魔力持ちが99.8%を占める世界で、皇女ラシェルは全く魔力を持たずして生まれてきた。
不遇な扱いを受けながらも懸命に生きるラシェルは、皇宮を出て、庶民として魔塔で薬草栽培士として働くことに。
そんなある日、新しい魔塔の主としてやって来た青年
の姿を見て、ラシェルは驚愕する。新しい魔塔主は、かつて通っていたアカデミーの後輩エスティリオだったのだ。
皇女である事がバレると、腹の中にいる蟲に喰い殺されるという呪いをかけられているラシェルは、なるべくエスティリオに近付かないようにしたいのだが、当のエスティリオは犬のごとくしっぽをフリフリ懐いてきて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:22:35
35603文字
会話率:40%
魔素、それは魔力の根源。
そこは遍(あまね)く魔素の揺蕩(たゆた)う世界。魔物や魔石、そして、魔法の存在する世界。
人は時に命を懸けて魔物と闘う。魔石は倒した魔物から得られる勝者への褒美。その表面に虹色の紋様が妖しく揺らめく、何とも
不思議な石。
偶然の巡り合わせにより、魔物の棲み家である魔の森の中に造られた開拓村。
そこは、他所とは一線を画す濃厚な魔素の漂う場所だった。その村で生まれ育ったレオは、魔物同様に魔力持ちとなり、やがて魔力による身体強化に目覚める。
都会とは桁違いに濃厚な魔素が漂う村で、レオは世の魔導師たちが想像すら出来ない速さで己の魔力を増大させてゆく。しかし、濃厚な魔素とは裏腹に文明の恩恵が最も希薄な辺境の村には、魔法の知識など皆無だった。
他者の遠く及ばぬ文字どおり人外の魔力を体内に宿しながら、魔法を使えぬ歪(いびつ)な存在となったレオ。それでも己に降りかかる理不尽に抗い、必死に足掻き続ける。
やがて放浪の果て、とある魔導師との邂逅はレオに・・・
レオの生きる世界は魔物が咆吼し、王侯貴族が支配する “力こそ正義” の世界。
そして、不条理の世界。その長き停滞の時代、レオの活躍はやがて彼の意志を越え彼の起こした波紋は、いつしか世界の隅々へと拡がってゆくのだった。
それは時に、魔石が浮かべる妖しくも美しい紋様のように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 00:00:21
149382文字
会話率:12%
気がついたら知らない場所にいた。
ここは何処だろう?
知らない事が多すぎた。
ここで僕は何をすればいい?
元いた世界へ戻る方法を探しながら……。
最終更新:2025-06-04 16:12:25
28718文字
会話率:29%
【今この身が滅びようとも、永久の愛をあなたに捧げる】
魔法と剣技に優れた『魔導剣士』ジェイドは、傭兵ギルドに登録し、相棒と共に依頼をこなして生計を立てていた。ある日、二人は偶然行き倒れていた少女を発見し、病院へ搬送するが、目覚めた少女は記憶
を失くしていた。
その少女フリージアにどこか懐かしさを覚えながらも交流を続けていくうちに、ジェイドは徐々に彼女に惹かれていくようになる。
そんな中、魔力持ちを狙った連続誘拐事件が世間を騒がせるようになる。フリージアにも不穏な影が忍び寄る中、どうやら彼女は三百年前以上に滅びた国と関係があるのではないかと判明し――。
※異世界が舞台で転生を扱ったお話ですが、現実世界から異世界への「異世界転生」ではありませんので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:37:57
248872文字
会話率:38%
本格派ハイファンタジー✕恋愛。ここに爆誕!
祖国から事情があり逃亡した錬金術師、ランツェリン・フォン・クレットガウは本拠としていた国が荒れて居た為、魔の森を抜けて別の国に本拠を移そうとしていた。
しかしそこでは明らかに貴人の乗る馬車が統率
の取れた襲撃者から襲われていて……。
ランツェリンは見逃せず、襲撃者たちから貴人を助け出す。そこで出てきたのは絶世の、傾国の美女としか見えない美しい令嬢、マルグリット・ドゥ・ブロワ公爵令嬢が現れた。
この物語はマルグリットを見捨てられなかったランツェリンとランツェリンに救われた事により惚れたマルグリットが策謀を駆使してランツェリンを絡め取る物語である。
※この作品はW主人公で話が進みます。ラントとマリーの視点を中心に様々な人物が絡んできます。お楽しみください。異世界転生はフレーバーです。世界観を説明するのに便利なのです。神様チートはありません。
※女性読者様へ
中世ヨーロッパの貴族社会を舞台としているので、純愛ではありますが主人公と女主人公以外のヒロインが出てきます。そして男主人公は女主人公以外とも情を交わします。簡単に言えば側室や妾、愛人などが出てきます。直接的な表現もあります。魔物に対抗する為に通常の平民よりも遥かに強い魔力持ちは常に求められる存在という社会構造がある為です。それを頭に置いて読んで頂けると嬉しいです。ハッピーエンド保証です((。・ω・)。_ _))ペコリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 19:00:00
705048文字
会話率:47%
侯爵令嬢エリアーナは、長年の婚約者であるアルフォンス王子から「真実の愛を見つけた」と、華やかな男爵令嬢リリアンナを伴い、公衆の面前で婚約破棄を突きつけられる。「地味でお前では王妃は務まらない」と。しかし、エリアーナは王家との関係維持のため母
に強要され、自身の強大な魔力を隠し続けていた地味な令嬢だったのだ。失意のエリアーナに手を差し伸べたのは、偶然その場に居合わせた隣国の若き「氷の公爵」カイだった。彼はエリアーナの秘めた力を見抜き、自国へ招く。新たな地でエリアーナは本来の力を開花させ、人々を救い、そしてカイからの予想外の溺愛に戸惑いながらも、真実の愛と幸福を掴んでいく。一方、エリアーナを捨てた王子とリリアンナには、当然の報いが待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:30:00
4884文字
会話率:41%
魔力がなければ人にあらずと言われた時代から数百年。いつの頃からか魔力持ちが減っていき、人々は科学技術に目を向けた。今や魔法は時代遅れのものとされつつある。そんな科学が台頭し魔法がすたれつつある世界の話。
プラトー王国首都セントル。
閑静な
住宅街カムデンウッドで化け物が出没すると騒ぎになっていた。腕に覚えのある相棒もかなわなかったという。
同僚ハロルドに拝み倒されて出向いた魔法庁職員トマス レーンが見たものは?
たぬき祭り、酒祭り参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 19:11:25
11902文字
会話率:48%
男爵令嬢オリヴィア・ラスボスは転生者である。しかし王国トップの王家よりも遥かに多い膨大な魔力持ち故に危機感を抱いて、魔力を隠してつつましく成長した。魔力のことは父親以外は知らなかったが、その父親が派閥の長であるローエングリム公爵を庇って死ん
でしまった。このことによりローエングリム公爵はオリヴィアを保護するべく、オリヴィアを第二夫人として白い結婚をする。そしてオリヴィアにオタク生活を満喫させるためにローエングリム公爵一家は害虫退治をするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 13:19:31
20903文字
会話率:29%
ありふれた悪役の断罪………なんてのは三文芝居。
無能悪役王女とうたわれた最強魔術姫リンカーラ・モルタリアの追放から物語は始まる。
唯一の魔力持ち平民,変装名人リョースゲイル・イタクキャー
優しいぽんこつ,二大魔王の一人リスビル・ユーリンダレ
ム
幻の大賢者に勇者(歌い手),
不思議な世界が織りなすファンタジーストーリー。
残り輝石たちの行く末はー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 20:28:00
3293文字
会話率:35%
魔力持ちを「魔女」と呼び、赤子の頃に殺すしきたりのある国に生まれた一人の少女がいた。名はリーリエ。彼女は魔力持ちの証である鮮やかな赤色の瞳を持っていた。本来ならば殺される彼女が生きているのは、彼女が聖力も持っていたからだ。聖力持ちは「聖女」
として必ず王家に嫁がなければならない。そのおかげで生き延びれたリーリエだが、あることが原因で処刑されることになる。処刑当日に見知らぬ二人の人が現れ、今まで誰も知り得なかった秘密が明らかとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 22:35:15
7607文字
会話率:33%
ピアノと作曲の才能のある少年、アルシュは、難病を患っていた。
けれど、天才細胞学者、ダルシアン博士の設計した治療法により、病は治り、回復しつつある。
しかし、その治療法は、患者を不老長寿の体質に変えてしまうものだった。
事故で亡くなってしま
ったダルシアン博士に代わり、相棒のルイス博士は、アルシュを知人のピアニスト、エマスイに託す。
アルシュの体質に戸惑いながらも、次第に受け入れていくエマスイと、助手のサマー。
アルシュは元気を取り戻し、味方を得て、才能を開花させていく。
ある夜、森の精霊と名乗る女性がアルシュの部屋を訪れる。
精霊メルツと会話するうち、アルシュは自分が魔力持ちだと知る……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 15:52:43
206103文字
会話率:31%
ご都合主義のゆるふわ設定。
あらすじ
「こんなブサイクと婚約するのは嫌です」
七歳の第一王子殿下。
何故か赤ちゃんの頃から大人が使う難しい言葉を理解出来ていた私五歳。
第一王子殿下との初顔合わせに登城して、この暴言。
でもこの婚約は
確定してる。
なぜなら。
国境付近に出る魔獣討伐が出来る魔法使いを増やすため、魔力持ち同士の婚姻を進める皮切りとして結ばれた典型的な政略結婚。
魔力持ち同士の子ならば魔力持ちが生まれる可能性が高くなるのではないか、という予測が立てられてそれを実証出来るかどうかという所。
魔力持ちじゃないと魔法使いにはなれないし、魔法使いだけが自然の中にある魔力の溜まる場所で生まれた獣……魔獣を討伐出来るから。そして平民より貴族の方が魔力持ちが多い。という考えから生まれた私と殿下の婚約は必ず婚姻もしなくちゃならないのに。
怒るとか泣くとか、そんな気持ちにはなれなかったけど、でも、ブサイクなんて言う人と婚姻しなくちゃならないなんて、それは嫌だなぁ……。
※主人公は5歳でスタート。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 00:00:00
248173文字
会話率:30%
仲間のために、家族のために彼は祓魔師として妖魔たちと戦ってきた。しかし、最終的に誰も守れることはなく──命を落としてしまう。
そんな彼が転生したのは、夜魔(ようま)と呼ばれる異形が存在する日本だった。
由緒正しき御三家の長男でトウヤという名
を与えられたが、彼は魔力の無い忌み子として生まれてしまった。
周囲の人間はトウヤを忌み子だと蔑み、見下した。転生しても無力なままだと思われたトウヤだったが、実は莫大な魔力を保有している特異体質だった。
トウヤは自分の真の能力を理解し、夜魔を世界から殲滅するために世界最強の退魔師へと至る。今度こそ、大切な人たちを守るために──。そして気がつけば、彼に興味を持った美女たちにも狙われ始めるのだが……。
これは無能と呼ばれた少年が、世界最強の退魔師へと至る英雄無双譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 20:39:34
107050文字
会話率:47%
エリートだけがあつまる魔法塔ダグラスの代表候補の伯爵令嬢コレット。小さい頃から膨大な魔力持ちのため伯爵家からダグラスに預けられ英才教育を施された。魔法能力は開花し素晴らしい才能豊かな魔術師に。そして第二王子の婚約者候補。
順風満杯だったが同
僚や貴族に恨まれ呪われた。不定期にティースプーン並みの大きさになる呪いをかけられた挙句、権力を使われ、辺境の地への異動も命じられる羽目に。
辺境の地の異動、人は左遷というがコレットは気にしてなかった――やだ、これってある意味休暇じゃない。何したらいい、いや、何をするのが自分の幸せ?小さくなってもなんとかやっていかないと。
コレットは幸せを追求しスローライフ?を満喫していく ーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 18:51:07
31514文字
会話率:26%
私、フレア・ドンミス伯爵令嬢は、代々、騎士団長を担う家系に生まれた。
けれど、女性なうえに、並の体力しかないので、家督相続が危ぶまれていた。
結局、お父様は養子と後妻を迎え入れた。
実母を亡くした私にとって、いきなり義兄と継母ができ
たことになる。
お父様から期待されない私は、このまま他家の男性の許に嫁ぐだろうと思われた。
ところが、私が成人した際、魔力を宿していることが発覚する。
我がエリア王国では、魔力持ちが稀少であったため、国王陛下から将来を嘱望され、私はドンミス伯爵家の家督を継ぎ、魔法を使える騎士団長になるよう言われた。
この国王の宣言によって、我が家に激震が起こった。
魔法の力に懐疑的なお父様と、伯爵家の家督を継ごうとする義兄が、腹を立てたのだ。
その結果、息子を後押しする継母と、義兄によるいじめが始まった。
それなのにお父様は、継母と義兄の肩を持つばかり。
ついには後妻親子から濡れ衣を着せられて、私はお父様から往復ビンタを喰らう。
挙句、「この出来損ないが!」と罵倒されてしまった。
さすがに我慢の限界だ。
お父様、そして下衆な義兄様とお継母様。
「能ある鷹は爪を隠す」という言葉、ご存知じゃありません?
私、本気を出させていただきます。お覚悟を!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 12:10:00
13999文字
会話率:19%
ーーーーーーーーー。
200年前、シュツルベルク魔導大戦により多くの命が失われた。
残された人々は、自分たちの過ちを改心し平和の名の基各国協力し合い、文明の発達に尽力してきた。
しかし、魔力を持った人間は戦に殆どが出
向していたため、残っていたのは少しの王族・中枢研究機関・貴族平民の女性と子どもであった。
戦後100年、世界人口は10億を超えているが魔力を持つ者の人口は5千万を満たない。
魔力を持った者同士の間に誕生した子どもでも魔力を持たない事例が多く、減少するばかり。
そこで中枢機関が統合された国際魔導研究機関は、魔力を持った者の魔力細胞を保存させ遺伝子学的に導き出した相性の良い者に提供され魔力を持った子を増やす『ギフト』という登録システムを導入した。
このシステムにより魔力持ちの人口増加は次の年から顕著に表れた。
そうした過去を持つ現在、魔導士の増加により人々の生活も明確に豊かになり、更なる発展を遂げた。
しかし、『ギフト』による魔力交配は上手くいっても自・然・に魔力を持つ子どもができることは殆どなく1%に等しいほどだった。
ーーーーーーーーー。
お昼ご飯食べていたら思いついたので、忘れないうちにメモしました。
今後編集あると思いますが、暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに食べていたのはジェノベーゼです。美味しかったです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 17:00:00
6074文字
会話率:56%
聖女として召喚されたはずなのに、放り込まれたのは二ホンという国だった。
主人公夏川レイは現代二ホンで魔法の力を隠して事務員として小さな会社で働いている。
「平穏無事に生きられればそれでいい」そんな夏川レイの生活にも小さな波風は立つ。
高魔力
持ちで魔法使い、夏川レイの平凡そうで平凡ではない生活をお届けします。
※気分転換のお楽しみで書いているので不定期更新です。壮大なストーリーも涙のエンディングもありません。お茶のおともにでも気楽にお楽しみください。
作者が「うん、気が済んだ」と思った時が完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 13:00:22
222392文字
会話率:54%
ラインベルク王国平民出身のハンナ・ハルツェンは、戦争で故郷と家族を奪われた悲しい過去を持つ。その復讐心から軍に入隊し。最新兵器である魔導砲を扱うための算術士となるも、なぜか配属されたのは魔力測定所。そこでハンナは、貴族の青年エーリッヒと出
会う。
彼は類まれな魔力の持ち主だったが、そのけた違いな魔力ゆえに高い精度の算術能力を持つ者を必要としていた、ハンナの持つ並外れた計算能力を、魔力値測定時に彼は見出した。そこでハンナは、エーリッヒの巨大魔導砲専属の算術士として転属させられることとなる。
二人の前に立ちはだかるのは、強大なルスラン帝国の軍勢。それらを、巨大魔導砲によって打ち破っていくが、帝国は新たな兵器を繰り出し、これに対抗する。そのたびにハンナはエーリッヒと共に、知力と魔力を駆使して戦いに挑む。
これは、数々の戦いを乗り越え、運命に立ち向かう女算術士と途方もない魔力持ちの魔術師エーリッヒ、そしてその周辺の人たちをも巻き込む戦いと日常の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 07:15:49
106789文字
会話率:43%
アパートの隣に越して来た家族。その娘は魔力持ちだった。魔力持ちの子供はすぐに国が運営する施設へと引き取られるが、リーゼは魔力の割に器が小さいため長続きしないと親元に残された。そんなリーゼと隣に住むケビンが初めて触れた瞬間、2人の間でしかわか
らない感覚が生まれる。成長するにつれ魔力が増えるリーゼと、顔を見ると抱きつかれるケビンとの関係は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 01:00:00
5967文字
会話率:28%
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられな
い!
★アルファポリスさん(完結済)から編集して掲載。
☆Nolaノベルさん編集して掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 12:00:00
150483文字
会話率:46%