平民には秘されながらも、しかし確かに世の安寧を脅かす存在ーー霊獣。皇家はそんな霊獣を討滅し、人知れず世の安寧を守り続ける一族の家だ。
皇家に仕える石動東馬は、次期当主である皇鳳花の幼馴染にして唯一の従者。
孤児だった東馬が次期当主のそばに侍
(はべ)ることに対し、幼い頃から家中の風当たりは強かった。鳳花が見聞を広めるべく王都の大学へと進学する際も、東馬を同道させようとする鳳花に対し、譜代の家臣達の多くが苦言を呈した。
しかし鳳花はその意見を一蹴し、最終的に東馬の同道は認められる。これまで行われ、その都度失敗してきた企みと同じように。
その理由は、齢十六にして討ち手最強格の東馬に勝てる若手などいないため。何より、鳳花が東馬以外の従者を求めていなかったためだ。
そして主従は王都に行ったことで、まだ互いについて多くの知らないことがあったのだと気付く。
主は、従者の本当の強さについて。
従者は、主が自分にこだわる本当の理由と、内に抱える不安の源について。
しかし二人の成長を待つことなく、世界の形が変わるその時は近付いていたーー。
激動の時代を駆ける二人の主人公を描いた近現代風バトルファンタジー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 08:19:48
254204文字
会話率:38%
【近現代風異世界物】
ヒロイン・カレンの職業はシステムエンジニア。転職先で出会った『昼寝の彼』に一目惚れ
クール系(?)ヒロインがヒーローの手のひらで転がされるお話です
※本作では直接出てきませんが、魔法の存在する世界
最終更新:2022-10-15 18:00:00
37464文字
会話率:31%
炎、水、風、そのほか「自然現象」ともいうべきもの──これらを操る能力を持つ18歳の少年ナダは、逃げ隠れしつつフリーターとして暮らしていた。しかしひょんな事件をきっかけに、友人イコ・傭兵ベイと共に、能力を求める何者かからの逃避行の旅に出る。
ナダの出自「キース族」、能力の元となる「ベルゲニウム」、そして封印した過去の記憶と向き合う果てに、三人は思惑の渦中に巻き込まれていく。最後に“白い少年”ナダの手元に残るものとは、果たして──。
□ □ □
近現代風の世界観で描くヒューマンドラマSF。
一連の渦中“白い少年”、鍵を握る“科学者の娘”、護衛として遣わされた“異民族の男”
彼らのコメディ・シリアス両極端の旅をお楽しみください。
※カクヨムにて先行公開中。ノベプラでも同ペンネームで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 18:00:00
450260文字
会話率:46%
とある墓地のとある墓守とその墓地で起こる出来事の連作短編。完結済みです。
ふわっとした設定でお読みください。
※別ハンドルの個人サイトをたたむ前準備に移設しています。
移設元:http://ordin.heavy.jp/bo/
最終更新:2021-12-31 20:00:00
9739文字
会話率:36%
剣と魔法の世界にも、文明開化の波が押し寄せてきました。
蒸気機関、レシプロ機関、そして電気。
どこからともなく現れた天才が文明の利器を次々と発明し、科学文明の時代が訪れたのです。
しかし、国王にまで上り詰めた天才の死により、全世界を巻き込む
大戦争が始まりました。
戦車や航空機といった近代兵器が跋扈する悲惨な戦争と、王女を追放したクーデターを乗り越え、平和な時代がようやく訪れてから一年。
王立学院に入学するため、辺境の地ウバスから領主の息子オズワルド・ノートン君が王都にやってきました。
臆病で泣き虫なメイドさんと一緒に、筋肉モリモリマッチョマンの変態が経営するアパルトメントで暮らすことになったオズワルド君は、機械化された王都で何を見るのでしょうか。
同じ頃、『シルバー・ピジョン』を名乗る怪盗が王都を騒がしていました。
魔法を使えない平民のはずなのに、まるで魔法のように次々と宝物を盗み出す大怪盗の目的は、いったい何なのでしょうか?
「カクヨム」でも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-09 20:31:05
139508文字
会話率:39%
くじびきで救世の旅をさせられた聖女メイベルと剣士ナバル。そのサブストーリー。
最終更新:2018-12-26 08:22:46
3977文字
会話率:55%
魔術具の発展により、冒険者の死亡率は著しく低下した。そのお蔭で各冒険団の依頼の達成率は上昇し、冒険者の数も増え続けた。その反面、レジャー感覚で冒険者になるものが増え、そんな彼らは《ファッション冒険者》と呼ばれていた。
そして、この冒険者
の供給過多の時代で、とある一件で最下等級の六等級にまで落ちてしまったベテラン冒険者のスヴェンは、所属していた冒険団から解雇通知を言い渡される。その理由は、明らかに嵌められたと分かる理不尽なものであり、まんまと策略に嵌められたスヴェンは、冒険団を去ることとなった。なんとか雇ってくれる冒険団を探すが、高齢で六等級のスヴェンを雇ってくれる冒険団は見つからず、途方に暮れていた。だが同郷の先輩の誘いで、故郷の冒険団の指南役として就職することとなる。
そして指南役として故郷に帰ったスヴェンを待ち受けていたのは、厄介者なファッション冒険者ばかりであった。
都落ちしたおっさんと一癖のある若者達による、近現代風の異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-29 20:00:00
89082文字
会話率:57%
表参道を歩いていた俺は突っ込んでくるトラックのヘッドライトを浴びた瞬間変なところに飛ばされた!右も左も言葉もわからない中で金髪碧眼の美女とごついおっさんに助けられ、連れてこられたのは酒場だった……日本食無双実行の機会を伺いつつ、ラノベみたい
に華やかな展開を夢見て、成り上がれるのかシルディアナ。しかし、そんな目論見は甘かったらしい――これは、俺がまだ見ぬ最高の異世界料理に次々と出会っていく、敗北と出会いと食い倒れのトホホストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-07 11:17:55
52519文字
会話率:43%
母を喪い天涯孤独となって、中等学舎を中退し、魔石動力への学びと飛行機乗りへの道を断たれてから、一年。シルディアナの帝都、南街区の酒場「竜の角」に住み込みで働くラナは、ある日地下室でなされている密談を偶然耳にする。「竜の角」に訪れる珍客、一人
の男との邂逅……やがて彼女は、シルディアナ帝国全土を揺るがす革命に巻き込まれていく。魔石動力革命後、平面映像機、小型飛行機サヴォラ、凛鳴放送などが開発されたシルディアナ帝国の行く末を描く、近現代風マジックパンク・ハイ・ファンタジー。行間は詰まり気味、硬めです。2017年9月25日、完結しました。カクヨム、アルファポリスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-25 12:31:10
321825文字
会話率:47%
容姿端麗にして名のある貴族の三男であり、近衛騎士として皇帝を守り、婚約者との婚姻の準備が進められていた幼馴染。しかし彼は、なされた革命により全てを失った――左目と、婚約者と、近衛騎士の職と、貴族という立場を。それでも、私の中で彼が幼馴染であ
ることは変わらぬ事実である。取り敢えずうちのパンを食べて元気になってくれ、サフィ。某方の誕生日に即してじっくり練って焼きました。長編「Sirdianna」と併せてご高覧下されば、更にお楽しみ頂けるかと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-28 13:55:58
37480文字
会話率:65%