我儘で気分屋の魔女ナタリーと、それに振り回される医者もどきのレオン。
二人は百五十年前、前世で婚約者同士だった。
辺境伯令嬢で最強の魔法騎士ナタリー。
第五王子で王位とは縁遠いはずだったレオンハルト。
突然レオンハルトに王位が転がり込み、婚
約は解消せざるをえなくなった。
青い血の流れる国シリーズ(https://ncode.syosetu.com/s3261g/)同一世界で、はじまりの物語にあたります。
本品単作でも読めます。
※ 妊娠出産、不妊にまつわる女性蔑視に弱者に厳しい宗教観など、差別的な描写が多々あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 01:08:43
422580文字
会話率:28%
「メアリー、俺はこの婚約を破棄したい」
婚約が決まって、三年が経とうかという頃に切り出された婚約破棄。
婚約の理由は、アラン様のお父様とわたしのお母様が、昔恋人同士だったから。
アラン様とわたしは、婚約解消を前提とした婚約を互いに了承し合っ
た。
第一部が恋物語。
第一部だけで読み終える方が、読了感がよいかと思います。
第二部は親世代のドロドロ。
◆「愛してると何度でも(https://ncode.syosetu.com/n1870hb/)」のメアリー視点。本品単作でも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 02:42:03
218756文字
会話率:29%
異世界の田舎の村に転移して五年、十八歳のエマは王都へ行くことに。
着いた王都は春の大祭前、庶民も参加できる城の催しでの出来事がきっかけで出会った青年貴族にエマはいきなり嫌悪を向けられ…
最終更新:2024-04-26 00:57:44
214777文字
会話率:22%
ろくでもないこの世界で、唯一大切なものがあった。ろくでもない理由で奪われ、隠されてしまったそれを取り返すため、泥水を啜り、草の根を食い、盗みを犯して生きる少年。ある時盗みに失敗し、異様な風体の集団──星の女神オルシュアを信仰するノマの民に捉
えられてしまう。窃盗の罰として腕を切り落とされそうになった少年は、そこで彼と出会った。
狩猟民族の青年×人間不信の浮浪児のファンタジーBL折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 00:10:00
29444文字
会話率:25%
ゲーム大好きオタク女子な藍山晶子は、普段はごく平凡な会社員として暮らしている。
ある日、仕事終わりにやり込み尽くした大好きな作品のリメイクを手に入れて上機嫌な晶子は、帰り道の交差点でゲームのマスコットモンスターを見つけ……気が付けばゲームの
世界に!?
これは夢!? でもこの世界、知らない場面や話が一杯で……??
ゲームと似て非なる異世界で人々をハッピーエンドに導くため、女神の加護を受けて最強主人公になった晶子が東西南北を駆け回る!
「鬱シナリオ? 悲しきすれ違い? 哀れな敵キャラ? うるせー!! シリアスなんてするんじゃねぇ!! みんなまとめて幸せにしてやらぁ!!!!」
*基本は毎週金曜日投稿になりますが、間が開く場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 00:00:00
55122文字
会話率:34%
ほぼ寛永元年(一六二四年)から寛永三年(一六二六年)にかけての話。
京の従五位下の陰陽師の定村種時の孫娘である定村風見は、父の種春を大屯岩太牢に殺され、家伝の重器【花形の明鏡】を奪われる。
風見自身も拉致されかけたところを、蔭澤夏之丞
ら三人の福岡藩士に救われる。
筑前で寺小姓となった男装少女の風見に、再び岩太郎の脅威が迫る。
土蜘蛛の小女郎、男の娘忍者秋山鳥千代らが参戦し、剣術・忍術・幻術・妖術を駆使したバトルを繰り広げる。
失われた【花形の明鏡】の探索。
運命の波に翻弄され、風見と夏之丞との再会を夢見ながら、すれ違いを繰り返す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:59:32
480887文字
会話率:27%
「私は幸せでした。たとえ本当の愛ではなくても」
伯爵令嬢リリアは、夫であるヘイリーハイト侯爵と離縁する。
真実の花嫁である姉フォレスティーヌとヘイリーハイトが結婚するために。
リリアは追い出された城を呆然と眺めながら決意する。
「私は絶対に
幸せになってみせる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:00:47
96762文字
会話率:40%
連載版です。
短編の内容と、短編では語られなかったその後を含むストーリーです。
月花の君に求婚するため突きつけられた婚約破棄。
野暮ったいから無理と言われても、野暮ったい格好をしろと言ったのは他でもない貴方です。
しかも、月花の君って多分
私です。
今更、破断は無かったことにと言われても、もう遅い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 22:25:03
75874文字
会話率:39%
月花の君に求婚するため突きつけられた婚約破棄。
野暮ったいから無理と言われても、野暮ったい格好をしろと言ったのは他でもない貴方です。
しかも、月花の君って多分私です。
今更、破断は無かったことにと言われても、もう遅い。
最終更新:2022-09-17 20:14:16
4025文字
会話率:39%
成人の年を迎え、竜族の皇帝に謁見することになった妖精族の王女エフィニア。
皇帝グレンディルに出会った途端、なんとエフィニアが彼の「運命の番」だということが発覚する。
だが驚くエフィニアが聞いたのは「あんな子供みたいなのが番だとは心外だ」とい
う皇帝の心無い言葉で……。
ならば結構です。別に私も陛下に愛されたいとは思ってませんのでご安心を。
祖国の安全のため後宮には入りますが、皇帝陛下はどうぞご自由に他の寵姫を愛でてくださいませ!
他の側室の嫌がらせにもめげずに、エフィニアは精霊たちと共にのびのびと後宮ライフを満喫する。
やがて後宮に迷い込んだ小さな竜とも仲良くなるが、どうもこの竜には秘密があるようで……。
えっ、皇帝陛下が私を呼んでる? いつの間にか皇后候補に!?
私は静かに暮らしたいんですけど!!?
竜族皇帝×妖精王女の、異種族すれ違いファンタジー後宮ラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:33:47
160196文字
会話率:31%
ガラスの靴を手にやって来た王子の目の前で、シンデレラは魔法使いと駆け落ちしてしまった!
引っ込みのつかなくなった王子は、その場にいたシンデレラの意地悪じゃない姉を身代わりに城に連れて帰り、結婚することにした。
こうして二人はいつまでも幸せに
暮らしました……なんて上手くいくわけもなく――。
お前を愛するつもりはない? もちろん存じております。
目指すは円満離婚&慰謝料! 愛人でも側室でもご自由にどうぞ!
離宮に放置された妃は、釣りに畑にもふもふ牧場にスローライフを満喫する。
そのうちに、冷たかった王子の態度が変わりはじめて……?
これは、不本意ながら王子と結婚することになってしまった、ガラスの靴もカボチャの馬車も持たないシンデレラの姉が、自分なりの幸せを掴む物語。
※同タイトルの短編の連載版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 22:24:35
569554文字
会話率:35%
不貞を働いたと濡れ衣を着せられ、一方的に婚約を破棄されてしまった子爵令嬢シュゼット。
更には社交界でふしだらな女と噂され、次の婚約は絶望的だった。
そんなシュゼットに求婚してきたのは、父と兄を殺して当主の座を手に入れたと噂の「死神侯爵」ユベ
ール。
このまま腫れ物扱いされ続けるくらいなら…と、シュゼットは反対を押し切ってユベールのもとに嫁ぐことを決める。
だが訪れた侯爵邸で待っていたのは…ユベールの兄の忘れ形見である幼い兄妹だった。
え、子持ちなんて聞いてないんですけど!?
ユベールは「子どもたちのことは放っておいて構いません」と言うけれど…どう見ても問題児な二人を放置することなんてできません!
必死に子どもたちと関わるうちに、兄妹は徐々にシュゼットに心を開いていく。
それと同時に、愛のない契約結婚だったはずのユベールとの関係も変わり始めて…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 23:26:02
106767文字
会話率:35%
伯爵令嬢のリリアンは義理の弟であるユリウスにずっと片思いしていた。
誰にも言うことなくこの気持ちは一生隠していくつもりだったのにある日、公爵であるクロードに秘めていた想いを聞かれてしまう。
一生関わることのない雲の上の存在だと思っていた
クロードから、リリアンはなぜか「俺の恋人にならないか」と持ちかけられ――?
リリアンはユリウスへの気持ちを隠すため。
クロードは周囲からの圧を避けるため。
お互いの利得のための恋人なのに、なぜそんなに甘いんですか公爵様!
そんなすれ違いラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:24:16
78750文字
会話率:53%
奴隷として生きるルルは、大樹の国の大商人に買われる。
そして、大樹の国の女王との出会いは、ルルの人生を破綻させ、最悪の旅路へと強いられる。
ルルは願う、この旅が早く終わればいいのにと。
大樹の国の女王フェムは、世界を自由に旅するという夢
を持っていた。
そして、奴隷の少女との出会いは、数奇なすれ違いを生み、待望の旅路は最悪のものとなってしまう。
フェムは願う、奪ってしまった彼女の笑顔を見たいと。
これは、そんな二人の少女の話す旅路。
そして、たった二人の少女の"絆"の物語。
ギスギスから始まる二人の少女の冒険譚です。
重たい感情ぶつけ合う百合好きなので、そういう感じになってます。
ゆったりと二人の旅路を丁寧に書いていきます。
ルルとフェムの二人を応援して頂けたら幸いです。
*カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:11:44
136104文字
会話率:49%
器用貧乏の秀才が全力で幼馴染を溺愛したいだけのお話
過去に幼馴染にフラれた高校生、春日井信矢はその出来事がトラウマになりその後遺症に悩んでいた。
そんな彼の前にトラウマの原因となったハーフの幼馴染、竹之内狭霧が現れたことで平穏だった日常が
大きく動き出す。学院を中心に二人は様々な人々と出会い成長する。二人の過去と現在、様々な人間の思惑が関わってくる中、果たして二人の恋の結末は?
※R-15表記はイジメ描写などがあるために付けました。
※カクヨムさんで先行して連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:00:00
637820文字
会話率:67%
ディモス帝国魔術師団の実戦部隊に所属するエルダには犬猿の仲ともいえる相手がいる。同じ魔術師団の研究課に所属しているクラウスだ。
会話は棘々しく会うたび険悪な空気になるので、当然ずっと嫌われていると思っていたのだが、エルダ自身はこっそりとクラ
ウスの論文に萌え散らかし好みの顔にトキめく日々を送っていた。
しかしどうやらクラウスの気持ちも表面通りではなかったようで……。
すれ違ってもだもだする二人の話。
※アルファポリスにも掲載
※全然切なくないすれ違いものに仕上がりました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 21:40:00
64214文字
会話率:31%
精霊の血を引く2つの公爵家と大公家によって支えられている、エスメラルダ公国。
そのうちの1つ、カンディータ公爵家にはジークヴァルトとローゼリンドの双子の兄妹がいた。
10年前に母を失い、心に深い傷を負いながらも成長してきた2人の兄妹であった
が、16歳になったある日、婚約式を3日前に控えた妹のローゼリンドが失踪してしまう。
ローゼリンドの生存を信じるジークヴァルトは妹が見付かるまでの間、自ら身代わりとなって過ごすことを決意する。
幼馴染みのフロレンスと共にローゼリンドとして過ごすうちに、妹の失踪、そして10年前の母の死の真相に徐々に迫っていくが…
ジークヴァルトは妹を救い、愛しい少女と結ばれることができるのか───
※アルファポリス、カクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 21:37:01
65521文字
会話率:26%
婚約破棄をされて実家であるオリファント子爵邸に出戻った令嬢、シャロン。シャロンはオリファント子爵家のお荷物だと言われ屋敷で使用人として働かされていた。
朝から晩まで家事に追われる日々、薪一つ碌に買えない労働環境の中、耐え忍ぶよう
に日々を過ごしていた。
しかしある時、転機が訪れる。屋敷を訪問した謎の男がシャロンを娶りたいと言い出して指輪一つでシャロンは売り払われるようにしてオリファント子爵邸を出た。
向かった先は婚約破棄をされて去ることになった王都で……彼はクロフォード公爵だと名乗ったのだった。
短編にも投稿しましたが堪らず長編にしました。すみません。溺愛をもっと書きたくて……。暇つぶしに呼んでいってくださるとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 20:13:30
52037文字
会話率:38%
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を
覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いですが、読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
他、アルファポリス、ピクシブにも重複投稿しています、更新は同日です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 11:01:24
796509文字
会話率:44%
婚約者の母親であるパトリスにエイミーは話があると呼び出された。
十中八九、婚約者であるヴィクターとのことだというのは分かっていたが心当たりが何もない。不安な気持ちで話を聞くと、どうやら彼は政略結婚であるのに結婚に愛情を求めているよ
うだった。
そんなことを言われてもエイミーには愛情の示し方などわからなかった。
夜中必死に考えて、ある名案を思いついて早速実家へと旅立った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 14:56:19
6097文字
会話率:40%
高校三年の昇は幼なじみの大智と仲がいい。毎朝大智と双子の妹・理沙と3人で一緒に登校する時間が好きだった。
受験を控えたある日、昇は同じ委員会の女の子、大川と親しくなり、恋心を抱くようになる。卒業前になんとか付き合いたくて大川に告白をするが振
られてしまう。その理由は大智に「昇との仲を邪魔するな」と言われたからだと言う。昇は思いがけない形で大智の気持ちを知り、今まで幼なじみで親友でしかなかった二人の関係が少しずつ変わり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:30:59
57261文字
会話率:62%
某アイドルを推し始めてから八年。リアルな恋なんて私には必要ない。これから先も推しがいればそれだけで幸せ。
そう思っていたのに、突然の推しの『電撃入籍&卒業』。
人生最悪の日に、私を救ってくれたのは……同じ職場で働く先輩でした。
※
現代を舞台にしていますが、あくまで架空の設定です。
※アルファポリス様、カクヨム様にも掲載予定です。
※誤字脱字報告歓迎。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:00:00
62510文字
会話率:49%
その連絡が来た時、真っ先に浮かんだのは『彼女』のことだった。ただ…それも一瞬。
参加する旨を伝え、スマホをテーブルに置くと、壁に貼ってあるカレンダーを見た。
「そうか…もう、あれから10年か」
苦い青春の思い出が頭をよぎる。
たびたび
忘れた頃に思い出してしまう記憶。
とは言っても、別に今も彼女に未練があるわけではない。
あの頃の自分の若さがトラウマになっているだけだ。
「坂田君こそ…なんで、今更」
彼女の言葉を聞いてようやく気づいた。
注意事項
勢いで書いた2時間クオリティです。
深く考えずさらっと読むのがオススメです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 01:28:26
4261文字
会話率:41%
「ユリシーズ公爵家令息ラングイットとシベルク伯爵令嬢フェルーナの結婚を王命とする」突然言い渡された王命は、非常に仲の悪い頭脳派のユリシーズ公爵家と肉体派シベルク伯爵家との政略結婚だと思っていた。聖女候補となるリリアンヌへの恋心があるであろう
ラングイットへと嫁ぐことになったフェルーナだが···この結婚。実は複雑な訳ありだったのだ···。
結婚の意図が日を追うごとに明かされていくが、それと同時に彼の様子もなんだがおかしい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 18:48:37
156689文字
会話率:41%
エルフが秩序と自然を守り、オークその身をもって脅威に立ち向かう。
ドワーフは岩を砕き鉄を打ち、人間がそれらを発展させる。
この世界は全ての種族が手を取り合い、歩んできた。
しかし、ほんの些細なすれ違いで戦争は起きるもの。
大陸全土を巻き込ん
だ戦争の末に訪れた『灰の時代』
物語はそれから数百年後の出来事である。
森の中で目を覚ました青年は記憶を失っていた。
途方に暮れて彷徨っていると、1人の少女と出会う。
彼女は自らを『不老の魔女』と名乗る。
過去を忘れた青年と過去に囚われた魔女の旅が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 18:21:14
56225文字
会話率:36%
ミスティアはある時ここが乙女ゲームの世界に酷似した世界であること、自分が婚約者に近づいた女に嫉妬し投獄、死刑になる悪役キャラだと思い出す。彼女は破滅回避に尽力し、ゲーム関係者に近づかないよう努めた結果、攻略対象たちはゲームに無かった病みや狂
気を現し、投獄死罪を回避するための学園生活は一歩間違えれば監禁バッドエンドの学園生活に変化していていた。
周囲の狂気を知らないミスティアは、使用人や家族を自分のデッドエンドに巻き込まないよう尽力するが、ゲームでは死者であり、ミスティアが救った人々の善意によって彼女の退路は絶たれていく。
全てが異常だらけの中、ミスティアは無事、ゲームシナリオ終了の一年間を終えることが出来るのか。
「選びなよ。選択権は君にある。君の意思でどちらを捨てるか選んで。ミスティア」
「ふふ……仕方ないなあ。いいよ。だってミスティアが俺にとって一番大事だもの」
「それじゃあお前はあいつのことが好きだと思われるだろ」
「違うんだ、これでいい。これでいいんだ。君を守ることで……俺は……」
「ひひ、お前にも見せてやるよ。人間が本当の地獄を見る瞬間をなあ!」
「ミスティアさんは、ずっと笑っていられる世界にいてくださいね」
「……お前は変わらないな、ミスティア……。今もなお、俺を助けたときと変わらない」
--悪役令嬢に ハッピーエンドはありますか?
※異録は他者視点です。
※正規の結末の他、攻略対象の個別エンド予定(ハッピーエンド、ifバッドエンド)
書籍化+コミカライズ中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 18:00:00
1154428文字
会話率:28%
小さな国の王女として生まれたアーデルは警戒心が強く、人の輪に入っていくのが苦手。怒声や人の感情の起伏を見ていると心臓がおかしくなりそうなほど怖くなる。だから結婚相手は優しくて物静かな人で、結婚生活は静かで穏やかなものがいいと望んでいた。
そ
んなアーデルに突然結婚話が持ち上がる。ヒュドール帝国からの申し出があったと。相手は公務にもほとんど顔を出さない第七皇子ラビ。陰で根暗と呼ばれるほど暗い彼と会った事はないが、そう呼ばれている事を知っていたから結婚を許諾した。
顔の半分を仮面で覆ってはいたが、引っ込み思案ですぐに謝罪する人見知り。とても優しい人で結婚への不安などなかった。
望んだ穏やかな生活が手に入ったと喜ぶアーデルだが、そうもいかない事情が彼にはあって……それが穏やかな生活を脅かす影となり付きまとうことになるとはアーデルは想像もしていなかった。
アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 17:50:00
314122文字
会話率:58%
結婚生活ニ十周年を迎える今年、アステリア王国の王であるトリスタンが妻であるユーフェミアから告げられたのは『離婚してください」という衝撃の告白。
愛を囁くのを忘れた日もない。セックスレスになった事もない。それなのに何故だと焦るトリスタンが聞
かされたのは『愛人が四人もいるから』ということ。
愛している夫に四人も愛人がいる事が嫌で、愛人を減らしてほしいと何度も頼んできたユーフェミアだが、
減るどころか増えたことで離婚を決めた。
幼子のように離婚はしたくない、嫌だと駄々をこねる夫とそれでも離婚を考える妻。
愛しているが、愛しているからこそ、このままではいられない。
夫からの愛は絶えず感じているのにお願いを聞いてくれないのは何故なのかわからないユーフェミアはどうすればいいのかわからず困っていた。
だが、夫には夫の事情があって……
夫がクズなのでクズに嫌悪を感じる方はご注意ください。
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 08:00:00
332674文字
会話率:61%
ある朝、ハロルド・ヘインズは祖父に呼び出されて告げられた。
「明日、お前の婚約者がここへ嫁いでくる」
生を受けて16年、婚約者がいることは一度も聞かされていなかった。
貴族の子供に婚約者がいるのはおかしな話ではない。衝撃ではあったが、一
体どういう相手なのだろうと問いかけたハロルドの耳に届いたのは想像もしたくないほど最悪な言葉。
「美しい和の国の女だ」
和の国を愛してやまない祖父が決めた婚約者。
誰も逆らうことができない祖父の絶対命令に従うしかなく、ハロルドは婚約者ユズリハを迎える。
和女を婚約者にしたことがバレては笑い者になる。
和人に嫌悪するハロルドにとって人生終了のお知らせも同然。
ユズリハに感情も事情も全て正直に告白したハロルドは驚くことなくそれを受け入れ「愛し合えとまでは言われておらぬ」と笑う姿に唖然とする。
地獄の始まりだと婚約者を受け入れようとしない伯爵家次男は想い人と一緒になることを夢見ているが、自由に暮らす和の国随一の豪商の娘はそれさえも応援すると言い……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 08:00:00
306277文字
会話率:52%
ザックス王国の第一王女であるリナリアは、幼い頃、神様と呼ばれる者のいたずらで、異世界(現代日本)に飛ばされた過去がある。
ショックのためか、記憶をを失ってしまった彼女は、自分と瓜二つの少女として生きていた。
ある日、神様の気まぐれで元の世界
に戻され、神様と呼ばれる存在から、この国の姫(リナリア)であることを知らされる。
彼女は飛ばされた先の異世界(ザックス王国)で、隣国の第一王子ギルフォードと、騎士見習いのカイルを同時に好きになってしまう。(ここまでが【桜咲く国の姫君】のあらすじです)
悩んだ末、より強く惹かれているのはカイルの方だと気づいたリナリアは、旅先から戻ってきてくれるよう、彼に手紙を出す。
しかし、一週間経っても、彼からの返事はなかった。
不安に揺れる彼女の元に、数日後、カイルが〝行方不明〟との知らせが届き――。
注1)このお話は、リナリアがカイルを選んだ場合の〝カイルルート〟です。ギルは最初と最後、少ししか登場しませんので、その点ご留意の上お読みください。
注2)こちらは【桜咲く国の姫君】(『桜舞う国の訳あり身代わり姫』から、元のタイトルに戻しました)の続編です。前作を未読の方には意味が通じない部分がありますので、こちらから読まれる方はご注意ください。(一応、前書きに前作のあらすじは記載してあります)
注2)前作同様、個人出版(AmazonのKDP利用)していたもの(こちらは一巻のみ)の加筆修正版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 17:10:00
157847文字
会話率:23%