東日本大震災後、日本の状況を海外にいる僕はインターネットを通して情報を得た。Ustreamやニコニコ動画で日本の報道番組を見ることも出来た。ニューヨークタイムズ、デア・シュピーゲル、朝日新聞、読売新聞等の紙媒体にも触れられた。その際改めて感
心したことは、情報が拡散し到達するスピード感(速報性)とそれを手元のラップトップからインターネットを通して簡単に得られるという行為を不思議な感覚とともに経験したことだった(非日常的な災害映像でもあったわけだが)。その災害を間接的にではあるが(かつ孤独な作業にも関わらず)、ソーシャルネットワーキングでは自らの検索範囲だけではなく知人の持つ情報まで共有しながら、連帯感というおまけまで味わうことになった。この時、初めて首相官邸、在日本アメリカ合衆国大使ジョン・ルースがツイッターを通じて災害情報を頻繁にエンドユーザーである我々に直接配信していることを知った。知ろうと思いさえすれば既存のマスメディアに頼ることなく、友人から政治家、大学教授、文化人、経済人に至るまで多方面・多様な意見に接することが出来る時代にいつの間にかなっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 02:50:05
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