陰陽道の流れをくむ古流柔術を修練している優希は、夏休みに映研の映画に出演していると、物理学者の伯父から謎の装置を渡される。しばらくして伯父は行方不明となり、その頃から、優希の周辺には、怪しい黒服の男たちが出没し始める。ある時、男たちに追わ
れた優希は、伯父の装置を偶然に起動させると、なぜかオーストラリアに出現してしまう。
装置を使って鎌倉に戻った優希は、祖父から黒服の男たちは国際機関の人間だと知らされ、装置を渡すように言われる。しかし、遭遇した男たちは、なぜか優希を拳銃で襲う。窮地に立たされた優希は、偶然、居合わせた神条に助けられる。男たちの執拗な追跡から逃れようと、袋小路に入ってしまった二人は、再び装置を使って追跡から逃れる。
一方、国立重力波研究センターでは、異常重力波の解析から深刻な事態が発覚する。それは突如発生した異常重力波の干渉により空間の連続体が崩れ、特異点が発生し、空間を崩壊させる可能性があるという。その回避のために、官民あげての対策チームが結成され、スパコンの「富岳」と光量子コンピュータを駆使し、重力波干渉を防ぐための演算を開始する。量子コンピュータを持つ米中仏もそれに協力する。
優希と神条は、演算結果をもとに空間転移を試みるが、神条が位相空間へ飛ばされ、失敗してしまう。異常重力波の同時多発的な発生を優希の連続転移でしのぐが、いつ特異点が発生するか分からない状況の中、優希の手には二人をつないだ黒帯の切れ端だけが残された。
母方に伝わる陰陽道では、今回の事態は千年前から伝承されており、安倍晴明から伝わる黒帯の縁起を辿ることが鍵だと知る。禍いを鎮め、神条を連れ戻すために、優希は同い年で陰陽師の寿賀子と連携して、使役した式神をあの世に送る、一世一代の祭祀を行う。
装置を奪おうとする組織との激しい銃撃戦の中、優希は空間の崩壊を喰い止めるために最後の転移を行う。位相空間を漂う二人。思いと黒帯が縁起を結び、二人は現世に戻る。科学と陰陽道の連携により空間崩壊の危機は去り、いつもの日常が訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:06:22
64679文字
会話率:51%
**韓立(ハン・リー)**
田舎の凡人少年。
冴えない顔立ちに浅黒い肌、四男として育った。
**運命の転機**
幼い頃、叔父に売られて「七玄門(しちげんもん)」へ。 偶然が重なり、**見習い弟子**の地位を得る。
**宿題
**
> 凡骨の資質で、どうやって修練界に食い込むのか?
> 弱小弟子が、どうやって仙界の頂点に立つのか?
> 三界を掌握するその日まで――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:00:00
1530030文字
会話率:10%
ジョージはエクス帝国魔導団所属の落ちこぼれの魔導師だ。
毎日の楽しみは得意の魔力ソナーで憧れの騎士団所属のスミレの魔力を感じる事。
そして修練場で訓練するスミレを直に眺めるのがジョージの癒しだった。
その日もスミレを眺めて喜んでいたジョージ
は魔導団団長より呼び出しを受けた。
ジョージは団長より帝都の東に見つかったダンジョンの調査を命令される。
気の乗らない命令だったがダンジョン調査に向かうと…。
ダンジョン調査から始まるジョージの激動の人生がここに開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 22:27:06
651035文字
会話率:31%
――その日、選ばれたのは最も“何も持たぬ”少年だった。
現代日本。
表向きは平和を謳うこの国の裏側には、“刀使い”と呼ばれる異能の戦士たちが存在していた。
彼らは代々続く血筋と厳しい修練によって、刀に宿る異能の力を扱う者たち。
そして彼らの
頂点に立つとされるのが、“妖刀”と呼ばれる百本の禁忌の刃。
封印されしその刀たちは、力ある者に選ばれたときだけ、再び“世界を斬る”ために抜かれる。
だが――。
東京郊外にある刀使いの士官校、その片隅で。
落ちこぼれと呼ばれ、誰からも期待されなかった無名の少年・**鷺ノ宮無心(さぎのみや むしん)**は、
誰も扱えなかった“最強最悪の妖刀”に選ばれてしまう。
刀の名は、《無終ノ刃(むしゅうのやいば)》。
それは、神をも斬ると謳われた、かつて世界を滅ぼしかけた一本。
そしてその瞬間から、少年は自ら望むことなく、三つの戦いに巻き込まれていく。
同じく妖刀に選ばれし「選定者」たちとの戦い。
刀使いたちを管理・支配しようとする国家組織の陰謀。
そして、世界の深淵で蠢く、太古の理を斬り裂く**“最果ての存在”**との対峙――。
無名の少年に世界は託された。
その刀は、英雄のためのものではない。
戦いを望まぬ者が、それでも斬らねばならないとき――世界が動き始める。
これは、“継がれし無名”がすべてを断ち切るまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:39:39
4998文字
会話率:18%
動乱続く室町時代。
争いの絶えない戦国の世は、魑魅魍魎の沸く地獄だった。
戦いに身を投じる権力者たちは、どこまでも醜く、力を欲する。彼らが鬼を呼ぶのか、はたまた彼ら自身が鬼なのか…人と妖(あやかし)が入り乱れる乱世である。
生まれつ
き妖が視える宗音(そうおん)は、そのせいで家に居場所がなく、幼い頃に出家していた。日々修練に明け暮れる中、法力(ほうりき)を身に着け、妖怪退治で名を馳せるようになる。
そんな折、実家の父から呼び出しの文が届いた。小さな領地を統べる国衆(くにしゅう)、久兼氏(ひさかねし)の家臣となって、不運な武将と揶揄される若君を、鍛えた法力でお守りしろとの命である。
宗音は悩むが、人柄の良い有能な若君、多幸丸こと久兼盛泰(ひさかねもりやす)に好感をもち、その厄運に呼び寄せられる、数多の妖(あやかし)を祓う役目を担うと決めた。
暗雲立ち込める動乱の世に、光を差し込む若者たちがいたのなら…
そんなもしもを描く和風妖ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:14:13
150355文字
会話率:34%
修練生の卒業から二ヶ月が過ぎた。
無事維穏院に配属されたライカたちは、多少の変化はあったが日々の業務に勤しんでいた。
そんな中、三人は戦争のための会議に呼び出される。
それは、神殿が建立された最大の目的。
それは、彼女が過去と決別するための
戦い。
すべては、精霊たちと共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:38:41
3150文字
会話率:42%
ライカたちの修練も二年目に入った。
ライカとミューナの恋は進展するのか、それとも。
そして修練生を、神殿を騒乱が包む。
1/2惑星カルテット(https://ncode.syosetu.com/n1787ff/)の続編です。
前作を読ん
でなくても分かるようには努力していますが、読んでくれた方がわかりやすいですし、作者も喜びます。
プロットもろくに組んでいないのでどう転ぶかはライカたち次第です。
更新は最低月1回はやっていきたいと思っております。
それではどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 17:00:03
106207文字
会話率:48%
惑星カイセスに人々が降り立って二百年近くが過ぎた。
人々は適度に機械文明を残しつつ、この星の先住生命体である精霊たちと共に踊り、歌いながら共存してきた。
赤髪の乙女ライカはその年の春、風の神殿に修練生として入殿した。
神殿長であ
り、自身を育ててくれたイルミナの手助けを少しでも出来る強さを得るために。
それまでイルミナと自分しか居なかったライカの世界に、ふわりと訪れた美少女ミューナと野良猫のように居座っていたオリヴィア。
勝手にライバル宣言をしたディルマュラをはじめとした修練生たちとの出会いに、ライカは果たしてどのような成長をするのか。
それは、精霊たちにもわからない。
*大体週イチペースで投稿していきます。
*現在PCの不調にともない、更新を7月半ばまで停止します。申し訳ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 11:29:50
102286文字
会話率:41%
錬金術――それは世界を支配したる、最高にして最強の秘技。物質を自在に変成し、ついには自らの身体も変化させること可能となったような。
時はアクトリアス教国時代、神聖暦53年。
今やエクサリア大陸において、かの国に対抗する術持つものなど
一つも存在しなくなった、新たなる時代。
ロイド・ラクティは大陸北東部、アーレムという名の都市に住む14歳の少年だった。すなわち彼は日々神学院で勉強と修練に励み、未来の錬金術師を目指す学生だったのである。
教国におけるエリート階級、何より万能の力持つ、偉大な賢者目指す。
だが、ある日彼は都市を覆う不穏な霧に遭遇したことにより、次第にアーレム巡る陰謀、さらには自らの宿命を深く悟っていくこととなる。いまだ年若いながら経験した様々な出会いと別れが、少年をしてそうさせていったのだ。
そう、それが避けられぬ彼の必然的な道だったとでもいうように。
目の前には人の手で創られし魔獣。
荘厳なる光の錬金術師。
そして――黒き身体持つ、機械の戦士。
都市を取り巻くは、そんなどこまでも深い闇の中に秘された、陰謀と謎の数々……。
そして今こそその闇を破り、自らへと課せられた定め、しかとその目にするべき。
少年を救ってくれる者は、ついにいずこかから現れたのだから。
野を渡る風のように、颯爽と。
かくてロイドは紫の瞳持つ美しき錬金術師とともに、いつしかアーレムを揺るがす大いなる戦いへと、その足踏みこんでいくこととなり――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 16:49:32
158087文字
会話率:38%
イギリスから日本に来たマリアは、黒石神社の宮司であり、祖母でもある琴音と一緒に暮らしている。次期宮司としての役目は、年に一度の七曜神楽と、警察からの調査依頼を受けること。
警察からの依頼される事件は、”普通でない”と思われる事件だ。
危険が
伴い、命を落とすこともある。
警察からの依頼を受けたマリアに力を貸すのは、黒石神社の神使・凪と、長い修練の末、神域の立入りを許された元悪魔のB・Bと、その使い魔たち、ノラとクロとヴィゼとバトとドド。
7人は、それぞれマリアを想い、陰になり日向になり、マリアを支える。
これは、次期宮司となったマリアと、マリアを支えるモノ達が、奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:00:00
122302文字
会話率:30%
イギリスから日本に来たマリアは、黒石神社の宮司であり、祖母でもある琴音と一緒に暮らしている。マリアは、次期宮司としてのお披露目を済ましたことで、正式な次期宮司となった。次期宮司となったマリアには、果たすべき役目が幾つもあった。年に一度の七曜
神楽は、その中の一つだった。
ある日、マリアの元へ、警察の人が訪ねて来た。警察からの依頼を受けることも、次期宮司としての役目の一つだという。警察がマリアに依頼するのは、通常ではありえないと思われる事件、超常現象的な事件だった。依頼を受けたマリアに力を貸すのは、黒石神社の神使・凪と、長い修練の末、御弥之様から神域の立入りを許された元悪魔のB・Bと、その使い魔たち、ノラとクロとヴィゼとバトとドド。7人は、それぞれマリアを想い、陰になり日向になり、マリアを支える。
次期宮司となったマリアが奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 13:00:00
64815文字
会話率:29%
主人公が転生して、魔法に憧れて、魔法使いになるために修練して、魔法使ったり、冒険したり色々とする物語です。
基本的に私の書きたいと思った事を書きます。
R 15設定と残酷な描写設定は念の為です。
尚、チートやハーレムは絶対しません。
恋愛は
現時点の予定ではしませんが、書きたくなったら書きます。
今のところ、毎日投稿しています。
感想はなるべく返信しようと思っています。
よかったら読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 23:40:00
134468文字
会話率:41%
名を奪われ、仮面を与えられた少年がいた。
血の舞う夜、すべてを失った彼は、ある剣士に拾われ「白鐘暁狐」の名を得る。
剣と体術、書と政。
幼い身に重ねられる修練の果て、少年は“影”として生きる道を選ばされる。
仮面は問う――
「お前は誰と
して生きるのか」
そして少年は答える。
「私は、この名にふさわしい者になる」
名を持つ意味とは何か。
忘れられた名の先に、少年は何を見るのか。
仮面を纏い、光と闇の境を歩む者の記録。
和風架空時代劇×政略×成長譚。
その影は、名を問い、名に応えてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 20:00:52
144554文字
会話率:20%
アシサノ=エリュシオンは、貴族の令嬢でありながら、剣に情熱を燃やす少女。世間の期待や「女の子らしく」といった価値観に背を向け、ひたむきに剣を磨き続けていた。ある日、王立学園の訓練場での厳しい修練中、教官が倒れるという事故が発生。動揺する中、
アシサノは「治したい」という一心で手を伸ばし、無意識のうちに治癒魔法を発動する――詠唱も属性もない、自然発動型の奇跡だった。
その瞬間から、周囲の目が一変する。「野蛮女」と蔑まれていた少女は一転、“聖女”と噂され、王都の注目を集め始める。だが、アシサノ自身はその力の意味も正体も理解できず、戸惑うばかり。希望と不安が入り混じる中で、彼女の運命の歯車は大きく動き出す。剣士を目指していた少女が、知らぬ間に“奇跡の象徴”として、新たな運命へと巻き込まれていく――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 12:10:00
14144文字
会話率:43%
1人の無名の練武体質の超腐った小僧、無妄言の災害を受けるため1粒の荒星にハイジャックされて、机偶の偶然であることを知らないで、それとも運命のルーレットの意図的な間の乱れです。星武を過ぎて、人類の神秘の源の才能を溶け合わせて、彼はしだいに1つ
の神秘の世界に入りました——修練界、それから果てしなく遠い修練の途に足を踏み入れました.......です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 21:08:22
11213文字
会話率:3%
不滅の神皇帝の転生体であるゼロは、1歳の頃から2年ごとに新たな領域//段階を達成する非凡な修練の天才です。メトラ・ゼロは、自身の制御を遥かに超える力を備えたほぼ無敵の存在です。しかし、16歳になった今、彼は最大の試練に直面しています——高校
生活です。次から次へと現れる試練により、彼の「目立たない高校生活」の計画はますます遠のいていきます…
ゼロ:ただ、カリッとした麺を食べたいだけなのに…
父メトラ:もし国家を破壊するような無謀なことをすれば、お小遣いから差し引かれるぞ。
ゼロ:俺を殴った反動で死んだのは、俺のせいじゃない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 03:08:15
1581文字
会話率:17%
創建122年のアルテニア王立グランスラム剣術魔術学校はどの国や領地にもある剣士や魔術師の養成校であったが7年前に始まった国王肝いりの大規模造成増築工事により、生徒数16220人、総敷地面積約46㎢の大陸最大規模の学校となっていた。
グ
ランスラムは剣術科魔術科のみならず、17年前に鍛冶科、装具科、魔道具科が創設され、7年前には一般平民も受け入れを開始し、普通科、厩務科、一般造形科。執事科、農業、商業、建築土木科等ありとあらゆる学科を発足した。
同時に敷地もここ十数年で一気に拡大し現在校舎や研究棟、寄宿舎は500を超え、各学科に専用の図書館、修練場、競技場まで建てられた。
更に交易地区が造られて都市さながらに商店が立ち並び、剣術魔術の修練や授業に欠かせない山や川、田畑、森、湖をも敷地内に収め、教材採取用鉱山と二つのダンジョンも専有して最早一大領地さながらに変貌を遂げたのだった。
そして今年この超マンモス校に若干17歳で魔王討伐を果たした第三王子ニルス・オードランが一生徒として入学する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 06:31:11
179969文字
会話率:57%
「努力しても、報われなかった。でも——“他人の努力”なら、模倣できる」
何をやっても結果が出なかった高校生・霧島漣は、女神の手違いによって“努力が実らない運命”を背負わされていたことを知る。
その償いとして与えられたのは、
——スキル《
努力模倣(イミテート)》
触れた対象の「人生すべての努力」を再現できる、最凶の万能スキルだった。
剣士の鍛錬、魔法使いの修練、商人の交渉術、モンスターの戦闘本能——
“模倣”できるスキルは最大5つ。だが、一度選んだら簡単には戻れない。
限られた枠で何を取るか、何を捨てるか。
これは、“報われない者”が“努力の本質”を知り、誰よりも強くなっていく物語——!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 22:01:38
57846文字
会話率:22%
いつもと同じ日常。
ラノベ好きの調理師水無瀬真央(みなせ・まお)と整骨院を経営しているボディービルダーの三三矢善(さみや・ぜん)の二人は、ある日突然真っ白な世界にやって来た。
創造神のいう事には、真央と善は選ばれた存在であり、1000
年に一度訪れる『魂の修練』というものを行うために選ばれたらしい。
だが、ここで創造神にも手違いというか凡ミスが発生。
本来ならば『魂の修練』を行うのは選ばれし一人のみ。にも拘わらず、何故か二人も同時に選んでしまったという。
それはそれでしかたがない。
ならばその魂の修練とやらをやって見せましょう。
それでどんなチート能力をくれるんで?
そう問いかけて帰ってきた答えがこれである。
二人がやっているMMORPGのキャラクターと同じアバター、同じデータで世界を旅してみろと。
それはそれで楽しそうであるか、そのあとのおまけがとんでもない一言である。
でも、もともとは一人分だった加護なので、二つに分けてあるのでうまくやってくれと。
神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを俺たちは授かった。
それでもまあ、ネットゲームで使っていた自分のキャラクターのデータを神様はちゃんと読み取ってくれたらしいし、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしいので結果オーライとしておこう。
ということで、真央と善は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。
終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。
それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。
「神様、【魂の修練】って一体何?」
そう聞きたかったが、俺達の転生は開始された。
しかも一緒に落ちた相棒は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。
おいおい、これからどうなるんだ俺達。
*魂の修練編は第一部、第二部で完了しております。
*第三部から第六部までは二人のいるカリス・マレス世界の物語です。
*第七部から第九部までは舞台が変わって現代日本も巻き込みます。
*第十部はさらに別の世界へと突入、この辺りから二人はエターナルチャンピォンとなってしまいます。
*第十一部で二人は天元突破します。
*第十二部と第十三部はインターミッション、ショートストーリーが連続します。
*第十四部、真央と善はそれぞれの道へと進みます。これで完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 10:00:00
4537245文字
会話率:43%
いつもと同じ日常が、突然、大きく変化するという体験を、みなさんは味わったことはありますか。
ラノベ好きの調理師、水無瀬真央(みなせ・まお)と整骨院を経営しているボディービルダーの三三矢善(さみや・ぜん)の二人は、ある日突然、真っ白な世
界に引きずり込まれてしまった。
そこで出会った創造神のいう事には、真央と善は選ばれた存在であり、1000年に一度訪れる『魂の修練』というものを行ってもらうために選ばれたらしい。
だが、ここで創造神にも手違いというか凡ミスが発生。
本来ならば『魂の修練』を行うのは選ばれし一人のみ。にも拘わらず、何故か二人も同時に選んでしまったという。
それはそれでしかたがない。
ならばその魂の修練とやらをやって見せましょう。
それでどんなチート能力をくれるんで?
そう問いかけて帰ってきた答えがこれである。
『二人がやっているMMORPGのキャラクターと同じアバター、同じデータで世界を旅してみろ』
それはそれで楽しそうであるか、そのあとの一言に、二人は絶句……もといクレームを叩き込んでいく。
『もともとは一人分だった加護なので、それを二つに分けてあるのでうまくやってくれ』
神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを二人は授かった。
それでも、ネットゲームで使っていた二人のキャラクターデータを神様はちゃんと読み取ってくれたらしく、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしいので結果オーライ。
ということで、真央と善は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。
終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。
それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。
「神様、【魂の修練】って一体何?」
そう聞きたかったが、二人の転生は開始された。
しかも真央と善は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。
一帯これからどうなるのか。
それは神様にもわからない。
注)拙作『異世界ライフの楽しみ方・原典』の改稿版です。
内容に変化はありませんが、大幅な改稿と修正を加えてありますので、原典を読まれた方はその点をお気を付けください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 10:00:00
120606文字
会話率:31%
幼いころから「騎士」になることに憧れていた十七歳のハシュ。
少年兵を一人前に育て上げる、厳しい修練を無事に修了し、晴れて「騎士」なったのはいいが、ハシュを採用したのは武官の騎士団ではなくて、文官の騎士団だった。
ハシュはそこで「伝書鳩」と呼
ばれる伝達係として、新人騎士が味わう激務の忙しさを日々こなしていくが……。
ある日、ハシュはべつの騎士団の団長から「クレイドルを連れてこい」とわけのわからない命令を受けて……いや、強要されてしまう。
ハシュは「彼」に面識がない。名前以外に手がかりももらえず、ハシュは時限式に設定されたなか、「彼」を探し出そうと奔走をはじめるのだった。
ーーーーーーーーーーーーー
こちらは全年齢向け内容で話が進みます。
ボーイズラブ要素が強く表れる内容はムーンライトノベルのほうで、ほぼ内容の進みが一緒のタイトルのものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 17:00:00
448084文字
会話率:22%
とある男爵家にて、神童と呼ばれる少年がいた。
少年の名はユーリ・グランマード。
剣の強さを信条とするグランマード家において、ユーリは常人なら十年はかかる【剣術】のスキルレベルを、わずか三ヶ月、しかも若干六歳という若さで『レベル3』まで上げ
てみせた。
先に修練を始めていた兄をあっという間に超え、父ミゲルから大きな期待を寄せられるが、ある日に転機が訪れる。
生まれ持つ【加護】を明らかにする儀式を受けたユーリが持っていたのは、【器用貧乏】という、極めて珍しい加護だった。
その効果は、スキルの習得・成長に大幅なプラス補正がかかるというもの。
しかし、その代わりにスキルレベルの最大値が『レベル3』になってしまうというデメリットがあった。
ユーリの加護の正体を知ったミゲルは、大きな期待から一転、失望する。何故ならば、ユーリの剣は既に成長限界を向かえていたことが判明したからだ。
有力な騎士を排出することで地位を保ってきたグランマード家において、ユーリの加護は無価値だった。
【剣術】スキルレベル3というのは、剣を生業とする者にとっては、せいぜい平均値がいいところ。王都の騎士団に入るための最低条件すら満たしていない。
そんなユーリを疎んだミゲルは、ユーリが妾の子だったこともあり、軟禁生活の後に家から追放する。
ふらふらの状態で追放されたユーリは、食料を求めて森の中へ入る。
そこで出会ったのは、自らを魔女と名乗る妙齢の女性だった。
魔女に命を救われたユーリは、彼女の『実験』の手伝いをすることを決断する。
その内容が、想像を絶するものだとは知らずに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:04:43
109450文字
会話率:39%
『ゼロから始める武道生活』は、武侠、玄幻、そして現代ファンタジーの要素を融合させた物語であり、舞台は2025年の現代日本です。この年はちょうど「甲子周期」——60年ごとに訪れる特別な時期——にあたります。この期間中、現実世界と「九洲」と呼ば
れる高武位面との間の障壁が弱まり、両世界のエネルギーと個体が互いに交差することが可能となります。
物語の中心となるのは現代日本で、表面上は普通に見えますが、実は深い武道の伝統が隠されています。ここでは、七つの武道世家(柳生家、宮本家、船越家、大山家、宮城家、伊賀家、神代家)が実戦武術を秘かに守り続けており、さらに深いレベルでは、一部の人物が九洲大陸と神秘的な繋がりを持っています。
甲子年の到来とともに、霊気が現代世界で徐々に濃厚になり、さまざまな超自然現象が頻発します。武道の長河が夜空に現れ、秘境の入口が都市部に出現し、九洲の妖獣が現実世界に侵入し始めます。同時に、古代の脅威である「九幽邪魔」がこの機会を利用して現実世界に浸透し侵攻しようとしており、すでに現代の邪教組織(例えば大本教や真理教)を通じて人間界に代理を築いています。
この決定的な瞬間に、明空——前世で大雷音寺の高僧だった少年が、前世の武道の記憶を持って現代日本に転生して現れます。彼の出現は偶然ではなく、古代の予言に関係しています。「九洲の邪魔が降臨する時、空明の血脈が覚醒し、武道の長河が再び現れる。九つの武道令を集めた者だけが、両世界の運命を決定できる。」
この世界では、科学技術と武道が衝突しながらも互いに適応していきます。霊気が復活するにつれ、通常の科学技術による武器は高級武者に対して効果を大きく失い、各国政府は「武で武を制する」戦略を開発せざるを得なくなります。すなわち、自国の武道を修練し、九洲の法宝を借り入れ、科学技術と武道を融合させた新型兵器を開発するのです。世界各国はまた、超自然的な脅威に対処できる人材を育成するために、専門の武校システムを設立しています。
この激変の時代に、明空は神代咲(神代家37代目伝承者)、神崎零(中条一刀流の継承者)らと出会い、両世界の交わりがもたらす挑戦に共に立ち向かいます。彼らは現代生活に適応しながら、秘境を探検し、武道令を見つけ、邪教の脅威に対抗し、同時に自身と九洲大陸との因果関係を解き明かさなければなりません。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-14 20:31:10
73311文字
会話率:40%
死神琥珀シリーズの第4弾
琥珀は修練学校の先生となり学生達を指導していた。
ある日新入生のエマが班に入ることになり、その数週間後に初めての実戦となった。
積み荷を守るために奮闘するアレク達はある者の企みにより窮地に立たされる。
最終更新:2025-04-05 23:38:39
49901文字
会話率:35%