小田洋介は獣医を目指す大学生である。
父が死んだ翌年、父と離婚した母から手紙が届いた。
夏期休暇に入ったら別荘に遊びに来て欲しい。そして後妻として自分の嫁いだ高木が陽介の後ろ盾になって学資などの面倒をみようとしているので、話し合っ
て欲しい。お父さんが亡くなったけれど、あなたは一人ではない。私達は家族です。 あなたには素敵な可愛い妹もいますよ……
そんな内容だった。
今時、手紙という古典的な手法で送られてきたメッセージは却って新鮮で、目を通した陽介は別荘に向かう。が、それは手紙の内容に惹かれたからだけではない。
一月前、父の弁護士だった吉本先生から、高木の関連会社が父の特許にアクセスしてきたと伝えてきていたからだ。
陽介は、高木が長女の啓子と北海道から帰ってくるのを待つ間、母の娘、つまり自分の妹である高木家の次女美月に別荘周辺を案内される。
言葉を交わすうち、美月から恋人になってほしいと頼まれる。
陽介は自分には恋人がいることを伝えたが、美月の決意はそれで変わるようなものではなかった。
美月は恋人の友梨には、けっして迷惑をかけないからと言い、三つの訳があると説明した。
美月は二つの理由を述べて、陽介は、滞在期間である五日間だけ 恋人になることを了承する。
美月は恋人になった陽介を、両親にも話してない有る場所に連れて行った。
そこは、ある写真家の別荘で、美月がそれまで培ってきた概念(性、宗教、生き方、道徳)などを根本から覆す思考を持つ人物の住処かだった。
三日目、陽介は美月を伴い一時帰った自分のマンションで、美月から、三つ目の、衝撃的な理由を聞かされる。
それは、そのことが社会に知られると、家族が崩壊するか、場合によっては高木がCEOを努めるグループ会社の業績を左右するほどの内容だった。
余りにも重大な内容のために、父にも母親にも言えず一人で抱えて悩んでいた、それこそが美月が陽介を待ち焦がれていた理由だった。
陽介は美月からその訳を聞き、美月の全ての願いを叶えることにして問題は解決した。
春、市内の公園に陽介を呼び出した友梨は美月を伴っていた。
陽介を巡り反目するはずの二人が、揃いのマントを纏い、姉妹以上になかの良さそうな態度を見せるので戸惑う陽介に、友梨は三人のこれからの行く末について、驚くべき提案をした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 21:42:23
124602文字
会話率:50%
ロッドは日本のロックシーンにも、かなり影響を与えている。
彼独特のステージでの派手なマイクパフォーマンスは、矢沢永吉本人も影響を受けていると言っているし、当時、ロックを初めて日本の音楽市場で成功させた「ツイスト」のボーカル世良正則も髪
型、アクションなど風貌がロッドとそっくりであった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-22 17:11:13
1858文字
会話率:0%
さすが吉本仕込、顔を見るだけで笑えてくる。
キーワード:
最終更新:2020-05-15 00:19:46
343文字
会話率:12%
1人用のコントです
陣内智則さんのコントをイメージして書きました
なお吉本芸人に対しては完全な妄想です
最終更新:2019-10-10 20:02:38
1095文字
会話率:92%
同じ高校に通う一之瀬君と吉本さんはお互いに意識しあいつつも、お互いに一歩踏み出せないでいた。
もしも、吉本さんが彼女になってくれたら最高だろうな、そう思っている一之瀬君には体を売って生活しているという秘密があった。
僕じゃ釣り合わない、諦
めないと――
想いを断ち切ろうとしながらも、吉本さんを心の拠りどころにしてしまう一之瀬君と、真っ直ぐに一之瀬君を想いつづける吉本さん。
そんな二人が辿った行き先とは。
じれったくも一途に想い合うふたりの物語
※暴力的な描写、性的な描写があります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-25 20:16:00
96526文字
会話率:33%
夢を抱いてやって来た東京で何も上手くいかない漫画家志望の吉本。
夢と現実の狭間でもがきながらも理想の創作を求め続ける男の話。
最終更新:2019-09-25 00:31:44
806文字
会話率:5%
交通事故にあった主人公は気づけば中世西洋風の世界に貴族の息子として転生していた。
前世で何もしなかったことを悔やみ、今世では剣で世界一を目指すと決意したものの、虐げられていた亜人種の奴隷や悪政に苦しむ平民たちのことを知り、革命を起こすことを
決意する。
親に隠れて商売をし、稼いだ金で個人の軍団を設立。
成人するまでにあらゆる情報を集め、訓練を積み、革命のために常に陰で暗躍する――
学園編のように、一応普通のファンタジー要素もあります。
序盤は駆け足気味ですが、3章からは落ち着きます。
また、しばらくは軍団規模の戦闘はありません。
現代知識を生かした政治、商売、戦略、スパイ等を利用したファンタジー兼、架空戦記な感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 19:03:56
499203文字
会話率:32%
テンプレに飽きた人もそうでない人も、剣と魔法、そしてバカ。異世界ほのぼのコメディ&ファンタジー
チートどころか特典の一つもなければお貴族様のご子息、なんて恵まれた環境のご都合主義もない。一般的などこにでもある素朴な村に生まれた
。
特別と言えばせいぜい前世の知識があるくらいだが、むしろそのせいで現代っ子の自分にはこの生活が耐えられない。だが、この環境から抜け出すためにそれを披露すれば逆の意味で抜けだしてしまうだろう。天才ではなく異常者として村八分にされるであろう事くらい分かっていたから、表面上は年相応に、独り立ち出来る年齢までは慎ましく生きようと思っていた。
だけど俺にはもうこの村での生活が限界だった。固くてマズイパンと水のようなスープでさえ腹いっぱい食べられないここでの生活が、何より俺の傍をちょろちょろと動き回って振りまわし、肉体的、精神的自由を拘束しようとするこの馬鹿との日常が俺にはもう耐えられない。だから1日でも早く村を出て、それなりに安全な街で公務員の如きささやかながらも安定した幸福な生活を夢見るお話……だったのに、打算の末に生きたはずが、なぜか周囲には更に増えたバカ共。心休まる日なんて訪れない日常。
いいから俺に近づくな、俺は安心安全で快適な文明人として、マイペースな生活が送れればそれでいいんだ。お前達は俺とは関係ない別の場所で好き勝手生きていろ。なんて願い虚しく、常識人の自分まで目立ってしまうどころかいつの間にか同類扱いとか勘弁してくれ。俺はこんな馬鹿共とは無関係なんだからな!
キャラクターを重視したコメディ路線の話になってます。が、ファンタジー要素も多分にあります。
こういうことを言うのはある意味作家失格かもしれませんが、 4、5話くらいまで見て判断していただけると幸いです。
カクヨムにも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-12 22:23:51
104649文字
会話率:35%
とうとう待ちに待ったゲームソフトが発売される日となった。勇者が魔王を倒す、そんな十年以上も昔に使い古された設定を最新機種『ブレイズテーションⅤ』のスペックをフル活用して再現したゲームソフト『りあるRPG』
「勇者よ、そなたに命ずる。魔王を倒
してこの世界を救ってくれ」「嫌ですよ、魔王なんてただの人間に倒せるわけないじゃないですか」名立たる大臣、騎士団長が左右に並ぶ中、王様の命令に真っ向から反論したのはゲームの主人公、勇者と呼ばれた青年(むらびと)。
これはあらゆる邪道を用い、努力・友情・勝利を掲げる某少年誌と真っ向から対決するような、そんなRPG(ものがたり)
基本コメディ、時々シリアス入る予定。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-10 02:23:34
64192文字
会話率:51%
連日の吉本騒動を見てショックなことがあった・・・
最終更新:2019-07-30 16:41:04
724文字
会話率:0%
宮迫、田村の会見と吉本の対応に関して考えてみました。
キーワード:
最終更新:2019-07-21 14:58:58
1197文字
会話率:0%
主人公である「僕」は、山あいののどかな街に住むフリーターの独身男性。
いわゆるアラサーという年齢であるにも関わらず、毎日バイト先と家とを往復するのみに時間を費やす無為な日常を送っていた。女性との恋愛経験すら人生で一度もない。
そんな「
僕」が、ふたりの女の子に出会って恋をする中で、幸福や絶望、人を愛する決意や恐怖、そして生と死について思いを巡らし、成長していく。
梅雨のある夕刻、想いを寄せていた職場の同僚、香澄ちゃんと偶然顔を合わせ、雨の中を一緒に帰ることになった。突然の幸運に心躍らすも、すぐに終わってしまうこの奇跡と、いつもの枯れた日常を自嘲する。しかしここから、僕の日常は少しずつ変わり始めた。
初デートのドキドキや、触れようとして拒まれたときの焦燥と狼狽、それでも彼女を愛し続けるという覚悟を固めたにも関わらず、唐突に彼女から切り出された別れ。
これまでの幸福も覚悟も全て否定された気になった僕の前に、雨に濡れそぼる少女、樒(しきみ)ちゃんが現れる。
失恋の傷から、自棄になったように彼女をデートに誘う僕。苦い記憶を振り払いつつ、少しずつ距離が縮まることを喜ぶのもつかの間、彼女に隠された秘密を打ち明けられることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 00:00:00
132110文字
会話率:31%
吐いて死んだ木村と吉本。一方はガリでゲームオタク、一方はデブでアニメオタク 二人に共通するのはブサイクということ。
しかし彼らは異世界転生を果たした!だけどやる事は...殺人!?もちろんできるわけない!ヒロインもいるが恋愛も無い!魔法も使え
ない!冴えない!臭い!
自分達が生き返った謎を探す,,,壮大な旅 まぁ無理だろね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 11:11:03
1159文字
会話率:47%
県内随一の進学校に、とんでもない転校生がやって来た。彼の不可解な言動に学校中が翻弄されていく。
最終更新:2018-03-01 18:41:05
50299文字
会話率:43%
『言語にとって美とはなにか』を読んで、気になったところを分析してみました。作者と「私」の区別はわかりづらいかもしれません。
最終更新:2018-02-12 23:30:35
7646文字
会話率:10%
大阪の人間は東京に行くと5分で順応する。近ごろは大阪弁が市民権を得て大阪弁というか吉本語でも普通に生きていける。
ところが東京の人間が大阪に来ると、その順応速度は絶望的に長い。
東京人をジト目で見るほど大阪は偏狭ではないが、東京人が神経をす
り減らすことなく生きていくには濃厚すぎる空気があるのだ。それは、あたかも天界の人間が俗な地上世界で生きることを余儀なくされることに等しい。
乃木坂学院高校二年の坂東はるかは、その大阪の見本のような府立真田山学院高校に転校する羽目になってしまった!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-09 08:33:29
133590文字
会話率:46%
大阪珍道中編から早1年
留久子と敏子は高校を卒業して、適当な日常をおくっていた。
そんな時、
「ビリケンさんがおらへん!おらへんねーん!
ブラジルの人聞こえますか!ビリケンさんがおらへんのです!」
最終更新:2017-08-15 21:00:00
59986文字
会話率:72%
ビリケンさんを愛してやまない留久子と、親友の敏子が、盗まれたビリケンさんの犯人を追って大阪中で珍道中。
あれこの人って・・・どこかで聞いたようような・・・・この場所は・・・・・・
さあ、笑ってくれくれ!!
最終更新:2017-07-17 22:00:00
27690文字
会話率:73%
俺の役目は、ただそれだけね。
それ以上を望んだら離れて行くんでしょう。
永遠に、その傷だけは俺のもの。
最終更新:2017-07-16 18:39:42
685文字
会話率:41%
東日本大震災後、日本の状況を海外にいる僕はインターネットを通して情報を得た。Ustreamやニコニコ動画で日本の報道番組を見ることも出来た。ニューヨークタイムズ、デア・シュピーゲル、朝日新聞、読売新聞等の紙媒体にも触れられた。その際改めて感
心したことは、情報が拡散し到達するスピード感(速報性)とそれを手元のラップトップからインターネットを通して簡単に得られるという行為を不思議な感覚とともに経験したことだった(非日常的な災害映像でもあったわけだが)。その災害を間接的にではあるが(かつ孤独な作業にも関わらず)、ソーシャルネットワーキングでは自らの検索範囲だけではなく知人の持つ情報まで共有しながら、連帯感というおまけまで味わうことになった。この時、初めて首相官邸、在日本アメリカ合衆国大使ジョン・ルースがツイッターを通じて災害情報を頻繁にエンドユーザーである我々に直接配信していることを知った。知ろうと思いさえすれば既存のマスメディアに頼ることなく、友人から政治家、大学教授、文化人、経済人に至るまで多方面・多様な意見に接することが出来る時代にいつの間にかなっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 02:50:05
9395文字
会話率:7%
平成27年5月、大阪都構想実現の賛否を大阪市民に問う前代未聞の住民投票が行われ、衆知の通り否決された。大阪人の中に残ったのは祭りのあとのような虚脱感と、現状を打破できないもどかしさにも似た閉塞感だけだった。
ところが往生際の悪さが前市長の
取柄であり、行動力の源である。こんな大阪の沈滞ムードを吹き飛ばすには、やっぱりもういっぺん大阪都構想に再挑戦あるのみ。もっとも前市長は引退を公言した手前、しゃしゃり出ることができない。その代わり将来の政界復帰に向けて密かに実に巧妙に権謀術数を張り廻らせていた。そんな中、前市長の意向を受け電光石火、衆議院議員から鞍替え大阪市長選に登場し、鳶が油揚げを掻っ攫うかごとく初当選したのが現市長である。
前市長は最初こそ静観していたが、巧妙に院政を敷くや現市長を影から巧みに操り始めた。現市長は就任3年目を迎えたが、大阪都構想への機がイマイチ熟し足りない。そう判断した前市長は大阪人懐柔爆弾、通称【ヨシハシマゲドン】を次から次へと投下しだした。その第一弾が『OSAKAダブル条例』である。最初こそこれは苦し紛れの単なる啓発条例に過ぎないと思われていたが、それがどういうわけか大阪人のイチビリ、イッチョカミ精神にドンピシャ、ハマった! これがひと冬の間にとんでもない狂想序曲となり、ダブルキーパーなる過激なボランティア組織まで誕生させてしまった。その波紋は大阪市を再編するだけにとどまらず、大阪市の隣接都市まで巻き込み東京都並にスケールアップさせる『大大大阪都構想』へと広がりを見せ始めた。
そして、この再編の動きをいち早く察知し共鳴したのが大阪市の東隣りに位置する、鼻くそみたいな衛星都市『大東市』である。しかもひょんな事から、どうしようもない中年のパラサイトシングルに過ぎない俺もここのダブルキーパーたちの渦に巻き込まれ、前市長をはじめ現市長、知事らをまんまと丸め込む片棒を担いでしまった。
結果、平成32年春には『大大大阪都構想』の象徴、大阪復活の狼煙ともいうべき地方創生イベント『金はない! 大東エキスポ』までおっぱじめる始末である。
これを号砲に大阪中がカンタータを一斉に奏で始め、大阪がどっこらしょっとようやく動き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 15:39:13
135840文字
会話率:44%
大阪のどっかにある《八奈結び商店街》は今日も今日とて騒がしい。
熱い日差しをものともせずに
5人の少年少女は今日も、泣いて、怒って、笑って生きる。
両親がいない繁雄・和希、千十世・美也の兄妹、
そして彼らの幼馴染であるなずなをメインに、
八奈結び商店街で起こる様々な騒動を描きます。
なにわの人情とお約束をたっぷり詰め込んだお約束劇、暑気払いにぜひ!
(※同人誌上、またブログにも発表しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 21:00:00
108381文字
会話率:39%
突然ですが、私、小谷野敦の小説が苦手です。
「なろう・ほど・ザ・ワールド」シリーズ最終回。
最終更新:2016-04-13 05:00:05
333文字
会話率:0%
突然ですが、私、アルチュール・ランボーとレイモン・ラディゲが苦手です。
最終更新:2016-04-11 05:00:00
328文字
会話率:0%
エイリアンよ、おまえが十六歳の時の詩だ 覚えておくがいい
最終更新:2016-03-18 05:00:00
444文字
会話率:0%