男手一つで育てられた結鶴(ゆづる)は、父親の急死により祖母の家へと向かっていた。
しかし、家族である猫のましろと乗っていた電車で、いきなり視界が横転する。
目覚めた場所は、不思議な駅のプラットホーム。
ましろが居なくなったことに気づき慌て
る結鶴に、ましろを抱えた少女──恵子(けいこ)が声をかけてくる。
安堵したのも束の間、結鶴は空から降ってきた謎の青年と出会う。
案内役だと名乗る青年は、結鶴たちに残りの寿命が記載されたチケットを手渡してきた。
曰く、数字が1以上の者は現世へ戻れるが、0の者はあの世逝きとなるらしい。
幸いなことに、結鶴とましろのチケットには数字が残っていた。
現世行きの扉へ向かう結鶴だが、扉を通る直前、恵子にチケットを奪われてしまう。
残されたのは、恵子が捨てた0のチケットで……。
絶望する結鶴の耳に、『あと一年』と言う声が響く。
誰かに背中を押され扉を通った結鶴は、ホームで自身を見送るましろの姿を目にした。
ましろの寿命を与えられ生き返った結鶴は、奪われたチケットを取り戻すため恵子を探し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 19:10:48
23929文字
会話率:39%
『こんにちは! 妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高です! 妙高は今、コスタリカにあるプエルト・リモン鎮守府、長門様が率いる第五艦隊に所属しています。親友の高雄やちょっと変わった信濃、駆逐艦の峯風ちゃん、涼月ちゃん。頼れる仲間と一緒に、人々を守るた
め、人類の敵アイギスと日夜戦いを繰り広げています! 今日はちょっと変わった任務で――高雄、危ない!! え……? 長門様、どうして……?』
『我々人類は本当の意味で機械を操れてはいないのです。我々は常に計器で機械の状態を把握し、ボタンやレバーで間接的に制御している。だから私は、機械と人間とを直接に繋ぎ合わせ、五感のように機械を把握し、手足を動かすようにそれを動かせる、そんな方法を研究しているのです。東條参謀長殿、いかがですか?』
『マイン・フューラー(我が総統)、命令を。スターリンもチャーチルも、我が艦載機で雑作もなく殺してやりましょう。――え? どっちも殺さないで欲しい?』
『タヴァーリシ(同志)スターリン、御命令を。我らが祖国を侵す敵は全て、この私が殲滅いたします。――決して沈んではならない、ですか。無論、政治的に私が沈むわけにいかないことは――そういうことではない?』
『――船魄(せんぱく)。それは軍艦を自らの手足のように操る少女達。艦が肉体であるのなら、私達はその魂。艦そのものである私達が操る軍艦に、人間が対抗することは不可能に近いわ。人類が最初に手にした船魄は、日本がフィリピン沖海戦で投入した瑞鶴、つまり私ってわけ。私は日本を守るためアメリカと戦い、奴らから全てを奪ってやった。その代わりに何もかも失ったけど。この話、聞きたい?』
本作のメインテーマは、あくまで史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。
新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またブックマークや感想などよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:10:29
1099652文字
会話率:70%
平凡を地で行く翠(すい)は、社会人2年目のある日、高校の同級生で、片想いの相手でもある、永和(とわ)が急死したことを知り、帰省。永和の死を悔やみ、告白していればと考えていた葬儀に向かう道中、地元の神社近くで落ちていたカラスを助けようとして車
に轢かれて死んでしまう。
神社に祀られている神のカラス・ウトは、翠の幼い頃の善行に免じて願いを一つ叶えてやると告げられる。
翆が「永和との未来を変えたい。永和と係るすべてをなくしたい」と願うと、ならば時をさかのぼらなくてはならないと言われ、タイムリープをして人生を永和との出会いからやり直すことに。
そうして気づけば、翠は高3の夏に戻り、スクールカースト上位で人気者の永和と再会する。
モブの翆は関わることはない筈なので、このまま気配を消してやり過ごそうとする。しかし記憶と違い、永和ではなく翆が体育教師・鶴賀(つるが)らから永和が庇ってくれたことから関わりを持ってしまう。
結託して翆に絡んでくる二人から守るため、永和から、「恋人のふりをしよう」と持ち掛けられ――時をさかのぼる青春BL!
※本作はpixivにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:10:00
26921文字
会話率:37%
ルイーゼが街で見かけたのは、アメジストの槍のような鋭い視線をこちらに向ける美しい男だった。
伯爵である父への復讐を誓うルイーゼは、同じ相手を強く憎む彼――ヴォルフに声を掛けられ、彼らの計画に加担するために偽装恋人となる。彼に強く憎まれている
と知りながら。
*当作品は最後まで執筆済みです。計7万字程度になります。推敲が終わり次第続きを投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 18:00:00
17494文字
会話率:24%
【第一章】 異世界で生きるミツル
異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父の死を目撃したショックから、前世の二十一歳の人格と記憶を覚醒させる。十一歳の怒りと悲しみの感情に支配された彼女は、前世で得た異能を用いて、父を
殺した魔獣を討つ。それ以来、彼女は北方の魔獣多発地域エレダンで、魔獣狩りとして生計を立てるようになる。しかし、彼女は一人ではなく、剣の中に転写されたかつての「かけがえのない大切な人」と共に生きていた。その胸にある願いを秘めて……。
【第二章】 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
ミツル・グロンダイルは、この世界で生まれた十一歳の「私」と、転生前の二十一歳の「私」の間で揺れ動き、自身の転生が招いた家族の悲劇に思いを馳せる。生きることを諦めていた彼女が、なぜ再び生きる道を選んだのか、その覚悟が問われる。そして、ミツルは前世の記憶を辿り、そこで異能の正体や、この異世界との密接な関係が次第に明らかになっていく。さらに、剣の中に宿るかつての大切な人との深い絆も描かれる。
無限に湧き続ける魔獣の謎や、魔獣から採取される魔石に依存した文明。ミツルの力とマウザーグレイルの存在意義、両親の過去や行方不明の母の所在。そしてミツル自身の意外な素性と過去。これらすべてが繋がるとき、バルファ世界の根幹を揺るがす真の脅威が姿を現す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:09:11
3887066文字
会話率:31%
加茂野茉凜は、背の高さにコンプレックスを抱える十六歳。とある理由から一人で旅をしていた。そして、旅先で立ち寄った公園で美しい少年と出会う。しかし、その少年は獰猛な獣のように彼女に鋭い視線を向け、冷たく彼女の夢を否定する。憤慨した茉凜はその
場を去るが、少年の寂しげで儚げな雰囲気が気にかかり、翌日再びその場所に足を運ぶ。
二人の出会いは、深淵の血族と呼ばれる異能結社によって引き起こされる運命の序章であった。茉凜は、少年との関係を通じて、彼女自身の運命と向き合うことになる。
少年の名は弓鶴。深淵の四つの色の流儀の規格から外れた番外の色を持ち、敵対する術者の蓄積した力をすべて奪い、相手の持つ流儀さえ取り込んでしまう、底なしの器と怖れられ、厄災の象徴とも希望の象徴ともされる存在。その異能の名は「深淵の黒鶴」。
黒髪のグロンダイルの前日譚。加茂野茉凜が主人公の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 06:46:17
52318文字
会話率:36%
この物語は、
空っ風吹き溢れる鶴舞う形の上州からやって来た、
老湯♨が2012年6月ESR天津に入社してから、
どのように歩んできたのか、振り返っていきます。
事実に基づいて書いておりますが、
記憶が曖昧なところもあり、
妄想が膨らんでいる
かも。。。。
ご了承くださいませ(^_^;)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 13:41:06
81383文字
会話率:4%
歌舞伎狂言立作者、鶴屋南北が齢70にして筆をとった「四谷怪談」。その真相にせまる推理サスペンス。
キーワード:
最終更新:2025-05-22 13:35:41
10405文字
会話率:30%
桐生結鶴(きりゅう・ゆづる)は、名門医療一族に生まれながら、医師にはならなかった。
──代わりに選んだのは、“技術”と“法”。
臨床工学技士として、命を支える医療機器に精通し、
司法書士として、病院と企業を縛る契約構造を読み解く。
そし
て今、結鶴は、自ら開発した医療IoTベンチャー《YUNO-Tech》を武器に、
巨大医療法人《桐生会》と、“名ばかりの信頼”に挑む。
「医師じゃないから、命を救えない? だったら私は、別の角度から医療を変えてやる」
――それは、異端の令嬢が挑む、閉ざされた医療業界への革命。
技術と法、二つの刃で、真実と未来を切り拓く。
◆
白衣の正義が見逃す、機械の声がある。
デバイスが警告する“異常”に、耳を傾ける者はいるか。
これは、まだ誰も踏み込んだことのない“第三の医療”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 09:00:00
13039文字
会話率:23%
WEB作家OLの鶴(つる)と、ギャル小学生の千恵(ちえ)の年の差イチャイチャほんわかしんみり日常もの百合ラブコメディです。
(ふたりのイチャイチャは回を増すごとに少しずつ増えて行きます)
【注:最初の方は千恵がわりと塩対応です。千恵はツン
デレなのでどうかご了承ください】
1話完結のお話でどこからでも読み始められます。
(最初にプロローグを読んでいただけると、物語への理解がより一層深まりますので、ぜひご一読ください)
それぞれのお話は、1話1000字以内に収められています。
(1話ごとのお話ですが、多分、必ず3分以内に読めると思います。下手をすれば、1分掛からないかも)
尚、時系列はバラバラとなっています。
※極まれに性的描写がありますのでご注意ください(あと、プロローグで下品な下ネタがあります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 07:20:00
86804文字
会話率:47%
ここ数か月。最初は新作短編を中心に、新作が少なくなると、旧作の高評価のものにも手を伸ばし、毎日エッセイを読んできました。本当に素晴らしい出会いがたくさんありました。そんな出会いの喜びを色々な人に伝えたい。と、いうことで、私のオススメエッセ
イを紹介いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 07:00:00
129572文字
会話率:5%
25歳の公務員、酒井政明は、海で溺れたDQN親子を助けようとして、波に呑まれた。意識を失った彼は、不思議な空間で1人の男に出会う。その男の名は里見義重。戦国時代末期に房総里見氏の当主を務めた男だった。時空の管理者から『義重の代わりに戦国時
代を生きてほしい』と頼まれた政明は、現代で生き返るため、都合9回目になる義重の人生に臨むことになる。そんな彼の第1の目標は『自然死すること』だった。
だって、転生先の里見家。親父である義弘さんは溺愛してくれるけど、大酒飲みで、自分が7歳のとき、飲み過ぎが祟って、盛大に家中に火種を振りまいて死ぬんだよ? 義兄でもある叔父、義頼(義継)は、優秀だけど、親父との関係をこじらせて最大の政敵になる(予定だ)し。外交が安定してたら何とかなるかもだけど、関東の覇者、北条家との関係は最悪で、援軍を送ってくれそうな力強い仲間も見当たらない。いずれは房総半島の根本を押さえられて、突端に閉じ込められちゃうはず。まずは『生きること』が大前提でしょう! ……でも、せっかく戦国時代に転生したんだから、できることなら『天下統一』目指したいよね!
ちゃっかりもらったチートを生かしてどこまでのし上がれるか、酒井政明=里見義重、奮闘します。
※里見義弘・義頼兄弟説を採用しています。
※里見義重(梅王丸)の生年は1,568年で設定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:00:00
728986文字
会話率:37%
連載エッセイ『私の庭づくり』で開発した、我が家の庭の現状について書いていきます。
気が向いたり、目立った変化があったりしたら投稿するという感じの、超不定期更新になる予定です。
最終更新:2025-04-07 06:00:00
71984文字
会話率:2%
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専
門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 06:40:00
19456文字
会話率:21%
隣の席の美少女が、男子からの告白に困っていた。
一人暮らしの俺は、彼女を守るため「恋人のフリをしよう」と提案する。
偽りの関係。なのに、手をつなぎ、添い寝して、距離はどんどん近づいて――
気づけば俺の心だけが、真実になっていた。
青春と嘘と
、ちょっと過剰なスキンシップの物語。
カクヨム様にて先行で連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 06:10:00
169735文字
会話率:45%
職も住まいも失い、生きる希望を失っていた白川凛太郎は、突如として異世界へと転移する。絶望に浸る間もなく、彼は"燃えるような紅きドラゴン"――ルビエナと出会う。
罠に囚われていた彼女を助けたことで、凛太郎は魂を共有する「盟
約」を結ばれ、異世界の常識を超えた力を得ることに。
ルビエナは具現化の魔法を操るドラゴン一族の姫であり、神に等しい力を持つ存在だった。しかし、その力を狙う者もいる。
生きる意味を見失っていた凛太郎は、彼女の「従者」として新たな人生を歩み始める。
「食料を確保せよ!」――まずは生き抜くための異世界サバイバルが幕を開ける!
神級の姫としがない男、二人の出会いが世界に伝説を刻む――!
本作には一部、残酷な描写が含まれますが、R15要素は念のための設定であり、過激な表現は控えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 23:20:17
17415文字
会話率:36%
魔法が当たり前になった日本
そこに7年前の事件で両親を亡くした高校生の青年がいた。
彼は役たたずの水魔法しか使えず。バイトも上手くいかないギリギリの生活。
そんな彼は政府の討伐部隊の目に留まり、運命の歯車が回り出す。
彼の中に眠るもの
。それが目覚めた時何が起こるのか……。
それは彼だけが知っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 04:59:38
62528文字
会話率:57%
【一度削除してしまった為、再投稿です。5日ほどで最新話に行きますのでよろしくお願いします】
普通の高校生の少年は高熱と酷い風邪に悩まされていた。くしゃみが止まらず学校にも行けないまま1週間。そんな彼を心配して、母親はとあるゲームを差し
出す。
そして、そのゲームはやがて彼を大きな事件に巻き込んでいく……!
「リアゼノン」から約20年後の世界で繰り広げられる冒険SFファンタジー!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 13:25:16
270866文字
会話率:53%
「この役立たずが!!」
凄い形相をした親父に殴られた僕は啞然となった。
いつもこうだ。僕がどれだけ頑張っても、どれだけ足掻いても、返ってくるのはいつもこれ。
だけど、僕たちの人生は変わった。
罵声や暴力が当たり前だった日々に
終わりを告げ、僕たちは雪音家に救われた。
だがある日、平穏な日常の中で僕はとある怪しげな本を拾う。
これは僕と妹が「双翼の陰陽師」となって、成り上がる物語だ。
※この作品は合作作品です。起承転結で作者が異なります。
起:カクヨムにて活動中の佐々木サイさん
承:アルファポリスにて活動中の朝日 翔龍(カロン)さん
転:カクヨムにて活動中のリヒトさん
結:掲載担当となりました八ッ坂千鶴が主に書いています。
作品設定考案 神鳴雷兎さん
応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 15:45:09
17089文字
会話率:61%
――――雨の降る夜、俺が出会ったのは忍者の少女だった。
裏通りを生きる闇の傭兵(スイーパー)の青年・戦部戒斗が雨の降る夜に出会ったのは、傷付き倒れていた謎の忍者少女――長月遥だった。
彼女が語ったのはミディエイターという秘密結社の存
在と、彼らが折鶴琴音という少女を……戒斗の幼馴染を狙っているということ。それを聞かされた戒斗は、遥に力を貸すことを決意。遠い過去に別れた彼女を守るべく、学生として潜入する。
十数年振りの琴音との再会、そして彼女や遥と過ごす平穏な日々の傍らで、琴音に迫る脅威を陰ながら排除していく戒斗。しかし琴音には大きな秘密があった。本人すら知らない、大きな秘密が……。
遥との運命的な出逢い、そして琴音との再会。しかしそれは血と硝煙の舞う長い戦いの、ほんの始まりに過ぎなかった――――。
超巨大スケールで描く近未来SFガンアクション小説、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 23:47:14
313421文字
会話率:46%
昭和25年松本。
少女小説家の千鶴は新作の取材のためとある人物を訪れる。それは2年前に中国で処刑されたはずの男装の麗人川島芳子であった。
芳子の生存を世間が知ると毎日のように自宅に記者が押し寄せた。記者の目から逃れるため松本へと戻ってき
たがなぜか千鶴の取材だけは応じてくれた。
しかし芳子が話し始めたのは彼女自身ではなく鏡に写る彼女の事だった。
「鏡に写る僕と君。もしも僕達自身ではなく別の世界の全く違う僕達だったら。君は信じるかい?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 22:40:11
9364文字
会話率:57%
昭和8年。長野松本。千鶴子は芳子の秘書としてこの地を訪れていた。目的は芳子の講演会を彼女の母校で行うためだ。
彼女は親しくなった華に湖に行こうと誘われるが。
最終更新:2024-05-31 22:52:44
16556文字
会話率:57%
他者の心と語り合う法(のり)「心渡り」を持つ少年・鶴来と幼馴染の少女・沙夜。宵宮からの帰り道、最愛の彼女は野侍の襲撃に遭って命を落とし、鶴来もまた重傷を負うが呪者の若者に助けられる。同じ「心渡り」の法を有し、かつて朝廷の神子であったという彼
によると、沙夜の魂は呪者の奸計により「夢遥かの世界」に囚われたという……世界を揺るがす変動の中、自身の法を使い「夢遥かの世界」に挑む鶴来が見たのは、自分と同じく誰かを愛した為に夢に囚われた者たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 20:20:45
402031文字
会話率:44%
ある日、公爵令嬢であるルイーズは街中でチェロ演奏をする男性を見かけた。彼は冴えない容貌だが演奏する姿がとっても素敵!一目惚れしたルイーズは、婚約者の王子が隣国の王女とイイ感じなのもあってバイオリンに没頭すると理由をつけて彼の所属する楽団の門
を叩くことにする。
身分に差のあるルイーズは正体を隠して接近するのだが............。王宮での演奏会では見つからないように変装したりいろいろと大変。でも、音楽に真剣に向き合ったり、チェリストの彼と徐々に信頼を深めることで幸せを噛み締める。だが、そんな平和な日々も王子がチェリストの彼を強制的に留学させると決定したことで波乱が。ルイーズはどうするのか。
ちょっと冴えない容貌のクールな男爵令息と生粋のお嬢様である公爵令嬢ルイーズのなかなか始まらない、音楽を交えたラブストーリーとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 19:20:00
298889文字
会話率:56%
ティネケはある日、気に入らないという理由でお茶会で散々にイジメられた。惨めで身体も心も限界。だけど、そんな時に前世を思い出した。『私、ナンバー1のキャバ嬢だったわ。このまま泣き寝入りなんて冗談じゃない。......あいつらに仕返ししてやる!
』こうして、ティネケは悪女となり、イジメた令嬢たちに仕返しを企て実行していく。だが、そんなティネケに気付いた男性がいて........。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 18:20:00
9645文字
会話率:53%
ある日、ゲルルフ伯爵家の跡取りであるアルフォンスは、花屋で働くカミラを見て一目惚れする。なんとか近づきたい彼は、慣れない恋愛小説を読んで猛勉強。そんなある日、とうとう彼女の仕入れに同行するチャンスがやってきた。やっと距離が少しずつ縮まり幸せ
を感じていたのだが、ある日、賊が現れる。アルフォンスにとって予期しない展開が待ち受けていたのだった.......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 18:20:00
8866文字
会話率:48%
アラサー社畜、長らく恋愛から遠ざかっていた鶴田京子。
その正体、レズビアン。
彼女が欲しいと嘆く京子の元に突然現れた甘茶色の髪の美女。
その正体とは……?
わたし達の異世界まったり同棲生活、始まります!
最終更新:2025-05-21 17:22:15
1639文字
会話率:19%
大学のレポート作成のため宮下千鶴はパソコンを起動させるが不調のために急遽、妹のパソコンを拝借。そのパソコンが配信モードになっていて、妹の佳奈の代わりとしてゲームの実況配信をすることになってしまった。
最終更新:2025-05-21 13:00:00
580703文字
会話率:57%
深桜学院に通う、漆原大翔(うるしばら ひろと)。彼は仕事と世間体しか頭にない父と海外信仰の塊である母の影響から、大の世間嫌い。文芸部員の若槻橘花(わかつき きっか)以外に友人を持たない彼は、密かに作家を目指して新人賞に応募していた。
高
校二年生の春、大翔は文芸部の一年生、渡辺永遠(わたなべ とわ)に会う。彼女は昨年、文芸部の機関誌に掲載された『永遠の泡沫』という作品を非常に気に入り、作者である大翔の弟子になりたがっていた。渋る大翔に永遠は、『代わりに世間との合わせ方を教える』と提案。一度は拒否した大翔だが、永遠の強い想いと『次問題を起こしたら独り暮らしをやめさせる』という父の言葉、そして『出版社の需要には『合わせ』ないと、新人賞に通らないのでは』という指摘を前に、彼女から世間との合わせ方を教わる事を決めた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-20 22:21:28
104204文字
会話率:60%
最強の勇者が魔王に敗れて十年。
人々は『戦士』と『魔導士』、二種類の役職に分かれてそれぞれ協力しながら魔物と戦い、街を守っていた。
そんな中、独りで圧倒的な戦果を挙げる特級戦士、ヴィルハルト。『凶戦士』と恐れられる彼は、本来立ち入り禁止の場
所で記憶の無い少女、エレインを見つける。様々な事情から彼女を保護することにしたヴィルハルトだが、思いの外エレインに懐かれ、騒がしい日々が始まる。
更に、彼を追いかけてきた同郷の幼馴染の男女、アリナとロイドに再会し、独りで魔物を狩り続けていた彼の生活は変化を余儀なくされる。
しかしそれは、自身を『半分魔物の人間』に改造した魔王への復讐に塗りつぶされていた彼に、生来の優しさを少しずつ取り戻させていく。
これは、半人半魔の最強戦士と記憶喪失の天才魔法少女が、災厄を討ち世界に光をもたらすまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 21:16:43
321316文字
会話率:52%
当代の勇者アシュナード・アシュヴィン――アッシュ。彼は『史上最弱』の烙印を押されていた。第一騎士団長ウィリアム・バルクホルツ以外からは甘く見られながらも、難病魔心症に罹った妹リリアの為に魔族と戦っていた。
彼は『偽眼の魔女』と呼ばれる女
、シエル・アストライアと遭遇する。自身の特性(スキル)『認識誘導』が効かない彼女の目的は、『人類と魔族の融和』だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 00:08:10
127322文字
会話率:48%