検察。
政界にも切り込む最強の捜査機関。
巨悪に屈しない正義の番人。
不偏不党の公益の代表者。
それが検察。
検察庁には、検察官を支える「検察事務官」がいる。
検察官と二人三脚で捜査・公判にあたり、検察官の頼れるパートナー。
通称「G(じ
ー)」。
映画やドラマでは、検察官の取調べのときに、検察官の横に座ってパソコンを打っている者として描かれるが、Gの職務はそれだけではない。
捜索差押(ガサ)では段ボールを抱え、逃亡した被告人を追い、罰金未納者から取り立てを行う。
時に尾行し、時にスマートフォンの解析を行う。
Gの存在は検察官の影に隠れて見えにくい。
しかし、検察官の目立つ仕事の裏では、検察事務官の目立たない業務が幾千にも重なっている。
目立たぬ業務をまるで当たり前のことのように着実に行う。そんな検察事務官がいるからこそ検察庁が成り立っているのだ。
司法修習を終えたばかり、検察官1年目の新任検事の多田野武雄は、才色兼備の女性事務官、横居さやとペアを組むことになった。
女優顔負けの美貌を持つ横居に、目すら合わせられない多田野。
執務能力の高さから、新任検事の指導官たるGに選ばれた横居だが、彼女には大きな欠点があった。
「ツンデレ」と称され、被疑者にも同僚にも鉄面皮の横居は、被疑者に「言い訳こいてんちゃうぞ」と言い放つほどの短気で勝気な性分なのだ。
捜査官としてはもちろん、法律家としても社会人としても未熟な多田野を叱咤激励する横居。
どんくさいことから「どんP」と言われ、人情だけが売りの多田野は、涙も鼻水も流しながら横居について行く。
それはもう一種のSMプレイ?
そしてこの凸凹コンビにも、容赦なく事件は起きる。
薬物中毒、常習窃盗、特殊詐欺に傷害事件。
手練手管を弄する被疑者に、二人はどう立ち向かっていくのか。
そして、横居に惹かれていく多田野は一体・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 07:05:29
46328文字
会話率:35%
「主文、被告人をダンジョン労働二千ポイントに処する。理由……」
瀧川陽は冤罪により実刑――ダンジョンへ行き、モンスター素材を集めてくる――を食らった。
そして最初のダンジョン探索で、ダンジョン内の亀裂から転落する。
許さない
関わった者
全員を、自分と同じ目に遭わせてやる。
瀧川陽の復讐が始まる。
と言うことで、「現代ダンジョンもの」がやってみたくて書いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 12:00:00
304341文字
会話率:62%
日系3世のアメリカ人ボビーは、長年勤務した警察をリタイアして、自然溢れる山間で第2の人生を趣味のハンティング等で謳歌しようとしていたところに、以前部下で仲間であり現在は警部に昇進したトムから、ある重罪事件の証人である19歳の少女の保護を裁判
で証言するまでの期間を頼まれる。
被告人の組織から命を狙われる少女を守りながら、いつしか家族のような関係になってゆく過程を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 21:46:24
115667文字
会話率:42%
「被告人キスカを殺害の容疑により、ダンジョン奥地に追放する」
そう裁判官が告げた。
キスカは冤罪により、転移陣でダンジョン奥地へと追放されることになった。
キスカは人間を裏切った一族と同じ髪の色をしているということで、村では迫害され
ていた。
果てには、村長の子供に好きな人を殺され、その罪をキスカがかぶることに。
憎い。自分を貶めた村人たち全員この手で殺してやりたいほど憎い。
そう思うが、スキルを持たず冒険者でもないキスカにとって、ダンジョン奥地に追放されるのは、死刑宣告と同様だった。
だけど、
「助けてあげる」
魔物に襲われ、自分の死を予感した瞬間、何者かがそう告げた。
「あなたにあげるスキルの名は〈セーブ&リセット〉」
何者かによって、スキルを手に入れることができた。
このスキルによって、キスカは魔物に殺されても、その直前まで時間を巻き戻る力を手に入れる。
これで死を回避できるかに思われたが、それは地獄の始まりでしかなかった。
これはなんの力も持たない男が、死に戻りの力だけで、最難関ダンジョンを踏破しようと、何度も死ぬ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 16:23:05
467569文字
会話率:37%
※誰も救われないバッドエンドです※ 娘を無惨に殺された父・山川大志は、裁判で下された懲役十八年の判決に激しく憤る。被告人は殊勝な態度を装いながらも、最後には薄ら笑いを浮かべていた。
激しい悲しみと怒りを抱える大志だったが、気がつくと近所の公
園に立っていた。足元には、まだ喋ることもできない赤子の娘――茉奈の姿があった。
愛する妻と娘との幸せな生活の中で、どこかに拭えない違和感が残る。そして再び迎える、運命のあの日――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 20:02:18
9337文字
会話率:26%
若き弁護士の佐藤結衣は、無実を主張する被告人・北村大輔の弁護を担当することになる。事件は殺人事件であり、被害者は結衣の幼馴染でもあった。北村は動機がなく、証拠も乏しいため、無罪を主張するが、状況証拠は北村に不利なものばかりだった。
結衣は
真実を追い求める中で、事件の背後に潜むもう一人の影の存在に気付く。そして、次第に真実が明るみに出る中、結衣自身が思いも体験に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 22:50:33
8100文字
会話率:49%
「被告人を平和喪失十年間に処す。未決勾留中八年二百十六日はその刑に算入しない。」
推定最大50人以上。数多の罪も無き人々を快楽目的で殺してきたと噂されるも、立証できた殺人は一件のみ。犯罪史上最も狡猾と言われる猟奇殺人犯の約9年という長きに渡
る裁判が今幕を閉じた。
しかし、その判決が下された瞬間、裁判所内は異様な戸惑いに包まれた。
被告人の罪に対して罰が軽すぎるからか?
被告人の罪に対して罰が重すぎるからか?
この判決が原告側被告側どちらの勝利判断しきれないからか?
いやそうではない。
刑罰に「平和喪失刑」加わり始めて施行されたからだ。
史上初めてこの判決が下されるかもという予想はされていた。
しかし、実際下されてみると誰もが一瞬どうしていいかわからなかった。
その沈黙を破ったのは、決壊した瞬間のダムの如き貯まった感情がはち切れた金切り声だった。
「死ねぇぇええぇっッッッ!!!!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 00:10:00
7414文字
会話率:24%
あなたは、家族四人の車に激突し
一家四名の命を、亡き者としました
それが、どんな理由にしろ、あなたの罪は、非常に重く
それを償う必要性が、強くあります
よって、被告人は
法廷に、声が響く
ただ、被告人は、首を深く垂れ
どんよりとした目を辺
りに向けて居る
何処にも答えなど存在してはくれないのである折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-05 05:36:46
4651文字
会話率:20%
異世界から召喚された勇者によって、長きに渡って人類を脅かしていた魔王は倒され、魔王の眷属であった魔族は全滅した。
ようやく訪れた平和な日々に、大勢の人々は、世界を救った勇者に賞賛と喝采を送る.....はずだった。
『これより、勇者の裁判
を始める』
世界を救った勇者は、一体どんな罪を犯してしまったのか?
かなりご都合展開になっています。
※カクヨムでも公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 20:00:00
7732文字
会話率:51%
連続殺人事件の犯人である被告人A。
彼が反省の色を見せないまま、厳粛に裁判は進む。
しかし最終的に下されたのは意外な判決だった。
最終更新:2024-03-18 18:13:00
2971文字
会話率:39%
被告人、デモニオ・マスマニア。判決は――有罪‼
俺はその日咎人となった。
首には爆弾付きの首輪がはめられ、目隠しをされ、車に乗せられ、そして咎人達の住まう町へと連行される。
そこはある日を境に現れた化け物の住まう大陸。
そこは化け物に
よって人々が行き場を失った大陸。
俺はかつて暮らしていた場所が楽園だったという事を知った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 06:11:26
22413文字
会話率:37%
――この村は呪われている。
十七年前に起きたヒ素混入による無差別殺人事件。
「毒蛇女」と呼ばれた被告人は、一度たりとも自白をしないまま、死刑台に沈む。
しかし、死刑執行は、終わりではなく、新たな事件の始まりを告げる合図だった――
怨念渦巻く村で再び起こる連続殺人事件。
その事件の解決に乗り出した名探偵は、犯人の仕込んだ毒によって倒れる。
残されたのは、名探偵の妻。
果たして彼女は重層的な事件の真相を解き明かし、夫の仇を討つことができるのか。
複数視点から描かれる二つの凶悪事件と、衝撃の結末。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 12:58:11
49594文字
会話率:32%
「主文、被告人を“特別死刑”とす。」
何不自由ない幸せな家族との生活。ずっと続くと思っていた“当たり前”だったものを、両親の無惨な亡骸と血の異臭で壊された主人公・美杏とその妹。
「殺してやる、許せない。」
両親が殺されてからそんな呪詛を
唱え続ける美杏の元にある日、“戸籍の無い”犯人が捕まったとの知らせが入る。
そして裁判の日、戸籍の無い犯人ということで歴代最高傍聴倍率を記録し勝ち抜いた傍聴人が見守る中、泣きもせず怒りもせずただ無表情で裁判官と美杏を見つめる犯人への量刑は、“特別死刑”。
美杏はその“特別死刑”の“特別処置者”_____渡されたボタンを押せばそれだけで何時でも残虐に犯人を殺す事が出来る人間__に選ばれたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 13:56:43
1622文字
会話率:49%
【毎日19:00更新・1話3000文字】
『電脳遊戯部』所属のごく普通の高校二年生・遊馬瑛(あすま・えい)は、ふとしたきっかけから異世界《ラッテラ》へと召喚されてしてしまう。そこは人間族と魔族の生き残りを賭けた戦いの真っ最中。瑛は勇者の証を
得るため、ロクな装備も与えられないうちに単身《始まりの祠》へと放り込まれてしまう。
七日後、ようやく命からがらダンジョンから帰還した瑛を迎えた者は――オークの刑務官だって!?
魔族が永きにわたる争いを制した世界で、戦争犯罪人として裁かれることになった勇者・瑛の運命やいかに! 異色のリーガル・ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 18:00:00
191052文字
会話率:54%
税金泥棒か否かを巡る裁判が始まった。ブルブル震える被告人。彼の名は田中。
元国会議員で政務活動費の不正受給及び政治資金パーティーの
つまりは献金を少なく報告するなど
彼はとにかく私腹を肥やすことばかり懸命になっていた。
しかし、ついに裁
きの鉄槌が下るというわけだ。
法廷にて、田中は必死に訴えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 10:00:00
998文字
会話率:6%
「……それでは開廷します。被告人は……えー、まあ、人ではないか」
裁判長が呆れたようにそう言うと室内に嘲笑的な笑いが湧き出た。
その中で唯一、真面目な顔をしたままの者が口を開いた。
最終更新:2023-06-13 10:00:00
4600文字
会話率:70%
聖女候補であるソニアは裁判を被告人として受けていた。問われている罪は「聖女(候補)の殺人未遂」。しかし、その内容はソニアにとって見に覚えのないものばかり。訴えを起こしたのは同じ聖女候補であるカレン。証人として呼ばれたのはカレンの取り巻き達。
裁判を仕切っているのはカレンの婚約者であるフィリップ殿下。カレンの身内とも言うべき人間たちで固められている。つまり、この裁判はカレンがソニアを陥れるために仕組んだも。しかし当のソニアは気怠げで気にもしていない様子。だがこのままだとソニアが死刑になるのは確実で……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 00:15:56
11196文字
会話率:21%
西暦2079年。
死刑判決が容易に下されることになったこの時代。
一人の男を筆頭に「死刑反対」の波が押し寄せていた。
しかしある日、死刑反対を訴えていた男の家族が殺されてしまった。
犯人は捕まったものの、男は裁判長にこう問われる。
「被
告人にどのような刑罰をお望みですか?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 08:23:15
2681文字
会話率:16%
どこにでもいる社畜OL•美園まちは、妄想することが大好きだ。学生時代は黒歴史といえるほどの妄想、オリジナル小説の数々を生み出してきた。
しかし、そんなまちも社畜生活を送るうちに妄想する時間が取れなくなる。妄想できていた昔を懐かしみ、物思
いにふけていたそんな時、突然えんま大王の元へ連れて行かれてしまうことに!
ここでいう「えんま大王」とは、〝黒歴史界の王“として妄想主を裁く者であるという。また、多くの黒歴史を救済するために、裁判している様子をライブ配信しているというのだ。被告人はまちが生み出した妄想上のキャラクターたち。妄想するだけ妄想してそのまま放置している状態になっているため、各々の世界でどう動いているのか分からず、困っているキャラクターたちが多かったのだ。
困っているキャラクターを救うため、えんま大王が主人公に有罪判決を下す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 00:11:14
17130文字
会話率:34%
2010年6月、京都地方裁判所では京都市内で起こったある過失致死事件の裁判が行われていた。マンション屋上の家庭菜園に使っていたレンガを屋上から誤って落としてしまい、偶然下を歩いていた住人の女性にぶつけて死亡させてしまったというこの事件。レ
ンガを落とした被告人は自身の罪を最初から認めており、本来ならごくありふれた事故として処理されるはずの事件だった。だが、被害者の友人たちはこの一件が事故ではなく被告人による意図的な殺人だったと主張し、私立探偵の榊原恵一にこの事件の再調査を依頼。自称助手の瑞穂と共に京都の地に足を踏み入れた榊原の調査の結果、事件が殺人である事を示す証拠が次々と見つかるのだが……。事件の真相を暴くため、榊原は京都地裁に証人として出廷。そして、犯罪史に名を残す『伝説の法廷論争』が幕を上げる。『真の探偵』榊原恵一による「リアル逆転裁判」の結末やいかに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 00:27:24
98931文字
会話率:68%
とある建国祭。
城内中央裁判所では国民を愛し愛された聖女の罪を捌く裁判が被告人不在で開始された。
現聖女の婚約者である王太子
現聖女の監督責任のある教皇
原告人のフェルナンダ侯爵
3人は裁判長に見えないようみくばせしそれぞれニヤリと笑う
「貴様ら我を侮辱するか」
現れたのはボロボロに傷ついた聖女とかつては親愛国だったが数年前からいさかいを起こしている魔皇帝国を総べる魔皇帝そのひとであった。
敵国に救われた聖女は何を語るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 19:28:35
4827文字
会話率:35%