ギャグ作品のボツキャラクター、春心と朱音。
SF作品のボツキャラクター、しづく。
ミステリー作品のボツキャラクター、メーベル。
ファンタジー作品のボツキャラクター、ルシア。
彼女たちはいま、現実世界で生きている。
これは“作者”に捨てら
れてしまった少女たちを中心に回る、日常と青春の記録。
ボツになったキャラクターのその後のお話。
◯日常系を起点にしつつ、登場人物によって物語のジャンルやテイストが変化する、ちょっと不思議なお話です。そのため、ジャンルは【その他】に設定しています。
◯一章はコメディ寄り、二章はシリアス寄り、三章は再びコメディ寄り、それ以降は未定です。
※ノベルアッププラス、カクヨムにも掲載中です。
※不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 01:39:38
706287文字
会話率:45%
連続した危険な仕事(ワーク)を終え、心身ともに疲れ果てた航宙士(スペースマン)のチャック・マツオカ。彼は次の仕事を探す前に、しばしの休息(ブレイク)を取ることを決意する。
相棒のAI・アイリーンの提案の中から彼が選んだのは、フルダイブ型VR
リゾート施設『オアシス・ダイブ』。そこで彼は、鋼鉄のステーション『タルタロス』の喧騒を離れ、仮想現実の中に再現された地球の美しい海辺へと意識をダイブさせる。
本物と見紛うばかりの太陽、潮の香り、そして優しい波の音。偽りの楽園で過ごすつかの間の安らぎは、チャックの張り詰めた心を少しずつ溶かしていく。
これは、過酷な宇宙で生きる男が手に入れた、ささやかで高価な休息と、明日への活力を描くショートストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 01:17:06
2225文字
会話率:34%
その瞬間、世界は、音を立てて崩れた。
燃え盛る空。
崩れゆく城。
叫びと怒号と、そしてただ一人の魔王の、静かな沈黙。
「……終わったのだな」
全ての力を使い果たし、大地に崩れ落ちた魔王ノイルは、自らの運命を受け入れていた。
だが、次の
瞬間。
彼の視界は、闇の中に飲み込まれた。
***
「ここは……どこだ?」
目を覚ました時、ノイルはもう“魔王”ではなかった。
力は失われ、世界は変わっていた。
周囲には、静かな森。風の音。小鳥のさえずり。
そして、苔むした小屋が一軒──
ノイルはそこに、なぜか“懐かしさ”を覚えた。
魔法も剣もないこの世界で、彼ができることはひとつだけ。
「……そうだな。店でも、開くか」
最期に自分が淹れた一杯のコーヒーの味を思い出しながら、彼は扉を開いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 23:00:00
6133文字
会話率:29%
幼き頃に国を滅ぼされ、敵国で将軍の娘として生きることを強いられた元王女、凛音。
彼女は密かに復讐者としてその刃を研ぎ、忍び寄る陰謀に立ち向かう覚悟を決めている。頼るのは、己の手に秘めた暗器のみ。
その華やかな宮廷で彼女を見守るのは、幼き頃
から彼女の笑顔を知る第二王子。
しかし、その穏やかな視線の奥には、彼女への秘めた想いが潜んでいる──。
今宵、元王女さまは殺し屋への道を歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 22:17:40
478464文字
会話率:34%
超ほのぼの追放・ユニークスキルものです。基本は異世界ファンタジーギャグラブコメ、たまーに緩い戦闘がある感じです。
現在追放された主人公が、実は凄い【加護】を持っているのが流行しているみたいですが、ちょっと思い付かないので少し古いタイプ
の物語です。
一人称文章について
一人称文章が良く分からないので、以下の様にします。
1「あれっ?」 主人公&全登場人物の台詞です。
2 誰だ? 地の文主人公の心情、心の声になります。
3 カサ…… 地の文、擬音。
4 ただの風の音だった。 地の文ナレーション、心の声とは別な三人称視点になります。なるべく減らします。
5(ププあの人何?) 他人の心の声になります。
こんな感じで進行しますが、地の文の心情は主人公限定で、他人の心の声は( )に限定して区別します。
そんな感じです……読んで下さると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 22:06:00
370881文字
会話率:58%
都会から海の見える田舎町・汐見町へ転校してきた高校生の白石天音。
初日は不安と戸惑いが交錯していたが、同級生の瀬戸蒼と出会い、彼の案内で新しい生活が始まる。
蒼は明るくて優しいが、どこか影のある少年だった。
二人は町の喫茶店「うたかた」で
心を通わせ、写真や海、風の音の話をしながら徐々に距離を縮めていく。
しかし、蒼には心臓に持病があり、激しい咳を繰り返していた。
彼は定期的に病院に通いながらも、天音には余命が限られていることを隠していた。
夏の計画を立て、共に過ごす時間を大切にする二人。
商店街の夏祭りや写真展など、日常の美しい瞬間をカメラに収めながら、
儚くも輝く恋の日々を重ねていく。
やがて蒼の病状が悪化し、余命宣告を受けるが、天音は彼の側に寄り添い続ける。
そして、蒼は静かにこの世を去る。
彼が残した写真は、二人の愛と想いの証として色褪せることなく輝き続ける。
泡沫(うたかた)のように散った恋だが、その儚さこそが永遠の輝きとなった――。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-19 17:31:20
7791文字
会話率:36%
エレキギターを弾いて、仲間とバンドを組む。
それは、飯田俊(TOKI)にとって、ずっと夢だった。
だがその夢は、現実の中でずっと遠かった。
音がうるさいと怒る親、誰にも打ち明けられない本音、そして自分の中の不安。
それでも彼は、ネットの世
界で音楽に心を寄せていた。
そこで出会ったのが、陽気で優しいアコギ少年・矢野怜雄(REI)と、
無口で圧倒的な美しさを持ちながら、心を閉ざしていた少年・伊藤州都(KANURE)だった。
三人は約五か月間、ネットで音楽を語り合い、三度リアルで会い、
やがて――「本当に、バンドをやろう」と決意する。
俊はエレキギター、怜雄は父のお下がりのアコギ、
そして州都は、引きこもっていた部屋から初めて出て、ドラムを始める。
バンド名は《April Mosaic Planet》。
それは、4月のように出会いが芽吹き、
モザイクのようにバラバラな3人が、
一つの惑星=バンドを形づくっていくという意味。
居場所のなかった少年たちが、音でつながり、
夢を見て、現実に手を伸ばしていく。
目標は、4年後――高校2年の学園祭で、ステージに立つこと。
響け、僕らだけの音。
この世界で一番不完全な、でも一番大切なメロディを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 15:49:23
2995文字
会話率:29%
極刑島、島の主人で極刑屋・四罪ヶ楽王断の所有するありとあらゆる処刑が行われて来たと噂されるいわくつきの島。その島から発せられた島内ツアー。自殺志願者・浮向京介は自身の願望を胸にそのツアーへの参加を試みる。島内には噂されるミノタウロスと迷宮の
話、極刑屋の娘がかかる奇病、始終溢れる様々な蠢動の音。志願者は事件に巻き込まれ、己の願望は果たせるのか。(この話は志願者・浮向京介の紀行の続きのお話となります。この話だけでも内容に問題は無いですが、一部関わりがあります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 14:00:00
137368文字
会話率:56%
人狼と少女と、人狼 Zwei (ツバイ)から続くアフターストリーです。
沙霧の娘の亜依音が大きく育っていくお話です。
亜依音は、十人の巫女の力を一人で受継いで誕生した。生まれてそうそうに巫女の
力を発揮した。母の沙霧は、桜子に亜依音の
悲惨とも思われる巫女の力を消してくれ、
自分では育てきれないと、母の桜子泣いて縋った。
波乱という亜依音の人生が始まったが、亜依音は、母の沙霧と二歳の時に死に別れる。
巫女の血が巡る人生が待っているかと思われた亜依音。桜子とほかの巫女が、ポル=バジン
の儀式でこの世の巫女の血を絶ってくれた。ここから亜依音は普通の女の子に戻るはず
だったが。
亜依音には風魔法という巫女の力が残った。この風魔法を遣(つか)って人生を進んでいく。
可愛い亜依音の成長に、巫女の血が騒ぐのだろうか。
母・沙霧の願いは叶うのだろうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 09:42:03
2331933文字
会話率:73%
春、隣の家から聞こえる目覚まし時計の音。
それは、今日も変わらない“幼馴染”の朝。
進級した高校二年生の春、成瀬煌(アキ)と百合岡夏弥(ナツミ)は、
クラス替えをきっかけに、隣の家以上に“近い距離”で日々を過ごすことになる。
音楽に夢中
な少年と、走ることが好きな少女。
静かに交わる日常の中で、まだ気づかない感情が少しずつ芽吹いていく。
──これは、「ただの幼馴染」だったふたりが、
光のように、音のように、色づいていく季節の物語。
いつか未来を照らす〈最初の一歩〉は、
きっと、なんでもない春の教室から始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 23:00:00
41455文字
会話率:29%
とある理由が原因で2年前に東京を離れて地方へと逃げ出した常盤 大河は、たった一人の親友の自死の報せを聞き久しぶりに東京へと戻って来ていた。
そこでかつての中学の同級生である、成美悠理と偶然の再会を果たす。
親友の死の報告の後、なぜ
か大河と別れたがらない悠理を疑問に思いながら、新宿中央公園をデートする事になる二人を、経験した事のない規模の地震が襲う。
同時になんの脈絡も無く、東京都庁の側に騎士甲冑姿の大剣を担いだ歪な巨人が現れ、都庁や高層ビル群をまるで積み木を崩すかの様に薙ぎ倒していく。
次いで地面から湧く様に出現した様々な姿の奇々怪々な異形の生物が、周囲の人間を無惨にも食い散らかしていく。
混乱しながらもなんとか新宿駅構内へと駆け込む二人のスマホに、突如鳴り響く奇妙なアラーム音。
『チュートリアルクエスト モンスターを10体討伐せよ』
『クエストレベル☆ 三日間生き残れ』
全てのアプリが消え去り、代わりに表示された見覚えのないアプリに表示される謎の文章。
右手の甲に現れた、剣の形をした刺青。
太陽を覆い隠す様に天に鎮座する、謎の黒い球体。
全てが全て理解の追いつかないまま、やがて異形の生物たちはタイミングを図っていたかのように駅構内へと侵入する。
東京はこの日を境に、絶望的な変容を遂げた。
それは魔が闊歩し、生者が追い詰められる世界。
出来の悪いロールプレイングゲームの様なシステム。
明らかに理不尽を押し付けてくる高難易度のイベント。
拡大し、縮小し、樹海化や砂漠化、果ては凍土や焦熱地獄へと成り代わる23区。
生き残った人々は最初に与えられた『剣』を戦う事で進化させ、マジックアイテムを駆使し、レベルを上げて肉体を強化し、生き残る事を強いられる。
誰一人として理解の及ばない土地と化した東京で、ただ一人。
大河だけが奇妙な既視感を抱いていた。
モンスターのその姿や習性。
特徴的で纏まりのない、出来の悪いゲームシステム。
イベントギミックや設定に垣間見える、懐かしさ。
それは、自殺した親友が長年妄想していた理想のゲーム。
『東京ナイトメア』の世界と全く一緒だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:21:26
744420文字
会話率:36%
生まれつき心臓が弱く、夢を叶える前にこの世を去った少女・天宮詩音。
彼女のたった一つの願いは、「誰かを笑顔にするアイドルになること」だった。
——そして目を覚ました時、彼女は剣と魔法が支配する異世界で、
名門エルステリア侯爵家の次女・シオ
ンとして赤子に転生していた。
やがて彼女は、歌うだけで人々を癒し、心を鎮める“不思議な力”を発揮しはじめる。
それはこの世界でも前例のない、詠唱なし・感情と歌に連動する奇跡の魔力だった。
しかしその力が周囲に知られれば、教会や王宮、国家すら動かしかねない——。
両親はその力を隠しながら、シオンの平穏な幼少期を守ることを決意する。
そして迎える五歳の春。
王立魔法学院の「魔力量測定」をきっかけに、シオンの運命は大きく動き出す。
この世界には存在しない「アイドル」という概念。
だが彼女は信じている。
歌で人の心を動かすことができるなら、きっと誰かの希望になれる。
笑顔のために、舞台(ステージ)のために。
シオンはやがて、“聖女”と呼ばれることになる存在へと成長していく。
——これは、夢半ばで散った少女が、
もう一度夢を追いかけて輝く、歌と魔法と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 06:47:39
181382文字
会話率:24%
夜の孤独の怖ろしさを知っているだろうか。
かしましく響く秒針の音。
明かり一つなくとも明るく感じる室内。
何度確認したところでほとんど進んでいない時間。
私はそれらを知っている。
だから、あの日夢の中で「さびしい」と泣いていた少年の孤独を少
しでも紛らわせられればと思った。──けど、その少年が異世界に実在してた上にまさか大人になっても私に執着してるとは思わないじゃん!
寂しい時に側にいたから依存してるだけだよ!それ多分恋愛感情じゃないよ!だから全部勘違いだってば!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 20:27:46
6487文字
会話率:31%
半年くらい前から、わたしは毎朝音楽室に通ってる。聴こえてくるのは彼の奏でるピアノ。一度は音楽から離れたわたしに、またその世界に触れたいと思わせてくれた音。
こんなに音に心奪われたことはない。ずっと聴いていたい。もっと知りたい。あなたの音を、
あなたを。
※この作品はPixiv、カクヨム、アルファポリス、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 20:00:00
6508文字
会話率:38%
安藤 優斗(あんどう ゆうと)は2年目の高校生活が始まる直前に両親が海外転勤する事を伝えられる。
家事など全くやった事がないのにいきなり一人暮らしを言い渡され、当然出来るわけもなく抗議の声をあげる。
そんな優斗のお世話役を、近所に引っ
越してくることになった幼馴染の佐藤 彩音(さとう あやね)が名乗りを上げる。
「ご飯、掃除、洗濯、全部お姉ちゃんがやるよ。優斗君は私の弟なんだから、ちゃんと管理してあげるね!」
優斗を実の弟のように甘やかす彩音。
彩音を彩姉と呼び、実の姉のように慕う優斗。
そんな優斗だが、新学期の帰り道、1年生の下駄箱から出てくる彩音を見て、実は彩音が年下だという事実を知る。
「優斗君……お姉ちゃんは年下だけど、心はちゃんとお姉ちゃんだから安心して?」
姉という存在に憧れ、自分の事をお姉ちゃんと言い張る彩音。
そんな彩音に振り回されつつも、甘やかされ過ぎて、次第に「もう弟でいいや」と思い始めてしまう優斗。
これは年下の姉に甘やかされる、甘い日々の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:31:11
59586文字
会話率:33%
高校生・成田リクは、事故に巻き込まれ異世界に転生した……まではよくある話。
だが、目を覚ますと、そこは全員が超絶可愛い女の子なのに、全員がバチバチのパンクロッカーという世界だった!
鎧の代わりに革ジャン、剣の代わりにエレキギター、街中に鳴
り響くのは咆哮(シャウト)と爆音。
しかもこの世界、バトルは全て「ライブバトル」で決まるらしい!?
常識ゼロのメロイックサインだらけな異世界で、リクはひょんなことから最強のガールズバンド「ヘルズ・アンセム」のローディーとして雇われることに……。
全部爆音で殴り合う、常識崩壊のパンクロック異世界コメディ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 15:37:44
7857文字
会話率:55%
―音が、私たちをひとつにした。―
名門・神響(かみなり)女学院――そこには、音に選ばれし五人の少女たちがいた。
火花のごときギターを操る《ギタボ》花咲 詠。
静寂を波紋に変える《リードギター》紫月 澪。
桜の風を奏でる《キーボード&タン
バリン》千歳 琴羽。
雷と鼓動を重ねる《和太鼓ドラム》火ノ宮 天音。
静かなる支配を響かせる《ベース》式部 理央。
彼女たちは「祝具(しゅくぐ)」と呼ばれる特別な楽器に選ばれ、音に“祝福”を宿す使命を与えられた。
その力は、癒し・守り・祈り・戦い――音楽を魔法とし、人々の心に光を灯す力。
だが、音を蝕む“ノイズ”の脅威が学園と世界に迫る中、五人はぶつかり、支え合い、やがて一つの音を見つけていく。
それは、孤独を抱えた彼女たち自身の「心の再生」と「絆の協奏」だった。
音楽×魔法×友情――
この物語は、五色の音が重なり合い、希望のハーモニーとなって世界を変えていく、“奇跡の五重奏”の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 15:00:00
21180文字
会話率:24%
「おかえりなさいませ、旦那様」
深々と頭を下げて出迎える、伯爵夫人らしく美しくも淑やかに着飾ったリヴェーラに、夫であるリアム・リスト・アルカディルは、返答を返すことはなかった。
彼女の体では維持し続けることが厳しいであろう姿勢のままし
ばらく放置し、やっと声をかけたかと思えば、彼女にかけられるのは冷たい声音。
「いつまでそうしているつもりだ」
リヴェーラ・リスト・アルカディル伯爵夫人。彼女は美しく教養もあり、奥ゆかしい妻だったが、夫に愛されることなく、二年という月日がすぎていた。
それでも夫を愛し、一生治ることの無い奇病と闘いながら伯爵夫人として業務をこなし続けた彼女だったが、ある日を境にその生活さえも崩れることになる。
女性には全く靡くことのなかった夫が、帝国に現れた聖女に求婚すると言うのだ。
そして本妻であるにもかかわらず別荘に追いやられたリヴェーラは、夫の邪魔になることだけはと、世界で最も愛する夫との離婚を決意する。
夫を愛し続けた妻と、妻の愛に気づくことのなかった伯爵の未来はーーー……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 18:07:41
141343文字
会話率:36%
金髪ショートヘアのギャル・翼
真面目な学級委員長・涼音
正反対な二人には、それぞれ裏の顔があった。
ロリータ服を愛好し、SNSで【いちごちゃん】として活動する翼。
【いちごちゃん】に投げ銭することを生き甲斐にする涼音。
それぞれ裏の顔
を知らず、「なんか気に入らない」とお互いに思っていた。
しかし、くじびきの結果、二人は共に文化祭実行委員になってしまう。
少しずつ距離が縮まる二人だったが、そんな中、翼は涼音が自分のオタクだと気づき……!?
真面目委員長(オタク)×金髪ギャル(ロリータ)の、じれったい恋が今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 18:07:37
119322文字
会話率:31%
――あのとき、ただ真っ直ぐに教壇に立っていただけだった。
でも、それが正しかったのかどうかは、今でも分からない。
静かに潰された“伝説のクラス”。
それ以来、深見名取は決めていた。目立たず、波風を立てずに過ごすと。
けれど、新たに配属さ
れた2年C組には、言葉の通じない“空気”があった。
返事のない教室。
整いすぎた秩序。
そして、唯一響く――札をくる音。
言葉を交わさず、秘密を重ね、
それでも“何か”を伝えるために、彼らは札を出す。
この物語は、ひとりの教師の再生ではなく、
札の音だけで繋がる教室の、静かな戦いと告白の記録。
――青春が始まらなかったこの場所で、
誰もが、誰かを想って札を切る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 12:25:59
144541文字
会話率:27%