今や西暦2021年、平成の垣根を超えて令和の郷に至る。疫病の越境、母国は先代の風を懐古する。やれ、平成は諧謔に富んでた、今や自虐に飛んでいる、などという陰謀紛いな出鱈目を巷は嘆き悲しみ、ネットはその近況をこれ見よがしに煽り散らかす。その青春
時代、菊池由紀夫は革命家としての威厳と、いち高校生としての開墾との手持ち無沙汰の難渋していた。由紀夫の父三郎は、その昔、風俗の壊乱と日本国の美的価値観の変貌に困惑した男であり、切腹自殺した某作家の名前を息子に名付けるほどの男である。由紀夫は父の血を受け継いで言うからこそ、そんな時代錯誤云々をおいて生涯この青春時代で初めて自伝として著し、最後に記したのち、本田紗栄とともに婚姻を結んだ。本作はそんな日常を書いた雑記を、私が苦肉の策で著したものである。とはいえ菊池にこの自伝的小説を渡されたときには、自分の猛追でそこかしこに改竄しようと思案したが、旧友の縁故とは忘れ難きもので、挙句責め立て申し上げても聞きやしない。そこで自分はこの窃盗を良しと捉え直し、ここに書き記すことにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 07:00:00
16364文字
会話率:53%
練習用短編小説集です
最終更新:2024-09-02 07:00:00
2807文字
会話率:55%
君がおしえてくれたおトモダチの意味とは
高校に入学したばかりの好き嫌いがない一条蓮がクラスの中心の椎名由衣と出会い、変わっていく物語。
満月の夜、君に言いたかった最後の言葉を僕は今でも思い出す
最終更新:2024-09-09 23:53:13
6980文字
会話率:25%
迷い惑って運命線。
桜吹雪に踊る運命戦。
けして交わらぬ二重螺旋──
隣には非日常がいる。いつだって当たり前のような顔をして、あからさまに線を飛び越えた先に。
現代日本を舞台にした、人間や神様や妖怪や幽霊と関わっていくゆるやか日常コメデ
ィ。たまにシリアス。稀にバトル。全四章。
第一章:ヒトトセの夢《連載中》
桜が舞う四月。とある異能を持て余す大学生、高岡優は古くから家に伝わる遺言に従って一つの屋敷を譲り受けた。
築百年を超える屋敷は中庭を貫く巨大な桜の木と彼方此方に施された桜の意匠が息づいていた──故に、櫻屋敷。花咲き乱れる和洋が入り混じった、大学生が持つには重すぎる遺産。
かつてこの屋敷を所有していた先代が離れて約八十年。手入れもされることなく放置され続けたはずの、しかし美しさを保ち続ける屋敷に足を踏み入れた優を待っていたのは「管理人」と名乗る美しい青年と彼が双璧と呼ぶどこか浮世離れした男女だった──
「お帰りをお待ちしておりました、お嬢様」
「管理人」は語る。優がここの主人になることは運命だったのだと。
運命は語る。穏やかに、緩やかに微睡みから過去を揺り起こしながら。
微睡みは囁く。その血が織りなす螺旋の果てを。
──夢から覚めるように、私は覚醒(めざめ)させられたのだ。
+++
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 00:00:00
8191文字
会話率:47%
【無断転載禁止】
著作者:中井 修平
掲載サイト:小説家になろう
http://ncode.syosetu.com/n4340cw/
ミリヲタの高岡大翔(タカオカヒロト)は夜道を歩いている時、ヤンキーに刺されて死んでしまった……が!彼は異
世界へ転生していた!
彼の手にはスマホ(iPh○ne)……それは現代兵器を召喚する為のツールだった!
道中出会った仲間達と協力し、この異世界を生き残れるか⁉︎
仲間はドンドン増えていく予定。
良くありそうなミリタリ×ファンタジー作品!
※登場する兵器はほぼ100%筆者の好みで選んでおります。
※毎週金曜、18時に更新予定ですが、更新出来なかった場合は次週に持ち越しとなります。
※2017/9/17日現在、リアルが忙しくなってきた為1週間のバッファを取ることが多くなってきました。知らせ無く更新を延期する事がありますのでご了承下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:39:37
1273838文字
会話率:37%
【登場人物】
主人公、高岡忍。男性。プログラマ兼SE。オンライン名シノブ。
忍の友人、勝野秀明。男性。同僚でグループリーダー。オンライン名シューメイ。
秋山アズサ、女性。勝野英明の彼女で5期後輩の同僚。
【あらすじ】
舞台は主
人公の忍と秀明が3年ほど前から続けているフルダイブシステムのオンライン・シューティング・ゲーム『VRMMORPG BulletS』内と現実世界。
ある金曜の晩ハンティングをしている時、緊急メンテナンスでシノブだけが強制LOGOUTされるところからはじまる。
翌朝、目覚めると忍はゲーム内のシノブ(女性型アバターTHX-1489)の姿になっていた。
シノブはシューメイとチームを組んだPvP(Player versus player)大会でニ連続優勝する実力とその風貌から『赤目金髪のスナイパー』の二つ名で恐れられていた。
女子化してしまい困惑する忍を、秀明とアズサは「俺たちチームだろ」と手助けをする――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 06:00:00
183539文字
会話率:54%
高岡麻奈未は東京国税局の査察部所属。結婚をしたが、仕事は続けている。どちらも順風満帆といきたかったのだが……。
最終更新:2024-04-29 12:00:00
118999文字
会話率:42%
伊呂波坂麻奈未は東京国税局査察部に勤務するいわゆる「マルサの女」。そのため、恋人の高岡凛太郎とゆっくり会う時間が取れないでいる。そのせいで、凛太郎の同僚の柿乃木優菜が凛太郎に接近したり、麻奈未の大学時代の先輩で、優菜の父親の柿乃木啓輔の交際
相手だった野間口絵梨子税理士が麻奈未への嫌がらせを再開したりする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 12:00:00
212515文字
会話率:45%
伊呂波坂麻奈未は東京国税局の査察部に籍を置くエリート。ある事情で、恋人である高岡凛太郎と別れる事を選択した。そこから様々な人達の恋愛模様が繰り広げられるようになる。
最終更新:2022-09-24 12:00:00
159240文字
会話率:46%
「わ、わたしが王子様と結婚⁉」
「人の話はよく聞きなさい。結婚ではありません。あなたが我が国の王太子であるエドウィン様のお妃候補に選ばれたのです」
エドウィン王子の花嫁候補48人の1人として王都にやってきた田舎娘のアンナ。
候補者の貴
族令嬢は威張り散らすし、集められた候補者同士のマウント合戦に巻き込まれながら王都滞在を満喫するアンナは、王子様の騎士だという美形騎士ウィルと出会って――
ベタオブベタなボーイミーツガールです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 17:20:00
25652文字
会話率:39%
『ヤりたい』
「え……?」
ある日、困っていた妖精さんを助けたばっかりに、アマーリエはお礼と称され、吹雪の騎士団長との異名を取る表情筋が仕事をしない系の騎士団長の心の声が聞こえるようになってしまった!!
心の声で知ってしまった騎士団
長バーナードがアマーリエに向けるムラムラした感情。
ええと……この御方もしかしてわたしのこと好き……なの??
一度は書いてみたかった心の声が聞こえちゃうようになりました系のラブコメです。
こちらは全年齢版 複数サイトに掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 20:52:51
21938文字
会話率:39%
「どうか私の側に――」
わたしを妻に望んでくれたのは、黒い髪の美しい青年でした。
あやかしの生贄になるために買われた少女が、助けてくれた不思議な青年と暮らす中で恋心を育て、やがて愛されるお話。
身代わり花嫁の和風ファンタジーをはじめて
書いてみました
ふわっと設定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 10:27:12
14365文字
会話率:40%
休日の土曜日、高岡悠は前々から楽しみにしていた恋人である水木桃子とのデートを突然キャンセルされる。
仕方なく街中を歩いていた時、ホテルから出て来る一組のカップルを発見。その片方は最愛の彼女、桃子だった。
問い詰めるも悪びれる事なく別れを
告げ、浮気相手と一緒に街中へと消えて行く。
人生を掛けて愛すると誓った相手に裏切られ、絶望した悠は橋の上から川へと身投げするが、助かってしまう。
その時になり、何故自分がこれ程苦しい思いをしてあの二人は幸せなんだと激しい怒りを燃やす。
復讐を決意した悠は二人を追い込む為に人鬼へと変貌する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 11:53:57
6768文字
会話率:40%
歴史が好きな高校生高岡亮太は突然異世界に飛ばされてそこで生きていくことを強いられる。
そこでは歴史上の偉人たちがそれぞれの権勢を誇り争っていた。そこで亮太は歴史の知識を頼りに偉人たちと出会い、成長していく。
最終更新:2023-10-15 09:35:55
696文字
会話率:0%
同じ毎日の繰り返しにうんざりしていた主人公・高岡春樹。
ある日、マッチングアプリで待ち合わせした女性から連絡なしのドタキャンを食らい、Barでヤケ酒を呑んだ帰りの電車内で居眠りをする。
目覚めると、知らない世界の知らない男の身体に
意識が憑依していた。
空中を航行する巨大な飛行船の船内工場で、漁獲した蟹を缶詰に加工する『蟹飛工船』ウェーゲルヴェルトン号の女子工員を取りまとめる管理職、雑務長のカイル・ジェンキンスとしての日々が始まる。
海中の獲物の数や位置が見えるスキルを備え、また、同じ船に乗る美人だが気の強い十七歳のフレア、気候を操るスキルを持つ謎の幼女ミーシャ、異様な空気を纏う怪しげな船長、個性豊かだがどこか抜けた船員らと共に、大漁豊作を願う大海原ライフが幕を開ける――!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 15:55:53
61623文字
会話率:36%
ある日、高岡澄子がラジオアプリを聞いているとラジオの最後でラッキーアイテムが流れるようになる。
ラッキーアイテムのお陰でいい事ずくめだった彼女だったが、やがてそれは人生を左右するものへと変わっていく。
最終更新:2022-08-17 23:04:54
6754文字
会話率:26%
僕は高橋純十歳。ある日僕のお母さんが僕と同じ体系になってしまった。お母さんは僕にほっぺにチューをしたり、お風呂に入ろうと駄々をこねたりと大変な毎日を送ることになった。
学校では高岡亜希子さんと言う人が僕にちょっかいを出して着たりして、迷
惑千万である。
そんなお母さんと僕と高岡さんのちょっと早い青春ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 06:10:30
327489文字
会話率:44%
気が付けば死んでいたおれ高岡安行43歳。不思議と身体も力がみなぎり気分も軽く生きてる時は楽しい事も有ったがイロイロな目に遭い大変な事の方が多く考えたら家のローンとかチャラじゃん!!って喜んでいたが死んでも元来の流されやすく考えて行動しない性
格のせいか巻き込まれ成仏出来ずに成仏する為に仕事をする嵌めになる話し折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 16:55:14
7790文字
会話率:0%
詩織と言う名前の双子の妹を持つ高岡沙織。
幼い頃のつまらない行動を切っ掛けに、詩織は沙織に対して悪意を持つようになっていた。
その影響から、両親も妹である詩織が善、姉である沙織が悪と決めつけて、碌な生活を送れなくなる。
高校は別のところに
通おうと思っていたのだが、それさえも詩織の陰謀によって阻止され、詩織の行動によって友人が作れない沙織は、一人寂しい高校生活を送っていた。
もちろん修学旅行も一人ボッチだが、寂しさを紛らわすために自作した三体のぬいぐるみと共にバスにいた沙織は、教師も含めて異世界に転移してしまう。
その世界では、実質的に最高戦力がレベルA、そして最悪がレベルFと区分けされ、魔法が存在する世界。
即座に各自のレベルが調べられるが、詩織はレベルB、そして沙織はレベルFだったのだ。
この異世界においても最悪な状況になる・・・と悲観していた沙織だが、日本にいた頃では感じる事の出来なかった暖かい人達に囲まれ、そして唯一の友として同行していたぬいぐるみにも意識が芽生えたのだ。
一方で、準最高レベルと判定された妹の詩織とその友人であるクラスメイトは・・・・・・
これは、悪意に晒されていた姉の沙織が、異世界転移によって得た環境で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 09:00:00
196546文字
会話率:28%
生活様式が変わっていく中で、当たり前に目にしていた物が消えていってしまいます。
高校生活の中で、絶滅危惧種の保護活動を優先している高岡和宏は同じクラスの桜井茅乃を対象者に選びました。
※ 再編アップ
最終更新:2021-10-09 16:01:42
16869文字
会話率:50%
とある芸術祭の運営に関わっている高岡琉花は、不祥事を起こして芸術祭をクビになったアーティストの渡瀬に逆恨みされて襲われかける。しかし突然現れた巨大な鳥に助けられた。そのとりはTDと呼ばれるストリートアーティストの作品とそっくりだった。琉花は
同僚の堀川と共に、TDの正体を探るが、ひょんなきっかけでTDの絵の世界に入り込んでしまう。そこはキュウル王国といい、王国のプリンスと琉花が結婚すると一方的に告げられる。TD、そしてプリンスとは誰か。キュウル王国の正体とは何か。驚愕のファンタジーミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-04 05:00:00
189563文字
会話率:50%
从 ゜∀从←高岡ハインリッヒ。が、孤独から逃れる話。
最終更新:2021-09-08 11:50:50
367文字
会話率:54%
これは極悪人高岡勇気へ贈る最期のメッセージである
最終更新:2021-08-28 18:48:29
1807文字
会話率:4%
給料は安く、休日は短い。満足に食えず睡眠も浅い。
上司はクソだし同僚たちも俺個人の人間関係も親兄弟を含め死んでいる。
俺ってなんのために生きているんだっけ。
せめて風呂くらい入らせてくれ。
ああーー温泉にいきたい
最終更新:2021-08-18 19:00:00
98628文字
会話率:36%
この春から高校2年生になる高岡陽平は、ボケまくる友人たちに囲まれながらひたすらツッコみまくる日々を送っていた。幼馴染かつ何故か陽平の心の声を聞き取る能力を持つ雨晴乃蒼が繰り出す天然かつ斜め上からのボケにツッコミを入れ、シンプルにバカである同
級生の中川雪路にはさほどツッコミはせず単にバカにし、呼び方を間違えるとチョークを投擲する従姉の高岡凪沙の横暴にツッコミを入れ、自身の所属する文藝部で部長を務める氷見恋葉先輩が繰り出す天然かつ理不尽なボケにツッコミを入れ、同じく副部長の国分星羅先輩が繰り出す超絶お嬢様であるが故の金持ちボケにツッコミを入れるという、教室でも部室でも休まる時間のない日々である。だが、陽平は別にそんな日々が嫌というわけではなく、むしろ常に笑いの絶えない騒がしい日々を心から楽しんでいた。
そんな中迎えた新学年2日目の朝、陽平と乃蒼は伏木夕月という人物に出会う。2人と同じ高校に転校してきたという彼女の登場により、陽平たちの日常はさらに騒がしくなっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 23:53:27
106048文字
会話率:72%