《第一巻「水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編Ⅰ」 TOブックスより 2021年3月10日発売!》
《ただいま、TOブックスオンラインストア、各種電子書籍等、予約受付中!》
《Web版には無い、書籍版だけの『特別な文章』情報など、
詳しくは
、下記2020年12月25日活動報告を!》
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1866242/blogkey/2708843/
そして、
《第二巻「水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編Ⅱ」 2021年6月19日発売!》
「第一部 中央諸国編」完結しました(2020年11月3日)
「第二部 西方諸国編」2021年4月1日より開始!
【秀逸なレビューをいただいております】
【本作を読もうかどうか迷っているあなた!】
【↑のレビュー欄から読んでみてはいかがでしょうか】
ニートも社畜も出てきません。
「追放」も「ざまぁ」も「もう遅い」もありません。
剣と魔法の世界に転生することになった、涼の物語です。
水属性の魔法を使い、生き抜いていく王道の物語です。
以下、主役:涼と、準主役:アベル による会話です。
「なあ、リョウ」
「なんですか、アベル? ワイバーンの姿焼きなら、まだ準備していませんよ?」
「俺、そんなもの注文していないだろ!」
「アベル……そこのつっこみは、そうじゃないでしょう?
リョウは水属性の魔法使いなんだから、姿焼きは作れないだろう!
これが、正しいつっこみです」
「そもそも、つっこみって何だよ……」
「約束したじゃないですか! 漫才で天下を取るって!」
「そんな記憶は、全くない。そもそも、マンザイとかいう言葉すら、俺は知らんが?」
「ひどいです、アベル……」
なんとなく適当に頭に浮かんだ、主要キャラによる会話です。
こんな感じの会話が、「0028」以降、よくあります。
きっと、楽しい物語……のはず……。
そうそう、あと、水属性の魔法使いの基本は、『水素結合』ですから!
・内政チートものではありません
・ハーレム展開はありません
・理系小説ではありません
・この物語はフィクションです
・この物語はご都合主義です
少しずつ広がっていく涼の世界をお楽しみください。
2021年4月1日より 毎日21時投稿(予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:00:00
3923410文字
会話率:38%
「ずっと好きでした!お付き合いして下さい!」
酒場の喧騒の中、その声はいやにはっきりと響きわたった。
「え…………」
言われた“彼女”は、驚きに固まってしまって咄嗟に反応ができない。
周囲の酔客たちがニヤついて口々に囃し立ててくる。
そんな中、真っ赤にした顔を下げて右手を差し出す彼と、その彼を見たまま固まってしまった彼女だけが、微動だにしていなかった。
「えええええ——————っ!?」
やがて発せられた彼女、つまり7年もの間男所帯の騎士隊の生活を続けるうちにすっかり女らしさを欠片も残さず失ってしまった自覚のある騎士隊長の声は、それまでのどの野次よりも大きく響きわたったのだった。
「そ、そもそも君は私の一体どこをそんなに!?」
「えっだって隊長さんは美人だし気立ては穏やかだし」
「そ、そうか……?」
「町のお年寄りや子供にも慕われているし」
「ま、まあ、職務だからな」
「死にそうな仔猫を拾って看病するくらい優しくて」
「待ってどこで見てたの君!?」
「笑顔が爽やかで素敵で」
「そそそそんなことは……!」
「いつでも元気で明るくて」
「ききき気のせいでは……?」
「僕にとって天使のような人です!」
「うわあああああ!もうやめてくれえええ!」
これは小さな町の騎士隊長を務める彼女が、町唯一の酒場の給仕の青年に、抵抗むなしく口説き落とされるまでのお話。
◆一途で真っ直ぐでグイグイ来る年下青年と、自分の幸せを半ば諦めているちょっとワケあり騎士隊長の彼女の、ドタバタすったもんだラブコメディ。見てお分かりの通りハッピーエンド確約です!
でもちゃんと(?)波乱もあるよ!
◆今回、キャラの名前や舞台設定の組み立てを中心にChatGPTを活用しています。作者初の試み。なおプロットおよび本文は基本的に全部作者が考え書いていますので、そこをAIに頼ってはおりません。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、地域、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆この作品はアルファポリスとカクヨムでも同時公開します。更新は3日ごとに1話の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:00:00
7519文字
会話率:53%
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 21:00:00
40554文字
会話率:29%
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アントニアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アントニアの不行跡や不品行をあげつらい
、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアントニアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アントニアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アントニアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で。メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品は小説家になろうのほか、アルファポリスでも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 18:00:00
19158文字
会話率:51%
西方諸国の蒸気タービンからはじまり、世界中で近代化がすすむ世界。
戦場には陸上戦艦が登場し、騎兵は戦争の勝敗を決める決勝兵科の役目を終えつつある。
主人公は、佐治鹿嶋。ついに軍の最後の魔法使いと呼ばれるまでに数が減り、希少になった魔法使
い仲月見イスカの副官である。
鹿嶋には、上官であるイスカにも言えずにいる、ある秘密がある。
それはこの国の皇女さまと、かつて恋愛関係にあったこと。導かれるようにして恋に落ちたはずの二人だが、最終的に鹿嶋は「この恋は運命じゃない!」と皇女さま本人に言い張ることになる。
まだ何も持たず、何ものでもなかった鹿嶋が、愛する人のためにすべてをかけて疾走する!
※最後はハッピーエンドになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:02:02
91532文字
会話率:43%
創造し造られた星はでは大陸は三つ、西方域・中部域・東方域と別れて独自の文化が発展していた。
現在ヘルビーク大公家はヘンダーク王国の中部域の中でも特に大きな国であったが、ヘルビーク大公家はヘンダーク王国の誕生時に国王やその臣下がシツコク争い
のない中部域を作る為に協力して欲しいと言ってきた。
余りにもシツコくるヘンダーク王国を滅ぼすかを本気で悩んだが、ヘルビーク公国(皇国)初代当主に自分から戦争を仕掛ける事を禁止されていたので仕方なく五分の対等な立場でならと承諾した。
だが愚かな人間だ時が過ぎヘンダーク王国はヘルビーク大公家を家臣として扱い、横柄な態度が見受けられたのだがパーティーで愚かな王太子が「当主自ら戦い戦死などヘルビーク大公家が如何に弱いかを世間に知らせるだけだ、兵の強さでなく兵士の数で勝っているだけだ」と言ったバカ者に俺の御爺様は「何様の心算で我がヘルビーク公国が弱いだと、兵力の差で勝っているとか貴様らの軍はどうなのだ職業軍人は確かに優秀だが敵国の領土を切り取りその後になぜ維持できないのだ。
それと貴様らを主と思ったことはない。それに今更だが国を創ったときに貸してある莫大な金銀財宝にモンスターの核やら素材他にもあるが返してから言いたいことを言ってこい、独立時には全て返してもらう出来ない時には我が一門が力で返してもらうからな」と王宮でのパーティーで大きな声で言ったことも過去に現在の国王にだがある。
公国としての公王としての立場がある、それに政治経済・軍事力・人口比は10:1で国土は5倍(5億人)と誰が臣下と言えるのか不思議に思う事がある。
魔の森のモンスターや隣国との戦争で「矢面に立ち」300年以上戦いに身を置いてきた一門だ、敵国の領土は切り取り自由であり既に二か国を滅ぼしている。
ヘンダーク王国からその臣下の貴族は不満を口に出しているが、約定が魔法誓約でしており面と向かって文句は言えないのだった。
だが新国王が即位すると必ずその約定の再契約をとの話が出てくるが、ヘルビーク大公家が一門が血を流し当主や一門の当主達が命を散らした結果だ。
それを殆んど何もしてない、ヘルビーク大公家の戦果に対しての比較だがそれは戦場に出ているヘンダーク王国の軍人は知っている。
そして今回は13人の一人がヘルビーク大公家の若き当主として転生した事で歯車が大きく動き出した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 14:52:59
6999文字
会話率:4%
20XY年、東洋の由緒ある海洋国家「日本国」は異世界へと転移したーー。
近隣諸国と友好関係を樹立し貿易関係を結んだことで、日本は滅亡の危機から脱することができた。
そして新世界歴7年、日本は南西諸島西方のオルジニア大陸に接続する無人地帯の
サドレア亜大陸を領有しようとする。
しかし、強大な軍事力を持つ列強「ミレリヤ帝国」と軍事衝突し、それはやがて日本を再び戦乱に引き込む大きな渦となるーー。
果たして日本は弱肉強食の新世界で生存を確立できるのかーー。
全ては生存のためにーー。
初めまして、アルビオンです。
いわゆる国家転移物ですが基本的に現代を描いています。
更新はできるだけ1週間から2週間以内を目指して頑張るので感想と高評価を何卒よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 13:16:23
105753文字
会話率:23%
バイト先は後宮、胸に抱える目的は復讐 ~泣き虫れおなの絶叫昂国日誌・第一部~
の続編です。
前編までのリンクは概要欄下記に。
中華風ファンタジー、ごった煮エンターテインメント。
友情、冒険、激闘、運命。
その中に見出す命の輝きをみなさまへ
。
登場人物
北原麗央那(きたはら・れおな) 農業・土木の学生女官
紺翔霏(こん・しょうひ) 麗央那の親友で武術の達人
応軽螢(おう・けいけい) 麗央那が世話になった邑のリーダー
環椿珠(かん・ちんじゅ) 麗央那たちの友人で豪商の息子
司午翠蝶(しご・すいちょう) 麗央那の元主人で皇帝の準妃
斗羅畏(とらい) 東北を治める騎馬民族の首領
突骨無(とごん) 斗羅畏の叔父で中北平原の大統
メメィ シャチの仇名を持つ女商船主
楠江雪(なん・こうせつ) 西方の学僧院で学ぶ麗央那の友人
除葛姜(じょかつ・きょう) 旧王族傍流の天才軍師
未読の方は第一部からどうぞ。
バイト先は後宮、胸に抱える目的は復讐 ~泣き虫れおなの絶叫昂国日誌・第一部~
https://ncode.syosetu.com/n6836ik/
すべての友に捧ぐ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:06:43
279370文字
会話率:34%
バイト先は後宮、胸に抱える目的は復讐 ~泣き虫れおなの絶叫昂国日誌・第一部~
の続編です。
タイトルの「創身」は「傷だらけの体」と言うくらいの意味です。
前編までのリンクは概要欄下記に。
中華風ファンタジー、ごった煮エンターテインメント。
友情、冒険、激闘、運命。
その中に見出す命の輝きをみなさまへお届け。
登場人物
北原麗央那(きたはら・れおな) 朝廷の学生女官
紺翔霏(こん・しょうひ) 麗央那の親友で武術の達人
応軽螢(おう・けいけい) 麗央那が世話になった邑のリーダー
環椿珠(かん・ちんじゅ) 麗央那たちの友人で豪商の息子
司午翠蝶(しご・すいちょう) 麗央那の元主人で皇帝の準妃
司午玄霧(しご・げんむ) 翠蝶の兄で謹直な武官
司午想雲(しご・そうん) 玄霧の息子で清廉な少年
涼明晴(りょう・みょうせい) 翠蝶と皇帝の間に生まれた男子
兆博柚(ちょう・はくゆう) 麗央那の後見人で後宮の美妃
素乾柳由(そかん・りゅうゆう) 皇帝の正妃
銀月奴(ぎんげつやっこ) 年かさの情報通な宦官
馬蝋奴(ばろうやっこ) 一番偉い宦官で知識人
川久奴(せんきゅうやっこ) 正妃の覚えがめでたい宦官
除葛姜(じょかつ・きょう) 旧王族傍流の天才軍師
百憩(ひゃっけい) 西方出身の学僧
一部
https://ncode.syosetu.com/n6836ik/
二部
https://ncode.syosetu.com/n2739im/
三部
https://ncode.syosetu.com/n9381io/
3.5部
https://ncode.syosetu.com/n9295it/
四部
https://ncode.syosetu.com/n9124iw/
五部
https://ncode.syosetu.com/n1043jb/
酒見賢一先生のご霊前に捧ぐ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 21:44:40
214152文字
会話率:34%
大陸歴1312年。
グラントリノ大陸西方にあるオルターニア王国の東の国境線を南北の二方面から破って、隣国ノイマールが侵攻を開始した。
オルターニア王国はすぐさま軍を発して、これを迎撃する。
南部戦線ではオルターニア王国伯爵バイルエイン家を
中心とする貴族家の私兵団の活躍で会戦に勝利し、国境線に退くノイマール軍の追撃を開始していた。
オルターニアと隣国ノイマールとを隔てる山地に差し掛かった隘路で、バイルエイン家の軍勢は殿軍として陣を構えるノイマール軍と遭遇する―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:26:22
134156文字
会話率:37%
いにしえの昔。人々が暮らす唯一の小さな大陸には、五つの里が存在していた。
北方の【雪満里(ゆきみつさと)】、南方の【花散里(はなちるさと)】、西方の【風舞里(かぜまうさと)】、東方の【星降里(ほしふるさと)】、そして、大陸中央部にある【月輝
里(つきかぐさと)】である。
そこにはおのおの一人の【巫女姫(みこひめ)】と呼ばれる、天神地祇を統べる存在がおり、彼女らの神託やお告げによる祭政一致の政治が行われていた。
【巫女姫】は神が純潔の少女にのみ与えし宿命である。
選ばれた乙女には、十五歳の誕生日までに、身体の一部に【聖紋】と呼ばれる不思議な紋章が表れる。それがすなわち、国家を背負うことを宿命づけられた【巫女姫】となる証だった。
花散里の聖都【散花(さんか)】に暮らす少女・淡雪(あわゆき)は、新たな巫女姫・真珠(しんじゅ)が立つ儀式である【誓願の儀】の朝から、奇妙な胸騒ぎに襲われていた。
住まいである孤児院で水まきをしていたところ、不審者に腕を取られ、草蔭に拘束される。
侵入者の正体は、星降里の巫女姫を殺害した大罪人として指名手配されている、藍晶(らんしょう)だった。
その瞬間、彼が手にしていた青い勾玉に反応し、淡雪の胸元に巫女姫の証である【聖紋】がなぜか浮かび上がる。
花散里には新たな巫女姫がいるはずなのに、なぜ……?
巫女姫と五つの里を巻き込んだ、淡雪たちの冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:00:00
71433文字
会話率:34%
ディオニソス大陸西方、アルカディア王国の中央部に位置する王都アルカディアス。
領地を持たない貴族、ソリス男爵家の三男として生まれたエリオス・ソリスは、10歳の誕生日に前世の記憶を思い出す。
エリオスの前世は、魔法に傾倒しすぎるあま
り全てを捨てた老人、ドグラスであった。ドグラスは決して悪性の人物ではなかったのだが、魔法以外の一切に興味を抱くことができず、人生の大半を森の奥で過ごした世捨て人であった。
しかし、ドグラスの魔法士としての実力は、実は世界トップクラスだった。ドグラス本人は他者にさえまるで興味を持たなかったため、自身の実力がどれほどのものであったかを知らなかったが……もし外の世界にて力を振るっていたならば、彼は確実に賢者と呼ばれていたであろう。
そんなドグラスは輪廻転生の秘術により、死病に侵された肉体を捨てて転生を果たす。その転生先がエリオスであり、10歳の誕生日にて遂に覚醒を果たしたのだ。
そして、ソリス男爵家は騎士の家系である。エリオスの父はアルカディア王国聖騎士団の副団長を務めており、かつて戦場でも活躍した歴戦の勇者であった。その素質をエリオスも色濃く受け継いでおり、将来を嘱望されていたのだ。
……それには、アルカディア王国を取り巻く厳しい状況もあった。エリオスが生まれたちょうどその年、王位継承権争いでゴタゴタしていた隙を他国に突かれ、アルカディア王国は領土の約2割を侵攻により失っていたのだ。その際に多くの将軍や兵士が名誉の戦死を遂げており、アルカディア王国は今も深刻な戦力不足に悩まされていたのだ。
「……これ、頑張ったらすごい出世できるんじゃないか?」
エリオス元来の武才や社交的な性格に、前世ドグラスから引き継いだ知識と魔力が組み合わさった結果……ここに、とてつもない怪物が誕生した。
これは、今世と前世の才能を受け継いだ男爵三男坊が、未来の超大国を築き上げる原動力となって立身出世していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 08:00:00
25818文字
会話率:35%
魔法技術の発達した西方大陸ユーロシア。その東部にある中世の面影を残した王国ボナヴィアの青年田舎貴族アルベルト・ベルンシュタインは蝶や蛾を採集し研究する事が趣味であった。ある日ひょんな事から王国の老宰相ヴァーゼル・ヨーゼフと出会い同じ趣味を持
っている事を知る。宰相との友人関係をきっかけにアルベルトはボナヴィアやユーロシア各国の様々な立場の人々と関わっていく事になる。
※具体的かつ生々しい虫の描写があります。苦手な方は読むのをお控え下さい。
※小説超初心者の人間が書いています。表現のおかしな点や誤字脱字等あると思いますが、どうか暖かい目で見守って下さるようお願いします。
※今後具体的な戦闘の描写や性的な描写が出る予定なのでRー15に設定してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 22:04:58
568864文字
会話率:70%
物語の舞台は魔王が倒され約三〇〇年が経過した世界。人類は魔王の支配下にあった西方辺境を手に入れたものの、過酷な環境と狂乱した魔物たちに阻まれ、開拓は遅々として進みませんでした。けれど開拓を諦め、辺境を放置してしまえば溢れ出る魔物たちが再び人
類の脅威となるかもしれません。時の国王は開拓公社を設立し、辺境に奴隷や犯罪者、ならず者たちを押し込め、彼らに魔物を間引かせることで辺境の脅威を抑え込もうと考えます。
そして時は流れて現在。人類の掃き溜めと呼ばれる辺境に三人の新人開拓者がやってきました。家族に売られた農民の少年、純粋無垢なコボルト、臆病なハーフオークのショタ神官。ちぐはぐな三人は、果たしてこの場所で何を成すのでしょう。
※完結保証折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 18:00:00
118978文字
会話率:43%
今から80年ほど前、ヨーロッパから始まった第二次世界大戦は各地を焦土に変えながら大陸中に広まっていった。
連勝を重ねるドイツ軍は西方への侵略を進め、遂には大国フランスを破りイギリス海峡に達する。
目の前に横たわる狭い海峡の先には小
国のイギリスだけ、おそらくドイツは大陸の西を制したついで程度にしか思っていなかったかもしれない。国力においても物量においてもその島国よりも優っていたのだから。
対して海峡を死守するべく防衛体制を整えていたイギリス。そのとある街の臨時基地に英国屈指のパイロットと天才エンジニアがやって来る。かくして、第二次大戦で最大の空中戦、バトル・オブ・ブリテンが始まる。
※この小説は史実を元にしたフィクションです。実在する国、地名、団体、兵器などが実名で登場いたします。更に物語のために史実を多少歪めておりますが、あくまで個人の趣味で書かれたフィクションとして御容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 09:54:24
577795文字
会話率:56%
世界は西方大陸からの侵攻に苦しんでいた。
その勢力に対抗すべく加盟6ヵ国で世界評議会を設立し国民の安全と国政の安定を目的としている。
ザック・マーニはこの世界評議会が運営している国務庁国防省員として赴任した新人だ。
彼はこの世界のために奮闘
する。そしてやがて知るこの世界の真実へ近づいていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 03:15:35
17692文字
会話率:42%
どこかの異次元に存在する異世界アースティアでは、ローラーナ帝国と言う大帝国が、異世界アースティアを完全に世界統一国家にすると600年前に宣言する。
その帝国覇権主義に対して、敢然と反帝国を掲げて抵抗する異世界アースティア各国や諸勢力とが
対立する戦乱が途絶えない世界だった。
一方、地球では数年ほど前から様々な島や船等が忽然と消え去る事件が多発していた。
そんな奇妙な事件が多発している地球の日本国内に、1人の青年が高校を卒業を記念して卒業旅行に出かけていた。工場でのバイトで貯金したお金を使ってのちょっとした贅沢な旅に出かけた筈だった。
その旅に出かけた青年である高見竜史は、旅の終わりに乗船していた民間フェリーが突如として異世界転移の天災に巻き込まれ、琉球諸島近海に転移してしまう。
そして、青年が乗船していたフェリーがローラーナ帝国の東方艦隊に襲われると言う事態に発展する。
一方の日本国も異世界アースティアに異世界転移して来ていた。混乱する国内を支援をしながら徐々に纏めて行く中で、転移現象が原因で民間フェリーが琉球諸島近海沖合で立ち往生しているとの知らせを受ける。
日本政府は、連絡を受けたフェリーの一大救出作戦を決行するが、その途上で国籍不明の武装勢力船団が近付きつつ有るとの報せを受けて、日本政府は戦後初の防衛出動に切り替える。
武装船団がフェリーに近付く中で、もうダメかと思われた時、偶然にも同地域を訪れていた異世界の1人の皇女が、自国の水軍に命じて駆け付けて来るのだった。その後、その戦いは海自も参戦して見事に民間フェリーを救出に成功する。
救援に駆け付けたコヨミ皇国の第一皇女である暦紅葉は、この事を切っ掛けにして日本国と交流を深めて行く。そして、その助けたフェリーの中に居た青年、高見竜史と運命の邂逅を果たすのであった。
竜史と紅葉の二人は、数奇な出会いにより、ローラーナ帝国打倒を心に誓い合っている親友達と共に、ローラーナ帝国に立ち向かって行く事と成る。
これは日本国と青年の高見竜史が、異世界での大戦に巻き込まれ、その世界で出会った女の子達と供に、ローラーナ帝国を中心とした西方バルバッサ帝国同盟を討ち倒す為に、駆け抜けて行く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 00:00:00
2652190文字
会話率:38%
―あらすじ―
近代改革によって大衆に大きく普及した魔法という技術は、人々の生活を豊かに彩り、現代社会に必要不可欠な存在になっていた。
大陸から極東に進んだ先の大海に位置する大和国。俺はこの国で暮らす魔導遊戯好きの学生だった。
ある日、交通事
故で命を落とした――と思ったら、いつの間にか見知らぬ木造船に乗っていた。最初は神隠しにでもあったのかと思っていたのだが、水面に映る自分の姿を見てびっくり仰天!どう見ても西方の原住民とされている獣人であった。状況から察するに俺の魂が過去の世界へと時空を超え、この男の身体を乗っ取ってしまったらしい。
この世界の”俺”は、船の護衛として極東――つまり元の世界で言う大和国に向かっているそうだ。
一体どうなっちゃうの……!?
―作者より―
一発ネタです。既出だったらごめんなさい。
「残酷な描写あり」は念のためで実際はほとんど無いです。
あと、この物語は「フィクション」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 20:00:00
3140文字
会話率:11%
目を覚ますと、いつもの場所で、僕は僕を見下ろしていた。
その瞬間、自分に何が起きたのかすぐに理解した。
キーワード:
最終更新:2025-05-05 17:07:31
100563文字
会話率:57%
時は幕末、一つの時代が終わろうとしている。幾人もの英雄が生まれそして散っていく・・・・
一人の浪人が時代の流れに翻弄されながらも友のために戦う。
彼は何を思いこの時代を生き抜くのか!
最終更新:2019-07-31 19:28:15
133005文字
会話率:51%
月芽(つきめ)と呼ばれる大陸がある。そこには六つの国が存在し、時に結び、時に裏切り、お互いに牽制し合い永きに渡って争っていた。
武上の国、北平の国、石門の国、蒼月の国、彩の国、白羽の国。
各国で起こる様々な事件、主人公達は何を思い行動するの
か?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 21:00:00
120950文字
会話率:53%
禁術師。それは魔術を悪用した犯罪者を指す。悪魔憑きの青年もまた、その一人。西方随一の大国、ローゼンクロイツァー帝国に囚われ、その生涯を闇に沈めるかに思われた。しかし、情勢は変わった。戦力を欲した帝国は、青年を登用することにした。登用された
青年は、『ディアブロ』のコードネームを与えられ、帝国の対魔術犯罪組織『アルカナイト』に所属することになる。その先に待つのは、破滅か、繁栄か。帝国の命運を左右する激動の時代が幕を開ける!
※本作は不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 06:00:00
83292文字
会話率:42%
西方の大陸。滅びた六つの国家。終末に生きる人々が紡ぐ物語。
主人公 ケルン・フォーアスターは旧文明の調査団に所属する少年だ。
かつて齎された滅びの真実を求めて、少年少女は前へ進む。
待ち合わせの時間にはまだ早い。星空の荒野でラジオを聞こう
。願わくば、皆の未来に祝福が溢れんことを。
全7章折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 17:37:31
38014文字
会話率:36%
顔面偏差値Fランクの喪女、白鳥百合、二十九歳は、雷に打たれて死んだ。
もしかしたらワンチャンあるかも――そんな淡い期待とともに再び目覚めた彼女は、異世界で超絶美少女に転生していた。
今生の彼女の名は、リーゼロッテ=リシュテンガルド。シ
ーラン王国西方一帯を領有する辺境伯の一人娘だった。
持って生まれた圧倒的な美貌、高貴な身分、それに加えて、前世の知識と経験。
白鳥百合、いや、リーゼロッテ=リシュテンガルドは、すべてを手にしていた。
そして彼女は思う。
これはもう勝ち確ね――と。
前世で諦めていた喜びを取り戻すべく、確定した勝ち組の人生をゆるりと、そしてときにはドタバタと、楽しく過ごすリーゼ。
しかし、家族の愛に包まれ、友人に恵まれ、そして前世を含めて初めての恋を知った幼女を待っていたのは、自らの持つ『神の贈り物』ゆえの苦悩と身の危険、さらには、もしかしたら異世界よりも遠い世界の出来事だと思っていたもの――戦争だった。
それでも、リーゼは挫けない。
喪女のメンタルを舐めてはいけない。
幼女の可愛さを舐めてはいけない。
揺らいでしまった『勝ち』を確定させるため、ついには彼女は戦場へと降り立つ。
その姿は、さながら伝説の聖女のようで――
ほのぼの。ときに、シリアス。
幼女の成長と喪女の初めて恋を描いた異世界ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 08:22:54
214692文字
会話率:33%
東大陸にある王国マンドリーグ。
その魔術士団に所属する青年ロゼは、そこそこに任務をこなしつつも、人とも面倒事とも距離を置いて過ごしていた。
だが、ある日王国議会から出された面倒そうな命令を避けようとするも、意図せず巻き込まれてしまう。
逃げ
ようとするロゼに食らいついて離さない金の髪の少女レンシアと、西方の部族の一人、バナウ。
彼らの抱える問題と闇に、二人に引きずられたロゼが今、(結果的に)立ち向かう。
※同人誌用に書かれた作品群の三作目で、書下ろしになります。
※一作目、二作目は改稿が終わっていないので連載は未定ですが、本作のみでも理解できる内容となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 21:00:00
150021文字
会話率:35%