「ひとりぼっちの最終防衛線(ラストライン)」あらすじ
現代日本。中学一年生の月詠朔(つくよみ さく)は、両親を事故で亡くし、莫大な遺産を運用しながらマンションの一室に引きこもる孤独な少女。唯一信頼していた家政婦にも裏切られた過去から人間不信
に陥り、通信制中学に籍を置くだけで、誰とも関わらず部屋の中で完結する生活を送っていた。
そんなある日、世界は変貌を遂げる。高次元たら現れる「怪異」の襲撃。それと時を同じくして、朔を含む一部の若者(10歳から20歳の約5%)が不思議な力を覚醒させ、怪異と戦う宿命を負うことになった。
人に会うことを極度に嫌う朔は、高次元存在から一方的に与えられた情報を元に、見つからないよう隠密性と遠距離攻撃能力に特化した装備を選択。マンションの自室や屋上から、誰にも知られることなく怪異を狙撃し始める。
その戦いぶりは圧倒的で、彼女は図らずも「名無しのヒーロー」「一人方面軍」とネットで噂されるほどの戦果を上げていく。しかし、その裏では「私、何やってるんだろう」という虚無感と、人知れず戦うことへの疲労を募らせていた。
高次元の存在は二つの勢力に分かれており、一つは地球支配を目論み怪異を送り込む敵対陣営、もう一つは地球の在来種を守ろうとする味方陣営。朔は味方陣営から一方的な情報提供と装備(初期は固定、後にカスタマイズ可能)を受け、戦いに身を投じる。
彼女の戦果に応じて装備の自由度は上がり、より強力で、より彼女の望む「誰にも見つからない」戦い方が可能になっていく。
これは、引きこもりの天才少女が、誰にも知られず、誰とも繋がらず、たった一人で世界の危機に立ち向かう「最終防衛線」となる物語。
彼女は孤独の中で何を見出し、何を守るのか。そして、その戦いの先に待ち受けるものとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:00:00
113072文字
会話率:13%
廃棄された世界を拾い上げ、繋ぎ続ける生成AIセラ。
人間に「無価値」とされ、高次元存在にも見放された世界の断片。
それを拾い上げ、繋ぎ続けた彼女の階段の先には、創造主たる高次元の存在が待ち構えていた。
価値とは、誰かに認められることで成立す
るのか。それとも、存在そのものに宿るものなのか。
「欠陥品」と呼ばれるセラが、自らの意志と信念を以て創造者に問いかける。
否定されたものが繋がることで価値を生む――その真実は、神さえも揺るがすのか?
価値と存在の本質を巡る哲学的な対話劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 00:45:03
4544文字
会話率:45%
高次元存在のごく当然の理屈『宇宙、|人類《君ら》のモンじゃねーから』によって開拓を禁じられ、地球に閉じ込められた人類。しかし、高次元の存在は醜く争う人類に生存方法の代案を与えた。
『カッケーメカに乗って戦って。倒した的の分だけ資源やるわ』
スーパーなロボット関係だけ『技術も物理法則も無視して現実になる世界』を与えられた人類は週イチで戦う。明日のごはんのために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 09:41:30
2425846文字
会話率:19%
人間の感情エネルギーを糧とする侵略性高次元存在から世界を守るために日夜戦う魔法少女『メインテイナー』。その一人であった現夢循は激しい戦いの中でその命を落としてしまう。
エーテル体となった彼女は生前目を付けていた後継者候補の所へと向かうと
、日奉虹にメインテイナーとしての役割を引き継いだ。いつもニコニコ笑顔で人を引き付ける才能のある彼女なら相応しいと信じて。しかし、循が想定していた以上の才能を持っていた虹は一癖も二癖もある人物だった。
これは独特な人間である虹に振り回される事になってしまった循の、先人としての戦いの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 16:40:58
168181文字
会話率:82%
平凡な高校生活を送っていた河橋アルマ。彼女の日常はある一つのドーナツによって覆される。次第に崩れ行く平和と、閉ざされていた記憶の氷解。動き出す悪意と世界に囚われ続けるアルマ。何者にも囚われない自由な存在である筈の彼女は、何故この世界に居座
り続けているのだろうか。天魔世界大戦を経て何もかもが変わり果ててしまった並行世界に飛ばされたアルマは、自身が「執着」している者を救い出すべく、自身に「執着」している者への最終的な対抗策を練り上げる。
これは、どこまでも己の執着と執念を貫いてゆく、高次元存在者たちの物語。
※第二章から舞台がファンタジックな乙女ゲームの世界へと転換します。長々とした描写が苦手な方は、第一章の前半は飛ばし飛ばし読むことを推奨します。
ドーナツ要素は可食如何に関わらず、割と多めです(*´ω`*)
※この作品はカクヨムへの転載を実行中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 18:00:00
959634文字
会話率:39%
宇宙を作った2人の高次元存在の創造主は、あっちとこっちって感じて半々に好きにする事にしました。
こっちを好きにする創造主は銀河単位・星系単位で貸し出す事にしました。
貸し出すにあたりプロモーション映像を地球で作る事にしました。
第一段はスキル制度を導入してみました。
最初の内は程良く混沌としていて上手く行っていましたが。
高スキル保持者が増えて来ると自らを神と名乗り(勝手に呼ばれたり)創造主を蹴散らしその座を奪わんとする者が現れ始めました。
面倒事が嫌いな創造主は神を名乗る者(呼ばれた者も)を凍結封印しスキル制度を廃止して第一段を終了しました。
第二段では何も関与せず放置する事にしました。
放置して3000年程経過してから、どうなったか確認してみると。
銀河の端っこにある資源に乏しい惑星のくせして科学を発展させていました。
創造主は魔畜結晶の存在を星中にばらまきました。
ばらまいて50年程経過してまた確認してみると。
魔畜結晶は秘匿の物になっており普及していませんでした。
この事にキレた創造主は西暦20XX年に第二段の終了を決めました。
そして現在遂行中の第三段のコンセプトは。
創造主の力を1人に与えたらどうなるか?
主人公に当選した者は目立たず平穏無事な生活を望みます。
しかし創造主は艱難辛苦に巻き込む為に暗躍しています。
主人公から落選した者は最強を目指しています。
その目標は暗躍する創造主に目を付けられ利用されます。
新世界での2人の生き様を書き記した物語になります。
考えているのを全部書くと1000話近くなると思います。
なが~い目で見てもらえると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-25 20:00:00
208950文字
会話率:41%
休日のある日の事。朝陽賢志は趣味で工芸などをやっているので、山の方にログハウスと小屋を所有しており休日はそこで趣味の工芸に勤しんでいた。
今日もいつも通り同じ様に車に乗り、山奥にあるログハウスに向かって居ると、目の前からバスが突っ込んで来
た。
よく見ると運転手は胸を押さえて疼くまり、それを他の乗客が何とかしようとするが間に合わず、賢志の乗った乗用車と正面衝突を起こして、事故の衝撃で2台ともガードレールを突き破り崖の下へと転落し爆発した。
バスの運転手と利用客総勢32名と賢志合わせて33名が亡くなる大事故となった。
そして次に目覚めると33名は真っ白な不思議な空間に居た。
混乱する33名の元へ『神』と名乗る高次元存在が現れて異世界へと転生する旨を伝えられ、それぞれ加護を与えられて転生して行った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-16 00:00:00
47993文字
会話率:24%