君たちはシュレディンガーの猫を知っているだろうか。物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが脳内で実験を行った、所謂思考実験に値するものだ。
「一定確率で毒ガスを放出する装置と一緒に箱に入れられたネコは、蓋を開けて観測するまで生きた状態と死
んだ状態が重なり合っている」
これがみんなの耳にするものだろう。そして、それは「観測するまで物事の状態は確定しない」という考えの量子力学の考え方を説明するものとなった。
つまり、これは要約すればエルヴィン・シュレディンガーが量子力学の確率的表現を巨視的に見ると矛盾に陥ることを「シュレーディンガーの猫」の思考実験で表現したのだ。
確率は5部5部かもしれないし、もしくは4.6だったりするかもしれない。
不確かなもの。
先が見えないもの。
観測出来ないもの。
例えばの話だ。この理論通り行くと、何度もこの実験を繰り返したとて、確率は一定では無い。つまり、運命が揺らぎ兼ねない。
かと言って、全く同じ結果なこともあり得る訳である。未知数である。こうなれば観測出来ない。
何故ならそれは不規則に起こりうる事だからだ。
そして、そんな特殊な思考実験論は決して、非現実では無いことを俺は知ってしまった。知ることになっちまった。
いや、まあ。なってしまったものはしょうがないけども、是非この問題をエルヴィン・シュレディンガーに聞きたかったものだ。
だが、時には思考実験の域を出る事になる。これは、俺の日常を描いた物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 17:00:00
32985文字
会話率:30%
人には見えないものが見える主人公はそれに悩みつつも普通の日常を送っていた。しかし、ある日突然恐ろしい出来事が起こりそれをきっかけとして非日常の世界へと足を踏み入れる。
最終更新:2024-11-10 22:00:00
157718文字
会話率:19%
「あなたのことを、愛したいとは思うんですが……、愛せるかはわかりません」
折しも、結婚を翌日に控えた日の午後。
夫となる男性が言ったのだ。
あ、これは面倒なことになる、とキャロルは直感的に悟った。
そして彼はキャロルに語りだす。
「愛せない、かもしれない」理由を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 18:00:00
5885文字
会話率:28%
短編集「五感」
私狐猫が五感を意識した短編小説を書いてそれをまとめてる作品になります。
普通の人には聴こえないもの
見えないもの
はたまた五感を刺激するもの
五感と言っても捉え方は様々あります。
それら数多ある捉え方を私自身で噛み砕い
て少しずつ作品にしていきます。
※不定期投稿 過去作も投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 07:53:29
17397文字
会話率:45%
ひょんなことからBL二次創作の過疎ジャンル「究極マッスルマン2nd」に足を踏み入れることになった「ひじり」は目立つことなくささやかな同人作家生活を送っていたかのようにみえた、あるトラブルに見舞われるまでは。作品を愛するとはどういうことか、人
を愛するとはどういうことか、愛を捨てた聖帝たちに送る、愛についてのストーリー。愛に気付いてください。愛愛愛愛やかましいんだよお猿さんですかコノヤロー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 21:02:30
44933文字
会話率:47%
業火の如き愛情を声高く歌え――最強の吸血鬼と当代一の聖句使いであるシスターのバディアクションファンタジー、今、開幕。/教皇の命で吸血鬼退治の巡礼の旅に出たシスターのオルキデアと封印から目覚めた古代最強の吸血鬼リャグーシュカ。愛の守護者を自称
するリャグーシュカはただの変わり者の吸血鬼にしか見えないものの、実は世界を揺るがすような秘密を抱えていたのである。※メインキャラ二人はあくまでバディなので恋愛関係になりません。※リアルの友人(うすしお味様)と「ある程度の共通のキャラ設定で世界観は各自オリジナルで作品を書いたら」というコンセプトで執筆した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 08:11:19
57298文字
会話率:53%
俺の名前はタクヤ。普通の高校生だと思ってたけど、実はちょっとだけ運命に振り回されてるっぽい。だって、なんか知らないうちに「タイムリミット24時間」っていう謎の制限が発動しちゃったから!しかも、その理由が「彼女が聖騎士」なんて、誰が考えたって
おかしいだろ。
ある日、夏の夕方に友達のユイと河川敷で遊んでたら、いきなり「私、転生者なの!」って言われた。なんじゃそりゃ?とりあえず、彼女が真剣に言ってるから「そうなんだ、すごいね!」なんて適当には返したけど、内心は大パニック。だって、24時間後に故郷に帰るって、全然信じられねぇよ。
そして、彼女の変な行動に気づく。「ご飯を作るときはやたらと手を仰いで、物を運ぶときも何か見えないものを持ってるし、まるで異世界から来た聖騎士みたいだ!」と、周りを見て思わず突っ込んじゃう。そんなこんなで、最後の24時間を一緒に過ごすことになったわけだが、ユイは最後に感動的な別れを告げてくれた……と思ったら、実は全部演技だったってオチが待ってた!
は?演技?そんなこと聞いてねぇよ!それでも、俺は彼女の笑顔を見るために、最後まで一緒に楽しむことに決めた。まさかの展開に翻弄されながら、ノスタルジックな故郷を感じる時間が、実は一番大事だったのかもしれない。
果たして、俺の運命はどうなるのか?果たして、彼女の聖騎士っぷりは本物なのか?
…これは、転生の青春ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 12:39:49
1994文字
会話率:42%
「シャロン・オールディス、今この時をもって、お前との婚約を破棄する!」
霊払師として働く伯爵令嬢のシャロンは婚約者の王太子から突然婚約破棄された。
突然そんなこと言われたって、眠たいし、お腹もすいているし、こちらは頭が働かない。
元々、望
まない婚約だし、ま、いっか。
後のこともなんとかなるでしょう。
疲れ切ったシャロンは省エネモードで婚約破棄を乗り切ることにした。
これは望まない婚約と仕事に擦り切れた伯爵令嬢が、(相手がおバカなおかげで)エコモードで自由をつかむお話。
と、目に見えないもののありがたみを忘れた人々が滅びの道を歩むお話。
※霊払師(はらいし)はこの物語用に作られた架空の職業です。霊媒師(れいばいし)とは別物の職業です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 16:16:59
9713文字
会話率:21%
私、やります!必ず未来を変えてみせます!この剣は、道標。
目には見えないもの。人の目に見えない怪物、見えざる者と、血の力で見えざる者を視る力を持った者達、剣の団との戦いの記録。古の縁が繋いだ力は、彼等をどこへ導くのか。果たして剣の団は、未
来を守ることができるのか。
見えざる者を産み出した、かつて世界を滅ぼそうとした魔物、オロロ。オロロが復活したというお告げ。
リジュの里で静かに暮らしていた主人公のアイリは、祖母の命を受け、剣の団に入団する為にテイクンシティーに向かう。
剣の団は、見えざる者を討伐する為に、かつてオロロを討伐した者達の子孫で結成された組織だった。
都会には、アイリの知らない世界が広がっていて……。
パステルカラーの華やかな街、テイクンシティーを舞台に繰り広げられる、異世界アクションファンタジーです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 13:25:57
595976文字
会話率:44%
美鶴(みつる)は小さな頃から他人には見えないものが見えて、他人には聞こえない声が聞こえた。
『三日後にこの家の主人は倒れる』
保育園のお散歩のときに、恐ろしい予言を聞いてしまう美鶴。
そんな美鶴を心配して、父方の祖父母の家の座敷童子、美藤(
みふじ)が美鶴の守護霊として一緒にいてくれることに。
保育園からの親友、瑠奈(るな)とも仲良くしつつ、健やかに成長していく美鶴とそれを守る美藤のちょっと不思議な現代ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 07:10:00
34005文字
会話率:49%
『死者の姿が見える』という男がいる。フリーライターの主人公は、知り合いの雑誌編集長からその男を取材してほしいと依頼を受ける。「母が死んだということを、私が理解したのは、ずっと後のことでした。なぜなら私には母がずっと見えていたのですよ」
はた
して、その男の言っていることは本当なのか?
2016/12/19追記
『見える』というタイトルで完結をしていた作品ですが、登場人物のキャラクターをもう少し掘り下げてみたくなり、その続きの物語を加え、『降魔一郎の東方異聞録~見える』として改めさせていただきました。
人に見えないものが見える田宮一郎が大衆紙『東方倶楽部』に降魔一郎のペンネームで寄稿する『降魔一郎の東方異聞録』という形で連載を続けていきます。
楽しく、そして時々、怖がっていただければ幸いです
重複投稿
pixiv
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4814695折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 15:12:46
69298文字
会話率:41%
都子には物心ついた頃から人ならざるもの(怨霊、妖怪の類)、そして神様の姿をも見ることができた。
故郷の村で起きた子供の崖からの転落事故により犯人に疑われてしまった都子は身一つで命からがら逃亡する。
どうして他の人には見えないものが自分には見
えるのか?
一体自分は何なのか。
都子は自分を知る旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 21:18:48
175226文字
会話率:46%
涼は昔から他の人に見えないものが見えてしまう
その事で家庭が壊れた経験から、見えることは隠し、周りに合わせてなあなあで過ごしてきた
しかし、ある夜怪異に巻き込まれてしまい、一人の美しい少女と出会った事で、涼の薄氷の平凡な日常は、怪異と少女に
侵食されていく
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 17:49:51
519824文字
会話率:35%
☆3話完結の物語です(金、土、日予約投稿済)3話読むと繋がるお話なので、ご面倒でも1話から順にお読み下さいますようお願い致します
******
ここは、必要な条件を満たした者の前だけに現れるハローワーク。
「こんなところにハローワーク
なんてあったかな?」
「必要ない時にはただの景色の一部にしか見えないものですよ」
実年齢よりも遥かに若く見える受付の女
「ご希望の方はこちらへサインをお願いします。そう、それで結構ですよ…」
――そして、適性検査を受ける為、面談室へと通される
ここで適性検査を受けた者は、就職率100%だという
ただし、希望就職先が必ずしも【理想通り】かどうかは…――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 06:00:00
17846文字
会話率:33%
怒りや悲しみは何かの行動を起こす原動力。でも原動力なんていう目に見えないものではなくお金みたいなすぐに使えるものに変えたくないですか?
最終更新:2024-04-08 16:59:43
6030文字
会話率:42%
高校生になった行村真由には見えないものがあった。
それは人の顔。真由の目には人の顔が映らなかったのだ。
生まれてから周りにいる人は皆のっぺらぼう。
真由自身も顔がなく、母の顔を見て気絶した過去を持つ。
そんな彼女には深刻な悩みがあって……。
ある意味ホラーな世界に慣れてしまった普通の女子高生(前世の記憶有り)が、顔がある人に恐怖したり、顔がない人と恋をしたりするお話。
──────────
※主人公には顔がありません。顔なし=のっぺらぼうと表現しています。
※主人公の視点で話が進むため、ほとんどの人にも顔がありません。
※顔がないという特異な設定なため、苦手でしたら自衛をお願い致します。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 20:30:28
57742文字
会話率:38%
坂田翔(かける)の前に死神が現れ、余命が一ヶ月だということを宣告される。翔は余命を知るも特に動揺することなく変わらぬ日常を過ごそうとする。けれども見えないものが見えるようになって生活は少しずつ変化する。ある日、大きな変化が現れる。翔に待ち受
けている運命とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 21:25:22
5649文字
会話率:52%
とある町に2人の高校生がいた。普通の高校生のように見えるが、彼らは不思議な力を持っていた。穢れ、妖、神…… 他の人には見えないものが見えていた。穢れは黒いもやのように見える。おまじないや神頼み、一見普通の行動でも穢れは積み重なる。汚れが積
み重なって、妖となり、そして人々に実害を与える……
ラブコメにしたかったけど、できなかった。不思議な力を持った2人のラブコメ書きたかった。志那の方が穢れを浄める力が強いです。で、志那は人間が嫌い?というかおまじないが嫌いなのでそれをやる人間が嫌い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 09:00:00
5617文字
会話率:71%
主人公の原島 優花(はらしま ゆうか)は子供の頃から人には見えないものが見える力があった。幽霊が見えるとかではなく、人に色が付いたように見える力だ。そして時々、白や黒の光が飛んでいるのも見える。子供の頃はこの力のせいで実の母親に気味悪がられ
、祖父母に育てられた。父や兄達とは連絡は取り合うが、あまり関わってはいない。成長して看護師の資格を取り、都内で働いていたが、個の見える力のせいで、なかなか働き続けるのは難しく、田舎にある祖父母の家に戻り、時々、看護師として働く以外は祖父の農業を手伝っていた。そんな優花だったが、もうすぐ30歳になろうとしている時、祖父母が相次いで亡くなってしまう。そして、祖母が残した手紙から自分の力が祖母の影響であったことを知る。祖母の秘密を知り、とりあえず頑張って一人で生きていこうと思っていた矢先、自宅の裏の山が地すべりを起こしそうで避難しようと走っていたら、転んで崖から落ちてしまう。怪我をして動けない状態であったが、祖母の手紙に同封されていた指輪によって違う世界へ飛ばされてしまった。
そこで、祖母の兄(大伯父)と出会い、自分が元の世界に戻るのが難しいことを知る。
大伯父やその息子の力を借りて異世界で生活していく。
自分の力や今後の人生に悩んでいた優花は、異世界での生活や人との関りから大切な物を見つけていく・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 20:00:00
69714文字
会話率:46%
ただそれでも
諦めたくないから
キーワード:
最終更新:2024-02-26 18:58:20
251文字
会話率:0%