元日本人だった椎名 凛(しいな りん)はとある日普通にトラックに轢かれて死んだ。
まあ学校生活などでも至って空気であったので死んでも特段親が悲しんだだけだろうが、彼女には良い転機であった。
そう彼女にはとある夢があった。それもアニメ的な
夢が....
それが異世界に渦巻く陰謀、その黒幕を叩き潰したいというものであった。
転生アニメと言ったらチート主人公であり、彼女が見ていたアニメもほぼ全てチート主人公だったので転生の際に弱く生まれるという思考は頭になかった。
まあ実際にチートとして生まれた。魔力は生まれつき膨大すぎた。それも制御が難しいほどに....
そんな災害児を家に置いておくのは無理だと思った山奥の一軒家暮らしの両親は彼女....転生後は彼を山奥の滝から捨てた。
しかし幸い魔力暴走が地面につく寸前で起こり、しかもそれが風を呼んだらしく少し浮き、生き残った。
しかしこのままでは冷たい半身浴をしたまま死んでしまう。
そんなの嫌だと思った彼は是が非でも素早く魔力を制御し、扱ってみせると心に誓った。
それから30分程度経っても魔力制御はできそうになかった。
人生を諦めかけたその時、ゴブリンに拾われた。
子供としてではなく食べ物としてだが....
しかしそのおかげで少し猶予ができた。この好機を逃す手はないと思った彼は膨大な魔力を制御するべく試行錯誤し、その後あまりかからずに制御へ至った。
その後なんやかんやあって〜あんなが〜こんなんなって〜
魔法学校に入学した。しかしその程度の歳になると世界も見えてくる。
でもその前にも色々な噂が飛び回っていたが、なんと黒幕側に見られてしまった。
そして彼はそんな状況でどうしようと考えていた。
そしてある日ついに決意した。黒幕になってしまって、黒幕だけじゃ嫌だから元々やりたかった英雄もする、つまりただの一人黒幕討伐ごっこをすることを決意した。
※主人公は名前不定です。いきなり名前捨てたり別の名前になったりするので気をつけてください。
※不定期投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:30:00
13134文字
会話率:33%
ある日見知った道に突如現れた本屋。その本屋にいた店主と名乗る少女が暇だと言ったら本を貸してくれた。題名のない本だ。これは輪廻伝記本編に書かれない日常です。本編とは違いシリアスなことはないのでご安心してください。ほのぼのしてます。気になったら
ぜひ本編を読んでください。著者もほのぼのしながら書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 15:50:08
2295文字
会話率:54%
ユリアーナは3歳の時にそれまで一人で育ててくれていた母を亡くした。その場にいたホフマン公爵が親切にも養子にしてくれたのだ。そこには4人の兄と姉がいて世間でよくあるようにそれからは虐められはしなかった……ただそれ以上の試練が待っていたのだ。武
の公爵家に男子に代々伝わる試練を知らぬ間に受けさせられて死にかけて前世の記憶を思い出したり、お兄様の課す騎士の死の特訓に付き合わされたり、令嬢らしい生活がしたいと言ったら、礼儀作法の先生にお兄様の特訓以上と感じる講義を受けさせらりたり……そんなユリアーナが王立学園に入ったらピンク頭の聖女が王太子クラウスに抱きついていたのだ。なんでも、この世界は乙女ゲームの世界で王太子の婚約者のユリアーナが悪役令嬢で王太子と仲良くなるピンク頭をあまりにも酷く虐めるから嫌気がさした王太子に婚約破棄されて断罪されるゲームらしい。ちょっと待って! 王太子の婚約者は私のお姉様で私は違うんだけど……それに私はお兄様命なのだ。勝手に軟弱王太子の婚約者にするなと叫び出しかねないユリアーナと最強お兄様を筆頭に3人の兄と一人の姉がいるホフマン家を中心に動く学園コメディ。聖女と教会が出してくる罠が次々にユリアーナを襲うが、果たしてユリアーナはその罠を防げるのか? 大好きお兄様との仲はどうなる。詳しくは読んでのお楽しみです。今回も1日2話更新目指して頑張ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 08:43:58
402636文字
会話率:40%
不安がないと言ったら噓になるけど、死にたくなるほど不幸せでもない。でも、なにか足りない、満たされない。波照間瑞希と皆川笠司は、そんなあなたと同じに今この時間軸を生きています。
二人のTwitterアカウントも併せてフォローしていただけば、
その臨場感はさらに増すはず。
・月波( @tsukiandnami )
・笠地蔵六( @kasajizorock )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:00:00
185513文字
会話率:35%
俺、大神士狼の通う学校には2人の『美』の女神がいる。
古羊姉妹。
清楚可憐で優しくて、誰もが憧れる彼女たちは、男子はおろか女子生徒たちの憧れのマトだった。
そんな彼女たちが最近、どういうワケかやたら俺にオッパイを触らせようとしてくるの
だ。
「どう? 現役女子校生のおっぱいが揉めて嬉しいでしょ?」
「お、おっぱい! 揉ませてあげる! って、言ったら……頑張れる?」
「いや、あのその!? あばばばばっ!?」
困惑する俺を楽しそうに見つめる古羊姉妹。
だが、その瞳は妙に熱っぽくて……?
これは俺がからかい上手な女神サマと一緒に『本物の恋』を見つけるまでの物語。
※この『タイトル』と『あらすじ』には大神士狼の願望が多分に含まれております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 20:10:00
1105814文字
会話率:41%
魔王アイリスが殺されてから10年。いや、正確には封印されてから10年
俺たち魔族は王と住むべき場所を人間によって同時に奪われた
俺は別に人間共に復讐したいなんて考えてない。人間共に全く恨みがないと言ったら嘘になる
他の魔族達は人間に強
い憎しみを抱いている奴が大体だ。実際に復讐をして死んでいった奴も多い
だが、アイリスは復讐なんて望まないだろう
アイリスは殺されたんじゃない、封印されたんだ
封印を解けばアイリスはまた戻ってくる
アイリスのためだったら俺はなんだってできる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:08:28
364198文字
会話率:79%
隣国の王太子の歓迎舞踏会でシルフィアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡される。婚約して10年。普段からいい加減で仕事もろくにしない第二王子に辟易していたシルフィアはこっちから願い下げ!と言い返すと、第二王子と婚約破棄したならオレのと
ころに来いと俺様な発言で隣国の王太子サイレスに婚約を申し込まれる。
家族会議の結果シルフィアはその申し込みを受けることに。新たな国で生き生き生活するシルフィアは、最初は何も思っていなかったサイレスに溺愛されているうちにかけがえのない存在と思うようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 16:04:11
127173文字
会話率:58%
無愛想美形×世話焼き平凡
幼なじみに好きバレしたくない一心で真逆のタイプを言ったら、とんでもないことになった!
最終更新:2025-07-23 20:32:00
14891文字
会話率:65%
「──この秋を繰り返している。そう言ったら、信じる?」
十七歳の少女・日比谷愛理は、声が出せない障がいを持っていることから、他人と関わらないようにしていた。ある日、ひょんなことからミステリアスなクラスメイト・来栖直央と関わるようになる。来栖
は唇の動きから言葉を読み取る力・読唇術を身につけており、その誠実さと優しさで愛理の心を温かく包み込んでいった。しかし、度重なる不思議な出来事から、愛理は来栖にある疑いを抱く。それが確証へと変わった日、二人は引き返せない道を歩き出していた。
「──全部、君のことが何よりも大切だから」
声を失った少女と、ある秘密を抱えた少年の、さいごの秋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:59:47
1226文字
会話率:8%
海外転勤した両親と別れて日本で一人暮らしをする高校生――幽深司《ゆうみ つかさ》のクラスには『茨姫』と呼ばれる女子――姫宮茨乃《ひめみや しの》がいる。才色兼備ながら棘ある言動で言い寄ってくる男子たちを撃退し、孤高を貫く姫宮だが、バイト先で
は猫を被っている。明るく元気な女の子を演じている姫宮と幽深はバイト先の同僚だった。
夜、バイト帰りの幽深は、姫宮が男たちに絡まれているのを見かける。しかも目元には涙まで浮かべいた。同僚のよしみで仕方なく姫宮を助けて別れるつもりだったが、なんと姫宮は家を出てきたのだと言う。
なんでも母親が家に見知らぬ男を連れ込み、そういうことをしていたらしい。姫宮は自分が次の標的になるのではと身の危険を感じて家を出たのだとか。猫を被っているのがバレるため、バイト先の女性も頼れない。
「幽深くん。お願いがあるって言ったら、聞いてもらえる?」
姫宮のお願いは一日だけ泊めてもらうこと。切羽詰まった姫宮を見捨てられず、幽深は家に招くことに。何事もなく一夜を明かし、これで終わりかと思っていた幽深だったが、翌日も姫宮の家に見知らぬ男が居座っていた。
「……ごめん、幽深くん。しばらく泊めてもらっていい? この家に私の居場所はないみたい」
そんなこんなで姫宮を家に泊めているうちに、棘だけでなく甘いところも見せてきて……?
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 07:10:00
66955文字
会話率:42%
【毎日更新&電撃小説大賞☆二次選考通過作】「私、絶対、魂送りできるようになるから……!」「必要ないって何度言ったらわかるんだ……っ」──奴隷の少女と孤独な剣士が巻き起こす、癒しと解放の鎮魂歌(レクイエム)。
旅の剣士アスターは、亡者に襲わ
れていた少女を助ける。剣だけでは倒せない亡者にとどめを刺す歌と踊り──通称、魂送り。少女はその魂送りを仕込まれた奴隷だった。魂送りをしてアスターの旅についていきたいと願う少女メルだったが、アスターはそれをかたくなに拒む。アスターにはある悲しい秘密があって……?
──これは奴隷の少女と、孤独な剣士が「帰る場所」を見つける物語。
(※作中に登場する歌詞は、作者本人が作詞したものを、歌手・作曲者の了解のもと使用しています。カクヨム様、NOTE様にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 09:50:20
365150文字
会話率:34%
【短いあらすじ】暴言を吐いてくる令息と婚約を結ぶのは嫌なので、兄と一緒に家出します。
【長いあらすじ】
「ニーナ! いつ見てもお前は地味だな! 同年代の麗しいご令嬢にはそろそろ婚約話の一つや二つは出ているというのにそれもない。お前は売れ残
り確定だ! 嫁の貰い手なんてないぞ!」
確かにニーナは地味だ。
だけど、単に領地が隣り合っていて、親同士が親しく交流をしているだけの関係の令息に、そんなことを言われたくはない。
しかも、婚約を結ばされるなんて冗談じゃない。
嫌だから家出をすると兄が言ったら……。
世界が、一変した。
魔法。
キラキラ。
そして兄の秘密とは。
カクヨム様にも投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 07:50:38
118250文字
会話率:24%
とりあえずはまだ未定。キーワードの変更の可能性あり。
最終更新:2025-07-19 00:00:00
162434文字
会話率:30%
特に山もなく、谷もなく、結婚もなく、警察沙汰もなく、ただ社会のルールに則って慎ましく生きてきた田中家。
猫をこよなく愛し、また猫に愛され平凡に生きてきた田中家。
何かと最後の詰めが甘く、残念な田中家。
そんな田中家を襲った突然の大地震。
あわや全滅かと思いきや、一家揃っての異世界転生。
ここは乙女ゲームの中なのか。
どこなのか。
悪役令嬢なのか。
攻略対象なのか。
誰も知らないわからない。
あの魔物がべらぼうに強い。
なのに魔法も使えず、スキルもない。
頼みの綱は猫と蜘蛛?
出来ることと言ったらお裁縫と虫の世話。
そんな異世界で、取り敢えず平和に、また慎ましく生きていきたい田中家の話。
KADOKAWA ドラゴンノベルス様より書籍化決定!
6/5発売致しました。
6/27発売の「電撃マオウ」様にて、コミカライズ連載スタートします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 13:46:23
745825文字
会話率:35%
息子の瑛太が、異世界へ転移して勇者になっていた。俺も転移して、瑛太を支えたいと思ったら、聖女候補の女の子になっていました。
異世界は、昔書いた小説の世界だったので、シナリオ通り魔王を倒して、ハッピーエンド目指します。
シナリオ思い出しなが
ら、聖女になる為に修行して、聖女として勇者を支えて、恋なんかもしちゃう少女(中身おじさんだけど、メンタルは乙女)なおじさんのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 11:08:56
65913文字
会話率:26%
俺さ。兄弟順で言ったら二番目。
上に兄貴がいる。
で、田舎じゃあるあるだけど、うちの父方の祖母は長男教の信者だったっぽい。まあ、もう亡くなってるけど。
祖母は初の男孫の兄貴を、猫っ可愛がりしてたんだよね。
かと言って、俺は別にぞんざ
いな扱いを受けていたワケじゃない。でも、弟達や他の孫……俺からするとイトコ達の方は、割と露骨な差を付けられてた。
で、あるとき不思議に思った。
俺は別に兄貴みたいに猫っ可愛がりされてるワケじゃない。けれど、扱いは丁寧というか……祖母に気を遣われてる感じ? なのに、なんで弟やイトコ達のことは雑に扱うんだろう? って。
なんでだろ? って、思ったけど……どうやら、祖母の孫の中で俺だけ怖がられたらしい。
理由? まあ、幾つかある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 08:17:21
1891文字
会話率:0%
俺は、割合いい夫だと思う。
結婚前にした約束。家事はできる方ができることを分担する、というのを守ってるし。妻ができないときは、家事をやってやってるからな。
妊娠中はいつも怠そうにしていたから、家事は俺がやってあげた。
子供が生まれてか
らは妻はいつも目の下に隈を作り、いつ見ても不機嫌そうだ。もっと身形に気を遣えばいいのに。
それに、ちょっとしたことで酷く怒ったりして、気が滅入って面倒だったが……これが、子育て中のガルガル期かと見守ってやった。
子供も、ようやくよちよち歩きができるようになって手が掛からなくなったのでふと思った。
「そろそろ、二人目が欲しいな。どうだ?」
すると妻は、所謂薄い本と称される……BL本を恥ずかしげも無く渡して、言った。
「わたしね、知ってるの。世の中は男女平等を謳っているけど、そんなのただの綺麗事だって。真の男女平等など、存在しない! そう、真の男女平等という世界を創り上げるには、男が妊娠出産をすべきなのよ! そうでなければ、平等足り得ない! というワケで、二人目が欲しいならあなたが産めばいいじゃない」
「すみませんでしたっ、勘弁してくださいっ!!」
設定はふわっと。
※タイトルにBL本って入ってますが、内容はBLじゃないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 05:15:59
2050文字
会話率:43%
婚姻のその日まで、俺、オズワルド王子は妻となる魔族の姫エルセリアと対面する事はなかった。
銀のベールを頭から覆い、顔も見えぬままの姫と婚姻の儀を交わした晩、月明かりの落ちる寝室にて初めて互いの顔を見合わせたのだった。
これは、犯罪
ではないか?
それが、エルセリアを見た時に初めて抱いた感想だった。
艶やかな肌、輝く髪、整った顔立ち、子やぎのような白い耳を恥ずかしそうに寝かせている。
そして何より
若い。
人間で言ったらまだ少女と言っても良いような見た目だ。
いやいや、さすがにこれはまずいだろう。
いくら相手は魔族で国の定めた婚姻とは言え、こんな美しく可憐な少女を娶るのは犯罪級に後ろめたい。
俺は恐る恐る尋ねた。
「失礼ですが、エルセリア姫はおいくつになられるのですか?」
「魔歴で10万17歳になります。」
10万、ですか。
「あー、じゃあ、まあ、大丈夫っすね。」
✴︎
妾腹として産まれたばかりに王子のくせに長く修道院暮らしをしていたオズワルドと、世間知らずの深窓の令嬢エルセリア。
二人は人間と魔族の末長き和平の証として夫婦となり、末長く幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
カルチャーショックに戸惑う事も多々あるけれど、嫁がかわいいので問題無し!
どのくらいかわいいかって?
仕方がない、そんなに聞きたいならお話ししましょう。
自慢っぽくなっちゃいますけど大丈夫ですか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 09:45:40
46468文字
会話率:37%
王女なのに、毎朝の出撃装備は斧・ロープ・保存食――
完璧すぎてちょっとズレてる、現地主義の姫様が今日も村を行く!
エルフ王国の第一王女・エリューナは、王宮内では誰もが息をのむ完璧なお姫様。
だが、謁見の間を出れば一変、斧を担ぎ、薪を割り、
村の困りごとを率先して解決する現場主義者。
「準備8割」が信条の彼女は、今日も過剰装備で村へと向かう。
……しかし彼女には、まだ知らない“もう一つの記憶”があって――?
ズレた優等生姫と、どこか軍人気質な謎行動の秘密とは?
斧と笑顔を携えた異世界ズレ姫ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 05:29:02
17844文字
会話率:36%
俺、高尾勇樹には死にたがりの親友がいる。
その親友の名は、壇ノ浦藍華。彼女は、『魔法』が使える『死の魔女』アイだ。
「この世界に、『魔法』を使える魔女がいるって言ったら、信じる?」
中学1年のある日に藍華が『魔法』が使えることを知り、そ
のまま高校生に上がり、別々の高校になって、また、雨の中で再会した二人。
「ゆっくん」
「……なんだ」
「ゆっくんなら、私を殺してくれる?」
「相変わらずの、死にたがりやだな」
『死の魔女』であることを知ってから三年後。勇樹は”幼馴染”として藍華に接し、藍華と仲を深めていく。
藍華の『願い』を聞き、勇樹は静かに目を閉じる。藍華にとっての日常の終わりと勇樹にとっての非日常の終わり。
その先にある、未来の為に。
「いいぞ。俺がお前を殺す。約束する」
「ありがとう。ゆっくん」
これは、一人の人間と一人の魔女が織り成す「恋」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 03:50:29
5152文字
会話率:33%
「おはよう、今日も好きじゃないよ」
「ああ、俺もまったく好きじゃない」
——毎朝恒例、好きじゃない宣言。
俺、直は幼なじみの咲良とは、小学二年のときに始めた『好きって言ったら負けゲーム』を、高校二年になった今でも続けていた。
お互
い意地でも告白しない。でもお互い誰かと付き合わない。
なのに、俺たちは毎日一緒に登校して、昼休みは一緒に弁当食べて、放課後は一緒にゲームして、休日も遊んだりする。
「お前ら、もう付き合ってるだろ」って何人に言われたかわからない。
でも俺たちは付き合ってない。なぜなら、先に好きって言ったほうが負けだから!
しかしそんなある日、彼女はいきなりこう言った。
「――直くん……もうこのゲーム終わりにしない?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 16:20:00
19479文字
会話率:32%