「何でも聞いてよろしくてよ」
欽明天皇皇女にして敏達天皇の后の炊屋姫。大臣の蘇我馬子の姪にして聖徳太子の叔母である彼女は歴史に何を残すのか。
インタビュー形式で人生を追う。
日本書紀の内容を元に独自の解釈と妄想が入った内容です。断定的に書
いてますがフィクションとして楽しんで下さい。
同時代の史実エピソードや異説などがありましたら、参考にしますので感想でお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 19:00:00
24463文字
会話率:59%
会社員が朝起きたら、飛鳥時代の蘇我善徳(ぜんとこ)に転生していた。蘇我善徳は敏達九年(五八〇年)、蘇我馬子(嶋大臣)と物部鎌姫大刀自連公の長男として誕生した。日本史知識では蘇我馬子の息子は蝦夷が有名である。蝦夷は弟である。善徳は何をした人だ
ろうか。日本史に登場しないということは早世してしまうのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 13:07:10
31565文字
会話率:23%
平成18年9月、城之内敏夫は白河清二郎の訃報に接する。
彼は奈良県桜井市の三輪山の麓に住んでいる。妻の冴子と2人暮らし。彼の家は千数百年続く名家である。
後日、城之内は白河邸を訪問。冴子は多忙で留守。賄婦の二階堂妙から白河清二郎の死は自
殺である事。彼の書斎の机の上に習字紙に――大化改新――と血文字で書かれていたと告げられる。
城之内が白河邸を始めて訪問したのは20年前の事。以来白河清二郎から聞かされていた事は、
日本の古代史――奈良朝は新羅系天皇家、平安朝は百済系天皇家が支配していた、というものだ。しかも大化改新は当時の新羅の国内事件であって日本には大化改新は無かったと主張していた事だ。
そして中大兄皇子と天智天皇は別であり、中大兄皇子のモデルは新羅の太祖武烈王であり、彼こそが白河家の先祖であると明らかにした。
奈良朝末期、新羅の滅亡により、奈良の朝廷はその後ろ盾を失い滅亡。代わって百済系の桓武天皇の平安朝になる。
以後、武家の台頭により百済系から新羅系天皇家に代わる。明治になり明治天皇すり替えにより百済系天皇となり現代に至る。
奈良朝で栄華を極めた新羅系渡来人(白河家の先祖)は平安朝以降百済系渡来人にとって代わられ、地獄の日々を送る事になる。
この悪夢の連鎖を断ち切るために白河清二郎は彼の代で白河家を終わらせようとしたのだ。しかし白河家傍流の縁者たちの抵抗にあい、自殺を強要され、冴子もまたその後を追う事になる。
白河清二郎亡き後、実弟の娘が白河家を継ぐ。彼女は城之内に古代史の研究を許すが、それを世間に公表してはならないと厳命する。そしてお目付け役として二階堂妙との結婚を命じるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 15:04:13
39520文字
会話率:6%
息子の顔を見ると思い出す。息子によく似た、ある男を――。
時は飛鳥時代。かつて、蘇我馬子の横にはいつも幼馴染みである男、物部守屋がいた。
先代は対立していたにもかかわらず、何かと気にかけてくれる守屋。気づけば、守屋の妹と結婚するまでの仲にな
っていた。
しかし、馬子は、心の奥底にある欲望を秘めていた――。
※この小説は、実在の人物や事件を基にしておりますが、フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-04 00:15:50
6585文字
会話率:33%
今から1400年前の日本では、二つの宗教を交えた権力争いが勃発しておりました。仏教を信仰する蘇我一族と、神道を信仰する物部一族。そして、これは、そんな権力争いに不運にも巻き込まれてしまった無名の巫女のお話でございます。
※史実を元にして
おりますが、独自解釈なども含めます。あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 22:32:05
3317文字
会話率:63%
毒舌で、リアリストなのにSF好きの蘇我馬子さんと助手の話
最終更新:2015-10-10 10:57:15
8835文字
会話率:32%