──私の存在は、死に際の魔女が遺した、最後の願い。
「王立魔法鑑定局」は大魔女シュリエが遺した《祝福》を管理するための機関。魔法も勉強も苦手なクユイは唯一の特技で鑑定局に就職し、出会った上司に一目惚れする。不思議なことに、厳しくも面倒
みのいい上司イルードは、夢に見る男と青い瞳が重なった。
知らないはずなのに懐かしさを感じたり、言動が被ったり、不思議と心情を察してくれるイルードに接する度、夢を見る頻度が増えていく…内容は覚えていないのに、あたたかさと寂しさを残して。
恋心を捨てきれなかった男女が拗らせた願いは、今私が叶える。
異世界(の中での)転生ものです。
目指せ溺愛。
短いので完結まで毎日上がる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 12:00:00
58242文字
会話率:48%
地球の環境が激変し、氷期に突入した遠い未来。
何処とも知れぬ広大な氷原の片隅で、細々と命脈を保つ人類の生き残りたちがいた。
「背骨山脈(スパイン)」のふもと、氷原に擱座した「船」で暮らす小集団に属する少年・ザンカは、父祖から受け継いだ極地
用機動外装「ヴォルツ・エッジ」の操縦者として、愛機「ヤリガンナ」と共に半機アザラシを狩りに出た。
大きな群れを見つけて意気上がるザンカは、目標のさらに奥に倒れ転がる一機のヴォルツ・エッジを発見する。アザラシに蹂躙され粉砕されるはずのところを辛くも救い出して出会ったのは、ザンカたちの知らない巨大集団「皇城」から出奔した科学者の娘・シュリだった。
外からの血がもたらされると喜び、彼女を取り込もうとする船の人々。だが、シュリは人類に再び文明と光熱をもたらす「真の転換器」を巡って、皇城からの追跡を受けていた。
シュリを追って現れた皇城の機動外装「フロストドーザ」の部隊が船を襲う。ザンカは一族とシュリを守るため、ひいては文明再建のための戦いと探索にいやおうもなく身を投じていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 21:07:38
9820文字
会話率:36%
その昔、カルドシア王国の大公爵の妹エスメラダが王太后の首飾りを盗んだ事件があった。本人は無実を主張するも、婚約者である王太子や彼女の親友の証言で断罪されて王国を追放された。後にそれが冤罪と分かるも、すでにエスメラダは命を落としていた。忘れ形
見の少女シュリーを公爵家に引き取った。
しかし、素性の分からないシュリーを使用人までもが下賤の子と見下す。さらに、母を陥れた現国王と王妃がシュリーを悪名高い北の帝国へ嫁がそうと画策しだす。陰謀渦巻く中、伯父と伯父の後継者シリウスがシュリーを守り、協力する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 19:00:50
9351文字
会話率:45%
没落した令嬢エミリア。国内に居場所を失くし他国を目指す途中で、追放された元王子を言葉通り森で拾う。
孤独と心の傷を抱えたエミリアだったがそれは元王子シュリオンも同じ。
心を通わせ合った二人が、理不尽な運命に抗いながら、成長し生き抜く話。
――私は私を知る旅をする。あなたと二人。
◇◆◇
短編の長編化。短編では日間一位。
(序盤はあまり変わらず、旅辺りからじっくり加筆、後半は大幅に改変。イシュハルパートや学園生活など増し増し)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 18:30:41
124150文字
会話率:46%
没落した令嬢、エミリア。国内に居場所を失くし、他国を目指す途中で、追放された元王子を言葉通り森で拾う。
孤独と心の傷を抱えたエミリアだったが、それは元王子シュリオンも同じ。
心を通わせながらも互いの道が交ることはないだろうと思っていた二人が
他国で協力関係になり、結びついていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 15:13:49
31403文字
会話率:46%
転生した鍛冶師の娘ーースピンオフ作品アシュリー・ホワイトと白のダンジョン〜
《伝説の魔法使い》カーヴェラの弟子ーー《星の魔術師》アシュリー・ホワイトが挑む白のダンジョン攻略。
〜アシュリー・ホワイトと竜王の巣窟編〜
最終更新:2024-08-05 14:21:02
15029文字
会話率:54%
俺ーーユウキの職業は《ニート》である。別に威張っているつもりでもなく、事実だ。俺のお師匠カーヴェラは、世界一強い《伝説の魔法使い》である。ゆえにたまに俺をこき使おうとしてくるのだ……絶対に逆らえないと知っているから!!卑怯だとは思わないか?
全く……そんなお師匠一人だけならまだいいけど、他にもこの屋敷にはヤベェ奴がいる……元聖騎士のクセして《不死王》に身を落としたグレイスのおやっさんに、〝混沌の魔法〟に手を染めたイカれた中ニ病患者のドロシー、《星の魔術》なんてクソえげつねぇお師匠しか世界で使えねぇ技を十歳そこそこで会得したクソ生意気なアシュリー……俺?俺はただのニートだよ?PS こちらは転載した鍛冶師の娘のスピンオフ作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 06:30:54
6620文字
会話率:45%
魔女は世界に嫌われている。
国王に飼われ、国のために研究を続けている魔女「アシュリー」。
だが突然彼女は国王に裏切られ、兵士たちに襲われた。
逃げた先に辿り着いたのは鮮やかな赤髪を生やした大盗賊「レッド」がいる地下牢だった。
政府のブラック
リストに載るほどの悪党、「赫鬼」の異名を持つ彼に出会いアシュリーの人生が大きく変わる。
彼女は捕らえられている彼に自分が死ねば身に着けた相手も死ぬ魔法のチョーカーをはめて、強引にレッドを味方に引き込んだ。
狭い研究室から自由な外に飛び出したアシュリーは己の信念、つまり世界平和と人助けという願いを叶えるために全く乗り気ではないレッドを連れて旅に出る。
その旅の中で英雄と呼ばれた元軍人の賞金稼ぎ、人体実験のすえ生まれた改造人間、魔女専門の火炙り人、双剣使いの幼い吸血鬼、犯罪組織の大幹部といった悪と出会って人々の命と正義のために対峙する……
アシュリーの慈悲は残酷な世界を包み込めるのか?
嫌われ者たちが創りだすファンタジーストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:36:33
167158文字
会話率:55%
貴族学院のお昼休み。食堂にて突然、婚約破棄が言い渡された。
言い出したのは第一王子アシュリー。言われたのは侯爵家のダイアナ。アシュリーはダイアナの喋り方が気に入らないと言う。用意周到、婚約破棄の決意書を用意していたダイアナは、アシュリー
がそれに署名した途端、急にペラペラと話しだした。彼女がゆっくりとろとろ喋っていたのは、アシュリーの命令に従っていたからだと説明する。
色々なことを誤解している王子と、それを長セリフで解く令嬢の話です。
会話文の多いハッピーエンドです。ざまあはありません。タグをご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:26:58
40437文字
会話率:40%
龍の血を引くドラガン家のディアミドの元に花嫁として送られたアシュリーン。だが、ドラガン家の子を産む時、強すぎる龍の力で母体は必ず死んでしまう。
どうしても子どもを持たねばならないディアミドはアシュリーンを愛さず大切にしようとするが…。
最終更新:2024-07-24 16:31:19
6545文字
会話率:48%
「龍の生き血」で登場したミリアン、ハンス、マクシー、そしてシュリンクとエダーの子孫の物語。
ドラゴンスレイヤー族としての血統を確立して行く過程を中心に、繰り広げられる愛と憎しみの冒険ファンタジー。
翼龍巨大化の謎を追いながら、自分たちが手に
した龍と呼応する力、サイキック能力を理解するために家族を離れて旅立ったフレイヤとマティアスが直面する数々の試練を連載形式で綴ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 08:14:08
118329文字
会話率:27%
「貴方との旅はここで終わりにしましょう、シナト」
「そうだな、それじゃあ頑張れよ!」
ある日。シナト・クシュリナーダは故郷の地にて勇者たちから穏便に追放された。
勇者が魔王を倒して数ヶ月後。魔王からの復興が進む中でシナトが営む商会は順調に進
んでいた……がある日。市場の奴隷商人が魔王を倒した勇者たちを奴隷として連れているところを発見してしまう。
魔王を倒した後、英雄になれず、奴隷にまで身を落とした彼女たちを買い、メイドとして雇うことになったシナトであったが、そこには王国内で起きた事件と、渦巻く陰謀が関係していた!
そして新たなる同居生活の中で、英雄になれなかった勇者と、彼女たちと望まぬ再会をした青年との関係も、大きく変わっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 08:00:00
17522文字
会話率:55%
主人公の最強錬金術師であるゼファーブルと、剣士らしきアークシュリラの二人がおりなす物語。
最終更新:2024-07-22 00:00:00
656163文字
会話率:51%
パーティーを追い出されたシュリは、張り出された「ドラゴン討伐」の張り紙を見、ギルドに足を向けた。
そこには、どうしても懸賞金を手に入れたいと出向いた十六歳の双子、トビーとリリーナ、それに伝説とまで言われたテイマーであるアシルの姿もあった。
それぞれが問題を抱える中、ひょんなことからパーティーを組むことになったのだ。
しかし、テイムしている魔獣がいないテイマー。
駆け出しの青二才である剣士トビーと魔法使いリリーナ。
吟遊詩人というスキルしかないシュリ。
ちぐはぐなメンバーでのドラゴン討伐。
シュリを追放した前パーティーもまた、討伐に参加している。
先の見えない戦いに挑む四人であったが、どうもおかしい。
このドラゴン討伐には隠された第三者の思惑が絡んでおり……。
リベンジを誓うテイマーのアシル。
村を護りたいトビーとリリーナ。
そして口男の異名を持つシュリの、隠された裏の顔とは?
今、ここに彼らの戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 13:40:00
26169文字
会話率:52%
「これからは
どうすれば良いの………?」
薄紅色の長髪に金茶色の瞳を持つ少女は
涙を浮かべながら、海を眺めておりました。
少女の名は、カトリーネ・フォン・リベラ・
レオシュリーク・ステフリーシュ。18歳。
レオシュリーク王国の第三王女
として生まれ、
残念ながら、子どもに恵まれなかった老夫婦の
ステフリーシュ辺境伯の当主夫妻に養女として
引き取られ、ひっそりと暮らして来た彼女は、
途方に暮れていました。
お父様である国王陛下からの、久しぶりの
お手紙は、見知らぬ男性を婿養子に迎えたいと
事務的なものでした。
〈忘れられた王女〉カトリーネの出会いとはー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 11:40:28
75611文字
会話率:30%
『人族の魔王』と呼ばれる皇帝家が治める魔導帝国ミッテルラント。
名門魔導師将校一家の長男・テオドール=ミュッケは、身体の魔力閾が低く上級攻撃魔法が撃てない体質。
その事を強く自己卑下しながらも叔父の影響で『落ちこぼれなりの戦い方』を見いだ
して、軍人魔導師らしくない近接戦を好んだ。
そんな彼が帝国南部トプカプで出会ったのは、憧れを原動力に周りも見えずどこまでも前向きに突っ走る、とても小さな体格の、愛くるしいが強靭な人馬種の女性・メルセデス=シュリーフ。
テオドールの戦いぶりに一目惚れした彼女は、突然彼に勢い任せで結婚を申し込む。
突然の結婚の申し込みで幕を上げた物語は、やがてはトプカプだけでなく、帝国そのものを巻き込むものとなるのだった――。
原則週二更新、剣と魔法と鉄と人馬の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 18:46:15
239439文字
会話率:35%
ある日、目が覚めると悪徳商家の娘、クリス・ザックレーに転生していることに気がついた。
悪党の父親を改心させることを諦め、自分だけでも助かろう画策するクリス。父親が捕まって財産が押収される前に金貨を蓄え、手に職つけようと街のパン屋でクロエと
いう名前で働くことにした。
そんなクロエを待ち受けるのは、パン屋のオーナーである、ライオス・アシュリー。
彼を見た瞬間に思い出す。
この世界はRPGゲーム、ローズブレイドの世界で、ライオスはパン屋の裏にある裏情報ギルド、ラプラスのマスターだ。
そしてライオスは、退屈という理由で世界を破滅させる黒幕だった。
元理系大学生の化学知識とバイトの接客で培われたコミュニケーションスキルを活かして、ライオスを飽きさせないように日々奮闘。
そのうちなぜかライオスに執着されてしまう。
そんなクロエの世界救済物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 20:00:00
28809文字
会話率:45%
「クリフォード様とお会いするのも、まして婚約は絶対に嫌です。……私は、お兄様とずっと一緒に居ることにしたのです!」
生存率&ハッピーエンドの確率がかなり低い乙女ゲーム【終焉の獣王と泡沫の聖女】のヒロインに転生してしまったシュリル。
中でも
攻略最難関キャラである隣国の第三王子クリフォードとの婚約は是が非でも回避したいと願い、幼い頃から兄大好きのブラコンの道を選ぶのだが──。
チュートリアル開始前の学院入学前に、シュリルはクリフォードと婚約していると説明されシナリオの強制力(?)が二人を引き合わせる。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 08:11:50
20232文字
会話率:53%
魔王と人間のハーフ、メアリージェニーです。
人間界は今とても大変らしいですね、どうやら聖女になる頑丈な身体の器がいないらしいです。確かに私は身体が頑丈だし、うってつけですね!
初めての人間界に興味津々です!
でも、どうやら、魔界生まれ魔界育
ち、魔王の娘と聞くと、人間は私が恐いらしいです。
私の後継人になってくれたエルシュリーブ・フェンネル公爵様のことが大好きになりましたが、どうやら嫌われてしまったみたいで、前途多難です。
あれ?公爵様は私のことを嫌いって言ってませんでしたっけ?なんだかいつの間にか、愛されてませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 13:09:52
32444文字
会話率:55%
※25000文字くらいの短編です。
まだ人々が魔力を有していた何世代も前の時代から、ハミル侯爵家は“聖石の指輪”を身に着けた女性、“聖女”たちの力に守られ、多くの財を成し、その地位を築き上げてきた。けれど時を経て、魔力を持つ人間は世界か
らほぼいなくなる。
ハミル侯爵家の娘ミシュリーは両親が事故で亡くなった後、母方の弟が婿入りし爵位を継いでいるベイリー伯爵家に引き取られる。そこには同い年の娘ラヴェルナがおり、ミシュリーの存在を疎む。
やがてミシュリーは義父母の根回しにより、聖石の指輪を持ってフィールデン公爵家に嫁ぐことになる。けれど夫デレクはミシュリーを嫌い、やがてラヴェルナと恋仲に。二人はミシュリーから聖石の指輪を奪い、ミシュリーをフィールデン公爵家から追い出そうと画策する──────
※※ものすごく緩ーーい設定ですが、気にならない方のみお楽しみくださいませ。
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 14:06:45
24120文字
会話率:40%
リシュリー・アルコは約束が出来ない。
約束をしようとすると体がこわばり、声が出なくなってしまう。気絶することもある。
たまに夢に見る、見ず知らずの壊れてしまった女の人が何か影響しているのだろうか。
でも、約束が出来ないこと以外、今と
っても幸せで特に問題無いので気にしないことにしている。
それより困っていることは、なんとなく苦手な幼馴染がいることと、定期的にそいつの血を飲まないと寝たきりになってしまうことだ。
元殺され悪役令嬢(?)の、生まれ変わりのんびり牧場ライフ(時々吸血)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 21:47:53
453263文字
会話率:18%
暗闇の中を駆ける馬車の中、ヴェール・プラリネ公爵令嬢は目の前のリリ・ミルフィーユ子爵令嬢との奇妙な縁とかつての婚約者であるリシュリュ・ボンボン王子のこと、これまでのことへ思いをはせる。
最終更新:2024-06-01 15:41:53
10009文字
会話率:12%