橋の上から川を眺めていたんです。
普段はたくさん人がいる場所で過ごしているから中々心が休まらない。休みの日くらい現実を忘れたいじゃないですか。
だから藤雪穂は友人の橘すいと共に神社へ赴いたんです。
川。
川を見ていたんです。
橋の上から。
喧騒から離れ、穏やかに過ごしたい。
川の水が流れる音と喧しいほどに鳴く蝉。
今日も暑い日でした。
じっと見ていたら、段々、何も聴こえなくなって。
気付けば参拝者はいなくなり、異質な何かに追いかけられ心臓が破れるくらいに走り続けた。
非日常。恐怖と焦燥。
突然鳴り響く柏手の音。
突然始まる女二人と男二人の「しりとり」。
行き先には、自分達が知ってる神社とは僅かに違う場所。
彼女達は、呼ばれたんです。
誰に。
何に。
それは…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 20:00:00
48475文字
会話率:52%
沖縄の離島で悠馬は謎の石版を発見する。碑文は日本神話に似ているが、記された神々の名はムー語。地元の民俗学者サラや少女ナギサの協力で調査を進めるが、石版を狙う謎の組織の影もちらつく。悠馬は夢の中で古代ムーへと“飛ばされる”体験を繰り返すように
なる。
夢の中で悠馬はムー王国の巫女アマテや王子ラグナと出会い、滅亡寸前の王国の混乱に巻き込まれる。現実世界では、新聞記者カナエや恩師・佐伯の協力を得て、石版の解読とムー文明の痕跡を追う。ムーでは内乱軍のカグツチが反乱を起こし、王国は崩壊の危機に。アマテは神託を受け、ムーの記憶を“東の地”へ託す使命を帯びる。
・
・
・
島の朝は、静寂とともに始まる。波照間島の東端、まだ人影もまばらな浜辺に、悠馬はひとり立ち尽くしていた。潮の香りが鼻腔をくすぐり、遠くでカモメの鳴く声が響く。彼の足元には、昨夜から気になって仕方のない岩場が広がっていた。
「……ここで間違いないはずだ」
悠馬は呟き、リュックからスケッチブックと手袋を取り出す。昨日、ナギサが興奮気味に語った“変な石”の話。最初は島の子供らしい無邪気な作り話かと思ったが、彼女が描いた絵には、明らかに人工的な幾何学模様があった。
「お兄さん、ほんとに来てくれたんだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 06:12:28
66894文字
会話率:42%
「初蝉の三度鳴きtrは一度鳴く 」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2025-06-23 14:00:00
256文字
会話率:50%
江戸時代。
怖がりな四十島《よそじ》が今夜も怯えている。
町で囁かれるのは、鳥の鳴き声にまつわる不思議な話の数々。
「ちょっとこい」と鳴く鳥が人を呼ぶ? 夜に飛ぶ赤い目の女はカモだった?
逃げ腰ながらも事件に巻き込まれる四十島が、
今日も
ビクビク、ときどきしれっと鳥に詳しくなる!
笑って学べる、江戸コメディ怪談。
これを読めば、野鳥がちょっと好きになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 10:11:36
24901文字
会話率:44%
【あらすじ】
人里離れた山奥で弓の師であるエオインと、コケコケと鳴く白鷹のナナと共に平和に暮らす狩人の少年シータは、ある日帝国の騎士団に襲撃を受ける。
襲撃で敬愛する師を失い、自らも絶体絶命の危機に陥るシータ。
しかしそんな彼の窮
地を救ったのは、突如として現れた灰色の巨人。
それはかつて大陸最強の弓使いと呼ばれた師の愛機にして、〝星砕きの伝説〟を持つイルレアルタという名の人型兵器だった。
大陸最強弓使いの一番弟子が、師から受け継いだ弓ロボと共に戦乱の大陸を駆け抜ける。
純ファンタジー弓ロボット戦記――ここに開幕!
【登場人物紹介】
●シータ・フェアガッハ
大陸最強の弓使い、エオインの唯一の弟子。
まだあどけなさが残る見た目で大人しい性格だが、いざ弓を持たせればその腕前は師匠にも勝るとも劣らない。
相棒である白鷹のナナと師と共に森の奥で暮らしていたが、ある日大陸中に名を馳せる帝国黒曜騎士団の襲撃で師を失う。
シータ自身も窮地に陥るが、師が最後の力で起動した天契機イルレアルタの操縦者となったことで、大陸全土を巻き込む戦乱に身を投じていくことになる。
●リアン・アーグリッジ
険しい山間にある小国、エリンディア王国を守護する筆頭騎士。
凄まじい〝居眠り魔〟であることから怠惰の騎士と渾名される銀髪の少女。
剣才と戦闘センスは確かだが、とにかく隙あらば寝ようとするため普段はあまり頼りにならない。
しかしいざという時は眠気をこらえて働く責任感と使命感もあり、そして起きてさえいれば〝悪夢のように強い〟。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 17:39:51
306872文字
会話率:46%
ここはとある地方の没落ギルド。
閑古鳥の鳴くカウンターに座っているのは、左遷されてきたやさぐれ系ギルドマスター・ゴルザンと、理想に燃えるピュアな新卒・ミーナ。
「ギルドって、依頼をこなす場所じゃないんですか?」
「いや、人生を立て直す場所
なんだよ。あと、求人紹介所みたいなもんだ。」
これは、ちょっとワケありな依頼人たちと、ちょっとズレた2人が織りなすお仕事ファンタジー。
仕事がない? スキルが合わない? 社会って理不尽?
……そんな君の話、聞かせてくれよ。
ギャグあり、成長あり、ちょっぴり刺さる(かもしれない)1話完結型バディもの。
※この物語は作者原案の世界観・プロット・キャラクターをもとにAIとの対話を通じて執筆した異世界ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 23:10:00
71635文字
会話率:60%
日本のどこかで起きた物語。
さまざまな時代に生きる日本人の葛藤を主人公ごとに編で分けお送りする-この国で鳴く-お楽しみに。
最終更新:2025-05-30 03:18:24
578文字
会話率:34%
物語の冒頭で死ぬ、私
この事件を正しく理解するには
何人もの人物たちの物語を紐解く必要がある。
静かな村に集まる人々
彼等の目的は?存在理由は?
結末と、真相を暴かなくてはならない
でなければ、世界に未解決の闇がまた生まれてしまうの
だから…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 19:03:17
2109文字
会話率:9%
時は1960年代頃当時私立煉獄中学校の一年生として入学した烏丸雷蔵(カラスマ・ライゾウ)は一般社会に溶け込むと同時に不定期の
様々な依頼を解決して中学生活を続けていく。
サブエピソード:生まれた日
年代は1952年4月1日AM23:59:
59の時間に最年少の息子,雷蔵がこの世に生を受けた。
逆子でも帝王切開でもなく安産だった。
元気に鳴く子供だった,1万500gの体重だった
為担当した助産師はびっくりしたと語る。
よく食べよく寝て,早くも月日は流れた。
英才教育は赤ちゃん3ヶ月後の首が座って即時
始まった,プランクや様々な重量のダンベルを
使い肉体を効率的に鍛えられて行き幼児教育も
同時に進められて行った。
栄養価のバランスが取れた離乳食を摂取し
続けて身体は元気すぎるくらいだった。
骨成長を止めず身体に傷が出来ることもなく,
最適化された中,身体に最適の運動と勉強を
最大限に努めて行く。
風はひかず病に倒れず生まれ持つ壁はなく,
完璧なバランスに調整されたビタミン,
毎日ルーチン化した身体に一番適切な睡眠時間と一番高い質,完璧に調節された運動,適切に
配分されたあらゆる環境のあらゆる度合いの
ストレス耐性,こまめな水分補給,規則正し過ぎる生活リズムやありとあらゆる予防薬品つまり
抗生物質の投入それに加えて完全な予防は
あらゆる病魔すら無効化する健康体を
形成し切った。
年齢は1歳,2歳と子供の成長は光影矢の如し,
その間に様々な世界の言語を学び,あらゆる格闘技を体得して行き子供だから覚えが早いなんて
言うことに甘えず覚えた事を往復して完璧に
脳に刻み身体に覚え込ませた。
世界には蛇の毒液を注入してあらゆる毒に抵抗を持つ人類がいた,その人をモデルとした様々な毒液の少量追加訓練をして完全な毒耐性
を得ていた。
若干11歳の頃既に身長は巨人症ではないのに
220.40cmとなり,体重は200kgに到達していた,体脂肪率は2,8と言う数値を叩き出して
いた。
12歳の頃,成績表は常にトップで担任からの
一言でも良いことしか書かれないまま,中学受験を推薦に加えて一般のものを受けてオール満点を叩き出して余裕綽々で名門中学校,私立煉獄中学校に入ったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 09:21:10
13640文字
会話率:63%
どうしてお腹が鳴るのかな?それはあなたにわかるかな?
最終更新:2025-05-15 21:00:00
2266文字
会話率:0%
『あらしどり』が鳴く日には、しっかり家へこもるといい。外へ出ていてこもれぬときは、風を背にして大樹にもたれ、じっとその場で待つがいい。
最終更新:2021-08-19 18:00:00
2226文字
会話率:8%
誰かを呼ぶ声。誰かの呼ぶ声。
私たちがつい、振り返ってしまうように、動物たちもまた……。
最終更新:2021-05-17 22:00:00
2967文字
会話率:7%
ツクツクボウシが鳴く中、か細い吐息が漏れる。
死に瀕したナツの前で、私はナツとの思い出を振り返る。
あの時、ナツを止めていれば。
もっと気にかけてやれていれば。
——いっそ、出会わなければよかったのか。
そう自問自答しながら。
**
*
生き物を飼った経験をお持ちの方へ贈るお話です。
愛しいものの終わりはいつだって辛いもの。
たとえ、■■■■とは似ても似付かぬ■■でも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:51:42
4112文字
会話率:7%
ふくろうの鳴く森に住む染め物屋のビテ=ニケは、今日も誠実に依頼をこなしているつもりだった。
「誰もが目を見張る染め物を」と頼まれたから、たくさんの色をふんだんに、めいっぱい、この上なくぜいた〜〜くに使って髪を染めてみせたのに
「わたくし
の純白の髪が真っ黒になったのですが?????」
……依頼主は唾を撒き散らして激怒した。
鷲鼻で黒目の鋭い依頼主はやかましく騒ぎ立て、ニケの言葉には耳を貸さぬようである。どうしたものか、と染め物屋は胃を痛めながら絶望するのであった。
________
この物語を親愛なる友人に捧ぐ
また我が愛する小説たちとその作者に敬意を表して…
________
全九話です。別名義でpixivにも同様のものを投稿中!
気が向いたらもしかしたら長期シリーズ化します〜折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-04 11:53:26
29681文字
会話率:38%
ツンデレ女神×喫茶店のマスタ−(?)
秘密だらけの非日常ラブコメディ、ここに開幕!
東京・神楽坂にひっそり佇む小さな喫茶店『星街珈琲』。
閑古鳥が鳴くこの店には、美人すぎる店員がいた──自称"女神"セフィラ。
透き通る
ような銀髪、褐色の肌、鋭い金色の瞳。ネットで話題沸騰、連日の大混雑。
だが彼女の正体は、街を一瞬で焦土に変える、危険な女神だった!
喫茶店マスター・星街ダンは必死で彼女の機嫌を取り、平穏な日常を守ろうと奮闘する。
さらに店の常連、高坂葵は街を守るため怪獣と戦う"覚醒者"であり、ダンの正体にも疑念を抱いている。
しかし、彼女のピンチを救いに現れる正体不明のヒーロー、黒い巨人『アストラゼノン』の正体こそ、実はダンその人だった──。
正体を隠し、日常を守り、女神を宥める。
すべては『この穏やかな日々を続けるために』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 21:29:21
13988文字
会話率:25%
*性的な表現を含むため、R15指定しています。苦手な方はブラウザバックをお願いします*
完璧で冷徹、誰もが憧れる王女セリーナ。しかしある朝、鏡に映った自分の姿に彼女は凍りつくーー何故かその頭には、猫耳が生えていたのだ!おまけに尻尾まで!?
誰にも見られたくないのに、突然訪ねてきたのは婚約者候補で幼馴染のカナン。優しげな微笑みと距離の近さにドキドキしていると、思わず「にゃっ」と甘い声が漏れてしまって……!?
「……今、鳴いた?」
「鳴いてないっ!!」
正体がバレたセリーナに、カナンはまさかの一言。
「……猫になったセリーナも、可愛いね」
耳を撫でられ、触れられるたび、いつもは冷静な王女が甘い声を漏らしてしまう!?
戸惑いとトキメキが交差する日々、政務復帰もままならぬ中、始まるお忍び視察、秘密の甘い時間、そしてーー真相へ。
「私、こんな姿で……本当に女王になれるの?」
一途でちょっと意地悪な婚約者×猫耳がバレた冷徹王女の、甘くてキケンなラブファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 20:00:00
38162文字
会話率:45%
「ねぇおねーさん? そんなに寂しいなら俺の飼い主にならない? 俺を家族にしてよ」
ツイてないわたしが満月の夜に出逢ったのは、野良ネコみたいな男の子だった。
自由気ままに訪れる彼との時間を重ねるうちに、彼が特別な存在になっていく……。
だからわたしは……彼に告げた。「もう来ないで」と。
年下の男の子に寄りかかってしまいそうな自分が怖かったから……。
そうしたら、意外な場所で再会して……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 18:00:00
10442文字
会話率:28%
…静かな夜、白銀の月、鈴虫の鳴く声。
こんな夜は人間界でしか見ることができない。
今日も軽くスキップしながら夜風にあたる
私が手に持っているこの刀も、この場所だとほんとに良く輝いている。でも、その牙も今はまだ口を閉じて隠す……
そして獲物を見たら瞬時に口を開き首元に喰らい付く……
今日も私は人を斬った。
鈍い音と共に斬られた事に気づかず倒れる獲物(人)。この瞬間(とき)自然と私はにやついている。
その後見つめていると焦げ色のアスファルトにそれは赤黒いが生き物のように一定の粘土を持って進み、広がっていく……。
この時初めてにやけていた口元から声が漏れる。
「ふふっ。」
と。
でも同時に苦しくもなる。だから自然と涙が溢れる。
数々の殺人鬼はだいたい人を殺した時に快感を覚える、そして次々と殺していく…。
”でも私は好きで殺ってるんじゃない”
信じられる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 06:42:39
64542文字
会話率:38%
鳴くのなら
私が鳴こう
ホトトギス
ホトトギス
十年経っても
ホトトギス
最終更新:2025-02-19 08:22:22
218文字
会話率:0%
とある少女と妖狐が出会う話
最終更新:2025-02-12 12:57:15
11036文字
会話率:20%
父の死をきっかけに、三姉妹は小さなラーメン屋を引き継ぐことになる。
突然の決断に戸惑いながらも、姉妹たちは「家族の味」を守るために一歩を踏み出す。しかし、待ち受けていたのは、ラーメン作りの厳しさと商売の現実
資金繰り、レシピの試行錯誤、時に
冷たく厳しい世間の評価。次々と押し寄せる困難に、彼女たちの心は揺れ動く。
それでも、家族の絆を信じて努力を重ねる中で、彼女たちは次第に成長し、新たな仲間や地域の温かい支えに出会う。
リアルなラーメン屋の舞台裏に、大胆なフィクションを織り交ぜた物語。愛と絆、努力と挫折、そして出会いと別れが紡ぐ、三姉妹の挑戦の物語。
ラーメンとともに壮絶な人生を駆け抜ける、心温まるラーメン屋ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 09:25:49
3548文字
会話率:32%
noroiをかける主人公の話し。
最終更新:2024-12-30 18:00:31
785文字
会話率:0%