女神に愛された勇者が魔王を討ち果たす――。
語り継がれる伝説の時代から幾星霜、世界は再び終焉の時を迎えようとしていた。
そんな中、エルフたちが暮らす森にも異変が起き始め……?
森を救わんとするエルフの少女と、災禍と祝福を身に宿す巡礼者の女。
二人が歩む二つの旅は、果たしてどこへと向かうのか。
これは約束された終焉の時代で足掻く者たちの、希望と慟哭の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 22:00:00
491382文字
会話率:33%
ある日、世界の【死】は崩壊した。
脳機能が消失しようと、心肺が停止しようと、人は死ぬことができない。
人々は永劫とその器に魂を囚われ、ひたすらに苦悶を味わい続ける。
その結果、不帰者と呼ばれる怪物たちが誕生した。
不帰者は助けを希い、どうか
殺してくれと人々を襲い続ける。
不帰者は不帰者を生み、世界はどうしようもなく生に塗れていた。
そんな混沌と化した世界で、原罪の聖人が、世界の捩じれを正していく。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 20:07:08
395646文字
会話率:35%
主人公、ヴィルゴッド・フィルディーンは、ダークファンタジーの覇者である。他者の生を掻き集めてでしか生き延びれない世界で、彼はこの世全ての生者を狩り取った。やがて完膚なきまでに崩壊した世界で、主人公は無の領域に招かれる。そこに座していたのは、
神という概念的な存在――個してあまりにも強すぎたヴィルゴットを「世界にとって有益だ」と判断した神は、ヴィルゴットを異なる世界へと転生させた。赤ちゃんからのリスタートである。その世界では、エルフやスライム、ドワーフ、人間、魔法使いや呪術使いも存在すれば、剣技、槍術、弓術など、異能の数々も存在する。何の恩恵も、加護も持たないヴィルゴットだが、前世界で獲得した異なる次元の技は、その身に全て引き継がれていた。ヴィルゴットは行き倒れるエルフの少女や、奴隷として悲愴な命運を辿る少女を解放して、自らの経験値を分け与えていく。彼は滅びゆく世界を知っているからこそ、今度こそは傍観して誰かを見殺しにすることはしたくなかった。しかし、ヴィルゴットが分け与えた力は、たとえほんの僅かでも莫大に過ぎて、少女たちは世界を変え得るほどの猛者に至った。ヴィルゴットは、少女たちに〝暗黒の巡礼者 (ダークピルグリム)〟と組織名を付け、各地で〝平和活動〟を執り行っていく使命を与える。ヴィルゴットは陰ながら彼女たちを支援し、時には素性を隠して任務を果たし、平和なる世界の構築を推し進めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 14:50:22
258945文字
会話率:45%
橘孝弘は巡礼者として、孫の武と一緒に帝国内を旅しています。古代皇帝の樹に向かう途中、運命の輪が転回することを決意し、タケシの人生は永遠に変わってしまう。彼らの前に広がるのはどのような道でしょうか?運命はどのように展開するのでしょうか。
最終更新:2023-09-29 21:57:21
5339文字
会話率:32%
気が付いた時から2人で一緒の心春と海は、青春を捧げるほどに夢中にしている事 (聖地巡礼) 好きな作品の聖地を巡る行為。その地で出逢う同じ巡礼者達の気持ちを知る事が、2人の青春に新たな価値を考えさせる事になる。
最終更新:2023-08-23 06:32:04
1438文字
会話率:54%
エルサレム(イエルサレム)に出来た十字軍都市国家 百年以上の歳月の後 最後の王国は滅び去り・・後には灰燼の廃墟 殺されt人達 攫われた人々の嘆き 聖地を都市国家とした巡礼者の子孫たちは難民として元の国へと逃げ帰り・・ 綺麗な魔物の吟遊詩人
が‥
他サイトあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 18:31:34
3285文字
会話率:40%
始めに神が在った。神は世界を作った。神は五柱の神を作った。神は人を作った。少しだけ疲れた神はうたた寝をした。数百年が過ぎた。五柱の神が神を真似て、人に似ているが人ではないものを作った。さらに五柱の神は大地に根差した使役神を作った。長いこと省
みられなくなった土地神という使役神は次第に狂い始めた。さらに五柱の神に造られたものは、長い月日のうちに狂い始めた。神に造られた人は神性を持っており、狂い始めた土地神を鎮めるのは人にしかできなかった。そして人は狂い始めた土地神や人ならざる者、魔物を浄化し、鎮めるようになった。それは神々の御座所を巡る巡礼者と呼ばれた。そしてまた二人の巡礼者が旅立ったが、そのうちの一人は訳アリで、もう一人は腐れ縁で・・・。「狂い始める神とか魔物とか多すぎませんかね!」「嫌なら帰ってもいいんだよ、なんならこれからは一人で鎮めに行く?」ぶう垂れる二人は今日も狂うモノを鎮めるため、この広い世界を進む。ああ、なんて真面目なんでしょうね、このお嬢様は。
なろうを読んでいるとなぜか冒険者になるとか出てくるのですが、冒険者とかスタンピードとか似たような話だなあと思っておりまして、そもそも冒険者ってこの地球上の歴史では、宣教師とか新大陸発見とか登山家とか極点犬ぞりとか行った人ぐらいしかなれないよねと思っていて、ふと考えたら十礼する人なら居たなあと思って書き始めた話です。設定は神様頼みですw。それに投稿も神様頼みで、書けたらしますのでのんびりお待ちください(不定期です)。R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 23:53:52
3733文字
会話率:59%
人生を旅に例えるなら、誰もが聖地へと向かう巡礼者。
信念にその身を捧げるなら、君はまた殉教者。
あとは、その旅路を愛するのみ。
最終更新:2022-06-13 07:00:00
349文字
会話率:0%
ある秋の日、祝園玉青(ほうそのたまお)から電話があった。
「会社でちょっとした事件があり、面倒だから休みたい、だから付き合ってほしい」そう言った。
高校の帰り、一人で考え事をしようとお寺に向かうと、彼女は一人、ごっこ遊びに興じていた。「私
は芝居をするのが好き、だけど女優で成功するなんて無理、どうせ芝居でお金を稼ぐなら仕事で芝居をするって決めた」」彼女は僕に言った。
最後に会ったのは三年前の大学四年の時。僕がまだ一つも内定が出ないうちに、彼女は複数の有名企業から内定を得ていたにもかかわらず、聞いたこともないゲーム会社に就職すると言って僕を驚かせた。「これがお金持ちになる近道なの」
彼女の予言は当たった。彼女が就職した会社は昨年上場し、彼女が保有していた自社株は相当の価値を持ったと聞いていた。
そのときの彼女は僕に優しい言葉をかけてくれた。「重い通りの就職ができなくても気にすることないわ、あなたは生きているだけで価値があるのだから」
そしていま、あの頃みたいに自分のすきな役をしたいから、脚本と舞台を考えてほしいと言う。さらにまた、僕に言う。「あなたは経済的な成功なんて目指さなくていいわ」
翌日、彼女はブルーのポルシェで僕を迎えに来た。僕たちは彼女の運転で埼玉の神社へ向かう。そこは江戸時代に六十六部の巡礼者が訪れた土地だった。僕は彼女に殺された六十六部の役をやろうと提案する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 23:08:20
6779文字
会話率:84%
偉大なる"彼ら"が失踪した、赤錆色の砂が広がる世界。冬になると多くの砂嵐が発生する過酷な荒野で、夫婦は小さな畑を営みながら細々と暮らしていた。ある日、そんな夫婦の元に訪問者がやって来る。その正体は、宵の明星を熱心に信奉す
る巡礼者で……
ポスト・アポカリプス的なSFです。以前に投稿した「第4惑星」がベースですが、少し雰囲気を変えて増量。
※「カクヨム」にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 15:00:00
18814文字
会話率:50%
悪魔の憑いた巡礼者が辿り着いた修道院の一幕
聖遺物があるとされる修道院を訪れた巡礼者アウグスティヌスは奇跡を使って自分に憑りついた悪魔を祓う協力をお願いする。
来訪から儀式終わりまでを描いた短編小説。
最終更新:2021-04-02 10:15:17
9301文字
会話率:39%
西の王都の宮殿が、滅びの炎に包まれる。それがすべての始まりだった。
赤い瞳をした巡礼者。陰謀劇に興じる新王と貴族たち。北の地の女騎士。叛逆者として追われる若き将軍。第四王子を名乗る謎の一党――西の王都を見舞った災厄を皮切りに、運命の歯車
は回り始める。
四大王国に支配された大陸アムスホルンの、滅びと再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 17:00:00
1846368文字
会話率:45%
異世界には飛ばないし、戦いもしなければ、美男美女とのラブロマンスもない。けどれども、多くの仲間との出会いと、喜びと、苦難はある、ちょっとした冒険譚(体験記)。
歩いて、食べて、寝て、カミーノ巡礼!
祈って、学んで、友を得て、カミーノ
巡礼!
迷って、閉じ込められて、追いかけられて、カミーノ巡礼!
さぁ、のぞいていってみてくださいな!
※だいたい月一更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 15:43:36
89709文字
会話率:8%
巡礼者エリアーシュは病弱な友の代わりに、石の神殿のある寂れた村を訪れる。その土地には《暗殺者の指》と呼ばれる、人を殺す毒草が生えている。
彼は一人の少女に出会う。彼女は自分は近いうちに殺されると言い、理由を尋ねても「そういう家系だから」と
しか答えない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 20:00:00
9136文字
会話率:37%
メンバーのある者は社会の荒波に揉まれ、ある者は荒波からはじきだされ
様々に人生を送っている中で完成させた小説たちを
ようやく一つにまとめて衆目に晒すことができます
日々の生活に追われる中で、創作ができない者もいます
もしかしたら、読み手の
皆様の中には、同じような事情を抱えた方もいるかもしれません
そんなどこかの誰かに、何かの機会に届いて欲しい
願わくは、もう一度、心に火をつけるような、そんな出会いになりますように
お楽しみ下さい
※「the pilgrim of DUSK2」と「黄昏の巡礼者 ‐零‐」は二つで一続きの作品になっております
「the~」が本編、「黄昏の~」がその前日譚という形です
※「the pilgrim of DUSK2」は「灰白湯」「湖無カー(Wkumo)」「七分の六」の三人によるリレー形式の作品です
(作者名が省略されているのはそのためです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 18:16:37
63634文字
会話率:37%
闇術・・・それは生命、を糧とし魔法として放つ禁忌の術
小学生の頃から今日まで闇術に全てを捧げてきた・・・
青春も闇術についやし彼女なんて出来るはずもなかった
そんなこんなで、もう18歳、大人に近づき闇術の探求を諦めようと最後の儀式を開始
すると・・・
なんと儀式に成功し悪魔の召喚に成功する・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 12:31:23
1189文字
会話率:44%
『正しき神』の眷属である人類と『悪しき神』の眷属である魔人族が対立する世界。
人類を侵略した『魔王』が『勇者』によって討たれてからおよそ四十年後、『勇者』の故郷である辺境都市トルーデンは観光地として栄えていた。
『勇者』の像を拝み、神殿に寄
進する巡礼者達。厳かな顔をしながら贅沢を隠そうとしない神官。
その光景を二人の男女がそれぞれの想いを胸に眺めていた。
「武器など必要ない」と言い切り、徒手空拳で魔獣を薙ぎ払う怪人物(ただし空気は読めない)バイス。
その正体は数え切れぬ死闘の果てに『勇者(ガチムチ系美女)』を口説き落とした『魔王』バナンデイズ(総受け系サイコパス)。
バイスと一蓮托生に行動する美貌の女エルフ、リズ。
その正体は最愛の親友(ガチムチ系美女)を『魔王』にNTRされ、嫉妬と殺意に身を焦がす『勇者』の戦友リゼルダ。
共に『勇者(ガチムチ系美女)』と縁をもちながら相容れぬ二人がトルーデンを訪れた目的とは?
相手の都合を委細構わず祝福して『勇者』を量産する『聖剣』ってウゼェ――な『魔王(ry』に導かれ、
新たに「何この『聖剣』怖い!」「『聖剣』って何なのマジで!」に目覚めた『勇者』に『魔王』の毒牙が迫る。
彼女を護り抜こうと奔走する『勇者』にもあらぬ嫌疑が掛けられて――
序章に終盤まで進んだのであらすじ書き直しました。
KYな主人公に周囲が振り回されながら話が進むシリアルコントなストーリー。
序盤は主人公が鍛え上げられ過ぎたオトモ状態で周囲の期待の斜め上に活躍。冗長気味。
中盤辺りから正体と目的を明かしつつ広げた風呂敷を畳んでいきます。
終盤は皆が真剣だからこそ何かが狂ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 18:00:00
239290文字
会話率:40%
人類とアンドロイドの長きに渡る戦争のせいで、荒廃した世界が舞台のお話。
孤児院で働くアンナはある日、水汲みに出かけた森の中で、気を失って倒れている一人の旅人に遭遇する。アンナの介抱も手伝って旅人は意識を取り戻すが、彼は記憶喪失に陥っていた。
自身の名前すら思い出せなかった。
己が何者であるか分からないことの不安を押し殺しながら、旅人はアンナや孤児院の子供たちと暮らしはじめた。戦争によって荒廃した大地でたくましく生きていく彼らだったが、悲劇の影は、ゆっくりと、彼らの足元へ迫っていたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-31 23:35:03
26879文字
会話率:22%
ありがちなファンタジーの世界で、勇者と人類、魔王と魔物達の戦いが終わって数十年後。
勇者を倒した魔王と配下の魔物達は、我が世の春を謳歌している、はずであった。
魔物が貴族として君臨する人間の街は、何故か豊かになり、ならず者や腐敗した政
治家と小役人は姿を消し、魔物も残った人類も私服を肥やそうともせず、民衆のために力を尽くしていた。
そんな理想郷のような国の中に、大きな悩みを抱えた人間が一人。それは魔王から王様となった国王その人であった。
自分と同じ悪人を始末し過ぎた結果、人間の街は遺伝的に良い人で溢れ、誰も反乱を起こしてくれない。
簒奪した国の姫は、民衆を解放して腐敗を追放した魔王に喜んで嫁ぎ、最後まで王様を尊敬したまま天に召され、さらに魂を売ったはずの悪魔は、数々の善行により魔界を追われ、羽根が真っ白になって天使にされて天界へ旅立ってしまう有様。
このまま自分が死ねば、退屈な天国に召されてしまう。
危機感を覚えた王様は、かつて勇者と共に魔王軍と戦った僧侶を召還し、パーティーを組んで自分を倒すよう依頼する。
僧侶も、この間違った運命を正すため、そして世界の誤った営みを理解するためにも、王様の計画通り、無能な勇者の孫を巻き込み、新たな戦いを始める。
王様は、かつての「ひみつ基地」に戻り、元は悪魔だった天使復活と降臨の儀式に着手する。
しかし、汚かった基地は「王国発祥の地」として巡礼者に整備されてしまい、白亜の神殿と化していた。
呆然としながらも、準備を始める王様。天使が降臨すれば、今度こそ自分が望んでいた混沌と無法の世界がやって来る。王様の明日はどっちだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 10:56:22
14960文字
会話率:57%
古い修道院のある小島にやってくる巡礼者のための宿屋。
そのうちの一軒を営む、料理好きなおばさんと巡礼者たちとの束の間の物語。
テレビ番組で見た
「プラールおばさんおモン・サン・ミシェル風オムレツ」
のお話から空想を広げてみました。
最終更新:2017-09-13 21:43:48
1765文字
会話率:0%
封建制度が国々を支配していた時代。
交易都市ヴェーザーマルシュでは、先進的な市民議会による自治が行われていた。
繁栄を謳歌していた都市に、ある日突然、その命運を左右しかねない事態が勃発する。
自国からの圧力や隣国との関係、議会と封建領主との
軋轢。市民議会の議員オルランドは、混迷を極める事態に巻き込まれていく。
そんなオルランドの前に、不思議な女巡礼者が現れ……。
ヨーロッパのとある街をモデルにした、架空世界の歴史秘話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 19:49:05
12750文字
会話率:28%