「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専
門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:10:00
54828文字
会話率:26%
心は優しい悪役顔令嬢✖あざと可愛いうさ、時々いじわる溺愛ヒーロー【ノベルアップ+ PICK UPテーマ長編コンテスト 最優秀賞作】
※本作は、2023年10月19日に発売した書籍の発売記念として書き下ろした、Web限定番外編SS「番外編:
休息日の『独り占め』」です。
本編の紹介は、画面下のイラストをクリック。
Web版は同タイトルでノベルアップ+にて公開中です。
以下、本編のノベルアップ+掲載あらすじ
===============
誰もが策略家・謀略家と言うけれど、悪役顔なだけの心優しい令嬢、アディーテ。
聖女の最終選考で落ちて「選ばれなかった方」などと周りには揶揄されるが、彼女にとってはむしろ嬉しい結果だった。
『聖女として祀り上げられたくない』
友人であるうさぎ型モフモフ精霊・シルヴェストの姿が見えて会話が出来る聖女の力には感謝するけれど、それ以上を全く望んでいない。
だから聖女お披露目の儀も、心から祝福しつつ見守っていた――のだが。
巻き起こるトラブル。
関与を明らかに誤魔化している様子の友人(うさぎ)。
彼の悪戯の理由は……アディーテ?!
精霊たちに愛され過ぎているせいで、王城内は今ちょっとしたパニックです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 19:50:05
3166文字
会話率:21%
この世の誰よりも醜く、公の場にヴェールなしで立つことはなかった女王が死んだ。
あまりにも突然の死に、王位継承権を持つ者たちはざわめく。国防の要であった結界を維持するために必要とされる指輪がどこにもなかったからだ。
継承権第一位だった侯爵が
暫定的に王位に就くも、指輪がなければいずれ結界が消滅し、国が脅かされる。
皆が王城で指輪を探す中、王位継承権第二位の主人公は女王の部屋で厳重に隠された鍵を見付ける。
鍵に導かれ、城の地下に存在する迷宮を抜けた先には、美しい森と、一軒の屋敷。屋敷の家令に案内された中庭で、主人公は運命の出会いを果たす。
主人公を迎え入れたのは、この世のものとは思えぬほどに美しい少女。女王を母と慕う少女は、目が見えなかった。
現実世界を知らず、理想の中で貴族令嬢として育てられた少女に請われ、外の世界を少しずつ教えていく主人公。
惹かれあっていく二人を、少女の指にはまる指輪が許さない。
少女の愛でしか抜けない指輪を手に入れるため、現王は主人公の顔の形も分からぬほどに痛め付け、見た目のよく似た男に少女へ愛を囁かせる。
しかし、少女にはもう一つ秘密があった。それは、魔力が視えること。人はそれぞれに異なる魔力を持ち、少女には主人公が目の前にいないことを知っていた。
主人公を探す少女。主人公の友人の助けで牢に繋がれた主人公を見付け、お互いに想いを伝え合う二人。
少女の指から抜けた指輪は、主人公の指にするりとはまり、抜けなくなった。
王位が欲しい訳ではないと、主人公は結界の管理を約束し、少女と共に屋敷で暮らすのだった。
※この作品は、上記の原案(『南雲 皋』さんより提供)を元にして書いた『三者三様あらすじ共有企画』参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 20:00:00
22584文字
会話率:26%
長年の戦いを経てついに魔王を倒した女勇者
「イレイス」
王城にて王様に報告するが、そこで裏ボスの存在を知ることに。魔王を倒した後のんびり過ごす計画を否定され王様や配下の態度にキレた「イレイス」は身分を隠して、のんびり過ごそうとするが...
最終更新:2025-05-30 07:00:00
119528文字
会話率:60%
聖女召喚に巻込まれ、自分は英国人とのハーフだから、黒髪・黒目ではないので
王城を追放される? と思った。
しかし、この国の王女(金髪・菫色の目)に似てるから身代わりって?!
追放を逃れるため、淑女教育をビシビシと叩き込まれ、生き残りに必死
になる。
ところが、王女専属の侍女達の磨き上げと詰込み教育の成果で、
王女は無事に毒から回復したと思われ、(再び)臣下達に慕われてしまう。
え、私でいいの?
この王女、現王妃(国の乗っ取りを企んでいる)に、
毒を盛られたが、驚異的回復で、本国から任務失敗と勘違いされる。
現王妃牽制のため、身代わり→特別任務(式典に出て本物とみなされよ)
というムチャ振りを受ける。期間は1週間! 更に必死に頑張る。
ところが、更に臣民に慕われる。私、こんな経験なかった...。
王女専属侍女達・監視人、詰込み教育で、逃亡の準備も出来ない。
頼みの綱は、ある風景をキッカケに、懐かしい記憶が少しづつ湧きでたこと。
別の異世界にいた、その知識で日本へ戻れない理由を理解...。
この能力で、やっと情報集めを開始。更に、専属侍女長が格別な報酬を受ける
ようしてくれた。周りの人達の好意も感じ、役に埋没してゆくが...。
逃亡資金も稼ぎながら、式典も無事に努め始めるが...。
王弟・王太子殿下は聖女披露に、逆転劇を目指し一国を掌握する狙いが...。
事件発生で、私に幸運(悪運?)転がって...。
王女の実情を知る一部の者は、本当の王女は...。
式典を無事進めて行くにつれ、薄々、王女を傀儡政権の道具と企む勢力も...。
そして、この国の動乱が始まり、これに巻込まれ王弟直轄領に幽閉?...。
北隣の大国の王子(王女の婚約者)も動き出し...。え、私、結婚させられる?
更に、周辺国からの侵攻も始まった。
その後、王位継承権3位の立場の為、味方側(王弟・王太子)から、国盗りの
傀儡化を防ぐ為に殺処分の連絡が...。
さてこの先、
・この窮地から起死回生、できるのか?
・この動乱との関わりはどうなっていくのか?(王子と結婚させられる?)
・または逃亡して、安住の住処を見つけ、自由に生き延びることができるのか?
今の私では、ハピーエンドなど、考えられない!...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 06:10:00
196618文字
会話率:35%
――チートも勇者もいらない。ただ君と、普通に笑っていたいだけなんだ。
平凡な高校生・風間陽斗は、ある日突然、異世界へと飛ばされてしまう。
剣も魔法も使えない彼に与えられたのは――雑用係としての、地味な日常だった。
そんな陽斗を助けてくれ
たのは、王城の雑用係を務める少女・セリナ。
料理、掃除、洗濯、全部できるけど、戦えない。そんな『普通の女の子』だった。
だがこの世界で、『普通』でいるのは案外むずかしい。
王族の横暴、騎士の誇り、貴族の偏見――すべてをやり過ごしながら、
陽斗は、少しずつセリナと心を通わせていく。
だが、セリナには過去から想いを寄せる青年アッシュの存在があって――?
「俺は、君と生きていきたい。どんなに普通でも、それが一番幸せだから」
異世界だけど、特別じゃない。
これは、勇者じゃない少年と雑用係の少女が織りなす、
世界でいちばん『ふつう』で、『愛おしい』恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 05:30:00
12040文字
会話率:45%
異世界タンファージに転生してきた僕、ブラックウィンドはチートなステータスと特殊なスキル”権能”を使って、世界中の女性を魅了しながら、圧倒的な力で100年近く続いた魔王軍との戦いをわずか1年で終わらせる。
そして、魔王討伐後、魔王城で仲
間のパーティたちと冒険の終わりを祝福していると、突如としてしょぼくれた黒スーツを着た男が目の前に現れる。
男は目にもとまらぬ早さで僕に近づいて素早く銃を取り出し、僕の額に突きつけると・・・?
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 05:00:00
353564文字
会話率:40%
王都ツインベルクの王城に仕える、しがない事務員のグレル・アースレムは、変化を嫌い、現状維持を望む内向的な青年。ある日、王城内の誰もが知る優秀な魔法使い、ウィリアム・アレクセイと同室になることに。天使のような容姿と飄々とした性格のウィリアムに
翻弄されながらも、グレルは平穏な日々を過ごしていた。
しかし、そんな彼の日常は、王族付き事務官への突然の異動という変化によって大きく揺らぎ始める。不安を抱えながらも新しい仕事に取り組むグレルだったが、その裏では、隣国フリューゲル帝国の陰謀が静かに進行していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
組織で働いていると誰もが一度は感じたことがある(に違いない)閉塞感に、今、一人の男が立ち向かう!
組織に関わる全ての人に贈る、真面目に働く人のハートフル成長譚!
読者の皆様が、明日から気持ちよく働けますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
27688文字
会話率:43%
最強の魔王ソフィが支配するアレルバレルの地、彼はこの地で数千年に渡り統治を続けてきたが、
圧政だと言い張る勇者マリスたちが立ち上がり、魔王城に攻め込んでくる。
残すは魔王ソフィのみとなり、勇者たちは勝利を確信するが、魔王ソフィに全く歯が立た
ず
片手で勇者たちはやられてしまう。
しかし、そんな中勇者パーティの一人、賢者リルトマーカが取り出した味方全員の魔力を吸い取り
一度だけ奇跡を起こすと言われる【根源の玉】を使われて、魔王ソフィは異世界へ飛ばされてしまう。
最強の魔王は新たな世界に降り立ち、冒険者ギルドに所属する。
そして、最強の魔王はこの新たな世界でかつて諦めた願いを再び抱き始める。
その願いとは、ソフィ自身に敗北を与えられる程の強さを持つ至高の存在と出会い、
そして全力で戦い、可能であればその至高の相手に自らを破り去って欲しいという願いである。
人間を愛する優しき魔王は、その強さ故に孤独を感じる。
彼の願望である至高の存在に、果たして巡り合うことが出来るのだろうか。
2020.4【アルファポリス】様にも同作品を掲載しております。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/60773526/537366203
2020.5【カクヨム】様にも同作品を掲載しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896551796
少しの加筆や修正等をして投稿しています。
宜しければお気に入り登録や、閲覧していただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
4568331文字
会話率:32%
絶大なる魔力を魔王から引き継いで、魔王の子供として転生した女子高生は、悪魔が怖くて悪魔との契約に失敗してしまう。
悪魔との契約とは特殊な能力を手に入れる大事な儀式である。その悪魔との契約に失敗した主人公のルシスは、天使様にみそめられ
て7大天使様と契約することになる。
しかし、魔王の子供が天使と契約すると大きな代償を支払うことになる。それは、3年間魔力を失うのである。魔力を失ったルシスは、魔王候補から外されて、魔王城の地下書庫に幽閉されることになる。
魔王書庫に幽閉されたルシスは、7大天使様の協力を得て壮絶な特訓を受けることとなる。3年間の辛い特訓に耐えたルシスは強大な力を身につけることができた。だが、絶大な魔力を取り戻す8歳の誕生日を迎える前日に、ルシスは魔界から追放されてしまうのであった。
この作品は以前に投稿した作品のリメイクです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
102449文字
会話率:63%
タイトル変えてみました。
魔王の子供に転生した女子高生。
絶大なる魔力で魔界の大魔王になる予定が、ある事がきっかけで、無能力者になってしまう。
無能力者になった主人公は、魔王城の地下室へ幽閉されることになる。
しかし絶大
なる魔力は完全に失われたわけではなかった。
地下室の幽閉生活から、世界を征服する大魔王への階段を駆け上る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 00:00:00
1036100文字
会話率:60%
或る日突然、異世界の魔王城へ転移させられた青年、エイジ。彼は成り行きの末、魔王に認められて魔族の国の宰相(さいしょう)となり、異世界生活を送ることとなる。
チート級の能力に恵まれ、その強大な力を振るいつつも、失敗や苦悩を経験し、努力と試
行錯誤を重ねて問題を乗り越える。
一人の転移者として必死に異世界を生き抜きつつ、魔王国の宰相として、現代の知識や異世界の道具に知恵、魔族達の力や魔術を用いて、魔族の国を発展させていく。
これは、いずれ世界を救う物語
__________
毎日23時に更新予定
※許諾なき二次創作(特にR指定級)は全面禁止。但し、通常のファンアート等は問題なし。ご相談ください
X(Twitter)にて進捗状況や裏話など発信中。疑問や質問などにも対応いたします
感想、誤字脱字衍字のご報告、ご指摘は大歓迎 (△提案)
批判も受け付けますが、誹謗中傷はご勘弁ください
タグのアイデア、ルビの要望なども募集中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:00:00
120982文字
会話率:58%
狩野真生(かりのまお)は自分の周囲に現れた黒い物にのみ込まれた。
魔王城で目覚めた真生は眼前に巨乳の魔族であるライゼア・ミミルクが居て殺されそうになる。
だが咄嗟に能力【掃除】のレベル1【毒素吸引】を使いライゼアを倒した。
その後ライゼアは
凶暴だった性格から変わり優しくなる。
そしてライゼアに名前を聞かれ教えた。
真生の名前を聞いたライゼアは魔王と聞き間違える。
その後この魔王城を拠点として魔王マオウとなり成り上がっていく過酷な? 日々の幕が開けた。
★★★★★
《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて掲載》
更新は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:46:25
56878文字
会話率:36%
婚約破棄を告げられた公爵令嬢は失意のまま王城を後にする。ところが一行を乗せた馬車は、不幸にも前方を走る悪名高い異国の貴族が乗る馬車に追突してしまう。御者を庇ってすべての責任を取ると申し出た公爵令嬢に対し、馬車の主、野獣男爵シビカが提案した
条件とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:00:00
68271文字
会話率:28%
勇者アレックス一行は遂に魔王城へと辿り着いた。
幾多もの試練を乗り越えた彼等の前に立ちはだかるのは、世界を混沌へと導いた魔王。
勇者一行と魔王、世界の行く末を決める戦いが今始まる―……はずだった。
どういう訳か現代日本へ飛ばされてしま
った勇者一行。
魔法を使える男子高校生ツトムとその幼馴染である杏と出会った勇者一行は、しばらくの間現代日本で生活を送ることとなってしまい……?
果たして彼等は元の世界に帰れるのか?
勇者と魔王の決着はつけられるのか?
そもそも彼等は現代日本を生き抜けるのか?
ギャグと魔法と恋愛が入り乱れる勇者一行と愉快な仲間たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:30:00
371427文字
会話率:58%
平民上がりの少女アルマは、聖女として王城で勤めていた。国中の“穢れ”を払う聖女の仕事は大変だったが、アルマはいつも励ましてくれる第一王子のサディアスに、いつしか淡い恋心を抱いていた。
しかしある日、サディアスから「第二の聖女になってくれ」
と言われる。それは、アルマがサディアスの恋人であるエスメラルダの補佐に回るということを意味していた。
聖女は一人しかいてはいけないのに? しかも、ぽっと出の女が第一の聖女?
頭にきたアルマは聖女を辞め、隣国で道具屋を開くことにした。
アルマは持ち前の聖女の力で呪いのアイテムを浄化し、お店を繁盛させていく。
すると、隣国の王子が呪いの品々を持ち込んでくることになり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:03:58
59782文字
会話率:39%
かつて神と魔が争った「人魔大戦」――
終戦から幾星霜、人類は神から授かる“ギフト”で、魔族は“魔法”で、それぞれの道を歩み始めていた。
そんな時代、田舎の農村で生きる少年・カイルは、成人の儀で“相手の名前と戦闘力が見える”という地味すぎる
ギフトを授かる。
しょんぼり帰路につく彼だったが、偶然出くわした魔族に魔物と誤認され、なんと魔王城へ連行されてしまう――!
命の危機を感じて城からこっそり脱出を試みたその瞬間、現れたのは本物の魔王。
だが魔王は、王としての責務も国の未来もすべて放棄し、禁呪でカイルと人格を入れ替え、城から逃亡!
目覚めたカイルは、魔王の姿で床に倒れていた――HP真っ赤の瀕死状態で!
これは、
唯一自分を信じてくれたメイド長の笑顔を守るため、
“王”の何たるかを知らぬ少年が、魔王として国と人々を救おうと立ち上がる――
ちょっとズレた“耕す系・魔王改革譚”である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:00:00
21758文字
会話率:33%
ルツーラは、密かに王城の倉庫へと訪れていた第二王子の婚約者(物理的箱入り令嬢)を勝手に運び出し、取り巻きと共に集団で嫌がらせをした。しかも、王城内では禁止されている精神操作の魔法を用いたことで重罪となった。その為、親共々連座で貴族用の幽閉
邸に送られている。
幽閉邸で生活する中で、ルツーラは反省し、様々な後悔に思いを馳せるものの、何もすることはできず、あとは処遇が決まるのを待つばかり。
両親へと謝罪と、何もすることのない生活の中で、ただただ反省だけを繰り返し、最後には処刑されるものだと、彼女はずっと思っていた。
いつものように後悔と反省の中、眠りに落ちた日――翌朝に目覚めると、8歳の時に行われる魔性式の朝まで時間が巻き戻っていた。
それが、自分の持つ『順』属性の魔法による、歴史順序の入れ替えによるモノだと気づいたルツーラは、後悔と反省を元に、今度は両親を破滅させないように動き出す。
まずは魔性式の日。
かつては、未来で引きこもり箱入令嬢となる少女に嫌がらせをしたのだが、今回ではそんな愚は犯さない。
「そもそもアレに関わってはいけません! 今回は必要最低限だけの関わりで済ませたいのです!」
そうして、引きこもり箱入令嬢から距離を取る生活をしつつ、かつての愚かな行いをしないようにしていたら、なんだか前回ではありえない規模のお茶会派閥になっているのですけれど!?
しかも、箱入令嬢は引きこもらずに騎士団に入団してる!?
乱暴者だった第一王子は人格者に!?
あまりにも異なる歴史の流れの中、前回にはなかった出会いや繋がりを作りながら、ルツーラは前回とは異なる歴史の中を奔走していく。
歴史や事件が変わっても、運命は収斂していく。
それを目の当たりにした彼女は、いずれ自分が破滅すると自覚しながら、この歴史の中で身内が破滅を迎えないように足掻き続ける。
ルツーラの破滅を望まない人たちのことなど、意識しないまま――
これは『その在り方を認め合う為の幻想譚』。その異聞。
ゆえにこれは『認め合い手を差し伸べ合う者たちの幻想譚』
※本作は『引きこもり箱入令嬢の結婚』の外伝となります。
本編を知らずとも楽しめるようになっておりますが、本編を知っているとより楽しめる作品となっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:10:00
57720文字
会話率:37%
都内で働くごく普通のOL、池沢ハル子26歳がご普通の生活を送っていた。何気ないある日、朝起きたらなんと異世界の「魔王」として転生していたのだ。声は魔王の声、顔は厳つい鎧に魔王の角が生えている・・・・魔王城で起きたハル子は、いきなり魔王城が帝
国軍20万が攻めてきており城は攻城戦となっている。さあ、体は魔王、心は26歳OLハル子、この窮地を乗り越える事が出来るのであろうか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:00:00
62225文字
会話率:27%
『次元の狭間』に巻き込まれ、全くの別世界に飛ばされた彰は蝶の髪飾りを拾い、事務所にスカウトされた。そして就職先はまさかの……スパイ事務所!?個性豊かな仲間と共に世界の秩序を守る、そんなお仕事。しかし仲間達には何かがあるようで……?一方、魔王
城に住む魔族達はこの世界を支配するつもり。これは少年少女達の過去と成長の物語____。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:00:00
34507文字
会話率:55%
目が覚めると手のひらサイズの妖精に転生していた。偶然出会った王女に付いて行き言葉も通じないのに勝手に王城に住みつくことにした。
中世的な世界が大好きな主人公は中世的な世界にハイテンションで観光暮らしを続けるが、
その国には様々な問題が起こっ
ていて…。
これは、主人公のチート妖精が言葉も覚えず好き勝手行動している内に、王国の問題を無自覚で解決してしまう物語である。
■処女作です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:23:37
685302文字
会話率:38%
各地を巡る旅芸人のひとりだった道化師は、ある日、女王の密命を受けて王城に招かれる。
与えられた役目は――『女王陛下の心を癒し、お慰めすること』。
玉座に座るその人は、腐敗した貴族たちに操られ、民の不満を一身に引き受ける、女王とは名ばかりの
ただの象徴。
感情を見せず、決して笑わぬ女王のもとで、道化師は今日も芸を披露し続ける。
なぜ女王は、火刑に処されねばならなかったのか。
道化師は、果たして彼女を笑わせることができたのか。
これは、ひとつの王国の終焉を語り継ぐ物語。
たとえすべてが灰となろうとも、胸の奥に燻り続けるこの想いだけは、決して消えはしない。
※悲恋要素あり/ハッピーエンドではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:23:27
36953文字
会話率:33%
「魔王軍に姫さまが誘拐されました!!」
「緊急会議ィッッ!!」
時は人魔戦争時代……。
ある日のこと、ホワイトロック王大国に魔王軍兵士が侵入! 姫君『シーラ・ホワイトロック』が一瞬の隙を突かれて魔界へ連れ去られてしまった!
しかし、ひとつ
だけ致命的な誤算があった。何を隠そう、シーラ姫はしょっちゅう城を抜け出して城下町へ遊びに行く『脱走の達人』だったのだ!
なれば黙って捕まってやる道理はない! 即座に魔王城からの脱走計画をスタートさせるが、肝心の見張りがかなり厄介で……!?
さぁ、姫さま! 今こそ魔界を駆け巡り、人間界まで逃げ延びてみせよ! 姫さまの最高にロックな逃走譚、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:00:01
43014文字
会話率:67%
魔王城に誘拐された姫さまが、祖国へ帰るべくあの手この手を駆使して脱走を試みる話。
最終更新:2025-03-16 17:00:07
8156文字
会話率:62%