駆け出し魔法使いのアリスは大して年が変わらない(ように見える)魔女と二人で暮らしている12歳の女の子。
ある日、アリスは魔女に新たなおつかいを頼まれる。
「お師匠さま、これなんですか?」
「観葉植物だよ。ちょっと大きいけど、これを運
んでほしいんだ」
「え……」
それは、黄色と緑のまだら模様をした、気持ち悪い物体だった。
アリスは結局運ぶことに。道中でばったり出くわした親友のリンの助けも借りて荷物を運ぶのだが、それはただの観葉植物ではなかった。
破壊される建物、飛び交うがれき……アリスはリンとともにその中を逃げまどいながら思うのだった。
お師匠さま、なんてもの運ばせるんですか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:41:38
193727文字
会話率:51%
男子校の2年生である山川大地は近所の女子高に通う和泉美咲と文化祭で知り合い、公園で待ち合わせて一緒に映画を見に行く約束をしていた。だがその当日、待ち合わせの1時間以上前に家を出てきてしまった大地は、方々で時間をつぶしつつゆっくりと公園へ向
かう。公園では、彼女が彼を待ちわびていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 23:47:51
16523文字
会話率:37%
「私」はある私立の理系単科大学に通う学生である。数年前に起こった研究論文にまつわる問題を受けて新設された「研究倫理」という講義は必修で、理系学部の1年生全員が受けることになっていた。全く厳しくなく、毎回出席すればA以上が確定するという評判だ
ったのだが……。「私」はBだった。皆勤したにもかかわらず、Bだった。そのことをうっかり漏らしてしまった「私」は友人たちに言われるのだった。
「嘘でしょ?w」
「逆にすごいな、それw」
「さすがに研究倫理Bは社不」
「ちゃんと出席してた?w」
プライドをずたずたに引き裂かれ「Bっていうのは‘’Best‘’のBだから」と言い返すのがやっとだった「私」が帰宅後に取った行動とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 22:25:13
1471文字
会話率:19%
ある世界(以下「それ」)の少年と、また別の世界(以下「これ」)の少年が、偶然にもやり取りできるようになる。
特定の限られた条件下においてのみ起きる現象だが、単純に喜んだり興奮したりできる事じゃない。本人たちも交信できる現象に始めは困惑したし
、自分の世界と相手のそれとの違いに驚くばかりだった。
とはいえ、異次元世界の人間同士が勝手にやり取りする事は、決して喜べた話ではない。ときには混乱をもたらし、脅威にもなりうる。
「それ」の少年田島と「これ」の少年矢崎には恐縮だが、協力が求められる。
_______________________
平行世界モノのSF中編小説で、舞台は現代日本(次元の異なる)の東京都内(あいにく名古屋じゃない)です。
「それ」の少年田島と「これ」の少年矢崎が、理解できない大人の事情に巻きこまれていく、そんな物語です。
プロット作成中の当初は、田島側に主眼を置いて進行するつもりでしたが、説明不足に陥る危険性があるため、現地で協力を求める側の話も書きます。
最近完結させた中編小説『鼓動の包み』より、長い物語となるか短いそれとなるかは把握できませんが、最後までお付き合いして頂ければ何よりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:40:29
86415文字
会話率:38%
金が複雑に絡んだ結果、魔族退治の大義を背負わされた、少年ヘンリーと少女ジュリエット。
無邪気な子供に過ぎない彼らは、たちまち過酷な現実に直面してしまう。
なにしろ、彼らが対峙する敵は、魔族だけじゃなかったのだ……。
モチベーションを暴落さ
せたヘンリーに対し、ジュリエットはある提案をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 23:46:50
39185文字
会話率:34%
神々の暇つぶしとしてハイスペック男子17歳の体を与えられ、日本人女性の意識を持ったまま異世界に放り込まれることになった宮本瑞希27歳。
外身と中身の性別が違うため、自分にだけ聞こえる声が神から賜ったアドバイザーとして存在しているが…。
終着
点のある物語ではないので未完になる可能性大です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:40:21
88189文字
会話率:38%
史上初の仮面の棋士。森内碧斗王将。これは
そんな彼が知らないうちに可愛い女の子達に
フラグを建てまくってしまうそんなお話。
将棋はそんなに出てこない予定なので、将棋が見たい方はすみません。作者は将棋は見る専なので、
間違っている
こともあると思いますが、暖かい目で
見てやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:40:04
55501文字
会話率:20%
わたしはリディテーヌ。ボードリックス公爵家令嬢。
デュヴィテール王国ルシャール王太子殿下の婚約者。
わたしは、ルシャール殿下に婚約を破棄され、公爵家を追放された。
そして、その後、とてもみじめな思いをする。
婚約者の座についたのは、わたしと
ずっと対立していた継母が推していた自分の娘。
わたしの義理の妹だ。
しかし、これは、わたしが好きだった乙女ゲーム「つらい思いをしてきた少女は、素敵な人に出会い、溺愛されていく」の世界だった。
わたしは、このゲームの悪役令嬢として、転生していたのだ。
出発点での人生は、日本だった。
ここでわたしは、恋人となった幼馴染に浮気をされた。
わたしは結婚したいとまで思っていた恋人に浮気をされたことにより、心が壊れるとともに、もともと病弱だった為、体も壊れてしまった。
その後、このゲームの悪役令嬢に転生したわたしは、ゲームの通り、婚約破棄・家からの追放を経験した。
その後、とてもみじめな思いをすることになる。
これが転生一度目だった。
そして、わたしは、再びこのゲームの悪役令嬢として転生していた。
そのことに気がついたのは、十七歳の時だった。
このままだと、また婚約破棄された後、家を追放され、その後、とてもみじめな思いをすることになってしまう。
それは絶対に避けたいところだった。
もうあまり時間はない。
それでも避ける努力をしなければ、転生一度目と同じことになってしまう。
わたしはその時から、生まれ変わる決意をした。
自分磨きを一生懸命行い、周囲の人たちには、気品を持ちながら、心やさしく接するようにしていく。
そして、ルシャール殿下ではなく、ゲームの中で一番好きで推しだったルクシブルテール王国のオクタヴィノール殿下と仲良くなり、恋人どうしとなって溺愛され、結婚したいと強く思った。
こうしてわたしは、新しい人生を歩み始めた。
この作品は、「アルファポリス」様にも投稿しています。
「アルファポリス」様では、「わたしは出発点の人生で浮気され心が壊れた。転生一度目は悪役令嬢。婚約破棄、家を追放、処断された。素敵な王太子殿下に転生二度目は溺愛されます。」という題名で投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:40:00
5103文字
会話率:18%
わたしはセリフィーナ。公爵家令嬢。
リクサーヌ王国のフレナリック王太子殿下との婚約を破棄された。
新しい婚約者は異母妹に決まった。喜ぶ異母妹と継母。
婚約破棄だけではない。
公爵家からも追放され、国境近くに捨てられてしまったわたし。
生命が
尽きかけたその時、救ってくれた人がいた。
隣の王国のマクシヴィヴィアン王太子殿下。
殿下とは、初めて会ったという気はしなかった。
どこかで会っているという気がした。
なつかしく思う気持ちがあった。
わたしは、その王国の公爵家の養女となり、殿下と同じ学校にも通うようになった。
少しずつ近づいていく殿下との距離。
わたしは殿下に恋をし始めていく。
その一方、わたしがいなくなった後のフレナリック殿下は、異母妹・継母との仲は悪くなっていく。
そして、婚約を破棄し、追放したことは間違いだったと思うようになっていった。
異母妹・継母の方も、こんなはずではなかったと思うようになっていく。
しかし、もう間に合わない。
わたしは、マクシヴィヴィアン殿下と相思相愛になり、幸せになっていく。
この作品は、「カクヨム」様にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 15:00:00
117752文字
会話率:27%
俺、海春夢海(うみはるゆめうみ)。恋人がほしいと思っている。高校二年生の始業式の日、俺は、いとこの春島紗緒里(はるしまさおり)ちゃんと再会を果たす。彼女は、幼い頃もかわいかったが、より一層かわいくなっていた。彼女は、俺に恋している。そして、
婚約して結婚したいと言ってきている。戸惑いながらも、彼女の熱い想いに、次第に彼女に傾いていく俺の心。そして、かわいい子で幼馴染の夏森寿々子(なつもりすずこ)ちゃんも、俺に好きだという気持ちを伝えてきた。俺のデレデレ、甘々でラブラブな青春が、今始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 15:40:33
121370文字
会話率:36%
【田舎から出てきたポンコツ聖女が、可愛いショタっ子と継承争いに参加でドタバタなラブコメ展開!?】
田舎で聖女をやっているスイ・ムラクモは、自信のポンコツっぷりが原因で、村の生活に居心地の悪さを感じていた。
以前から都会である王都で活躍し
たいという意思が強かったスイは、幼馴染であるジョイの力を借りて村から出ることを決意。
しかし、王都に続く道が分からず、一人荒野をさ迷っていると……
瀕死状態の可愛いショタっ子、ベイリールから助けを求められる。
聖女の力を発揮して、ベイリールを助けるスイだったが、
荒野で死にかけていた彼が、実はトランドスト王家の王子だということが判明。
さらにベイリールは、自分の弱点を補う力をスイが持っていることに気付き、いきなり熱烈なプロポーズを!!
ベイリールのプロポーズが本気かどうか判断できぬまま、王都まで行動を共にするスイだったが……
そこではテロ行為や黒霧と呼ばれる謎の災害、そして権力を我が物にしようと企む人々の陰謀が渦巻くのだった。
ただ、スイは知らない。もっと大きな災いが待ち受けていることを……。
さまざまな災難を潜り抜け、田舎ら出てきたポンコツ聖女は、大都会で大聖女として成り上がれるのだろうか??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:40:00
110955文字
会話率:48%
冴えない高校生、神崎誠(かんざき まこと)は、ある日、女神を名乗る謎の美少女に「異世界で無敵の勇者になれ」と誘われる。異世界行きを少し迷う誠だったが、女神は言うのだった。
「無敵の勇者になれば、王女も聖女も女勇者も、お前に惚れる。モテモテ
だぞ」
女の子とは無縁の高校生活を送ってきた誠は、この言葉を信じて異世界行きを決意するが、そこは彼が想像していたチート能力で無敵に無双して女の子たちからモテモテになるような世界ではなく、
実力だけがものを言う世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 22:01:02
505461文字
会話率:41%
初恋の相手である千束は大学時代に出会った自称小説家。大学を卒業してから半年も連絡はなかったが、終電も過ぎるような時間に彼女からメッセージがあった。
『今から出てこれる?』
忘れられない誰か。失われていく気持ち。捨てきれない欲望。生活を重
ねるほど夢は錆びて、苦い日々だけが続くようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:47:45
7585文字
会話率:59%
死んだ人間が『怪人』になってしまう世界。人々の安全は『タイケンジャー』という国民的ヒーローによって守られていた。
タイケンジャーの正体は民間企業『対怪委員会』の『対怪課』社員。主人公の丸井は、高収入目当てに対怪委員会の採用面接を受ける事にな
る。
ダメ元で面接内容も散々だったが、何故か合格。ただし、配属先は志望していた対怪課ではなく、黒い噂が絶えない落ちこぼれ集団『死体処理課』だった。
死体処理課での日常は噂以上。理不尽な仕打ちやパワハラ……何でもアリ。他方、死体処理課の社員は狂人ながらも凄まじい戦闘能力を有していた。それは怪人どころかタイケンジャー以上で、丸井は心底驚かされる。
徐々に露わになる怪人の正体や対怪委員会の実態……
現代日本を舞台に、死体処理課VS.怪人VS.対怪委員会の三つ巴の戦いを描く、「ブラック企業」×「異能バトル」現代ファンタジー!!
【2日に1回更新】【17時半頃更新】【カクヨム、ノベルアッププラス、Nolaノベルにも投稿】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:40:00
136706文字
会話率:43%
天上阿形(てんしょうあがた)は体力自慢のお馬鹿さん、学力も致命的に低いがなぜかある日突然現れたベルダ=リゲンズという魔女に転生者に選ばれてその使者に捕食されて死んでしまった
そして彼がかすかな快感と共に目が覚めると...そこは謎の独裁者
、ガルガガス・モルゲントが支配する武器や兵器などの開発によって魔力が押されている魔法使いの世界「ネルマゼルト」であった
よくある異世界ものならばここで魔法でも使えるが阿形の場合悲しいかな、頭が悪いので魔法を覚えられず、更には物理的に戦うしかないのだ!
しかしこのチンパンジーレベルの主人公、侮っては行けない 彼の野生児スレスレの奇行と天然の悪知恵を組み合わせて、ガルガガスとその一味に立ち向かい、さらには今後出会う彼をも超える狂人まみれの仲間たち、さらには元いた世界からの別の転移者や新たな転生者などと共に冒険が始まるのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:39:04
36983文字
会話率:58%
木の田家で生まれた一般人 木の田たけろう 彼は何と、この一般世界に転生させてもらった伝説の存在であった! しかし転生したのはとあるダサい死因の村人で....? 異世界じゃない普通の世界だからこそ 尚更異質な大バトルが次から次に待ち受ける!?
次から次に現れる悪しきおバカな?堕転生者共に倒すべき作中一真面目な敵 魔巓獅童(までんしどう)達を倒すべく共に戦う仲間たちは
方や たけろうに恋をし 子供に見せられない妄想をしているお嬢様 方やムキムキで強いんだけど本当は合法ショタなボディが欲しかった戦士 そして何か一々発言がネガティブすぎる喋る猫
これでもまだ一部だが どいつもこいつもまともなやつが居ないパーティーメンバーばかり....
無能力だけど異世界の村人特有の知恵を戦いの中で思い出し たけろうは異世界転生の概念を救い 仲間と共に魔巓獅童の親玉を打ち倒せるのか? そもそも無事に完結できるのか?面白いか不安なヘンテコギャグベンチャー 登場!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 19:46:36
2335文字
会話率:81%
マナと干渉し超常現象を起こす事を魔法と言う。そして、魔法を行使するものを術師と呼んだ。
人々は魔法の恩恵を受け豊かな生活を送る一方、それを利用した凶悪犯罪が横行する。
術師協会はこの現状に対して1つの組織を立ちあげた。
違法術師取締課 通称
グラウス。
この組織に身を置くあられもない噂で故郷を追われた青年が頑張る、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:38:29
31349文字
会話率:41%
一九九X年。世紀末。ニッポン。就職活動に悪戦苦闘する大学生荒木久志は面接の帰り道、正体不明の二つの飛行物体に遭遇する。その一方から放たれた光によって意識が途切れるが、気が付くと眼の前に怪物がいた。久志の中でなにかがそれを敵と認定し、次の瞬
間にはこれを葬っていた。いつの間にか自身の輪郭が曖昧となり、全身が白く光り輝いていることに久志は気付く。その後も久志は次々と出現するUnknownをいとも簡単に一蹴していったが、その間に彼が募らせていったのは正義を守ったという充実感よりも神としか喩えようがない力が持ちながら、多くの人々を救えなかった罪悪感と無力感、自分に対する嫌悪と憎悪を募らせ徐々に精神を病んでゆく。そんなある日、久志は“外からの声”を聞く。“声”は語った。この宇宙には二つの大きな勢力し、そのうちの一方(連合)が手にした“光”なるものの奪取をもう一方(連盟)が謀り、その最中に偶然この主を選ぶ究極の力を手にし、“光の主”に変身したこと、人類を守る為に神に与えられたと信じていた力こそがUnknownを招き、世界平和を脅かしている元凶であることを。久志は罪悪感に耐え切れず自殺を企てるが死ぬことも許されず絶望する。一端は“光”を連合の艦隊に投降するが、人類の根絶を計画していることを知り、再び敵対し人類を救った。それからは平穏な日々が続いたが、久志は再び外からの“声”を聞く。一対一の決闘に応じ敵を瞬殺するが、消滅する間際に彼は告げた。「自らも“光の主”であり、他に十一名自分以上の者がいる」と。久志は覚悟を決め、親しい人達に密かに別れを告げ、最終決戦の地に赴く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:36:30
45437文字
会話率:38%
試合前の控え室。プロレスラー、チョンボ・ヅルダ(次世代のエースと呼ばれ続けて、はや四半世紀。齢四十九)は葛藤していた。「勝ってしまってよいのだろうか」と。相手はあまりにも偉大なザ・ウルトラ・スペシャル・グレート・スーパー・ジャイアンツ・
パパ(生ける伝説。齢七十七)。戦後、なにもかもを失った人民を励まし、希望を与えているうちに、やがて気がつういた“誰か”によって、「人間宣言」以前の皇帝に代わる現人神に祭り上げられ、信仰の対象となった“沈まぬ太陽”。だが、ジャイアンツに往年の実力はなかった。「ジャイアンツ以外で唯一、超人と呼ぶに相応しい能力をもった自分ならば、これ以上自身も老いてしまう前ならば、勝てる」ことが、チョンボにはわかっていた。「世代交代」と「あり得ない現人神の敗北」。運命のゴングは鳴った。「果たして、この俺にこのとてつもない重責を担うことが出来るのか?」結局、チョンボの苦悩は闘いの間も続くのだが、それでも、ジャイアンツを絶体絶命にまで追い込む。しかし、最後は、魅入られたように“現人神”ジャイアンツ・パパの超必殺技を受けカウントスリーを聞く。ここに試合は決着した。
その時、ゼニニッポンプロレス最高幹部専用ボックスシートに二つの影があった。小柄な男は言った。「どうやら、“踏絵”は踏めなかったようですね」細面の眼鏡をかけた男は言った。「神は遥か天上にいて、ただ下界を見下ろしておればよろしい。哀れな愚民のために自らがすすんで負ったダメージにまみれ、リングの上で踊っていればよい。地上の権力は人間に与えておけばよいのだ。神を仕立て上げ、神の存在を知らしめた、神の最も近くに仕える者にな」
ゼニニッポンプロレス。本来はただの一プロスポーツ団体。焼け野原から屹立した、公とも私ともつかぬ超巨大企業。実質、この国を支配する巨人。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 06:21:56
24481文字
会話率:23%
とびきりの美少年ととびきりの美少女のラブコメです。少年はおそろしく奥手で少女はとてもませています。
それ以上のあらすじも書きたいところですが、わかりません。いいとこ見切り発車です。この先、どう転がるのか、そもそもちゃんと終わるのかすらわかり
ません。
とりあえず、コメディ、SF、その他ときたので、恋愛ものかファンタジーをやってみようと思って、恋愛ものに着手してみました。ファンタジーは避けました。ここには異世界ものを書いている人がいっぱいいるので。
BL、百合みたいなものにはなりません。Hな要素はほぼ皆無の予定です。
ご意見、ご感想を頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 11:16:57
29504文字
会話率:45%
大学2年の初夏、俺は超合理主義な一人の後輩と出会った。
「せんぱい、取引しませんか?」
年下とは思えない蠱惑的な笑みを浮かべるそいつは、俺が抱えるトラウマを乗り越える手助けをしたいと言う。
「もちろんこれはロハじゃないです。あくまで対等な取
引なんですからね?」
そんな言葉とともに俺たちは協力関係となった。
俺はそいつが望むものを提供し、そいつは俺がトラウマを乗り越える手助けをする、そんな関係性。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-20 21:35:00
109075文字
会話率:38%
『過去を乗り越え、未来を目指す物語――』
魔王シスルと勇者シトラスの戦いが相打ちに終わってから300年。
なんと魔王と勇者の二人は人界に暮らす双子、アザミとシトラの兄妹として転生してしまっていた――!?
しかし300年後の世界は魔界が
優勢。人界に転生してしまった双子はお互いの理念のために一応停戦し、共闘することを誓う。だがいつしかそれだけ、ただ協力するだけの関係だったはずの双子の間に不思議な感情が芽生えてきて......!?
魔王と勇者の双子が聖剣魔術学園という学校で出会う個性豊かな仲間たちと時に笑い、時に争いながら自分たちの居場所を守る物語。過去の因縁に決着を着け、より良い未来を選び取る物語。
兄と妹のイチャイチャ、学園もの、異世界戦闘もの、魔術ものが好きな人は必見!
聖剣魔術学園、王都で巻き起こる魔界との争いに双子と仲間たちが挑む、異世界学園ストーリ。
【現在連載中 双星と聖剣魔術学園〜王都祭編〜のあらすじ】
王都祭《フェスタ》、それは3年に一度開催される王都のお祭りだった。エナとの戦いでボロボロになった今年は開催を危ぶまれていたのだが、それでもトーチの強い思いで王都祭《フェスタ》を開催することが決まる。そしてなぜか、その実行委員長にアザミが選ばれた。
アザミの元に、実行委員に集まる女の子たち。その中色々ありながらも開催される王都祭《フェスタ》。
本番当日もエイドの婚約者が王都にやって来たり、アザミと一緒に祭りを回りたいシトラが暗躍したりとハチャメチャな王都祭《フェスタ》になって......!?
だがアザミは予感していた。きっとこの先大きな戦いが起こると。その嵐の前の静けさとなった王都祭《フェスタ》―――。ハーレム、ギャグ展開と前章のようなシリアスな戦闘シーンなど一切ない第9章王都祭《フェスタ》編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:34:21
5657535文字
会話率:45%
【くろひつじ大賞受賞作品】
ある日、私はおばあちゃんの日記を見つけた。そこに描かれていたのは今から77年前、戦時中の恋物語だった。
ラムネのように儚く弾けて消える……そんな甘酸っぱい戦争恋話。
最終更新:2022-11-15 22:49:06
9731文字
会話率:52%
ごく普通より底辺の高校生だった古都響介《コト キョウスケ》は、正体不明の怪物によって幼い頃に住んでいた町が壊滅した、通称『千夜月の夢禍』によって幼馴染の藤宮小鳥《フジミヤ コトリ》を失う。だが、小鳥は死んだのではなくそれからずっと眠り続け
ている状態だった。
響介はそんな小鳥の目を覚ますべく、彼女の病室で見つけた住所へと向かった。もしかしたらそこに小鳥の目を覚ます手がかりがあるのでは、と一抹の期待を抱いて。
その住所の示した場所にあったのは『夢導協会』という組織の東京第二支部だった。そこで響介は、『この現実世界とは別に“夢の世界《ワンダーランド》”という異世界が存在している』という事実を知ることとなった。そして、その夢の世界には“夢獣《ナイトメア》”という怪物が存在しているという。そう、響介の家族や生まれ故郷を滅ぼした怪物はその夢獣だったのだ。
響介は仇を討つべく、そして何よりその“夢の世界”には幼馴染である小鳥の目を覚ます手がかりがあるかもしれないと知り、夢の世界で夢獣を倒す夢狩《ダイバー》になることにした。
『俺の夢想力《イディア》は夢獣になれる力だ―――』
こうして夢想力という特殊能力を得た響介とその仲間たちによる、決して表舞台に出ることはない世界の秩序を保つ戦いが始まった。
目を覚まさない幼馴染を救いたい古都響介、同じ夢狩で学年一の美少女の遠海咲乃《トオミサキノ》、スポーツ万能で明るく人気者の泡沫ハルの三人と、かつて夢獣《ナイトメア》だった謎の少女“ユメ”。
☆四人と個性豊かな先輩の繰り広げるシェアハウス生活!?
☆夢の世界で行われる夢獣との壮絶な戦い!
☆味方であるはずの夢導協会内で起こる権力闘争―――!
―――現実×異世界のローファン作品へようこそ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 12:27:35
81409文字
会話率:54%
平安時代の代表者、藤原道長をめぐる女性たちを主人公に、歴史を織り交ぜた転生もの。予定では、母時姫、姉藤原詮子、娘藤原彰子と続きます。史実も混ぜてますが、創作です。
最終更新:2024-05-20 21:33:29
9650文字
会話率:16%
───この世界では趣味が「矛」となり、
趣味が「盾」となる───
埼玉県に住む高校生の大条涼太(おおじょう りょうた)は、趣味の超能力、「趣能力」を手に
した。
自分と同じ趣能力を持った仲間たちと共に協力し、
趣能力を悪用する悪者たちをブッとばしていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:33:14
21527文字
会話率:36%
侯爵家の令嬢エレナ・トワインは王太子殿下の婚約者……のはずなのに、正式に発表されないまま月日が過ぎている。
王太子殿下も通う王立学園に入学して数日たったある日、階段から転げ落ちたエレナは、オタク女子高生だった恵玲奈の記憶を思い出す。
『えっ
? もしかしてわたし転生してる?』
でも肝心の転生先の作品もヒロインなのか悪役なのかモブなのかもわからない。エレナの記憶も恵玲奈の記憶も曖昧で、エレナの王太子殿下に対する一方的な恋心だけしか手がかりがない。
王太子殿下の発表されていない婚約者って、やっぱり悪役令嬢だから殿下の婚約者として正式に発表されてないの? このまま婚約者の座に固執して、断罪されたりしたらどうしよう!
『婚約者から妹としか思われてないと思い込んで悪役令嬢になる前に身をひこうとしている侯爵令嬢(転生者)』と『婚約者から兄としか思われていないと思い込んで自制している王太子様』の勘違いからすれ違いしたり、謀略に巻き込まれてすれ違いしたりするラブコメです。
長編の予定ですが、一話一話はさっくり読めるように短めです。
『アルファポリス』にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:33:13
363938文字
会話率:31%
ミザリーは困惑していた。
父であるファサン子爵は商才がなく騙されやすい。そのため借金を増やしてばかり。とうとう返済の期日が来たが返せるあてもなく……
取り立てにきた男に「返済の代わりに娘を差し出そう」そう伝え、娘であるミザリーを馬車に押し込
め追い返してしまった。
銀行を営むデスティモナ伯爵家で奴隷のようにこき使われる覚悟したのに、なぜか到着した屋敷で大歓迎を受ける。ミザリーは伯爵家嫡男であるハロルドの結婚相手と勘違いされていたみたいで?
***
『社交界の毒花』と呼ばれる悪役令嬢を婚約者に押し付けられちゃったから、ギャフンといわせたいのにズキュンしちゃう件──のヒロインの兄夫婦の物語です。
投稿していた同名の短編を再構築しています。
『アルファポリス』でも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 22:48:37
36013文字
会話率:37%
新しい父には息子がいた。義弟となった二つ下の彼は幼い頃はそれはもう可愛くて可愛いくて、ひとりっ子だった私はとても可愛いがっていた。
それなのに最近生意気で、お見合いの話が来ても破談になってばかり。
貴族の嫡男として責任を果たさない義弟を叱責
すると「結婚できないのは義姉さんのせいだ」なんて言い出す始末。
母も私も平民出身だから?
お義姉ちゃんはそんな責任転嫁するような子に育てた覚えはありません!
義理の姉弟のすれ違いラブコメです。
二話完結のさっくり読めるお話です。
「アルファポリス」にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 22:14:52
4148文字
会話率:24%
4人の子どもを育てる母ちゃんの子育てのちょっとしたつぶやきのようなもの。
最終更新:2024-05-20 21:32:10
129769文字
会話率:1%
小さいころから読書が好きである。
好きな作家さんについて、あれこれとまとめて書いてみることにしてみた。
作品編についてもそのうちかけたらよいな。作家について書いているが、読書録のようなものなのかもしれない。
最終更新:2023-12-15 07:00:00
7056文字
会話率:2%
妊娠や出産についてあれこれとまとめたエッセイ。
十数年前から2年ちょっと前までのことなので、遠い記憶になりつつあるものを
掘り起こしつつ載せたいなと。
最終更新:2021-12-28 09:00:00
21410文字
会話率:0%
何回巻き戻って生き直してもスタートは大嫌いな夫との結婚式の場面から。なぜあんな傲慢大王と結婚しなければならないの? 何度死んでも結婚式からやり直し。ロサ属ばかりが幅を利かせるこの世界で、わたくしの生きる意味って何なの?
拙作『ナメクジ
戦記』で悪役だったアケイシャの半生を書いてみました。
やっぱり虫とか虫とか虫などが出てきます。苦手な方、返す返すもごめんなさい。作者も虫大好きというわけではないのに何でこんなことになったんだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:32:06
17603文字
会話率:36%
そこは、英雄たちが敗北した未来の世界。人類はゾンビハザードや戦乱といった数多の災禍に見舞われ、ただ滅びるのを待つだけだった。
絶望に支配された世界を救うために、英雄の遺志を継いだ少女は禁忌の技術を使い、過去を変える旅に出る。絶望を断ち
切る勇者の剣と、愛と勇気、ちくわを携えて。
そして、2013年の秋。
舞台は東北地方を襲った未曽有の大災害から間もない、復興途上の宮城県岩巻市。そこに住む普通とは少し違う少年のヨシノは、ある日空腹で行き倒れていたゾンビの少女、ミヤタと出会う。そしてそれは、世界の命運をかけた物語の始まりだった。
反ゾンビ団体との抗争、復興利権をめぐる陰謀、人工太陽計画、ご近所さんからロリコンと冷たい視線を浴びせられる日々。幾多の試練を乗り越えた先に、彼らを待ち受ける運命は――。
ヨシノ「はいストップ。ツッコミたい箇所がいくつかあるけど、ちくわはいる?」
ミヤタ「おいしいとは思うの。もぐもぐ」
セラエノ「当然よ。なんならここでちくわの魅力をギリギリまで紹介、」
ヨシノ「しなくていいよ。皆頑張ってアクセスを稼ぐため色々考えてるのに、そんな事をしてる人見た事ある? あとロリコンとは心外だね」
チェルノ「ロリコンなのは事実だろ。ア〇ネスからドロップキックを食らっても文句が言えない事を散々しておいて」
ヨシノ「ま、まあ。それはさておき、セラエノはなんでここにいるの、サブキャラなのに」
セラエノ「ノーワルフザケ、ノーライフ! 私たちは悪ふざけに命を懸けるの! 本編じゃ私の活躍は控えめだから、ここで爪痕を残さないと!」
ヨシノ「心配しなくてもしつけのなってない猫が爪研ぎしたふすま並みにズタボロだよ。脇役は出しゃばらないで空気を読んでね?」
セラエノ「あ、あら、ヨシノ君、サイコパスモードが発動してるけど。いやん、そんな瞳孔全開で見つめないで、ちょ、実弾はマジでやばっぶぎぇもっすッ!?」
ハナコ「え、えーと、えーと! それではゾンビのミヤタさん、始まります!」
ミヤタ「はじまりなのー!」
※もしよろしければ過去作もご覧ください
終末だらずチャンネル
https://ncode.syosetu.com/n2739gn/
終末リテイク
https://ncode.syosetu.com/n7744hp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:31:10
2487154文字
会話率:58%
「もう、ワタシは何も思い出せませんが」
「あの場所は、とても温かくて、優しくて」
「皆さんは、ワタシにたくさんの幸せな思い出をくださいました」
「だから、ワタシはとても幸せデス」
「さようなら」
「そして、初めまして」
「ワタシ
の、大切なお友達さん」
鳥取県の地方都市、白倉市に住む鈴木みのりは、ある時災害に巻き込まれ、人類が滅んだ異世界の白倉に迷い込んでしまう。
そこで彼女は記憶を失くした機械の少女、ナビ子と出会い、みのりの歌声に胸を打たれたナビ子は、彼女に動画を投稿するように勧め、終末だらずチャンネルと名乗り二人だけで動画を撮影する事になった。
そして、ナビ子の記憶を取り戻し、自身が元の世界に帰る方法を見つけるために、彼女たちは終末の世界で旅をする。
たとえ、もう誰も見る人間がいなくても、自分たちが生きた証を残すために、二人は今日も動画を投稿し続けるのだった。
時を同じくして、現実世界の白倉市に住む少年、御門善弘(通称ヒロ)。彼はその家庭環境から未来に希望が持てず、いつものように自堕落な日々を送っていたが、ある時こんな都市伝説を耳にする。
『震災で死んだはずの人気子役、鈴木みのりは並行世界で生きていて、動画サイトで彼女が投稿した動画を見る事が出来る』と――。
その話を聞いたヒロは、半信半疑ながらも、その都市伝説の調査を始めた。
病院で眠り続け、もう二度と言葉を交わす事が出来なくなった親友の歌声を、再び聞くために。
※過去作の終末だらずチャンネルと共通の世界観ァンですが、続編や外伝というわけではないので、読んでなくても大丈夫です。むしろ設定の都合上読んでないほうが楽しめるかも?
※全六章、200部行くか行かないか程度で完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 21:52:09
369492文字
会話率:52%
人口最小県鳥取の地方都市、星鳥市在住の、天才的な頭脳を持つ無気力な少年、久世透。
その日もいつものようになじみの喫茶店でコーヒーを飲んでいたが、突如として日常が終わりを告げ、街にはかつて人であった者が変異したゾンビがうごめくようになった
。
透は幼馴染の柴咲一花(通称ピーコ)を理不尽な世界から護ることを決意したのだが、二人はひょんなことからキャシーと名乗る少女に動画撮影に誘われ終末だらずチャンネルの製作スタッフとなる。
彼らは終末の世界で絶望する人をたった一人でも笑顔にするために動画を配信し、仲間たちもそれぞれの想いを胸にこの終末の世界で生きていくのだった。
トオル「チャンネルの紹介文はこんな感じか?」
キャシー「なんかカタイっすねぇ」
ピーコ「そう? 私はいいと思うけど」
マルクス「ならここは我が。混沌に包まれし終末の世界、彼らは絶望に抗う。その先に待つどのような過酷も、」
トオル「長くなるならやめてくれ、しかもそんなんじゃねぇだろ」
ゴン「盛り上げるために、一発芸とかしたら?」
トオル「そうか、それはいい案だ、なら発案者のお前がやれ」
ゴン「え、あたしが?」
トオル「お前に再生数がかかってるんだ、しっかりやれよ」
銀二「ふふ、期待してるよ。驚天動地の一発芸を頼むね」
ゴン「うお、すごい圧だね……よーし、わかった、これにしよう! ハロー! ボク○○○○! よろしくね! ハハッ!」
トオル「若手女優みたいな60点くらいのクソみたいなクオリティだし文章じゃわかんねぇし違う意味で世界が滅ぶからマジでやめろ!」
ゴン「じゃあ……星鳥駅の地下のエスカレーターに乗ろうとして上手くいかないオバチャンの真似!」
ピーコ「すごい! こんな感じだよ!」
トオル「滅茶苦茶遅くて乗りにくいからな! やっぱり文章じゃわかんねぇし地元民にしか伝わらないネタだけどな!」
ナビ子「ただ今は千葉のエスカレーターが遅くて有名デスけどね」
マルクス「何!? おのれ千葉め! 梨のみならず自虐ネタまで奪うとは血も涙もないのか! 今こそ反逆の時だ!」
クー「ダメだよ首都圏に逆らっちゃ! 山陰が束になっても栃木にすら人口で勝てないんだよ!」
ともちゃん「ま、こんな感じで基本ボケてるからなー?」
キャシー「あはは、それじゃあ終末だらずチャンネル、スタートっす!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 22:23:04
2885073文字
会話率:52%
高校二年生。唯一無二の三角関係を築いたあの頃。
水都 世(みなと せい)と田所 春近(たどころ はるちか)は家が隣同士という典型的な幼馴染。二人の関係に新たに加わった登場人物は、左方 夏生(さかた なつき)。
春近と夏生は親友同士で、世は
二人の関係を微笑ましく見守っていた。…あの日のキスシーンを見てしまうまでは。
夏生は自らを同性愛者だということを、世に告白する。世が好きな夏生は、春近のことを好きだったのだ。
夏生は「悔しい」といって涙を零す。見ていればわかる。春近が、世に恋をしていること。
世と春近。そして、夏生。
三人はなんて歪な関係。そして、美しく見事なトライアングルを描いてしまったのだろうか。
秘密のようにして育てられた恋の行方を巡る青春群像劇、ここに開幕。
ー…好き。でも、恋をする君が嫌いだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:30:00
15790文字
会話率:52%
痛くて、脆くて、蒼く生々しい感情が大事な人たちを傷つけることになっても、いつかこの気持ちに名前をつけよう。
女子高生たちの尊い時間を切り取った、百合小説です。
この作品は『カクヨム』にも掲載しています。
最終更新:2022-05-30 06:48:30
26775文字
会話率:53%
山間に位置する小さな町の中学校。その図書室で行われていた往復書簡。小説の間に挟んだ手紙のやり取りを経て、生きづらさを共に抱えた二人の少女たちが自ら命を絶つことことを約束する。
名前も知らない少女たち。約束の日は七月七日。
中学校の朝の全校
集会で、少女の死を知る事となる。
―…やがて明らかになる少女の罪に、与えられる罰とは。
この作品は小説投稿サイト「カクヨム」にてタイトルを『私は罪の手紙を書く。』に変えて掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 23:08:33
36261文字
会話率:47%
コロナ禍からやや時代を経た日本。集権維持派と分権移行派による政府縮小論争により、国内は二分化されていた。
広域捜査庁の沢白寛二は、とある2つの殺人事件の捜査に着手する。それぞれの被害者は分権派組織『日本のシステムを考える会』に所属してい
た。
沢白は関係者からの証言で、謎の女性の存在を知る。目撃者なし、監視カメラの映像なしという状況で、沢白はこの女性が事件のカギを握っていると考え、部下の蓮井孝和とともに女性の行方を追う。同時に『考える会』の主催者を訪問する。だが主催者は、政府には敵視されていると挑発する。
捜査が始まっていく中、沢白は、集権維持派と分権移行派の争いとある『事故』の存在を知る。
やがて事件の思わぬ真実が見えてくるが、そこで新たな殺人が発生してしまう。
一連の事件は、復讐か、あるいは闘争の始まりか。
広域捜査官たちが突き止める真相は、果たして・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:30:00
76953文字
会話率:34%