね。
© 2023 Asatsuki Sato折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 19:08:35
2177文字
会話率:7%
15歳の誕生日に行われる洗礼の儀。神の祝福と共に人はジョブを授かる。王国随一の武門として知られるクライン侯爵家の長男として生まれた俺は周囲から期待されていた。【剣聖】や【勇者】のような最上位ジョブを授かるに違いない。そう思われていた。
し
かし、俺が授かったジョブは【レンガ職人】という聞いたことないもないものだった。
「この恥晒しめ! 二度とクライン家を名乗るではない!!」
父親の逆鱗に触れ、俺は侯爵領を追放される。そして失意の中向かったのは、冒険者と開拓民が集まる辺境の街とその近くにある【魔の森】だった。
俺は【レンガ作成】と【レンガ固定】のスキルを駆使してクラフト中心のスローライフを魔の森で送ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 18:17:48
73597文字
会話率:41%
許嫁だった王太子から婚約破棄されたパトリシアは、虚な表情であてもなく王都を歩いていた。
気が付くとパトリシアは王都の中心から外れた開発区にいた。そこにある真新しい神殿。その外壁には「真実の愛を貴方に」と書かれてある。
彼女はある話を思い
出した。新しく降臨した出会いの神様が世界中に創ったという「マッチングダンジョン」の話を。
そのダンジョンでは容姿や身分に関係なく真実の愛を見つけること出来るという……。
法衣の女に誘われ、パトリシアは神殿へと入っていった。
マッチングダンジョンでパトリシアが見つけるのは果たして、真実の愛なのか。
異世界恋愛ダンジョン探索、はじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 21:34:32
15226文字
会話率:41%
地見屋を自称する丈夫は、ある日いきなり異世界へと迷い込む。
深い森に迷い込み、散々あるき回ってようやく見つけたのは石造りの高い外壁。
己を拒むようにそそりたつ石壁に絶望的な顔で泣き叫んでいた丈夫は、ふと一匹のウサギを見つけた。
ほん
のりと淡く光るウサギ様。これが、丈夫を異世界の理不尽から救ってくれる。
丈夫の事情を理解して面倒を見てくれるカシムンと、精霊ハンターとして名を馳せる丈夫の、お気楽暢気な日常が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 13:00:00
9079文字
会話率:24%
「聖女ジェシーヌ! 貴様との婚約を破棄することを宣言する!」それがミーシス国公爵子息、ラクーヌ・リーブの言葉だった。ジェシーヌ・エフィアは、五歳で聖女の認定を受けた。だが、義母を呪術で殺害したと断罪された。ラクーヌはジェシーヌの婚約者であっ
たのだが、父の再婚相手の連れ子に、いつの間にか奪われていた。婚約破棄は、実際はどうでもよかったのだが、ラクーヌは追い打ちをかける。
「偽りの聖女よ。我が国を謀った罪、軽くはない。ミーシス国、議会筆頭公爵家は、貴様に即刻、国外追放を命じる!」
こうして、その日の夕刻、ミーシス国首都の第三外壁西側に、ジェシーヌは放りだされた。右足腱を切られ、咽喉を薬で焼かれ、両手は魔力封じの縄で縛られ、左目を深く切られていた。
破邪の呪文詠唱も、神への祈願奏上も叶わない。
――なんで、なんで私がこんな目に……
この物語は、すべてを奪われた少女が、聖獣と、騎士に助けられ、国に長く沈んでいた呪いをすべて解いていくお話である。
最初はダークですが、徐々に明るくなります。ハッピーエンドですのでご安心ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 21:54:46
9478文字
会話率:16%
静かな森の中にある湖畔の側に、赤い屋根と白い外壁の可愛らしいログハウスがひっそりと建っている。
そこはマダム・タッツォの秘密のお店。
数々の魔法具が所蔵されている、誰もが訪れることの叶わない特別な場所。
それでも稀に迷い込む欲望を抱えた人間
は、その欲を叶えられるのか?それとも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 16:58:21
928文字
会話率:56%
【簡単なあらすじ】
ヘタレで女性恐怖症の主人公がヤンデレストーカーから逃げながら、ちょっと頭のおかしい女の子たちのハーレムを築きつつ、スローライフを目指す逃走劇です。
【真面目なあらすじ】
「もう嫌だ。戦いたくない。痛いのも怖いのもゴメン
だ。じゃ、そーゆーことで!」
一流冒険者パーティーに在籍していたセイは、戦いの日々に疲れ果てて冒険者パーティーの脱退を決意した。
女性に対するトラウマを植え付けられながらも仲間達の追跡の手を逃れ、晴れて自由の身になったは良いけれど、全く金銭を持っていなかったセイは逃走中に立ち寄った砂の都エッセルで外壁の修復作業の依頼を受ける事にする。
しかし、戦いの無い日常に喜びを感じていた時、一人の冒険者がデザートウルフの群れに襲われている姿を目撃してしまった。
仕方なく助けに行くとウッカリ身バレしてしまい、弟子にしないと冒険者ギルドで正体をばらすと脅されてしまう。
セイは嫌々ながら承諾し、冒険者の少女アルテミスを弟子にする事にした。
しかし、話を聞いていくと、どうもアルテミスの価値観が狂っている事に気が付く。
「はいっ! ぶっ殺したい人がいるんです!」
可愛らしい満面の笑みでサイコパスな内容を告げる彼女にドン引きするセイ。
でもまぁ、自分の代わりに魔物と戦かってくれるならいいやー、くらいの軽いノリでアルに戦い方を教えつつ、自身は争いの無い平穏な日常を送る事を決意するセイだった。
これは、そんなやる気の死滅したお人好しで女運の無いセイが、ヤンデレストーカーから逃走しつつ、巨乳サイコパスとか狂信する褐色ロリサキュバスとか、どこかおかしな仲間達と共に、憧れのスローライフを目指して理想の地を探し求める物語。
尚、スローライフまでの道のりは非常に険しい模様。
【作者からのお願い】
少しでも面白い!と思って頂けたら、
広告下の☆☆☆☆☆を押して五段階評価やブックマークなどよろしくお願いします。
感想やレビューをもらえると、とても励みになります!
面白くなかったら、そっとブラウザバックしてください……
※前作「さくら・ぶれっと」と同じ世界観です。良ければそちらもご覧ください。
(読まなくても物語の進行に問題はありません。ただの宣伝です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 06:00:00
268884文字
会話率:38%
ある街があった。その街は、高い外壁に囲まれ、中から外の景色を見ることはできなかった。
外壁には門があって、その門から日夜、旅人たちが街の内外を行き来している。
しているはずなのに、なぜか僕はその門に辿り着いた事がない。
どこか別の世界から
、気が付いたときにはこの街にいた少年、スミカ。
行き倒れていたスミカを介抱し、スミカの命の恩人である少女、リーシャ。
2人は、慎ましくも幸せにスローライフを送っている。
このまま何も考えず、ずっとこの街の中で暮らすのも十分幸せなはずだ。
それでも、それでもなお、スミカは外へ興味が向いてしまう。
果たして、スミカが外の景色を目にすることはできるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 19:31:29
3568文字
会話率:10%
巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』
その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の監視、補佐として国外へと旅に出る。任務とは、オフィックス王国に昔
から伝えられている儀式『星巡り』を完遂させることだった。オフィックス王国を囲むように点在する12の国で行われる『星巡りの儀式』にコブラたちは挑んでいく盗人と騎士が織りなす冒険ハイファンタジー。
7つ目の国『ライブラ王国』に辿りついたコブラ一行の前に、この国で王位をも持つ巫女リブラが現れる。彼女はコブラを見るなり微笑んだ。「お久しぶりです。お兄様」と――。
コブラを兄と慕う少女の出現が、オフィックスで孤児をしていた頃の幼いコブラの記憶を呼び覚ます。共に過ごそうと提案するリブラの誘いに対してコブラが導き出す答えとは、そしてコブラたち一行に迫るライブラ王国での星巡りの儀式とは――。
ついに語られるコブラの過去と運命を描く、12の国を巡る長編ファンタジー第7弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 13:46:18
131406文字
会話率:51%
巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』
その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の監視、補佐として国外へと旅に出る。任務とは、オフィックス王国に昔
から伝えられている儀式『星巡り』を完遂させることだった。オフィックス王国を囲むように点在する12の国で行われる『星巡りの儀式』にコブラたちは挑んでいく盗人と騎士が織りなす冒険ハイファンタジー。
レオ帝国での激闘を終え、ヤマトも戻ってきたコブラたち五人は六つ目の国『ヴァル皇国』へと向かう。
他の国とは違い、星術が浸透しているこの国では、星術を使う者が多く存在しており、その不思議な文化に五人は驚く。
ヴァル皇国の皇帝プロテアから五人に言い渡された星巡りの儀式は、この国の地下に存在すると言う冥界へと下る度胸試しであった。
冥界に連れ去られてしまったキヨを連れ戻すためにコブラたち四人は冥界へと下る。
そこに「私を冥界に連れていって!」と一人の少女が現れる。その少女は星術師として大人たちに落第を押されているお転婆娘であった。
12の国を巡る長編ファンタジー第五弾開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 22:56:37
115215文字
会話率:51%
巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』
その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の監視、補佐として国外へと旅に出る。任務とは、オフィックス王国に
昔から伝えられている儀式『星巡り』を完遂させることだった。オフィックス王国を囲むように点在する12の国で行われる『星巡りの儀式』にコブラたちは挑んでいく盗人と騎士が織りなす冒険ハイファンタジー。
キャンス王国で新たな仲間ロロンが加わったコブラ・キヨ・アステリオスの4人は5つ目の国『レオ帝国』に辿りつく。
国民全員が黒い髪の者たちが住むこの国はヤマトの故郷であった。囚われているヤマトを救うために4人はレオ帝国の城へ向かうが、そこでヤマトの兄にしてこの国を治めている男ホムラ=ヘラクロスに星巡りの儀式を言い渡される。その内容とは、コブラたちにとって、レオ帝国そのものを敵に回さねばならないものであった――。
ヘラクロスが建てた侍の国を舞台に、ヤマトは取りこぼしてしまった自分の過去と向き合い、兄に勝利することが出来るのか。
12の国を巡る長編ファンタジー第五弾開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 20:12:04
187089文字
会話率:46%
雨漏りと。
やっと玄関前と外壁の工事が終盤を向かえました。
その矢先に予想外な、将軍さまをお迎えしていたのです。
最終更新:2021-06-10 02:00:00
200文字
会話率:100%
__ここは、とある大陸のとある王国。
王国から遠く離れた場所にある、深い深い森の奥。
奥深くには、周りからは見えない結界と、高い柵に囲まれる大きな屋敷がある。
屋敷の外壁は、闇に溶け込むかのように黒く、屋敷の周りには血のように紅く咲き乱
れるバラの庭があった。
この屋敷に住まうのは、夜の王と呼ばれる吸血鬼。
吸血鬼は、たった1人の妹を護るために、屋敷の周りに結界を貼り、彼女に外を見させないようにした。
これは、”吸血鬼に護られる少女”の物語___
この作品は、アルファポリスさんにも連載していますっ。
よろしくお願いしますっ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 12:48:31
64234文字
会話率:31%
取り戻せ――
コロニーで目を覚ました少女、アルス。
枕元には藍色のロボットが立っており、彼の案内で、アルスはコロニーの主、セプテージと出会った。
セプテージの話によると、アルスは百年もの間、コールドスリープによって眠らされており、宇宙空間を
さまよっていたのだと言う。
百年の間に人類は巨大なコロニー群を形成し、地球の資源に一切手を付けない、宇宙規模での自給自足を実現していた。その技術が、アルスの回収と復活を可能にしたのだ。
高度な生活と、幸福そうな人々に感心するアルスだったが、次第に、そこに隠されたいびつな正義に気付いて行く。コロニーには人間以外の生き物がおらず、また、地球には一人の人間も住んでいないというのだ。
地球に戻ることをせがむと、突然、藍色のロボットが豹変する。
彼と彼の仲間のロボットが、アルスに襲い掛かってきたのだ。
困惑し、絶望するアルスの元に、一隻の舟がやってくる。コロニーの外壁を撃ち破り、ロボットたちをなぎ倒し、総舵手のフーマが顔を出す。
フーマはコロニーの住人ではなかった。はるか昔、コロニーからあぶれてしまい、入ることを拒まれた人類の末裔だったのだ。
セプテージの嘘を知ったアルスは、フーマと共に地球に降りる。
百年後の地球で、アルスが目にするものは。
そして、コロニーに人を閉じ込め続ける、セプテージの真の狙いとは。
人は、あるべきところへ還ることができるのか――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 19:00:00
115867文字
会話率:34%
太陽の光が眩しい早朝。高等学校1年生の黒羽出雲は窓から降り注ぐ光によって目が覚めた。その日は出雲が楽しみにしていた音楽グループのライブ当日であったため、気持ちが高揚しているようである。出雲はライブ会場に到着をすると、突然巨大な地震と思える揺
れが発生してしまう。ライブ会場にいた出雲を含めた人々は揺れの激しさから立っていられず、地面に手をついて揺れが収まるのを待つことにした。
突然発生した揺れが数十分間続き、周囲の建物の外壁が崩れる程の揺れが収まるとライブ会場から見える空の空間が割れた。その空間からは異形な姿をしている人型の怪物が数十体出現し、その中には言葉を発する怪物も混ざっていた。
ライブ会場にいた人々は、その怪物を見ると悲鳴を上げてその場から逃げていく。人を押し退けて逃げる人、その場に蹲ってしまう人など様々である。出雲はライブ会場の外にいたためにすぐに逃げることが出来た。出雲がライブ会場の側に交差点に逃げた時、一台の黒塗りのトラックが猛スピードで到着する。黒塗りのトラックから出て来た少女は一振りの刀を手にして怪物と対峙をし始めた。出雲と少女が出会った時、出雲の運命が動き出す。
他サイト様にも投稿をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 00:00:51
28683文字
会話率:64%
駅前の居酒屋の外壁に構えるたこ焼き屋台の主人と、常連の少女のお話。
◓◓◓◓◓◓◓◓◓◓
Webアンソロジー企画「【習作】描写力アップを目指そう企画(http://ncode.syosetu.com/n9981du/)」の「第七回 たのし
いお仕事企画」に寄稿した作品に加筆・修正を加えたものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 16:32:21
1994文字
会話率:59%
もうそうは、大概にしろ!
キーワード:
最終更新:2020-05-09 19:59:17
878文字
会話率:20%
レギオンと呼ばれる化け物が突如世界中に現れ、人間を襲い始め、世界人口は九割以上減少した。それから15年ほどたった未来。人々は大都市に外壁を築き、閉ざされた世界で生活をしていた。都市は傭兵と呼ばれる、なんかめっちゃ強い人達が守っていて、そこ
で学生をしていた僕はとある出来事からある傭兵の力を受け継ぐことになる。ところがこの傭兵の力がとんだチート性能で……。
傭兵になった僕は、都市間のごたごたやらいろんなものに巻き込まれていくことになる。それはたぶんそんな感じの話。
※男の娘主人公です。チートは一章のラストからになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-01 00:00:00
122627文字
会話率:50%
ここ数年、町の風景がとみに変化したように思います。
景観は、その国の遺産です。
お金が優先されて、自らの手で景観を壊していく姿は悲しいことです。
しかし、これが、この国に住む私たちの現実でしょう。
国の景観は、人心そのものです。
しかし、実
は、そのことすら気付いていないことが、ほんとうの怖さなのです。
家までファーストフード化にして、周囲と次の世代に、われわれはいったい何を残せるのでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-06 19:22:11
1109文字
会話率:0%
場所は横浜。
明治時代からある西洋建築。
それらの外壁補修工事に、田舎から上京してきた主人公、立野絵理が携わる。
最終更新:2019-06-30 02:48:00
21164文字
会話率:28%
日本橋の人形町にある古びれたビル。
レンガ調の外壁のタイルは、雨や埃などの浸食により、色あせていて趣きがあり、三階事務所入り口の、すりガラスのはまった扉は、閉まる時にバタンと独特な音を立て、それが何とも言えません。
事務所の中も配管が
剥き出しで、少しだけ照明も暗く、ひと昔前の、忙しい時代に建てられた雰囲気が漂ってきます。
あくまでも、部屋の真ん中にある、真っ赤な来客用ソファーを除いてですが。
そう、ここはアルクイン拝み屋探偵事務所です。
所長のベネディクトさんと、蒼と、わたしと、お手伝いの静香の、たった四人で頑張っていた小さな祓い屋です。
忙しい時など、社員総出で、遅くまで霊を追いかけまわしていました。
そんなわたしたちを労ってか、ベネディクトさんはよく食事に連れて行ってくれました。
小さいけど、みんな実力もあり、自分の意志で仕事をこなし、互いに支えあい、祓い屋という仕事を誇っていました。
わたしはこのアルクイン拝み屋探偵事務所が大好きでした。
だから、きっと、依頼に来る皆様も、好きになってくれると思います。
わたしは、折坂 砂那。
もう、わたしはそこに居ないけれど、きっと、ここのメンバーは満足する結果は出してくれます。
だから、アルクイン拝み屋探偵事務所にお尋ねくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 03:16:34
111718文字
会話率:35%