僕は『あらゆるモノの色を変える事ができる』そんな能力を持って生きてきた。
それ意外は平凡で、特技なんてピアノが少し弾けるくらいだ。
毎日がつまらない。やりたいことも、成りたいものも何もない。
そんな僕にとって、同じ日々を繰り返す、変わ
り映えのない毎日は退屈だった。
早く大人になりたいな、くらいは思って過ごしていたかもしれない。
けれど、今はそうだとしても、きっと何時かはやりたい事が見つかって、成りたい何かを目指す日がやってくる。そう思っていた。
だから ───
『 次の神様になってくれ 』
そんな馬鹿げた提案が、自分に降りかかるとは思いもよらず。
『 わかった。いいよ 』
そんな馬鹿げた回答を、自分がするとは思いもよらず。
けれど、確かに自分で決めた。
これは、僕が神様を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 23:55:50
228998文字
会話率:28%
『わたしの周りで、最もこの世から消えるべきものは何でしょうか。一番汚いものは、何でしょうか』
綺麗なものがひとつ生み出されるたび、汚いものがひとつ失われていく。そんな<法則>が現れた世界。
クラスメイトの本浄瑠璃は、勉強も運動
もできず、教室でも孤立していた。
何の取り柄もない彼女には一つだけ趣味があった。写真を撮る時だけ、彼女は自分の存在を実感できる。僕は写真を撮る彼女を見るのが好きで、彼女と一緒に出かけるようになった。
しかし、そんな彼女が綺麗な写真を撮るたび、<法則>によってひとつ汚いものが失われていく。
初め、彼女が何を失っているか知らなかった。どうせ要らないものだから、考えなくてもいいと思ったんだ。けれどそれは僕にとって、見過ごすことのできないものだった。
失うことを望む彼女と、彼女に寄り添う無力な僕。
世界に見放された少女の逃避行、その果てには何が待っているのだろう。
(この作品は
https://kakuyomu.jp/works/16816452220116100477
https://note.com/summer_lights/n/n932c21c99921
にも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 21:00:00
102889文字
会話率:35%
僕、世羅裕(せらゆたか)は、大手会社から転職したその日、配属された先で橘朱里(たちばなあかり)という女性と出会った。
彼女は大輪の向日葵のように笑う人で、僕の心を一瞬で攫っていってしまう。
僕は、彼女に一目惚れをしたのだ。
そんな彼女に、初
めて会って30分もしないうちに告白をして玉砕。
当たり前だが……それでも彼女の側でいられることに満足していた。
年上の彼女、年下の僕。
見向きもしてくれなかった彼女が、僕に笑いかける。
いつの日か、彼女の支えとなるべく、今日も今日とて付き従う僕のあだ名は忠犬ワンコ。
彼女の笑顔ひとつを手に入れるため、彼女と一緒にお勤めしましょう。
僕は、考える。
いままでの僕は、誰にも恋をしてこなかったんじゃないかと……
橘朱里が、僕にとって、初めての恋だったのだと。
初恋は実らない?いんや、実らせてみせるさ!必ず、彼女を振り向かせてみせる。
もう、振られているけど……そんなのは……ちょっと気にするけど、未来を想う。
朱里さんが、彼女が、僕を選んでくれるその日まで……
ずっと、ずっと、彼女を支え続ける。
気持ち悪いだって……?彼女が気にしてないから、僕からは口に出さない。
僕が朱里さんと出会って初めて恋を知り、初めて愛を知った。
彼女となら……永遠さえ、あるのではないかと思えるほどである。
最初の恋を教え、最後に愛を残していってしまった人。
赦されるなら……ずっと、側にいたかった人。
今は、いないけど、そっちにいくまで、待っていてくれ。
必ず、迎えにいくからさ……朱里。
カクヨム、ノベプラにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 18:23:04
153597文字
会話率:52%
君がドライヤーで髪を乾かす時間は、僕に安らぎを与えてくれる。僕にとって、憧れのシチュエーションがあったのだが……。
最終更新:2021-04-13 22:00:00
1178文字
会話率:20%
僕はこの春、無難に高校生になることができた。
趣味も特技もたいしたことがなければ、目立った特徴もない自分だけど、勉強だけは唯一の取り柄だと思える。
たぶん、おそらく、きっと・・・。
県内最高峰の私立 西高校に進学できたのは、恐らく運だけ
ど、こんな僕にも運があって良かった。
『世間で天才と呼ばれる人は、どんな気持ちなんだろう?』。
凡人代表みたいな僕にとって、それは物心ついた頃からの疑問だった。
テレビで活躍するスポーツ選手や、芸能人、彼らはどんな気持ちなんだろう・・・。
それは疑問でもあり、どうしても辿り着けない位置にいる彼ら、彼女らへの憧れでもあった。
「この俺は天才です。よろしく」
入学して早々、一発目のクラス内での自己紹介。
スラリとした長身と、王子様のような整った顔立ちの彼・・・木下くんは、さも当たり前かのように言い放った。
これは、そんな僕と木下くんの・・・じゃなくて、そんな木下くんと僕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 20:09:54
1681文字
会話率:18%
「私達、別れよう……」幼馴染で彼女である高崎空音《たかさきそらね》が放った一言で、僕、宗形悠真《むながたゆうま》の初恋は終わった。
ある日、彼女が他の男をデートをしている処を目撃してしまう。彼女の顔には僕が見た事が無いふわりとした笑顔。そ
れは恋する女性の顔だった。そして、彼女は別れを切り出した。全てが終わった様な気持ちの僕の元へ、もう一人の幼馴染の不知火真白《しらぬいましろ》がやってきた。その時、僕にとって、ここからが初恋の始まりだったとは思わなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 08:00:00
42208文字
会話率:66%
雪の降らない冬の街。
そんな街の冬の早朝のこと。
僕は幼馴染(男)の『スケートしようぜ』というSNS上での誘いを受けて、乗る。
友人たちのレスポンスも早く人はあっさり集まるが、そこに"あの子"はいなかった。
僕は&qu
ot;あの子"のレスポンスが無いことにがっかりしながら家を出る。
けれど、集合場所の経路にある公園の前を通ると、"あの子"がいた。"あの子"は僕に気付く。
そんな始まりをする僕の一日の話。それは、僕にとって、記念すべき日となった。きっと、"あの子"にとってもそう、だったらいいな。
そんなほわほわスイート恋愛物。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-22 21:04:57
24551文字
会話率:40%
僕には親友がいた。
それも女の子の親友。親からも、クラスメイトからも、教師からも嫌悪された僕にとって、生涯唯一の友だち。
たった三ヶ月でも、彼女と色んなことをした。多分人生で最も幸せな三ヶ月だったと思う。
でも、僕は死んでしまった。
彼女と
交わしたたった一つの約束も果たせないままに...。
で、異世界に転生したわけで。
それを幸運と思って今は元の世界への帰り道を探しているんだけど……ちょっとおかしい。
例え異世界だとしても、命の危機が多すぎる。
それこそ、ちょっとした気まぐれで世界を滅ぼしかねない頭おかしい奴らが連続して襲ってくる。
もうね、今すぐ、帰りたい。
《2018年12月24日 本編完結いたしました!》
《株式会社マッグガーデン様より書籍化いたします!》
《※挿絵あり》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 18:20:17
1901368文字
会話率:42%
どこまでも、キミの為なら!
___僕の彼女は、最高の彼女だ!
僕にとって、最初で最後の“彼女”だと想っているよ。
最終更新:2020-02-03 03:00:00
1171文字
会話率:19%
僕の憧れはパパだよ!
僕にとって、“一番の憧れの人”がいるんだよ!
それは、、、?
僕の【パパ】なんだよ!
僕のパパは、大きい身体に優しい心を持った人。
力持ちなのに、とっても優しい人。
最終更新:2019-08-11 03:00:00
1330文字
会話率:29%
猫は賢く、感情の揺れも人間のそれに等しいのですが、人間の目には愛玩動物に映ることが多いと思われます。僕にとって、人間という種族はコミュニケーションの対象ではありません。しかし、少しでも猫という種族を理解してもらえる可能性があるなら、そのため
に割く労力を僕は厭いません。この小説を書いたのは、そんな気持ちからです。稚拙な文章ですが、これを原文の意図に従って、忠実に翻訳できる人間が居ることを切に願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-24 22:24:04
1849文字
会話率:28%
2019年のゴールデンウィーク。
あの10連休は僕にさまざまなイベントを呼び寄せた。
フードフェス。
ネモフィラ祭り。
名古屋旅行。
令和事件。
はしご酒。
辛くもあり、悲しくもあり、そして楽しかった。
僕にとって、いい意味でも悪い意味でも
一生残るゴールデンウィークだった。
そしてゴールデンウィークが終わった今、お金が無い……。
なぜだ!
お金が無くなった原因のゴールデンウィーク。
それを文字に起こし、今まで散っていったお金たちを少しでも浮かばすようにしなければ。
そんな思いでこのエッセイを書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-21 19:17:34
12059文字
会話率:16%
長年のグルマン(食いしん坊)生活のせいで、身長173センチに体重173キロという物凄い肥満体と化してしまった僕は、ある日、お気に入りのラーメン屋の帰り道、心筋梗塞で死んでしまった。
まあ、自業自得だよね。
幼馴染の菫がよく作ってくれた
カスタードたっぷりのアップルパイがもう一度食べたかったけど。
だけど、まあ、死んでしまったものはしょうがない。地獄で獄卒さんたちに追い回されてダイエットしよう。
と、思っていたら、名無しで、姿無しの神様にスカウトされて、異世界に転生することになった。
転生先は、モンスターに殺されてしまった荷役奴隷の青年。どうやら、魂を死んだ人に移し替えて、その人の人生を引き継ぐ形での転生らしい。どうせなら、赤ん坊からがいいんだけど……。
転生先の青年は、なかなかのイケメンらしいから、まあ、よしとしよう。
それに、神様と交渉して、僕にとって、とってもうれしい転生特典、所謂チートをオマケしてもらった。
それは、骨でも咀嚼できる頑丈な歯とアゴに口腔粘膜。なんでも消化吸収できる胃腸。病知らずの抵抗力、毒物中毒や致命傷すら瞬時に治癒してしまう自己修復能力。そして、エルフを超越する寿命……。すなわち、『絶対健康』だった。
これさえあれば、僕は口に入るものなら何でもおいしく食べられる。まさにに食いしん坊バンザイ的な無敵の能力だ。
さて、異世界で僕はどんなおいしいものに出会えるのだろうか?
※なお、本作は『ハーメルン』様にても公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-19 10:13:26
718761文字
会話率:42%
犬も歩けば棒に当たるぐらいのうっかり度合いで、健全な少年少女が反転して少女少年になる。そういうことがわりと起こるこの世界で、"僕"はうっかり女の子になってしまったり、それがきっかけで彼女に振られたり、変態の変人さんな&q
uot;私"に目を付けられたり……
「私と、おつきあいしませんか?」「え、やだ……」
秒で始まって終わったはずの僕と私は、しかしいつの間にか反転していた。
「好きです!!!」「あなた、結構面白いんですね」
告る側と告られる側をひっくり返して、彼女と彼女は始まった。
――それは僕にとって、初めての本気だったんだ。
――私は恋が知りたい。ただ、それだけだったのに。
これは意地っ張りな僕と、拗らせた私。そんなふたりの恋物語だ。あるいは……いつまで経ってもやられっぱなしな彼女の、恥ずかしくも愛おしい思い出の一ページ、かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-02 00:00:00
180347文字
会話率:47%
僕にとって、この世界は退屈に満ちていた。
少なくとも、彼女に出会うまでは。
彼に会ってから、私の世界はまったく別のものに変わった。
*このお話に登場する主人公は、広範性発達障害と呼ばれるようなタイプの人です。
しかも、一般よりもだい
ぶ知的に高いタイプの為、他人の感情に物凄く疎いです。(というのか、関心そのものがありません)ですが知的に長けているので、大方の人間とはそもそもぶつかりません。何故なら、無視して通り過ぎるからです。
そんな彼が、無視するには手ごわすぎる相手=婚約者に出会ったのがきっかけで、徐々に他人に関心が芽生え、人としての感情が徐々に深まっていく様を描いたお話です。(たぶん・・・)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 07:00:00
63684文字
会話率:14%
一ノ瀬さんって、こんなに可愛いかったっけ? 異世界に来たら、すげー美少女なってるし⋯⋯。っていうか、何でそんな彼女に、俺は殺されなきゃならないんだ!?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
自分で言うのもおこがましいが、優等生などと賞賛される僕
、月村 蒼一(つきむら そういち)は、とある日本の街の高校二年生。ある日、僕の部屋にとんでもない美女が現れ、僕を異世界に来ないかなどと提案する。面白半分で彼女の言う通りにしたら、僕はあれよあれよという間に、異世界に連れられていた。
ただ、その異世界とやらは、剣と魔法、モンスターやら亜人が溢れる、所謂ファンタジーの世界。さわやかスポーツマンの裏の顔は、キモオタの童貞野郎という僕にとって、理想郷ともいえる環境だった。さらに僕は『精霊の使い』というチート的な立ち位置を得て、輝かしい経歴を残し、充実の異世界ライフを送っていた。
その最中、僕の目の前に現れたのは、同じく異世界転移を果たしたクラスメートの女子、一ノ瀬 紅彩(いちのせ くれあ)。地味で大人しかったはずの彼女は、あり得ないほどの美少女に変貌していた。
⋯⋯そこまではいいのだが。
彼女は、なぜか僕を憎み、殺そうと襲いかかってくる!?
一ノ瀬さんもまた、精霊の使いというチート的な立場を得ていたが、僕よりも実力は数段上。そんな彼女と再会(交流は一切なかったけど⋯⋯)して以来、僕のバラ色異世界生活は陰りを見せ始める。
僕は一ノ瀬さんに勝つことができるのか? そして、彼女が僕を襲う理由とは⋯⋯。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 00:08:55
355266文字
会話率:46%
「好きです」
その一言が言えない僕にとって、彼女は高嶺の花だった。
中学一年生、思春期真っ只中の僕を描いた夏の恋のワンシーン。
※こちらは、アンリ様主催「恋に身を焦がす夏」参加作品です。タイトルまるかぶりでスイマセン。
最終更新:2017-08-24 23:14:08
4943文字
会話率:24%
僕の目の前で二人の女の子がいがみ合っている。勇気を出して話しかけてみたら、今いる洞窟から簡単に出られるらしい。洞窟に閉じ込められた僕にとって、彼女たちは救世主だった。助けを求めるが彼女たちは無視。彼女たちがどうにか僕に興味をもってくれたと思
ったら、彼女たちは僕を『下僕』または『配下』に勧誘してきた。え、困ります。でも彼女たちは僕を真っ二つに出来るだけの力があるようで。断っても……いい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 15:36:53
10697文字
会話率:52%
おかえり。
僕は君の担任。君は僕にとって、特別な存在。
そんな君が突然死んでしまう。
ねえ。なんで。すべてがどうでもよくなった僕。
そんな僕のとこに君は帰ってくる。君?だよね。
最終更新:2017-04-04 04:00:00
7444文字
会話率:9%
青山翔太は有名国立大学に通う大学一年生。サラリーマンになって平凡な人生を送ることに悲観的だが過ぎていく単調な日々に刺激を求められずにいた。
バイトの帰り道に突然何者かに刺され、翔太は死を意識する。
目を覚ますと、そこは異世界シュトルガ
ンデだった。
事態を呑み込めない翔太は、大がかりなテレビのドッキリと勘違いして冒険を始めてしまう……。
リアルな異世界転生シリーズ! 現実世界帰還を目指します!
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はじめまして。
異世界転生モノを、流行に乗っかり書こうと思ったわけですが物語のリアルさをつい見てしまう僕にとって、既存の小説に違和感を感じていました。
基本冴えない主人公が、ひょんなことから異世界に転移し、冴えないくせに事態を正確に即理解する。チート能力を片手に、現実世界を軽く捨てて気楽に生きていく。ご都合主義。
痛快な俺TUEEEE作品のジャンルは僕も好きですが、リアルなここDOKOOOO作品を書きたいなと思って書き始めました。
よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 14:10:30
2381文字
会話率:9%
僕の幼馴染み、彦根琴葉にはとある特殊能力が備わっている。
その能力とは"ことわざの現実化"。彼女の周囲ではことわざが"文字通りの意味で"実現する、という非常に傍迷惑なパッシブスキルである。
例を挙げよ
う。彼女と一緒に川遊びに行けば『河童の川流れ』ということわざ通り、"本当に"河童が流れてくる。
山道を散歩すれば突然『藪から棒』が出てきて突き刺さるし、雨なんて降った日には『雨垂れ石を穿つ』効果で傘から滴るしずくが弾丸のごとく石を蜂の巣にしてしまうのだ。
そんな彼女と一緒にいる僕にとって、日常とは常にことわざとの戦いだ。そしてその中でも特にひどい目にあった事件がいまからお話しする物語。
そう――これは僕が実際に体験した、ある冬の日の出来事である。
読んだあとちょっとことわざに詳しくなれる(かもしれない)コメディー小説です。
少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
※本作品には少々汚い描写が含まれています。食事中の方はお気をつけ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-30 18:14:27
14857文字
会話率:44%