そこは真球の中、幾度も廻る世界は生と死を繰り返す。
地獄でもあり天国でもある揺り籠で今も笛の音は鳴り続け、人の空想から生まれ落ちた怪物共が母を食らうその様は地獄であり、死の先に続きがあるという希望は天国の証明にも勝る希望になり得る。
だが、
そんな終わりなき人の物語にもいずれ正しき絶滅が訪れる。
来る終わりの日、幾度も廻り、狂った先にある■■■を君達は受け入れなくてはならない。
願わくば、この世界を生きる君達に幸多からんことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 15:00:38
159866文字
会話率:44%
石化した世界を、魔法使いシエラと精霊チーリィは旅をしていた。
そこには誰もいないのに鳴り続けるオルゴールと、傍らには石化した青年の姿があった――。
「これ、なかなかのイケメンじゃない? アンタ、面食いでしょ?」
「石だと造形もわからないよ
……」
青年の石化を解き、シエラは世界の全容を告げる。
そこに広がるのは、遠くの果てまで石に覆われた世界だった――。
「シエラは、僕を絶望させたいの……?」
青年は絶望し、シエラは淡々と眺めていた。
これは、そんな石化世界から脱出を目指す物語。
■ ■ ■
全七話、毎日20:00更新
アルファポリスに同時公開
※作品内に挿絵が含まれます。
苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 20:00:00
43436文字
会話率:30%
とある町にある小さな会社。そこにいる男。社長なのだが、はあ……と、ため息。
目の前の机の上には鳴り続ける電話。
相手は分からないがどういう用件か想像はついている。
度重なるクレーム。そろそろ事業の存続も危ういか。
いい話であってくれ
たら……と社長は受話器を外した。
「はい、もしもし」
『うぉぉぉい。そこは【マグナムナ】の販売会社でいいんだよなぁ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 16:00:00
1831文字
会話率:48%
「私、マリー。今あなたの部屋の向かいのマンションにいるの」
マリー?メリーさんをもじったものだろう。
妙なオリジナリティを出しやがって馬鹿が。
知らない番号だが、恐らくあいつの悪戯だろう。
電話を切ってグラスに入っている酒を一息で飲み干す
。
また電話が鳴った。
今はリラックスしたいときなのに・・・・・・。
無視しても止むことなく電話は鳴り続ける。
仕方ないので手に取った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 11:00:00
1100文字
会話率:28%
この詩は、日常生活の中で響くいびきの音をテーマにしています。詩人は、自分の家族や好きな人、そして身近な他人のいびきに囲まれながら、生活の中に溶け込む不定和音を感じています。その不思議な響きは、どこからやってくるのかわからないまま、現実と夢の
はざまに入り込んでいきます。
詩の中では、「がぁ」という擬音が繰り返され、いびきの音を表現しています。詩人はその音に静寂が訪れた瞬間を感じ、待ち望んでいたようです。しかし、いびきの音は止むことなく鳴り続け、どこに向かって吠えているのか、意識のはざまに入り込んでいきます。
詩の終わりでは、いびきの音が昨日も明日も鳴り続けることを描写しています。それにもかかわらず、詩人はその響きを知らずに鳴り続けることに言及しています。詩の最後の行では、繰り返される「がぁ」の音が続きます。
この詩は、日常生活の中で感じる騒音や煩わしさを通じて、人間の存在や営みの不条理さを表現しています。いびきの音は、日常の中で聞こえる小さな響きの一つですが、それが詩人の内なる世界や意識の深層に訴えかけるものとして描かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 21:19:00
273文字
会話率:0%
ジリリリリリリン!
西部方面最前線の地下数十メートルに広がる広大な『ITヘルプデスク』では、何百台もの電話が鳴り続けている。
『戦闘中にパソコンが壊れた!』
『無線機が繋がらない!』
剣と魔法の世界に、先代皇帝として生を受けたはた迷惑
な転生者によって持ち込まれた超技術の数々。
それら駆使して圧倒的有利で戦線を拡大する『帝国』の栄光の陰には、最前線での機器故障に悲鳴を上げる将兵たちをケアするヘルプデスク・エンジニアたちの姿があった。
そんなヘルプデスクの一人、幼き苦労人のルー・クロウスは、鳴りやまない受話器にかじりつきながら、今日も今日とて苦労している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 20:19:31
11999文字
会話率:50%
最後にその部屋に入ったのはいつだろうか
その声を聞いた人は居るのだろうか
キーワード:
最終更新:2023-01-19 23:00:00
206文字
会話率:0%
高校の放課後。
風馬は親友と一緒に、同学年の美女・由良の
パンツをのぞいていると、突然ケータイからプッシュ通知が。
鳴り続ける通知音と、橙色に変色する空。
太陽のちょっとしたくしゃみにより、柳橋高校とその地域一帯は、灼熱地獄と化した。
しかし、消滅したはずの風馬は、グリーゼという別の惑星で転生する。
そして、第二の人生をスタートさせるのだった。
――タコとして。
※カクヨム様でも投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/16817330647676419021折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 10:40:53
17810文字
会話率:27%
ひっきりなしに、LINEが鳴り続け既読がつくまで諦めない女!
最終更新:2021-10-19 03:00:00
1315文字
会話率:16%
鳴り続けている。いつからかはわからない。
この作品は自サイト・カクヨム・ノベプラにも掲載しています。
最終更新:2021-03-11 18:00:00
1450文字
会話率:2%
突然ミルガイの宇宙服が赤く点灯し、アラートが船内に響いた。
既に水の惑星の重力圏内です、帯水機構のみでは自重を抑えきれません、保重機構のスイッチを入れてください、既に水の惑星の重力圏内です…… 船載知性が簡潔な警告文を繰り返し、長短短の
ビープ音を鳴らし続けている。
「着水する前に体が潰れたら意味ないですよ。早くこのうるさいアラートを止めてください」
ムールガイは八本の腕のうち半分を使ってわざとらしく耳のあたりを塞ぎながら、警告音に負けないように大きく声を上げた。すまない、と落ち着いたふうに保重機構を起動しようとしたミルガイだったが、今度は逆に狭い船内をプカプカと浮き始めた。
「何やってんですか!それは反重力保身機構でしょう……」
ムールガイは耳を塞いでいた四本腕を組みかえ、視界を塞ぎながら落胆の声を漏らす。騒がしく鳴り続ける警告音にはもう慣れたようだった。
「すまない。気を引き締めるから」
「お願いしますよ。積年の夢だってのになんでそんなに気が緩いんだか……」
ムールガイの小言にミルガイは心のなかで、積年の夢だからこそ浮足立ってしまうのだ、とささやかに反論した。ムールが鈍感すぎるだけだ、とも付け加えた。
彼らは五百年のあいだ夢に見た理想郷――地球に降り立とうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 02:39:49
1663文字
会話率:53%
薄暗い箱車に詰め込まれ、誰もが不安と恐怖で沈黙する。自分達はなぜここに居るのか。何をされるのか。
高く低く響く笛の音色と、遠く鳴り続ける太鼓の音。揃えられた足音と擦れる金属の軋り。
開かれた扉の向こうは白と青、銀色の輝きと幾筋の黒煙。朧にな
った「在ったはずの世界」と叩きつけられた
「在る世界」。センベイは問う。「お前は足を竦ませ立ち止まり殺されるか、足を踏み出し殺して進むか。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-19 17:08:38
60479文字
会話率:44%
小梅美菜のことが好きになってしまったんだから仕方ないじゃないか。
誰しも一度くらい一目惚れしたことがあるでしょう。
大学生にもなって菊池亮介の心臓は早鐘のように鳴り続けるのです。
※大学サークルでの投稿作品転載
最終更新:2017-02-12 20:41:05
9761文字
会話率:47%
鐘は鳴る。鳴り続ける。
最終更新:2017-01-12 02:56:20
746文字
会話率:0%
僕――百坂冬花は、高校三年の九月中旬、幼いころからの夢であり目標にしていた会社である<家族構成促進機構>通称FSFOに入社が決まった。
縛られていた縄から解き放たれ、残りの学校生活を有意義に過ごそうと心に誓った矢先、一件の着信と共に明日
からの仕事導入が伝えられる。
学業に支障はきたさないと保障され了承はしたものの、心の準備ができておらず、自分に自信が持てなかった。
翌日、目標であるスタート地点に足を運ばせているにも関わらず、その足は重く、終始鼓動は足早に鳴り続けた。
職場に着き、配属される部署に案内される。
道中受けた説明によると、配属先は派遣専門の部署で、神埼かんなという班長が指揮をとる神埼班である。
派遣部署とは、お客様からの要望に応じた人材を、依頼された家庭に家族として派遣させる――FSFOの主な役割を担っている――部署となっている。
その依頼の内容はさまざまで、親族間での行事代行をはじめ、孫や娘を持てなかった方からの派遣依頼、家族を失った方の心の穴の埋め合わせ。家族からの愛情を受けることができなかった方への愛情提供、思い出作り諸々である。
一通り説明を終えた案内役の女性は一つの扉の前で足を止めた。
扉の傍らには、派遣部署神埼班と書かれた看板が添えられており、目的の場所なのだと一目で理解した。
ここから僕と家族の新たな思い出が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 22:01:40
1392文字
会話率:22%
引っ越してきてからと言うもの、毎晩鳴り続ける壁の音に、俺は悩まされ続けていた。
最終更新:2016-07-31 22:11:53
5266文字
会話率:17%
宵は、オルゴールの音を導く。
鳴り続ける音を止めるのは月なんだ。
最終更新:2015-02-14 00:00:00
2414文字
会話率:38%
セミが外でずっと鳴り続けている夏。独特な音を発する夏。ただただ太陽が輝かしいだけで、クソ暑い夏……
最終更新:2014-05-21 19:04:53
784文字
会話率:30%
風鈴は、男の為に、ただ鳴り続けた。
例え誰も、見ていなかったとしても。
最終更新:2014-01-29 18:43:10
1624文字
会話率:39%
主人公,高須ソラは、いつも通りの時間、いつもと変わらない学校に着いた。しかし、その日の学校は何処かおかしかった。一時間目のチャイムが鳴るが、それは鳴り止まず、奇妙なほどに鳴り続け、結局放課後まで鳴っていた。その次の日、何かに導かれるように転
校生がやって来た……。
外伝もあるよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-10 13:56:06
20730文字
会話率:32%
真夜中、私の携帯電話に着信があった。液晶画面に表示される着信相手の情報は、公衆電話……。
一体誰が何の目的で公衆電話からかけてきたのだろうか。鳴り続ける電話を見つめながら、イタズラの可能性が大きいと思いつつも、私は電話に出てみた。
し
かし私が何を言おうとも相手はウンともスンとも言わない。
やがて、この電話に出たことが私の一生の後悔になるとも知らず、翌朝、私は大学へと行き、テニスサークルに励んだ。そう、この日の深夜が私のXデーになるだろうとは思いもせずに。そして、様々な不可思議な現象を目の当たりにしながら、私は恐怖のどん底へと追い詰められていき――。
【夏ホラー2010参加作品です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-07 17:00:00
7677文字
会話率:35%