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『最後に残ったのは、竜との約束』。
人間族と亜人種が存在する大陸において、両者の対立が厳しい時代……。
そんな時代、あらゆる人種との共存を果たしたがゆえに、人間族
の勢力から『魔王』と蔑みと畏怖をもって呼ばれる男がいる。
ガルーナの気高き王ベリウス。
亜人種びいきの魔王と呼ばれた、人間族の王の一人である。
そして、このガルーナ王に仕える、『竜騎士』の一族がいた。
ストラウス。この蛮勇なる剣鬼たちは、飛竜を自在に駆り王国を守ってきたのである。
しかし、その武勇を愛する王国も滅びることとなる……。
圧倒的多数の敵を前に、竜騎士である父親も兄たちも討たれた。
ストラウス家の四男ソルジェは、一族に残された最後の古竜アーレスと共に敵陣への特攻を行う。
―――竜騎士として戦場で死して歌となることは名誉であったが……。
戦場で死んだはずのソルジェは、古竜アーレスの魔力で蘇生を果たす。
古竜アーレスの亡霊は語るのだ、同盟国の裏切りに遭い、魔王は殺されたと。
裏切り者どもを殺せと、古竜アーレスはソルジェに願う。
故郷を失い、一族を殺され、竜という翼さえ無くしたソルジェ・ストラウス。
最愛の妹の骨を指に抱きしめ、彼は復讐を誓うのだ。
それから歳月は過ぎ……仇敵、ファリス王国は勢力を増しつづけ、巨大な帝国を築き上げていた。
いくつもの戦場を経て、ソルジェは白獅子と呼ばれる老いた傭兵に拾われることとなる。
『パンジャール猟兵団』……亜人種を弾圧する帝国に反する、少数精鋭の傭兵団。
エルフの弓姫、巨人の戦士、獣人の少女に、詩人の男。
心強い仲間たちを手にしたソルジェ・ストラウス、彼が再び『竜』に出逢うとき、運命は動き出す。
……これは、13人の戦鬼と1匹の黒き竜が歌う英雄譚である……。
※熱い物語がお好きな方、どーぞお越しくださいませ。巨大な帝国と腕力と策略で戦う、ダークヒーローのストーリーです。
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 23:30:49
14556101文字
会話率:50%
あらすじ
普段通りに眠りに就いたはずが朝を迎えたのは一面に広がる草原の中だった。
何も分からないまま航は彷徨い、日本ではありえない町に辿り着き情報を得る為に町に入るがそこでは異界者は蔑みと恐怖の存在だった。
恐ろしい異世界人の仕打ちに怯
え放浪する中、餓死寸前で優しい女性に出会う――。
話の移動が出来ないとは知らずフィオ編は変な位置に配置されてしまっているので本編を読み終わってない方は飛ばすのがいいかと思います。
更新は不定期になりました。
ツイッターでは更新のお知らせをしてます。絵も流すかも?
https://twitter.com/Vanshia_Notice
現在フィオ編の更新を再開しました。
フィオ編は割り込み投稿となりますので更新表示は無いと思います。
アルファポリス - 電網浮遊都市 -と同じでカクヨムに投稿されているものとは一部異なります。
投稿前に確認はしているつもりなのですが、寝惚けている事もあり誤字脱字があると思います。変な個所に気付かれた方がいらっしゃればご指摘頂けるとありがたいです。ここが物足りない、ここがつまらない等のご意見も頂けたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 19:36:49
2396739文字
会話率:58%
ここガルムス王国の王女にして、天才召喚魔術師と呼ばれる美少女がいた。
名は〝アイン〟知らない者からすると富も名声も持ち合わせた完璧な響きに聞こえはするが、実情はそうでもなかった。
アインは王女である。しかし、末っ子の第十王女という王族と
言っても微妙な立ち位置の〝一応王女枠〟にいた。兄姉たちはアインを蔑み、使用人にも相手をされない王女。
生まれた瞬間からアインという王女の人生は王家の〝道具〟として利用される以外、価値も選択の余地もない。齢三歳にしてアインは思った。この人生はもう積んでいると。
だが、アインには〝召喚魔術の才能〟があった。そこでアインは考えた。
〝あっちの世界〟から勇者を召喚しよう。勇者に自分の詰んだ人生を救ってもらおう。
王女にして天才召喚魔術師のアインは同時に〝転生者〟でもあったのだ。
アインの詰み人生脱却をかけた王道?ファンタジーが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 13:00:00
53268文字
会話率:39%
「王家から婚約解消の要請が来ている」
「はあ」
持ち魔法属性が土であるクララ・アシュフィールド侯爵令嬢は、第一王子アルバートとの婚約を解消した。アルバートは聖女ドローレスを好いていたのだ。根本には土属性を蔑み、聖属性を貴ぶ差別意識があった。
しかしクララは自分を評価してくれるマイルズ・スタントン伯爵令息と婚約できたので満足だった。そんな時事件は起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 07:20:33
6095文字
会話率:42%
香織ちゃんと過ごせる時間もあと僅かしか残されていない。
此の作品は7月の半ばから8月の半ばまで開催されていた、コロン様主催企画「菊池祭り」に参加した「夜空を見つめながら現実逃避する僕たち」ジャンルホラーの、続きになります。
最終更新:2024-10-12 13:00:00
1687文字
会話率:32%
蔑みの対象であるカエル色の髪を持つ子爵令嬢のステファニーは、義妹に婿入り予定だった婚約者を寝取られ、子爵家を継ぐ予定も流れ、急遽嫁入りしなくてはならなくなった。
そこで名乗りを上げたのは、若き伯爵アドニス・フェザー。
社交界の華である彼は
、初対面でこう告げた。
「きみを愛することはない」
そう、彼には真に愛する美少年の愛人がいたのだった……。
『きみを愛することはない』
お決まりの台詞を言われた令嬢と言った青年伯爵の、それぞれから見た、それぞれの結婚生活。
短編のつもりがちょっと長くなったので、前後編に分割しました。後編は一時間後に予約投稿中です。
※善良な物語ではありませんので、ご注意を。
ドン引き注意。閲覧は自己責任でお願いしますね…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 20:00:00
34217文字
会話率:21%
夜が静かに降りる頃、可憐は九階建ての天守へと向かっていた。学校でのいじめが激化し、孤立感は日々深まっていた。美しすぎるがゆえの嫉妬と蔑みは、彼女の心を蝕んでいく。絶望の淵に立たされ、自らの命を絶とうと決心した可憐は、天守の石段を登り始める。
最終更新:2024-10-08 09:59:09
7091文字
会話率:42%
異世界に転生した田村涼に割り振られた職業は「物乞い」。それは一切の魔術が使えず、戦闘能力は極めて低い、ゴミ職業であった。おまけにこの世界は超階級社会で、「物乞い」のランクは最低の第四階級。街の人々は彼を蔑み、馬鹿にし、人間扱いさえしようとし
ない。そのうえ、最近やってきた教会長はこの街から第四階級の人々を駆逐しようとさえしている。そんななか、田村涼は自分に授けられた隠された能力に気づき、やがて、「物乞い」には”隠されたスキル”があることに気がつく。そのことに気づいたところから、田村涼の快進撃が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 12:21:03
69291文字
会話率:44%
私立紀見ケ丘高校。
名門中の名門で良家の人間しかいないような場所に、一般家庭からの入学を果たした俺。しかし、級友たちは俺を人間として扱わず、蔑み、バカにされる日々を送っていた。
そんなある日俺たちはクラスごと異世界へと転移する。ステータスと
いうもので自分の能力が数値化される世界で俺はあまりにも低い数値を叩き出してしまう。そこに書かれていたスキル、称号により俺は処分対象となった。
しかしそんな俺を貰っていくと言って連れ去った人物がいた。
雑魚の俺がこの世界の頂点に育てられたらどうなるか。
これはそんな俺の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 19:05:57
63797文字
会話率:51%
かつてこの世界は、沢山の種族が互いを『異民』と蔑み、覇権を争っておりました。
長い長い戦を続け、やがてそれぞれの種族は休戦協定を結ぶに至りました。
しかし長年にわたる戦争の傷跡は簡単に癒えるものではございません。
種族間の壁は変わらず大きく
隔たり、偏見、差別は消えることはありませんでした。
──そう、彼女たちが現れるまでは。
※カクヨムでも投稿している作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 18:20:13
6494文字
会話率:18%
特殊な力を持つ人間『トート』は瞳を赤く染め能力を使い、何処からともなく武器を出現させられる。
特殊な力を持たない人間『レーベン』はそんな彼らを人間として扱わず蔑み、時には兵器として、時には奴隷として虐げる。
そして行き場の無い者達は偶然か
必然か一軒の店に集まってくる。
過去を受け入れろ。
未来に向き合え。
――これは〇〇が救われるまでの物語
※この作品は「Nolaノベル」「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 14:23:41
355003文字
会話率:33%
禁足地とされる『人でなしの森』
そこで、全てを投げ出し世捨て人同然の暮らしをする青年アクロは、
ある時、異形の獣に襲われる不思議な少女と出会う。
ボロ布を身に纏い、透き通るような白髪の上には
ケモ耳が生えていた―――。
面倒事を嫌い、当
然のように見捨てようとするのだが…
世界を嫌い、憎み、呪い、蔑み
世界から嫌われ、憎まれ、呪われ、蔑まれた
これは、忌み子達の
ある共依存に至る過程の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 23:35:24
13747文字
会話率:34%
大人になる遊びをした事がある。
そうしたら、幼い頃から可愛がって戴いている神様から、軽蔑の目を向けられた。
『一人遊び、したでしょう?』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です
。冒頭少し生々しいので、R15です。
苦手な方はご注意下さい。
私の中での神様の思考はこんな感じなんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:32:35
812文字
会話率:38%
——600年前【おひさま】は神に奪われた。
世界は暗黒に包まれ、常夜だけが広がっている。人を滅ぼさんとやってくるは神の遣い隷機《ミニステラ》。魂を奪いにやってくる人類の敵にある者は恐怖し、ある者は神に抗おうと【叛者《レウィナ》】として隷
機と戦っている。
そんな中で二人だけで生きる兄妹、黒髪の少年リヴィと白髪の少女アンリ。
この世界で【黒】は無力の象徴となり、【白】は神と同一の色として蔑みの対象になっていた。
どこに行っても二人は神と同じ嫌悪と憎悪の対象。およそ生きていくには不幸で不自由過ぎている。
なのに、アンリはこう言った。
「お兄ちゃん私【おひさま】が見たい!」
瞳に映るは希望の心。
だからこそ、リヴィは諦めずに生きていられる。妹の願いを叶える為に。
そして誓うのだ。
「「いつか必ず一緒に【おひさま】をみよう!」」
そうして人類の嫌われ者の兄妹は【誓い】の為に《神》に立ち向かう。
全ては【おひさま】を二人で見る為に。
*カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 18:19:46
93389文字
会話率:42%
かつて「剣聖」と呼ばれた一人のサムライ――彼は死んで三百年後の世界に生きる青年、クヨウ・ハチスカとして転生した。転生した三百年後は、魔法物質「エーテル」の発見によって産業革命が起こり、飛躍的に魔法技術が発達した時代。同時に、魔剣士と呼ばれる
剣士たち、そしてその魔剣士たちを尖兵として、列強国と呼ばれる大国が世界を分割、植民地支配する動乱の時代となっていた。
「ぬう! ここが音に聞こえたアルビオンの魔剣学園か! 広いな!」
アーサソール魔剣士学園――世界最高の魔剣士の育成機関として知られる学園。最近、鎖していた国を開き、世界に名だたる列強国へと雄飛しようとする極東の島国・大八洲帝国からの、ただひとりの留学生として、クヨウ・ハチスカは魔剣士学園に入学する。彼は今現在、世界に七名存在し、生きる抑止力とも呼ばれる剣の達人【剣聖】になることを夢見ていた。
胸踊らせて魔剣士学園に入学したクヨウであったが、彼の予想に反し、転生後の時代には、彼が「剣聖」であったときに完成されていたはずの魔術体系は、クヨウが驚くほど低次元になっていた。
しかもその上、学園に通う生徒たちの間には黄色人種を「イエロー」と蔑み、白人よりも劣った人種であるとして差別する思想が渦巻いている始末。
これはいけない。小生が生前に見出した魔剣士技術を少しでも同窓たちに学ばせようとするうち、どれをとっても規格外のクヨウの魔剣技術は魔剣士学園そのものを揺るがしかねない大騒動に発展していって――。カクヨムにて先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 12:10:00
55508文字
会話率:48%
聖女見習いとして仕えて数年、エリナは強力な癒しの力で多くの人々を救い、「聖女エリナ」として崇められる存在となった。人々から感謝され、愛される日々の中で、エリナは自分が特別な存在だと誇りを感じていた。しかし、その平穏な日々は突如として崩れ去る
。
ある日、祈りを捧げていたエリナの前に現れた一人の神父が、彼女の出自を暴露する。
エリナは人間と魔族の血を引くハーフであり、そのことが公にされると、かつての尊敬の眼差しは一転して冷たい蔑みに変わる。
彼女は「穢れた存在」として追放され、誰からも必要とされず絶望の中で森をさまようこととなる。
絶望の淵で出会ったのは、魔王ゼイド。
ゼイドはエリナの過去と痛みを理解し、彼女を魔族の姫君として迎え入れることを提案する。
エリナはゼイドの優しさと決意に心を動かされ、魔族として新たな生を歩むことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 08:10:00
5164文字
会話率:32%
『愛してる』
たった一つの言葉に焦がれ、世界を愛した魔女 ルピナス・エグゼハート。「寵愛」を求めた彼女は 人を愛し、街を愛し、世界を愛した_____
しかし世界は彼女を恐れ、
蔑み、殺した……
彼女を愛していたのは世界でも人々でも街でもなく9人子供たちだけだった。その子供たちの一人である主人公
ネーレ・エリクトーはかつて魔女が愛し、愛されなかった世界を敵に回す。
彼女に「愛してる」を伝えるために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 16:21:49
741文字
会話率:80%
とある事情から魔力無しで産まれてしまった男爵令嬢のフレデリカ。
家族は彼女を大切にしてくれるが、婚約者は彼女を蔑み存在を否定する。
そんなある日、彼女に天啓が降りて来た。
──結果的に同じならそれで良い。
「⋯⋯そう、そうよね!過程がど
うあれ魔法みたいな事が出来れば良いのだわ!」
拙作『師匠(仮)』のスピンオフです。こちら単体でも問題無い様に書いているつもりです。(つもり⋯⋯問題あったら申し訳ありません)
※Nolaノベルにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 18:33:38
34659文字
会話率:45%
権力争いの末、金色を纏う皇帝が即位した。
彼は血塗られ皇帝と噂されるほど、前皇帝の妃でもある自分の姉すらその手にかけたとのことだった。
そんな中、未だに婚約者のいない皇帝の妃候補を決めるための夜会が開かれることになる。
帝国からの
招待状には、婚約者のいない年頃の令嬢は全て参加するようにとの半ば強制的なモノだった。
片田舎の没落寸前の男爵家リンファにも、その手紙は届いた。行ってもどうしようもないとは分かっていたものの、断る方法の分からぬリンファは参加することに。
ただ会場に赴いたリンファに向けられた眼は、蔑みと非難でしかなかった。
この国の人間は生まれながらに異能の力を持つ。
四属性、そしてその力は色により強さの段階があった。どんな属性であっても、力の強いものが富や権力を得て来た時代。
ただリンファはどの属性も持たず、色すらない無色透明だったのだ。
しかも没落寸前の貧乏貴族。場違いは甚だしい。
しかしリンファを見た皇帝アーザは多くの女たちの中から、迷うことなくリンファの手を取った。
そして何も持たず、色もない彼女を妃にするとその場で宣言する。
何が起こったのか誰一人分からぬ中、皇帝はリンファを抱きかかえ、連れ帰った。
アーザから語られる無色透明の意味。
力があるからこそリンファの何もない力を欲するアーザは、家臣たちが決めた他の妃にも目をくれずただリンファを溺愛が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 22:46:38
10117文字
会話率:38%
これは、悪と正義の在り方について追い求めた男の物語。
20XX年、各国の擦れ違いにより幾度と無く繰り返された戦争が終結した。しかし、何十年にも渡って続いた争いは、各地にその痛々しい爪痕を残した。特に核兵器使用によって生み出された“放射
線”は、国民に甚大な被害をもたらした。
頭髪は全て抜け落ち、肌は爛れ、機能不全を引き起こし、結果多くの命が失われた。そんな中、特定の人物達に変化が表れた。
放射線による突然変異……死に行く運命だった者達の遺伝子構造が組み変わり、ある者は全身青紫色に変化する代わりに、戦車の弾丸すら耐えられる肉体を手に入れ、またある者は頭部が異常なまでに発達した代わりに、スーパーコンピューター以上の知能を手に入れた。
当初こそ、突然の変化に戸惑いを隠せない一同だったが、人智を越えた力を手にした優越感により、直ぐ様受け入れた。
しかし、人は未知なる物を恐れる生き物である。人々は、常人と異なる見た目に変化してしまった彼らを蔑み、迫害し、“化け物”と罵る様になった。
多くの者達が差別に耐えかね、自殺を図ろうとした。だが、強靭な肉体を手に入れた者は死ぬ事すら出来ず、叡智を手に入れた者は死ぬ事は愚かだと悟った。
死という概念から外れた彼らが取った、次なる行動は“反逆”であった。虐げられた者達が復讐せんと言わんばかりに、強盗や殺人、はたまた国家転覆まで目論んだ。
これに対して政府は「怪奇異常人体対策本部」を設立し、事態の収集に尽力を尽くした。しかし、異常発達した彼らに如何なる近代兵器を用いても、傷一つ付ける事が出来ず、御手上げ状態に陥ってしまった。
だが、闇ある所に光差す。放射線の影響によって外的変化した者達がいる一方、内的変化を果たした者達がいた。見た目こそ常人と何も変わらないが、肉体的、知能的部分は“化け物”達と大差無かった。
そんな彼らに目を付けた政府は、国家直属の部隊「非正規労働運営」通称“非労運”として対策本部に組み込んだ。これに伴い「怪奇異常人体対策本部」も、通称“怪異人対策本部”と省略。“化け物”と罵られていた彼らは“怪異人”と呼ばれる様になった。
悪と正義、ヒーローと怪人、あなたはどちらが悪で、どちらが正義だと思いますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 12:00:00
180051文字
会話率:65%