ものには、想いが宿る。
大切に使われた道具、繕われた布、長く愛された鞄──
それらはただのモノではなく、持ち主の記憶や願いを抱え、まるで命を持つように生き続ける。
そんな“想い”を見つめ、形にする仕事がある。
**創術屋(そうじゅつや
)**── それは、ものづくりと魔法を織り交ぜ、壊れたものに新たな命を吹き込む者たちのこと。
町の片隅の工房「継ぎ屋」で育ったツムギは、ものづくりが大好きな職人の娘。
温かく穏やかな性格ながらも、自分に自信が持てず、いつも父の背中を追いかけるばかりだった。
けれど、ある日、小さな男の子がボロボロのポシェットを抱えて訪れる。
「お母さんが作ってくれたんだ。だから……直したい」
お金はないけれど、大切なものを守りたい。
その願いにツムギは心を動かされ、初めて自分の力で“もの”を救うことを決意する。
試行錯誤の末に生み出したのは、ただの修理ではない、特別な“創術”を込めたポシェット。
ツムギの初めての仕事が、誰かの笑顔につながるとき、彼女は一歩を踏み出す。
「創術屋ツムギ」、はじまりの物語。
これは、壊れたものを修理するだけでなく、人々の想いを紡ぎ直していく、
ほのぼの温かい“ものづくり”の異世界ファンタジー。
魔法と手仕事が交差する世界で、ツムギの小さな工房から紡がれる物語が、今日もまたはじまる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:04:14
415025文字
会話率:44%
地球が異世界と融合して同時期に現れた魔王に世界は危機にあった。人類は異世界の勇者と協力して魔王討伐を目指した。
あれから三年が経過して冒険者達は次々と魔王に敗れていった。
そこで政府は高校生を集め冒険者として覚醒させ冒険者と共に魔王討伐に向
かわせる政策に方針を変えた。
男子高校生の英太は一クラス全員で冒険者覚醒儀式を受けた。ギルド教会で儀式が開始されるなか、英太が惚れていた三人の女子がスカウトに来たイケメン勇者に取られ、自分は冒険者覚醒儀式によって可愛らしい六歳児の幼女に性転換してしまった。
儀式によってまれにTSするらしい。
不本意ながらオールレベル1 の幼女になった英太をスカウトする冒険者は一人もいないかと思えた。
一人だけ選ばれず好きな女子も勇者に奪われ、失意にさいなまれていた幼女英太に手を差し伸べる冒険者がいた。
勇者と引けを取らない実力と美貌を誇る白銀の聖女パラル。
彼女が英太の手を握ると優しく微笑み『サタンちゃま』と呼んだ。
どうやら幼女姿の英太の職業は悪魔王サタンらしい。正体知っていた聖女さまはサタンちゃまを冒険者のパートナーに選んだ。
戸惑いながら聖女さまに選ばれたサタンちゃまは内心ホットしていた。
しかし、聖女さまの肩にかけられていた鞄の中には、かまされたら最後。絶対服従の首輪が入っていた。
『サタンちゃまをあたくしの犬に出来れば、あのクソムカつく勇者をだし抜ける』と聖女さまはほくそ笑む。
そう、世間の評判とは裏腹に彼女は腹黒聖女さまだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:45:27
1690152文字
会話率:53%
生真面目な性格の大学生アンダーは、ある日、アルバイト帰りの道中で、子供のスリ師に大きな鞄を奪われてしまう。何とか取り返した彼だったが、年端もいかない少年が行った犯行に同情心が芽生え、衝動的に保護をしようと試みる。
強引な保護に成功したも
のの、それをきっかけとして、彼は、社会が取りこぼした人々との数奇な事件に巻き込まれていく。
落ちこぼれが壊れ行く心と向き合うために描く、独白の物語。
※小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にて掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:10:00
65131文字
会話率:48%
とある町の冒険者ギルド。人付き合いの苦手なケンシは、仕事の依頼で必要な『馬車係』を依頼することとなった。ところが、その馬車係は馬車を持っておらず、代わりに大きな鞄を持っていた。
最終更新:2023-06-07 18:54:25
3675文字
会話率:56%
冒険者になったら、何がしたい?
小さな背中に、大きな荷物。
ブーツを履いたら出かけよう。
神秘と謎に満ちた大陸で、今日は何をしよう、明日はどこに行こう?
スリルが少しと概ねほのぼの、冒険の日々を全力で楽しむ冒険者・メルの日常。
※一話
ごとに完結しますが、時間軸はかなり前後します
※バックアップをかねてカクヨムとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:10:00
908414文字
会話率:31%
今日も今日とて、社畜として生きて日付をまたいでの帰路の途中。
高校の時に両親を事故で亡くして以降、何かとお世話になっている叔母の深夜食堂に寄ろうとした俺。
いつものようにドアに手をかけて、暖簾をぐぐりかけた瞬間のこと。
足元に目を開けてい
られないほどの眩しい光とともに、見たことがない円形の文様が現れる。
声をあげる間もなく、ぎゅっと閉じていた目を開けば、目の前にはさっきまであった叔母の食堂の入り口などない。
代わりにあったのは、洞窟の入り口。
手にしていたはずの鞄もなく、近くにあった泉を覗きこむとさっきまで見知っていた自分の姿はそこになかった。
泉の近くには、一冊の本が落ちている。
『ようこそ、社畜さん。アナタの心と体を癒す世界へ』
降り出した雨をよけて、ひとまずこの場にたどり着いた時に目の前にあった洞窟へと本を抱えながら雨宿りをすることにした主人公・水兎(ミト)
日記らしきそれを開くと見たことがない文字の羅列に戸惑い、本を閉じる。
その後、その物の背表紙側から出てきた文字表を見つつ、文字を認識していく。
時が過ぎ、日記らしきそれが淡く光り出す。
警戒しつつ開いた日記らしきそれから文字たちが浮かび上がって、光の中へ。そして、その光は自分の中へと吸い込まれていった。
急に脳内にいろんな情報が増えてきて、知恵熱のように頭が熱くなってきて。
自分には名字があったはずなのに、ここに来てからなぜか思い出せない。
そしてさっき泉で見た自分の姿は、自分が知っている姿ではなかった。
25の姿ではなく、どう見ても10代半ばにしか見えず。
熱にうなされながら、一晩を過ごし、目を覚ました目の前にはやたらとおしゃべりな猫が二本足で立っていた。
異世界転移をした水兎。
その世界でまわりに自分の姿がどう見えているのかを知らないまま、本が導くままにのんびりと旅に出る水兎のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 09:55:09
475595文字
会話率:40%
「こんにちは、異世界訪問看護ステーションはるかぜから来ました、星川です!」
愛用の電動自転車を、腕輪に変えた私は、そう言って、私は王宮の門、貴族のお屋敷の玄関、下町の庶民のおうち、洞窟の中、迷いの森の奥にと、大きな鞄を抱えて足を踏み進めて
いく。
私が受け持つ患者さんは、人間、エルフ、魔物に魔族。
お医者様から受け取った『訪問看護指示書』の通り、私はお仕事をしていくのである。
これは、週末だけ異世界で訪問看護をする星川ミチルの物語、である。
*◇*◆*◇* 注意書き*◇*◆*◇*
「こんにちは、異世界訪問看護ステーションはるかぜから来ました、星川です!」
愛用の電動自転車を、腕輪に変えた私は、そう言って、私は王宮の門、貴族のお屋敷の玄関、下町の庶民のおうち、洞窟の中、迷いの森の奥にと、大きな鞄を抱えて足を踏み進めていく。
私が受け持つ患者さんは、人間、エルフ、魔物に魔族。
お医者様から受け取った『訪問看護指示書』の通り、私はお仕事をしていくのである。
これは、週末だけ異世界で訪問看護をする星川ミチルの物語、である。
*◇*◆*◇* 注意書き*◇*◆*◇*
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。(看護師には守秘義務という法律に定められた制約があります。病気や注意する点は実際のものに準じておりますが、登場する事業所、登場人物は全て創作です。絶対に! 混同しないでください)
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
☆ゆるっふわっ設定です。
☆アルファポリス様にも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:50:00
8086文字
会話率:45%
猫と過ごす日々
10.月の頃
キーワード:
最終更新:2025-07-19 00:00:00
370文字
会話率:32%
金曜の夕方。
会社員のAさんは、飲み会を盛り上げようと一枚のジョークカードを仕込んでいた。
赤いハートに金文字で書かれた言葉――
「愛してるわ、あなた♥」
ありすより
ほんの軽い悪ノリのはずだった。
けれど駅の混雑で誰かとぶつかった拍子
に、
そのカードは、まったく面識のないBさんの鞄へと舞い込んでしまう。
そのことに誰も気づかないまま、Bさんは帰宅。
そして――
奥さんが、そのカードを見つけてしまった。
「……誰からの“愛してる”なの?」
言い訳も証拠も通じない。
ただひとつの赤いカードが、夫婦の信頼に影を落とす。
翌朝も気まずい空気のまま。
言葉はすれ違い、互いの心に小さな刺を残す。
だが夜になって、奥さんはカードの裏に
「イベントグッズ会社」の名前を見つけ、真相を知る。
――誤解だった。でも、少し寂しかった。だから少しだけ、意地悪をした。
冗談のカードが引き起こした“静かな波紋”。
それは、あらためてお互いの気持ちを確かめる時間にもなった。
そして最後に、奥さんは新しいカードを手書きする。
「ほんとに愛してるのは、私だけにしてね♥」
ところで、この騒動――
いったい、誰が悪かったのだろう?
カードを仕込んだAさん?
気づかず持ち帰ったBさん?
すぐに信じられなかった奥さん?
それとも……こんなカードを作ったパーティ会社か?
すべてが「たまたま」だったこの物語。
でも――
「たまたま」こそが、日常を揺らす最もリアルな魔法なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:16:59
3182文字
会話率:26%
これまで大陸を統べていた〝彩(さい)王朝〟が崩壊し、六つの国に分裂して5年。
覇権を争った戦争も一応の終息をむかえたものの、国内が疲弊するとともに野盗や魔物の出現による治安の悪化で各国もその対応に悩まされていた。
そんな中、〝青の国〟
中央政府は除隊した兵士たちを様々な仕事に就かせ、一般人では困難な仕事にあたらせることで、国内の不満や不安を解消させようとしていた。
〝配達士(ポストマン)〟もそのひとつで、元〝青の国〟兵士トウマ・ライナスは手紙を詰め込んだ鞄や腰の刀とともに、人々の手紙を届けるためにはるか遠方の地へと赴いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:31:44
873692文字
会話率:52%
南国ルリハナ島へ向かう船が停泊する港は、朝の光に包まれていた。
セナは大きな鞄を抱え、早くも潮の香りに胸を膨らませていた。
同級生たちの笑い声、はしゃぐ声。幼なじみのリオは、荷物を軽々と肩に担ぎ、セナのほうを振り返って爽やかに笑う。
「や
っとこの日が来たな、セナ!」
セナは頷くものの、心の奥では別の高鳴りがあった。
(この旅で……伝えたい。でも……言葉にできない)
幼い頃に受けた、家の古いしきたりでかけられた「心の言葉を縛る呪い」。
恋心を口にすれば声が出なくなるという、それだけのささやかな魔法。
それが、今となっては重くのしかかっていた。
船が出航し、水平線が広がると、セナの不安はしばし潮風に流されていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 17:37:05
5094文字
会話率:22%
魔法の旅行鞄から飛び出す旅する小さなコーヒー店です。
国中から集めたよりすぐりのコーヒー豆が当店の自慢。
本日のおすすめは妖精のカフェラテ。
妖精の森でとれたコーヒー豆を使ったエスプレッソにとれたてミルクを合わせたカフェラテです。
妖精
の森のコーヒーならではのゆたかな香りを味わってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:53:37
1892文字
会話率:40%
雨上がりの朝(夕方)の、吸血鬼さん。
最終更新:2025-06-12 14:06:13
1615文字
会話率:31%
夕日を眺める、吸血鬼さん。
最終更新:2025-02-05 15:18:48
1861文字
会話率:34%
ダラダラと過ごしていると、電話が来た。
最終更新:2024-10-05 13:43:19
1779文字
会話率:40%
その日、とある鉱山夫は決意をした。
あてのない旅へ出る決意を。
残りの人生の後悔がないように。
とりあえずはまあ、資金か時間が尽きるまで。
沢山の人と出会って交流し、見たことのない色々なものを食べ、数多の美しいもの風景や珍し
い鉱物を見つけたり、様々な経験を積んで、人生を満たす。
彼の人生を描くのは彼。彼の半生を書き記した本はまだ数ページ。その先のページを求めて、今日もまた彼は愛車に跨って駆ける。自身の人生を謳歌するために。
「秘境の温泉が最高すぎてもうここから動きたくない、なんなら住みたい。酷使した体と心の疲れに沁みる…………さーって、次はどこに行くかな〜」
───さあ、そろそろ旅路の果てへ向かおうか。
その先にで、きっと彼が待っているよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:08:08
20184文字
会話率:46%
安部公房の「鞄」を丁寧に読んでいきます。この作品は、まだあまり研究されていません。新しい読みを提供します。
キーワード:
最終更新:2025-06-01 20:12:35
36931文字
会話率:21%
人と生成AIの関係についての論考です。安部公房の「鞄」をヒントに考察を進めます。
最終更新:2024-01-25 16:23:02
4507文字
会話率:0%
**『となりの2分』あらすじ(約960字)**
毎朝、決まった時間、決まった場所に座る高校生の“わたし”は、隣に座る他校の男子生徒にひそかに心を寄せていた。二人は言葉を交わすこともなく、ただ静かに隣り合って通学の電車に揺られる。たった二分
間、隣に座るだけの関係――でもその距離感が、わたしにとっては何よりも特別だった。
彼が本のページをめくる速度がわたしが隣に座った時だけ少し遅くなることに気づいたとき、わたしは自分の気持ちにうっすらと確信を持つようになる。やがて、雨の日の朝、彼が傘を差し出してくれたことをきっかけに、少しずつ二人の関係に変化が訪れる。小さな優しさと、それに対するありがとうの言葉。わたしたちは確かに、目には見えない形で繋がりはじめていた。
そしてある日、彼の鞄から見えた一通の手紙。それは「ゆいへ」と宛てられた彼の想いを綴ったラブレターだった。手紙をきっかけに、ついに気持ちを通わせた二人は、声を出して互いの想いを伝え合い、交際を始める。だが、周囲の噂や視線は二人の関係に新たな壁を作る。気まずさ、戸惑い、そしてすれ違い。そんな中でも、彼は少しずつ勇気を出し、自分の気持ちを表現していく。
文化祭や放課後、何気ない日常をともに過ごしながら、二人は少しずつ距離を縮め、互いを理解していく。時には傷つき、戸惑い、言葉を交わせない瞬間もあった。それでも彼らは正直な気持ちをぶつけ合い、不安の中にある本当の愛を見つけていく。
そして、学校裏の公園で、二人は“これからも一緒に歩いていく”という約束を交わす。たった二分間の「となり」から始まった物語は、静かに、けれど確かにふたりの人生を変えた。電車の中の静かな時間、視線の隙間、雨の日の傘、秘密の手紙――すべてが、恋の始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:30:49
2161文字
会話率:10%
目が覚めたら、魔方陣の上にいました。
現代日本で、システムエンジニアとして日々を過不足なく生きていた上谷皐月(かみや さつき)は、いつものように遅い時間の電車で寝落ちする。
目が覚めたらそこには中世ヨーロッパ歴史ものの映画セットか何かかと
思う光景が広がっていた。
しかも光輝く魔方陣の中から出られない。声も外に届かない。
抱えていたはずの鞄は燃やされて(?)外にいる人たちはヒソヒソするばかり。
上谷皐月はなぜ、どうして、魔方陣の上で目覚めたのか…?
とりあえず夢だと思ってもう一度寝てみた上谷皐月。
もう一度目を開けるとそこには。
目が覚めたら、魔方陣の上にいました。
「いやこれ2回目ぇ!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 23:54:27
35187文字
会話率:21%
35歳アラフォーになりました。気が付いたら異世界でした。独身無職負け犬アラフォー女を召喚して、何の得がありますか?え?召喚じゃない?単に紛れ込んじゃっただけ?言葉も通じないし、チートもない。でも、不思議な鞄に助けられてなんとか生きています
。あ、この鞄がチートなのかな?私、絶対に日本に帰ります。ただそれだけを目標に、波風立てず平和に過ごして……過ごさせてください。=in異世界完結しました。時々追加するかも?*途中から書籍版と話が違います*
コミカライズのお声かけお待ちしております(アリアンローズ様に確認済)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 08:13:30
756170文字
会話率:29%
劣等感を抱える凡人の主人公・朱里と、生まれながらの天才「ギフテッド」である少女・時川姫華は、人目を忍んで堕落した関係を続けていた。ある日の夕暮れ、教室で甘い時間を過ごす二人だが、突如、姫華を迎えに来たという怪物が現れる。姫華を守るため、朱里
は通学鞄から取り出した白いトリガーにメダルを装填し、変身。愛する姫華に手出しはさせないと、怪物を迎え撃つ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 01:00:00
1541文字
会話率:49%
古い鞄を捨てられず、書きかけた紙片を持ち運び、こうもり傘を修理に出す。懐古趣味なのは否定しない。ただ、思い出が後ろを向くことはない。
とある作家は、小さな子供が「よい思い出を作れて嬉しい」というのを聞いて衝撃を受けたそうだが、未来を向いてこ
その思い出であると信じてやまない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:49:12
7801文字
会話率:2%
突如日本から異世界へと飛ばされた少女「志乃」。
学生鞄には大した物は入っておらず、スマホは圏外。
なのにどうしてか、検索AIのみが圏外でも使用できた。
そして検索AIは、この世界の事も理解ると来た。
この話は戦力はゼロ、検索AIと共に生き
抜く少女の綴る日記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 19:00:00
8202文字
会話率:1%