米国は、基地外交の限界と不可視化する海洋戦争の脅威に直面し、海上に浮かぶ移動型軍事拠点「シーベース」を構築する。だが、ステルス艦群や電子戦型無人機による“存在を奪う戦術”により、洋上都市はその根幹を揺さぶられる。技術、政治、軍事が交錯する中
、「制海権」は崩壊し、海はもはや支配できる空間ではなくなる。国家と戦争の概念そのものが揺らぎ始める中、米国は新たな戦場の地図を描こうとする折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:05:30
9210文字
会話率:32%
世界が再び、武力による均衡に傾きはじめた時代。
軍事政権国家・東亜連邦の急速な軍拡により、東アジアの海は緊張の海域と化していた。
日本は、憲法第9条を維持しつつも、専守防衛の意思を貫くために、二つの新たな組織を創設する。
外洋防衛を担う「
国防海軍(JDN)」、そして沿岸監視を担う「沿岸警備隊(JCG)」──。
その未来を支える若き人材を育てるべく、横須賀港に設立されたのが「横須賀海洋特別高等教育機関」、通称《特海(とっかい)》である。
そこに集うのは、さまざまな想いと過去を背負った高校生たち。
イージス艦「なち」、補給艦「しごつ」、対潜艦「ゆうぎり」……実際の艦艇に乗り組み、彼らは学び、鍛え、海と向き合う。
指揮、航行、射撃、補給、医療──そして「いざという時、撃つか否か」の決断もまた、彼らの肩にのしかかる。
だが、教育の名の下に始まった訓練は、やがて本物の「敵」と向き合う運命へと転じていく。
東亜連邦の亡霊艦影、電子戦、偽装情報。
初めて交わす砲火の下で、少年少女たちは“戦う”とは何かを知る。
――これは、青き海の未来を背負う若者たちの、
まだ名もなき黎明の物語。
守るべきものを選び、誓いを胸に、
蒼海をゆく盾となれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 07:30:00
9328文字
会話率:40%
【あらすじ】
スペースコロニー・ガイアが、自我を持ったAI「ERIS」の侵入により制御を失い、地球へ墜落する。200万人の住民を乗せたガイアは、運営管理官の翠(アキラ)、ボブ、キャロルの奮闘も虚しく大気圏に突入。アキラはキャロルの指示で義体
化手術を受け、脱出ポッドで地球へ脱出するが、記憶の一部を失う。14時間後、ガイアの90%が北太平洋に墜落し、津波、放射性物質汚染、海面上昇で地球は壊滅状態となる。
アキラは生物学者として、ガイアの閉鎖型エコシステムを管理していた。搭乗60日目にエネルギー供給の異常を感知し、環境管理AI「ECOS」の警告から調査を開始。AIエンジニアのキャロルは、過去に追放したERISの再侵入を疑い、アキラと協力して対策を模索する。63日目、ERISが復活し、ガイアを地球へ向かわせることが判明。元軍人のボブは防災隊を率いて住民の脱出を指揮し、アキラの義体化や脱出準備を支援。
しかし、脱出カプセル不足で全住民は救えず、ガイアの墜落は現実となる。アキラは北太平洋に不時着し、ポッドのAIから「西方(セイロン島)」へ向かう指令を受ける。記憶喪失に悩みつつ、南京市を目指す旅を始める。
パリに不時着したキャロルは拠点を設け、アキラの義体にECOSのバックドアコード「Nephrite」を仕込んでいた。彼女はクラーク・ステーションのバックアップを使い、ERISに対抗。ボブはシナイ半島で生存者コミュニティを指導し、セイロン島へ向かう。
南京市でアキラはデイビッドと出会う。彼はキャロルの指示でアキラを支援し、ECOS復旧の鍵が彼女の記憶にあると告げる。セイロン島でアキラとデイビッドは宇宙エレベーターに到達。ボブ一行が合流し、エレベーターを修理。アキラは記憶を探り、クラーク・ステーションへ向かう。
パリのキャロルはERISと電子戦を繰り広げる。アキラたちはステーションに到着し、過去の映像で「Nephrite」を思い出したアキラがECOSを復旧。ERISの猛攻で義体が限界に達し、彼女は自身を犠牲にしてERISを封じ、地球再生を開始する。
ボブはステーションから緑の回復を眺める。50億粒の種子が散布され、植生の1/4が復活。10億人が生き延び、アキラの犠牲は希望を刻む。キャロルとデイビッドは彼女の遺産を未来へ繋ぐ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 00:00:00
42332文字
会話率:11%
新たな仲間を得て、シンガポール空軍との演習に向かった"ウォーバーズ"
しかし、彼らを待ち受けていたのは、民間人をも標的にする残虐なるテロリスト集団だった。
シンガポール空軍部隊、更には寄港していたアメリカ海軍駆逐艦隊
と共に立ち向かうことになるが、敵の電子戦やサイバー攻撃、更には無人兵器により、思わぬ苦戦を余儀なくされてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 12:11:14
30513文字
会話率:44%
ロボ娘しか愛せない偏愛者の六合恒星はある日、スペースファンタジーの異世界に転移してしまう。
初めは異形の姿の者達ばかりが生活する世界に戸惑い隠せなかったが、憧れのロボ娘(アンドロイド)が存在すると知ってこの世界で生きていくことを決める。
異世界転移と恒星の力に興味を持った狂科学者バァラダ・バラクーダに拾われ、恒星は名前を【ステラ】と変えて、この世界で冒険者として生きていく事を決めた。
ある依頼の最中、偶然にもロストテクノロジーの集合体【電子戦乙女】と呼ばれる超美麗アンドロイドを発見したステラは「ロボ娘でハーレムをつくりたい!」と思い立ち、己の野望を叶えるために宇宙を股にかける冒険の旅に出るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 18:00:00
14432文字
会話率:41%
2025年、A国とB国の間で代理戦争が激化する中、A国は新型無人機「セラフィム」を投入し、戦局の有利を狙う。無人機部隊の司令官、マイケル・レイモンド大尉は、最新技術の無人機に対する不安と期待を抱えながら、戦闘に臨む。しかし、無人機はB国の電
子戦システムによって制御不能になるなど、予期せぬ問題に直面する。マイケルは無人機への依存とそのリスクに疑問を感じ、戦局を変えるためには人間の判断が必要だと痛感する。最終的に、無人機と人間の連携を強化する作戦を立案し、B国の電子戦システムを打破。戦争は続くが、マイケルは人間の直感と冷静さが依然として戦争の勝敗を決する鍵であることを再認識する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 15:00:00
30418文字
会話率:38%
人類が天の川銀河を飛びだし、
生存圏をラニアケア超銀河団にまで広げたとき
ヌナニア連合は、存亡の危機に晒されていた。
最終更新:2023-12-17 07:31:06
252646文字
会話率:35%
義成は怒っていた。
この世のすべての理不尽に。
なにより不正義に――。
この世は妥協の産物で、純真さなど一欠片もない。
誰もがそれを知っていて、それを正そうとしない。
だが、義成《よしなり》の怒りがどうなったかを書く前
に、彼が住む世界がどういった歴史をたどったのか書くべきだろう。
*メッセージ、感想欄、活動報告などで気軽に感想をいただけると喜びます。
*大規模改稿を行っております(残り二章全部)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 22:21:50
666042文字
会話率:51%
鹿島容子(かしま ようこ)の憧れは名将の名補佐官。古い言い方をすれば名参謀。いや、軍師なんていってしまってもいい。けれど鹿島は星系軍でも主計部秘書課。数字のエキスパートでも後方担当のジミ~な立場。鹿島は「また戦争があれば、私だって総軍司令
官の秘書官で!」などと不謹慎なことを妄想しつつ安穏とした日々を過ごしていたのであったが、そこへ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-13 07:44:42
1192508文字
会話率:38%
10年前に起こった海賊事件で両親を失ったアキラ・タチバナは父親の稼業を引き継ぎ星間運輸業を開始。人員輸送も可能な第二種大型船舶操縦免許に銃火器保持取扱者、電子戦攻防が許可される第一種電子武器保持取扱者、放射線物質まで取り扱える特殊危険物取扱
者の資格も取り、電子戦が超得意な没落元王女の奴隷ミレーヌに何故か人語が話せる黒猫クロと一緒に、薬物から奴隷、犯罪者までなんでも運ぶ星間運輸業開店。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 07:21:45
21275文字
会話率:56%
西暦四五八二年。新たに発見された地球型惑星の領有をめぐって二大国は砲火を交えるに至った。
開戦から五年の月日が流れ、いつ終わるともしれぬ両国の戦いは周辺諸国を巻き込みながら続いている。
琥珀髪の男が率いる新銀河統合政府の遊撃艦隊は主戦場から
離れた赤色矮星の宙域で敵艦隊に遭遇。行く手を阻む敵を撃滅するため、麾下の部隊へ号令を下す。
幾百と生まれた戦場のひとつで、今日もまた膨大なエネルギーと資源を浪費しながら艦隊同士の戦闘が始まろうとしていた。[※4話完結予定の短編です]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-04 22:00:00
15589文字
会話率:37%
この小説は現在執筆中の作品のモックアップや試作品のようなものです。最初は短編として書いていたのですが、文量が多くなったので連載としました。この作品の評価を参考に本編を書いていきたいと考えています。基本的に作者である私がやりたい放題している
ので、一読して「こういうのが好きなんだ」と感じていただければ幸いです。なお、作中では多少百合っぽいシーンがありますが、恋愛関係ではないので「ガールズラブ」のキーワードは登録しておりません。
「焔の厄災」により地球が死の星と化してから2000年が経とうとしていた。宇宙に逃れた人類は新たな星で宗教や民族を軸に国家を築き、文明を再建した。経済の発展に伴い、各国は利害を巡って抗争を繰り返し、今日に至る。
アルトリア共和国空軍の臨時パイロット、鬼太郎(おにたろう)は哨戒任務中に自機の位置を見失い、不気味な風景の広がる空域に迷い込んでしまう。一方、エフタル王国軍のテストパイロットであるイルファと、後席に搭乗していた技術士官のツバサも奇妙な空間に迷い込んでしまう。鬼太郎とイルファはこの空間から抜け出す手がかりを得るべく、互いに接触を図る。しかし、機関砲の誤射をきっかけに両機は戦闘を始めてしまう。少年たちは無事帰還することができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-17 23:00:00
13642文字
会話率:43%
しなやかな身体、長い尻尾、漆黒と濃茶色と白のコントラストも美しく、食事のあとは顔を洗い、怒ると尻尾が膨れ上がり、臭い時にはフレーメンもする。そんなどこにでもいる様な三毛猫「まる」。
だが彼女は事故をきっかけに知性化され、400人が乗る巨大な
武装航宙船の船長になり。宇宙海賊や軍属崩れ、異星人や星間巨大企業と丁々発止、宇宙レースや電子戦、果ては21世紀にタイムトラベルと、宇宙狭しと暴れまわる、ちょっとコミカルな猫萌え冒険活劇!
「カクヨム」でも連載開始!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880283259
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-19 23:34:57
765206文字
会話率:56%
この作品では、主に「脱走兵と幼女」の設定(世界観、登場兵器など)を紹介していきます。設定そのもの、あるいはそのモチーフとなったものなどを想像することなんかを楽しんでいただければ幸いです。
なるべく本編と並行して投稿していくつもりですので、
追記がかなり多くなると思われます。その際は活動報告にて追記する内容を報告いたします。
登場兵器について
登場兵器の型番は、全てアルナカ連合軍基準とします。
種類別につけられる記号は以下の通り(追記の可能性あり)
陸上兵器 M…中戦車 H…重戦車 L…軽戦車 AA…対空兵器(対空ミサイル搭載車含む) CA…自走砲(近距離戦闘、対地ロケット・ミサイル) SP…自走砲(遠距離支援) AB…装甲車 W…機銃、機関砲、ミサイルなどの兵装
航空兵器 F…戦闘機 A…攻撃機 B…爆撃機 C…輸送機 E…電子戦機 R…偵察機 H…ヘリコプター GS…ガンシップ W…陸上兵器の項に同じ
国 A…アルナカ連合 U…ウリューナ連邦 T…トラス合衆国 G…ゲルマス国 S…サナトラ共和国
所属部隊(専用機など) P…パトリオット折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-12 17:36:41
4431文字
会話率:2%
FPSが大好きな祐崎幸一はプロゲーマーになるために
必死で大会優勝を狙う
だが…………
「1人じゃ参加出来ない?!」
そう!彼はソロプレイヤーだったのだ!
彼はチームを作るため新たなる部を結成する
そして彼女に出会う……
ーーー
「私と一緒に戦って?」
仲間を得て成長する幸一の学園FPSストーリー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-23 12:49:27
1152文字
会話率:25%
近代史
西暦2040年、日本、道州制へ。
2046年、個人及び民間のAI開発規制法案が可決。
2058年、自衛的予防攻撃法案可決。自衛隊は防衛軍へ変更。
同年、公団仮想社及びドローンオペセンター設立。
2060年、米軍、日本より撤退。日米
安全保障条約は継続。
2062年、国連、宇宙デブリ規制案、常任理事国拒否権により否決。
2070年、宇宙デブリの増加によりロケットによる宇宙開発に限界が来る、軌道エレベーター開発の検討が先進国で流行る。
2078年、ガボン国に軌道エレベーター建設を開始、ガボンOEV社。米独資本。
2082年 AIとロボット技術の発展により日本国は限定ベーシックインカム法案が可決される。
2084年、限定ベーシックインカム法案実施。公的や障害年金や生活保護、傷病手当や雇用失業保険が一本化される。恩恵を受ける為には18歳以上の戸籍上年齢(投票権に関連する)が必要とされる。
2085年、西カリマンタンへ軌道エレベーター建設、開発は太平洋宇宙開発社。
2090年、赤道近辺へのOEV開発ブーム。
同年、90年問題、脳直機器手術保険により生身(フレッシュ)と機械化派(メカナリー)の分派。
ハッキングや電子ウィルスによるテロ、殺人事件及び障害事件が頻発。
プロテクト及び電子戦AIが大発展。
WHO 「VR機器刺激基準」を規定。
2092年、大陸にて資本格差が極まり、東ユーラシア沿岸民主主義国が誕生。首都は香港。通称:大斉国
2094年、大斉国軍南下政策、ベトナムからカンボジア、タイの沿岸部とマレー半島を数年で併呑する。そその海空軍力と最先端無人兵器の前に周辺諸国は圧倒される。
2111年春、西カリマンタン軌道エレベーター襲撃事件発生。
この事件により負傷したPMC(南海軍備社)社員2名が重症を負い、本国へ搬送される。
これはその搬送された二人、赤松と志和の物語でもある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 18:44:34
65216文字
会話率:32%
人類が宇宙進出を果たして幾星霜、世界は豊富な宇宙資源により黄金時代を迎えていた。
だがその繁栄の影で暗躍するは、小惑星から資源を採掘するフロンティアから地球へと反旗を翻した宇宙海賊達。
彼らは宇宙航路を行き交う旅客宇宙船や資源輸送船を度々襲
撃して利益を貪り、我が世の春を謳歌する。
広大な宇宙に神出鬼没な彼らに対し、地球統括政府は散々手を焼き苦闘の末にある決断を下した。
それは海賊討伐を専門とする大々的な賞金稼ぎ制度の導入。
主人公である高鷲・翔(たかわし・かける)もまたその賞金稼ぎの一人。
しかし彼は他の賞金稼ぎには無い、世界にただ一つだけのある物を武器に戦う有名人だった。
その正体は滾る情熱を共にする同志達による世界規模の共同出資・クラウドファンディングで創り上げた、巨大な人型機動兵器・セクレタリー。
翔はセクレタリーに搭乗し熱き心を胸に海賊達へ勇敢に挑む、機体に秘められた力と共に。
これは宇宙進出した人類が迎える果て無き戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-27 05:00:00
28054文字
会話率:12%
小さな個人経営予備校『伊加佐間ゼミナール』の塾長は、自分の予備校で第一志望校合格100パーセントを達成する為、受講生たちと完全無欠のカンニング作戦を発動するのだが……
最終更新:2011-02-28 23:39:23
4022文字
会話率:31%