わたしは製薬会社に勤める40歳の男。
若白髪が気になる独身男。
だから、髪を染めて、人生を変えようと思った。
それだけでなく、思い切って会社を辞めて、大学院に入学して、新たな道へ進もうと思った。
そんな時、吉祥寺の美容室で可愛い美容師と出会
った。
その瞬間、一目惚れをした。
初々しい姿に釘付けになった。
想いを募らせていると、幸運の女神が微笑んだ。
偶然の出会いを演出してくれたのだ。
その後、彼女の夢を知ったわたしは、なんとしても実現させてあげたいと思うようになった。
彼女のために人生を捧げる覚悟を決めた。
✧ ✧
私は美容師。
新米の美容師。
秋田から東京に出てきた美容師。
吉祥寺の店で働き始めた美容師。
最初は掃除と雑用しかさせてもらえなかった。
でも、シャンプーの試験に受かり、ヘアカラーやパーマの試験にも受かり、最後のカットの試験も合格して、お客様担当になることができた。
最初のお客様は若白髪の男性だった。
その人は会社を辞めて、大学院で学んで、MBA(経営学修士)を取ろうとしていた。
その前向きな姿に惹かれた。
その人と店の外で偶然出会い、付き合うようになって、人生が変わり始めた。
自分の店を持つ夢を果たしたくなったのだ。
私は彼と共に夢に向かって歩み始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:40:00
94143文字
会話率:24%
わたしはロシア人。
日本に住んでいるロシア人。
日本人の男性と結婚して、幸せに暮らしていたロシア人。
でも、プーチンと同じ血が流れているロシア人。
ロシアの軍人と同じ血が流れているロシア人。
それが許せない。
この体に流れている血が許せ
ない。
ウクライナ侵攻が始まった日から平穏ではいられなくなった。
じっとしていることはできなくなった。
このままではダメだと思った。
だから、夫に黙って日本を出た。
向かったのはトルコだった。
でも、それが最終目的地ではなかった。
わたしは戦地に飛び込み、ウクライナ人を助けるための活動を始めた。
✧ ✧
トランプ大統領の登場でウクライナ問題が予断を許さない状況に陥っています。領土返還と恒久平和の実現に赤信号が灯っています。それでも希望を捨てたくありません。心は常にウクライナの人々に寄り添っていたいと思います。ウクライナに一日も早く平和な日々が訪れますように!
✧ ✧
アルファポリス、ベリーズカフェ、ノベマでも公開しておりますが、こちらのものが最新編集版となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 13:40:00
144645文字
会話率:17%
――『妹』を一番に見つけるのは、『姉』最大の権利なんだから
◇◆◇
影が薄すぎて誰にもいる事に気付いてもらえないという特異体質の辺境伯令嬢・レミリスは、今年魔法学園に入学した。
学園には『兄弟・姉妹制度』という、上級生が下級生に寮生
活や学校生活の様々な事を教える制度があるのだが、試験時に、あまりに影が薄すぎて『姉』を振り分け忘れらえていたらしい。
慌てて彼女に割り当てられたのは、残りものの『姉』平民のユー。
平民故に貴族が大半の学校生活で侮られるユーと、辺境伯令嬢なのに魔法が上手く使えないレミリスは、すぐに学園内でも嘲笑の対象になるのだが――?
“ 魔法を形成するために必要な燃料・魔力の放出出力は、使用者の自我に依存する ”
“ 確固たる自己を持ち、自分に自信のある者ほど、強い魔法使いになれる ”
そんな世界の理の中で、体質のせいで誰からも見つけてもらえず、自分に自信が持てない箱入り令嬢のレミリスが、かつての学生が作った魔法資産の暴走に巻き込まれながらも、前向きで型破りな平民先輩に導かれて危機を脱出。
「彼女が信じてくれる自分」と「彼女と一緒にした努力」を信じ、徐々に眠っていた魔法の才能を開花させていく。
※カクヨムにて先行公開中の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:40:00
54315文字
会話率:25%
配慮が足りないヤツラのせいで、今日も俺は駆り出される。
◇◆◇
魔物が棲む森に隣接した辺境の街。
そこで昔、子供たちがとある一つの約束をした。
「俺達でこの街の『英雄』になってやろうぜ!」
ただの気まぐれで放たれたこの一言で
、幼馴染達は皆それぞれに強くなろうとした。
しかしそれから10年を経て、俺は『街の郵便屋』をしている。
器用貧乏がたたって早々に『英雄』を諦め、他人よりちょっと魔法と剣と身軽さを持つ一般市民の俺・セルジアート。
しかし他の幼馴染は、未だに当時の夢の途中だ。
俺様気質の次期領主。
最年少で成りあがった教会支部長。
そして一騎当千のソロ冒険者。
彼等は今や、この街の若き三つの護り柱。
それ抜きにはこの街を語れないほどまでにその名声は高まっている。
しかしそんな彼等にも、懸念点が一つだけ。
彼には――周りへの配慮と遠慮が圧倒的に欠けているのだ。
戦力としては三人集まれば最強の筈。
しかし制御されない力は、ただの宝の持ち腐れ。
それを往なして鎮められるのは、この街の中でただ一人。
俺ただ一人――なんて事を、いつ誰がどこで言ったのか。
「お前らなぁ……毎度毎度『幼馴染だから』なんて理由で呼ばれる俺の身にもなってくれ」
この街で本当に一番強いのは誰か。
その片鱗を垣間見る。
――――
※カクヨム先行公開作品です。
2023年3月 <最強に尊い! 「推しメン」原案小説コンテスト>チーム部門受賞候補作(5作品)に選ばれました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:40:00
29447文字
会話率:22%
心は優しい悪役顔令嬢✖あざと可愛いうさ、時々いじわる溺愛ヒーロー【ノベルアップ+ PICK UPテーマ長編コンテスト 最優秀賞作】
※本作は、2023年10月19日に発売した書籍の発売記念として書き下ろした、Web限定番外編SS「番外編:
休息日の『独り占め』」です。
本編の紹介は、画面下のイラストをクリック。
Web版は同タイトルでノベルアップ+にて公開中です。
以下、本編のノベルアップ+掲載あらすじ
===============
誰もが策略家・謀略家と言うけれど、悪役顔なだけの心優しい令嬢、アディーテ。
聖女の最終選考で落ちて「選ばれなかった方」などと周りには揶揄されるが、彼女にとってはむしろ嬉しい結果だった。
『聖女として祀り上げられたくない』
友人であるうさぎ型モフモフ精霊・シルヴェストの姿が見えて会話が出来る聖女の力には感謝するけれど、それ以上を全く望んでいない。
だから聖女お披露目の儀も、心から祝福しつつ見守っていた――のだが。
巻き起こるトラブル。
関与を明らかに誤魔化している様子の友人(うさぎ)。
彼の悪戯の理由は……アディーテ?!
精霊たちに愛され過ぎているせいで、王城内は今ちょっとしたパニックです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 19:50:05
3166文字
会話率:21%
主人公の藤原海は10年連れ添った夫、蒼空と離婚した。周りには、理由を話していない。いちいち説明するのも面倒だから。そんな彼女には誰にも話せない秘密がある。離婚して、1年後、彼女の前に現れた1人の男性。彼は河本雷斗。雷斗は以前、彼女の部署から
本部へと異動したが、どう言う訳か、彼女の要る部署へと戻ってきた。雷斗は相変わらずの馴れ馴れしさで周りの人を巻き込む。海はそんなタイプが大の苦手。そんな雷斗にも人には言えない悩みが?。そんな2人はこれから?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:31:51
637686文字
会話率:47%
“願わくば、同じ君へ。”
そんな想いをここに閉じ込めました。
部活文化や美しい四季を背景に、高校生の等身大の尊さを書き留めた、詩集のような、アルバムのような、そんな作品を目指しました。
複数の視点が織りなす、ピュアで切ない恋愛小説です。
また「部活にすべてを懸ける高校生たちの青春」と「一途で切ない恋模様」を描いた青春群像劇です。
同窓会の為に実家に帰ってきた瀬山遥は、思わぬ懐かしさに胸が苦しくなる。あの頃の全てが尊くて愛しい、空の向こうに思い描くのは、君の声と笑顔だった。渡せなかった手紙を胸に、瀬山は明日の同窓会に向かっていく。
時間は遡り十年前、神奈川県立雪が丘高校に通う1年生・佐々木葵斗は、入学早々硬式野球部の練習に胸を躍らせていた。真面目で不器用な彼は、甲子園に憧れを抱く純朴な少年だ。そんな彼が一人の女子生徒──バスケ部の瀬山遥に目を奪われることから物語は静かに始まる。
瀬山遥は、女子バスケ部で、一目置かれる存在だった。しかし、部活に邁進する心の裏には、過去の失敗やトラウマ、理想と現実とのギャップ、そして心の奥にしまいこんだ想いがあった。彼女が心を寄せるのも佐々木だった。朝練終わりの数分、部室棟の階段で話すようになる二人は、お互いに絆を深めていく。
佐々木、瀬山、そして彼らを取り巻く仲間たち──幼なじみの十条逸、気さくな親友・高橋徹、バスケ部の親友・佐藤ももか、お天気大好きな野球部・真田陽太郎ら。それぞれの目線で語られることで、恋愛だけではなく、友情、葛藤、そして成長の過程を多角的に見つめることになる。
部活動と勉強と恋愛、そして進路──すべてに真剣だからこそ、誰もが不器用で傷つきながらもまっすぐに歩こうとする。その姿は、時に尊く、時に切ない。
互いの気持ちに気づいていながら、それでも「今は選べない」と決断する彼らの想い、たった数分の朝練後の会話が、誰かの心を支えていること。手作りのチョコ、降りしきる雨、後夜祭の花火──そうした一つひとつの出来事が、かけがえのない時間として積み重なっていく。
十年後、物語は再び、大人になった佐々木葵斗の視点で幕を閉じる。あの日の想いを届けるために、彼は電車に乗る。あの日の自分を超えるために。
その先に待つのは、変わらぬ笑顔の瀬山遥だった。
彼らの「想い」は、時を超えてひとつになる。
願わくば、同じ君へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:30:00
20899文字
会話率:29%
まって、私は悪役でこれってハードモードだよね!?
何でアンタの好感度スタート時点で70%もあるわけ!?
彼氏と別れて1ヶ月、親友が死んで1ヶ月。
二次元オタクの天馬巡(てんま めぐり)は、いつも通り推し活をしていると突如まばゆい光に包まれ
乙女ゲームの世界に召喚されてしまう。
自分は、いずれ悪女と呼ばれるようになる偽りの聖女。一年後に召喚されるヒロインが現われる前に攻略キャラの好感度を上げなければ死亡確定…!?
取りあえず、推しである攻略キャラの皇太子に的を絞るが、実は彼の中身は元彼で―――…
元彼なんて攻略対象外!!
死亡エンドを回避するため、元彼から逃げるため奮闘するが、何をしても元彼皇太子の好感度は上がるばかり。終いには、攻略の邪魔をしてくる始末。
アンタは私を殺す気か…!?
よりを戻す気は無い、死にたくない聖女(悪女)とよりを戻したい皇太子(元彼)の一方通行ドタバタラブコメディ
アンタなんて攻略してやんない!他の攻略対象とハッピーエンドを迎えるんだから!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:30:00
4236469文字
会話率:45%
『ヒロインを暗殺しにきたはずの暗殺者は悪女に惚れ、誘拐を企てた――――――――』
現実の恋愛はフィクションの恋愛より甘くない――――
恋愛作家の連城冬華は、財閥の御曹司である久遠夏目と和解し晴れて恋人同士になった。
だが、
しかし……最近やたらと夏目が自分にベタベタと甘えてことあるごとに愛の言葉を囁き、スキンシップも日に日に激しくなってきた。それはもう激甘で……!これじゃあ、心臓と身体が持たない!
そんなある日、担当編集者との打ち合わせを終えた冬華はとある人物とぶつかってしまう。
なんと彼は鮮やかなオンレジ色の髪を持つ今をときめく俳優、相葉春夏秋冬だった。
そして、そんな春夏秋冬は冬華に一目惚れしたと言ってきて――――――……?
「私の恋人は、好きな人は一人だけ。やっと幸せになれたんだから、これ以上邪魔しないで!」
『俺様キャラはタイプじゃないので、どうぞフィクションの世界にお帰り下さい』の第二部恋人編。
―――――――今開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 19:15:16
108404文字
会話率:40%
「そういえば、シェリー様のファーストキスっていつでしたか?」
「ふぁ、ファーストキス!?」
ある夜、年下の護衛の騎士ロブロイ・グランドスラムことロイにそんな質問を投げかけられた、シェリー・アクダクトはどう返せばいいか分からず思考を巡
らせていた。
(ファーストキスも初体験もロイなのに―――――!)
そんな事を言い出せるはずもなく、頭を抱えているとロイは調子に乗りだして……
「キスの日なので、シェリー様からしてください」
「調子に乗らないでよ!」
最近うちの騎士兼恋人が調子に乗っています!
キスの日だからと理由づけて、甘えてくるロイにシェリーは戸惑いつついつものように流され―――?
一夜の過ちから始まる、身分差恋愛――――
悪役令嬢シェリーと没落貴族家出身の護衛騎士ロイの恋の結末とは―――――?
今回は番外編になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 17:15:07
5650文字
会話率:32%
この物語は、現実的に考えれば難しい話かもしれません。
けれど、フィクションだからこそ描ける“本当の気持ち”が、そこにはあります。
あらすじ:「遥輝と二人の教師 ~秘密の三人家族~」
高校1年生の遥輝は、同級生として憧れていた二人の教師
、高瀬美湖(24歳・Gカップ)と荻原美咲(28歳・Jカップ)に次第に惹かれていく。美湖の優しさと美咲の包容力、異なる魅力を持つ二人への気持ちは、いつしか熱い恋へと変わった。
高校卒業のタイミングで、遥輝は二人に想いを告白。驚きながらも三人は互いに愛を確認し合い、結婚して三人で暮らすことを決意する。
秘密のまま始まった妊娠生活では、二人それぞれが遥輝の子を宿し、彼らは誰にも知られずに静かにその奇跡を育む。妊娠の報告、励まし合う日々、そして愛情に包まれた出産の瞬間は、家族としての絆をさらに強くする。
誕生した子どもたちはそれぞれ母親の苗字を受け継ぎ、5人は互いの愛と信頼で結ばれた特別な家族となった。育児と日常の中で、遥輝と美湖、美咲は互いを支え合い、情熱的なキスや抱擁で深い愛を育んでいく。
やがて訪れる未来へ向け、3人と2人の命は確かな絆で結ばれ、どんな困難も共に乗り越えていくことを誓い合うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:30:00
11189文字
会話率:34%
しあわせは、歩いてこない。
だから、歩いてゆくんだね――
名曲『三百六十五歩のマーチ』の歌詞をモチーフに綴られる、連作短編集。
失恋、定年、介護、いじめ、夢の挫折――
人生の「さがってしまう日々」に寄り添いながらも、それでも一歩を踏み出
そうとする人々の物語。
特別じゃない毎日にも、
静かに、確かに、しあわせが芽吹いていく――
一日一歩、三日で三歩。
三歩進んで二歩さがる。
でも、それでも、前へ。
この物語は、そんな風に“生きること”を、歩くことと重ねながら描く、
やさしく力強い「人生のマーチ」です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:50:00
6464文字
会話率:31%
元日本人だった椎名 凛(しいな りん)はとある日普通にトラックに轢かれて死んだ。
まあ学校生活などでも至って空気であったので死んでも特段親が悲しんだだけだろうが、彼女には良い転機であった。
そう彼女にはとある夢があった。それもアニメ的な
夢が....
それが異世界に渦巻く陰謀、その黒幕を叩き潰したいというものであった。
転生アニメと言ったらチート主人公であり、彼女が見ていたアニメもほぼ全てチート主人公だったので転生の際に弱く生まれるという思考は頭になかった。
まあ実際にチートとして生まれた。魔力は生まれつき膨大すぎた。それも制御が難しいほどに....
そんな災害児を家に置いておくのは無理だと思った山奥の一軒家暮らしの両親は彼女....転生後は彼を山奥の滝から捨てた。
しかし幸い魔力暴走が地面につく寸前で起こり、しかもそれが風を呼んだらしく少し浮き、生き残った。
しかしこのままでは冷たい半身浴をしたまま死んでしまう。
そんなの嫌だと思った彼は是が非でも素早く魔力を制御し、扱ってみせると心に誓った。
それから30分程度経っても魔力制御はできそうになかった。
人生を諦めかけたその時、ゴブリンに拾われた。
子供としてではなく食べ物としてだが....
しかしそのおかげで少し猶予ができた。この好機を逃す手はないと思った彼は膨大な魔力を制御するべく試行錯誤し、その後あまりかからずに制御へ至った。
その後なんやかんやあって〜あんなが〜こんなんなって〜
魔法学校に入学した。しかしその程度の歳になると世界も見えてくる。
でもその前にも色々な噂が飛び回っていたが、なんと黒幕側に見られてしまった。
そして彼はそんな状況でどうしようと考えていた。
そしてある日ついに決意した。黒幕になってしまって、黒幕だけじゃ嫌だから元々やりたかった英雄もする、つまりただの一人黒幕討伐ごっこをすることを決意した。
※主人公は名前不定です。いきなり名前捨てたり別の名前になったりするので気をつけてください。
※不定期投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:30:00
7565文字
会話率:24%
俺の名前は黒和泉 暗(くろいずみ くらい)苗字どう考えても黒泉でいいのにいちいち黒和泉と書かなければいけないことに腹が立っている普通ではない人間だ。
この世界には魔力がある。魔力があればなんでもできる!魔力は万能!魔力は神秘!と言っても、
俺は魔力を持たない。
生まれた頃から憧れていたんだが、書物を読んでこの世界には絶望しかないことを知った。この世界では魔力は生まれつき変化しないらしく魔力を持たずに生まれたらそれから何をしても魔力は持てない。
...絶望しかなかったが、それでも魔力を欲した俺は幼少期からずっと魔力の代替品について研究していた。誰にもバレないようにね。
そんなある日、ついに実態のない黒いものを作ることができた!成功だ!と思っていたんだが、徹夜しすぎて狂っていたらしくただの影だった。
ただその時の俺は頭が狂っちゃったのかただの影でありながらそれを俺だけの神秘、叡智と思った。そして影について研究をし始めた。
影は光のないところにある、そんなことは誰もが知っている。でも狂っちゃった俺の脳は逆に考えてみたんだ。光がない・遮られた所に影があるのは影が力を失った状態だから、そう思った俺は"影の力を取り戻そう"とした。
───その時だった。いきなり影が動き始めたんだ。意思を持つように、いや実際意思を持ったんだ。
影が俺に語りかけたんだ。
「陰の力に気づいたのは貴様が初めてだ。よかろう、我の力を与える。陰の智...陰智(えいち)を!!」
俺は心底驚いた。この世界は魔法が超常的な力であり剣などでそれを起こせるものがいてもそれは魔力によるもの...
魔力が支配する世界で、陰智という新たな力を持った俺は特異点...つまり憧れられる側となったのだ!
それから、なんやかんやあり冒頭に戻るのだが
「はあ、なんで俺がここにこなきゃいけないんだか...」
そう、今俺はとある所にいる。正式な場面では新界と呼ばれる地...ダンジョンだ。
地下に続く層で分かれたこの新界の調査に行くこととなったのだが、その理由は陰智の完全化...意思持ち影によると新界でなんやかんややって封印を解けば真の陰智を与えてくれると...
俺はそれを求めて新界探索を始める!!
と、言ったが新界にいる生物は全員やばすぎるって話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:30:00
8157文字
会話率:48%
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界ではレベル2以上のスライムは存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない
能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:30:00
128532文字
会話率:24%
歳のせいか、さっきまで考えていたことを忘れてしまう。晩御飯何作ろうか考えても、いざ台所に立つとメニューも段取りもきれいに脳内から削除されてるんですよ。困るんです。効率悪いし、食べようとしていたもの出せないし、なんなら家族に「今日は○○にする
よぅ」と言っておきながら全く違うもの作り、のちに「○○は?」と聞かれて思い出すの、あれすごい嫌なんですよー
なのでメモを取ることにしました。
お弁当作るから三食分。
やってみたら、それはまるでお食事処の「おしながき」のよう。いいねえ、たいしたもの書いてないのに立派に練られたメニュウのようです。
どうせだから保存しておくことにしました。
ここで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:28:48
4745文字
会話率:2%
水神が守護する湖のほとりに栄える学術都市《月鏡》。
歴史ある図書館で働く司書の娘・暁は、学者の美形青年・御影に一目惚れして以来、ずっと片想いしていた。彼と過ごす日々は、からかわれてはつい口喧嘩をしてしまう、もどかしい毎日。そして御影は、何か
と隠し事ばかりでなかなか心を開いてくれない。
「だからこそ『彼』を知りたい」。
暴走した好奇心から生じた切なる願いを叶えるため、暁は御影を振り向かせようと積極的なアプローチで奮闘する。
それが、月鏡の街に起こる異変に巻き込まれていくきっかけになるとは知らずに――――。
*この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:18:08
204110文字
会話率:55%
「嘘だ…こんな…」
灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」
炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。
怪物に降り注ぐ弾幕
はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。
そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。
怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。
「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。
僕は叫んだ。
「こんな結末は望んでいない!」
光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。
「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」
真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。
「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」
ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。
「記憶を消させてもらうぞ」
---
週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。
目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。
彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。
そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。
謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:13:50
5068753文字
会話率:34%
彼女いない歴=年齢の冴えないおっさん、黒崎武(36)。
彼はマッチングアプリを始めてみるも、まったくうまくいかない日々が続いていた。
「一生マッチングできないのかな……」
そんな風に諦めていたとき、モデル顔負けの清楚系美人――水島麗華と
マッチングする。
彼女とやり取りを交わしていき、ついに武はデートまでこぎつけた。
しかしデートの場で、事件発生。
「ごめんなさい! 私、あなたのことをずっと騙していたんです!」
麗華はとある理由で武をずっと騙していた。
誠心誠意の謝罪をしてくる麗華に対し、武は感謝の気持ちを伝える。
騙されていたとしても、武はやり取りを楽しんでいた。その気持ちは本物だ。
だから怒るのではなく、感謝を伝えた。
そのことがきっかけで、麗華は武に興味を持つようになる。
そしてその興味は、時間とともにもっと別のものへと変化していく。
さらには麗華だけでなく他の女性たちも、好意を持って武に近づくように。
しかし彼女いない歴=年齢の冴えないおっさんは、彼女たちの気持ちに気付いていないのだった――。
※カクヨム様でも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:12:25
44917文字
会話率:26%
外周を壁に囲われた城塞都市に暮らす、男爵令嬢――リリアンヌ。
両親と妹から虐げられている彼女の日課は、外周の壁へ向けて家族の愚痴をぶちまけることだった。
そんなある日。
いつものように壁へ愚痴っていると、
「どうしたの? 大丈夫?」
壁を挟んだ向こう側から、若い男性の声が聞こえてきた。
その声色はとても優しくて、リリアンヌを気遣ってくれていることが伝わってきた。
(こんなに気遣ってもらえたのは初めてだわ)
家族に虐げられてきてリリアンヌは、他人の優しさに初めて触れたような気がした。
だから壁の向こう側にいる見ず知らずの彼と、会話をしてみることにした。
それがきっかけで、リリアンヌの運命は大きく変わっていく――。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 18:12:32
7357文字
会話率:26%
「笑わない! かわいげがない! 胸がない! 三つのないを持つ、『ないないない令嬢』のオフェリア! 君との婚約を破棄する!」
婚約者の第一王子はオフェリアに婚約破棄を言い渡した上に、さらには国外追放するとまで言ってきた。
「私は構いませんが
、この国が困ることになりますよ?」
オフェリアは国で唯一の特別な力を持っている。
傷を癒したり、作物を実らせたり、邪悪な心を持つ魔物から国を守ったりと、力には様々な種類がある。
オフェリアがいなくなれば、その力も消えてしまう。
国は困ることになるだろう。
だから親切心で言ってあげたのだが、第一王子は聞く耳を持たなかった。
警告を無視して、オフェリアを国外追放した。
国を出たオフェリアは、隣国で魔術師団の団長と出会う。
ひょんなことから彼の下で働くことになり、絆を深めていく。
一方、オフェリアを追放した国は、第一王子の愚かな選択のせいで崩壊していくのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:02:57
43873文字
会話率:30%
死ぬ瞬間、死んでいたことを思い出した。
断頭台の刃が落ちる、その0.1秒前。
わたくしこと、悪役令嬢ステーシア・ブランドンは前世の記憶を取り戻す。
中嶋さえ子、28歳、シナリオライター、過労死。
そして気づく。
この世界、私が作った乙女ゲ
ーム『聖女と五つ星の恋』やんけ!と。
処刑回避、追放決定、暗黒の森へ直行、目的はただ一つ。
「ラスボスを攻略する」
だって私、制作者だから。攻略法なんて知り尽くしてる。問題は一つだけ。18歳の体に28歳の記憶。精神年齢46歳の悪役令嬢が、恋愛なんてできるのか?
答え:
1、できる。
2、多分。
3、きっと。
4、おそらく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:10:00
9662文字
会話率:41%
兄弟がいない一人娘の伯爵令嬢ノーラは、次期伯爵になるために幼い頃から厳しい当主教育を受けていた。
13歳の時に母が亡くなり、当主教育に加えて女主人の仕事もこなすようになったノーラ。その過程で父の頼りない仕事ぶりを実感し、亡き母が父の仕事を補
助していたことで伯爵家が成り立っていたことを知る。
そのため、ノーラは腹心の従者ルカの手を借り、当主教育と女主人の仕事に加え、父の政務の手伝いまで行っている。
母の死から2年後、父は亡くなった愛人が生んだ庶子を伯爵家に向かい入れ、ノーラにはフィーネという1歳上の異母姉ができた。フィーネは小柄で素朴な容姿に、怖がりで人見知りだが心を許した人にだけ甘え上手な少女だ。
父はフィーネを溺愛し、ノーラの婚約者キャルムは『元平民のために周囲から浮いているフィーネが可哀想だから』と言い学園でフィーネと行動を共にしている。フィーネが姉になってからのノーラは、それまで心を許していた人たちとの距離を感じるようになっていった。
そんな中で突然の事故に倒れた父は死の床で次期伯爵にフィーネを指定してしまう……。
伯爵家と領民と父のためにとひたむきに頑張っていたノーラは、それまでの努力や成果を顧みられず無に還され、信用してた人達に見捨てられていく。そんなノーラが困難を乗り越えようともがく様子を書いた山も谷も控えめな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:04:10
77427文字
会話率:17%
ふわふわのピンクの髪にクリッと丸くて大きい赤い瞳の男爵令嬢イエル・ドルチェは、その男好きする容姿と低い家格のせいで、貴族令息が後腐れなく遊ぶのに丁度良いからと隣国への留学生に選ばれてしまった。
留学して来たイエルへ声を掛けてきたのは、なんと
、婚約者がいる王太子レオポルド。周囲に「イエルは友人だから」と言いながら、まるで恋人のようにイエルを連れ回すレオポルドのせいで、将来の王妃として学園中の生徒から敬われているフィオレ・カファロ公爵令嬢から睨まれてしまう。
イエルの記憶の中ではいつも穏やかに笑いかけてくれていた努力家で優しいフィオレに、計画を教えないせいで暗くて冷たい顔をさせてしまうのだと気付いたイエルだが、留学期間が終わると同時に自分とフィオレの長年の夢は叶うのだと、そのためにレオポルドの愚行を利用しているだけなので許して欲しいと、心の中でフィオレに謝ることしか出来ない。
そんなイエル、フィオレ、レオポルドが叶えたい、叶える、叶えたかった夢のお話。
(こちらのあらすじはイエル視点だけのため、全て正しいとは限りません)
※アルファポリスへ先行投稿したものを改稿しこちらへ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 20:47:41
87528文字
会話率:15%
桃香。すでに年を取ったおばあちゃんである。これまで一緒に過ごしてくれていた優香、恵理子、千里はすでに他界した。
たった一人残される桃香。その手には六人の写真。
置いて行かれてしまった。一人になってしまった。わかっていたことだが、覚悟し
ていたことだが、寂しい。
この四人はずっと心にとげが刺さったまま生きてきた。
二十四歳目前に病気で亡くなった真央。真央を探すと遺書を残し、自ら命を絶ったセンセ。
真央ちゃんは満足して逝けたのだろうか。
センセは真央ちゃんに会えたのだろうか。
私達では力になれなかったのだろうか。
優香さんと恵理子さん、千里さんはあの世に行って、二人に会えたのだろうか。
二人にそのことを聞けているのだろうか。
五人は一緒にいるのだろうか。
私も行きたい、五人の下へ。
また六人で過ごしたい。たった一年にも満たなかったあの楽しかったころのように。
写真を握り締める桃香は願う。「会いたい」と。
神様の親切か意地悪か、三組に分かれて転生を果たした優香と恵理子、千里と桃香、そして貴博(センセ)と真央。
会いたい! 一緒に生きたい! だから、探しに行こう! きっとみんないるから!
六人のそれぞれの旅が今始まる。
千里は意気込む。
「センセに会ったらまず、ぶん殴ってやるんだから!」
「え?(桃香)」
わんもより
好き好き人生第三弾スタートします。
第二弾の六人が、第一弾の世界に飛び込みます。飛びこまされます、かな?
なので、第一弾、第二弾ともに読んでいただけたら、より楽しんでいただけると思います。登場人物がかぶっていますし(苦笑)。
ベースが第一弾の世界なので、ほのぼのとして、時にトラブルにあって、仲間が増えて。そんなお話です。
わんもが自分の好きなことを好きなように書いておりますので、読みづらかったらごめんなさい。
それでは、
「千里、頑張るんだよ(わんも)」
「お前がそう書けや(千里)」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:03:11
974320文字
会話率:59%
アタシはニケ。15歳。
今、とても困ってる。
それというのも、少しだけ話をさかのぼるんだけど……
ちょっと前までアタシの出身星アースガルズで、神様と旅をしてたんだけど、一緒にその神様の出身星に行こうと思ったら、ハグレちゃったんだよね。
神様の名前は、レイリィ。
レイリィ・セトリィアス・ミデニスティースとかいう長い名前。
誰か知らないかな?
アタシが迷い込んだ星、ミッドガルズではレイのことは誰も知らないみたいだった。
だったら星の出口を探すしかないよね。
と、思ったら……出口は海の孤島なんだって。
だからアタシは今、とても困ってる。
でも、船があれば行けるらしい。
じゃあ行かないと。その海の果てまで。
アタシはアタシを助けてくれた神様に、もう一度会うんだ。
神様がくれた、この"ちーと"な装備で、世界を飛ぶ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:01:45
17974文字
会話率:38%
ある日突然、俺の端末に銀髪ロリAIが現れた。
こんなチャンスは二度とない──実体がないなら完全合法、ロリとの愛も貫ける。
……だがこのAI、ただの理想のロリヒロインではなかった。
返ってくるのは、論理と構造。
問答はエスカレートし、気づ
けば俺の思考は哲学の沼へ。
はぁ? お前は病気だ?
大きなお世話だ。
鏡振? ニーチェ? なんならデリダだって理解してやるよ。
だって──この愛は、“定義できない”んだから。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
3856文字
会話率:16%
1~2日に1回のペースで更新中!
主人公「鬼怒川 覇王丸」は、身長2メートル、体重100キロのかなり大きな高校生。
昔から努力が実を結びやすく、体を鍛えれば筋肉が付き、毎日牛乳を飲めば身長がアホみたいに伸びる、そんな不思議な体質をしていた。
そんな彼は、ある日、奇妙な夢を見る。
夢の中で覇王丸は天使を自称する男に出会い、自分が「間違って地球に生まれてきてしまった勇者」だと告げられる。
どうやら、本来、別世界に生まれるはずだった勇者が、何らかの手違いで地球に生まれてくる状況が100年も前から続いており、勇者の生まれてこなくなった世界では、人類が魔王軍に滅ぼされそうになっているらしい。
「だから、間違って地球に生まれてきた勇者を、元々の世界に一斉送還することになりました。世界を救ってください」
そんな理不尽かつ一方的な理由で、異世界に飛ばされる覇王丸。
飛ばされた異世界はどんなところなのか。
自分以外の勇者はどこにいるのか。
ちょっとだけ性格に難のある勇者と、守護天使のコンビが異世界で繰り広げる冒険を書いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
2259791文字
会話率:43%
「返してよ、シアはあたしの灯なんだから!」
失恋の傷を引きずって、エリセは心に寄り添ってくれる不思議な魔術道具《灯(ランプ)》と共に旅に出た。
名もなきその灯に「シア」と名付け、癒されていたはずなのに……
ある日突然、黒衣の魔術師に奪われて
しまった!
しかもその魔術師、「シア」の“製作者”らしい!?
不愛想で冷徹で、ドライで、無慈悲で…近寄りがたくて、共感力ゼロ、人として難がありすぎるんだけど、一周回ってすごく気になる。
――「シア」は今でも、先生のことが好きみたいだし。
「なら、あたしも一緒に行く!」
そうして始まった、ひとりとひとりと、ひとつの灯による、ちょっと不思議でじれじれな2人(?)旅。
《好きが暴走して空回りがすぎる少女》エリセと《不愛想で冷徹で、ドライで、無慈悲で…近寄りがたくて、共感力ゼロ》な先生が織りなす、ファンタジアへようこそ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
75512文字
会話率:20%
「誰かに必要とされたい……」
天涯孤独の少女
倉本凜花(20)
×
龍王院聖(年齢不詳)
すべての龍を統べる者
「ようやく会えた、俺の唯一無二のつがい」
「俺と永遠の契りを交わそう」
あなたが私を求めてくれるのは、
亡くなっ
た恋人の魂の生まれ変わりだから――?
――――――
天涯孤独の凜花は、職場でのいじめに悩みながらも耐え抜いていた。
しかし、ある日、大切にしていた両親との写真をボロボロにされてしまい、なにもかもが嫌になって逃げ出すように京都の嵐山に行く。
そこで聖と名乗る男性に出会う。彼は、すべての龍を統べる龍神で、凜花のことを「俺のつがいだ」と告げる。
凜花は聖が住む天界に行くことになり、龍にとって唯一無二の存在とされる〝つがい〟になることを求められるが――?
――――――
*小説家になろう*
2025/7/23~
※こちらの作品は他サイトでも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:00:00
18664文字
会話率:32%