森のはずれで魔法の花屋を営むオルガ。
魔法の草花を咲かせる不思議な力《エルバの手》を使い、今日ものんびり畑をたがやす。
そんな彼女のもとに、ある日突然やってきた帝国騎士団。
「皇子が呪いにかけられた。魔法が効かない」
は? それ、なんでウチ
に言いに来る?
天然で楽天的、敬語が使えない花屋の娘が、“咲かせる力”で事件を解決していく
――ゆるふわ異世界・草花ファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:30:00
101720文字
会話率:42%
とある大陸にある、とある北方の国。海と山脈に囲まれ外界から閉ざされたその国にはとある噂があった。
『一年に一度。晴れた新月の夜。草花も眠る深更。天空の海より星が降る』
流浪の吟遊詩人が小さな琴を爪弾きながら歌う。村の子ども達が心を躍らせ
ながら老婆の語りを聞く。様々な国の伝承が記録された本に描かれる。
それは虚構か真実か。誰も知らない。ただ一つ確かなことは、その伝承は今でも広く語り継がれているということだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:00:00
10811文字
会話率:37%
私、笠江智華は、高校生活の片手間にアクセサリーを作ってはお小遣い稼ぎをしている日々。
ある日、私のアクセサリーを買い取ってくれているイケメン外国人のコンドラチイさんに「アクセサリーを欲しがっているクライアントと実際に会って話をしてほしい」と
お願いされ、お客様のもとへ打ち合わせに行くことになったんだけど……。
───連れていかれた先にあったのは、ファンタジーがいっぱい異世界の魔法使い・コンドラチイの、魔法工房でした。
太陽の樹液に、魔物の鱗、妖精の鱗粉、魔法の草花。
それらを使った素敵なアクセサリーは、私の掌で魔法を帯びて、誰かの願いを叶える魔宝石になる。
叶える願いは有象無象。
恋に、金運、健康祈願!
アマチュアハンドメイド作家が、異世界でただ一つの魔宝石を造り出す!
※肥前文俊先生主催、第六回書き出し祭りの第二会場一位をいただきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 07:00:00
414930文字
会話率:42%
…山々が囲い、河川が滴り、草花は生い茂る。
その中心に広がる花畑で作り上げた装飾品は、平民が貴族の心を掴み、奴隷が王族となれる程優れたものだと言われている。
しかし、それは難しかった。古くは戦場で、花など一輪として咲かず、童話として残り千年
が経過した。ある国が遂にその土地を占領し終え、条約で締結された中、若者を集めその戦場を街に作り変える計画を立て、その計画は見事に成功し、やがて貴族、王族、商人が訪れる街にまで成長するが…
その花は虫や獣、盗賊、さらには軍まで引き寄せる“危険な美”でもあった。
そして、都市は国家の“囮”として利用されていたことが明らかになり──
フィナとフィルは、街を守るために最後の決断を迫られる。
美しい花の棘であれ、と。
日本語タイトル:花、咲き揃うまで。
英語タイトル:Flowers in May
全十五章構成(本編+追加ストーリー「林檎と自転」)
本編
OP:都市のはじまり
一章:衝撃と畏怖
二章:王家に捧ぐ百合の花
三章:害虫スクランブル
四章:潮風に花の酌み手の袖ひるがへり
五章:宵が明くまで嵐しか知らず
六章:花の誘い
七章:獅子の牙
八章:花園を割く大輪と咲く大輪
九章:花園の封印
十章:緋色の花の風
追加
第一章:天文学者と枯れた花園
第二章:舞台女優のプロボーズ
第三章:宗教改革とプリンキピア
第四章:犭貧(とん)或いは黙示録
第五章:例え明日世界が滅ぶとしても折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 07:00:00
89493文字
会話率:36%
【“再生と破壊”――両極の能持つ異種の二人が歪に出逢い、恋におちた。】
古の現世の裏にあり、地上の何処かに存在すると伝わる別世。そこに生きる人族の者は、自然の神々を崇め、妖を畏れる暮らしと共に在った。
神を祀る社(やしろ)を護る一族に
生まれ、特異な能を持つ人族の女は『尊巫女(みことみこ)』と呼ばれ、十八になると神族の住む地にゆくという因習があった。雨喚ぶ巫女は龍神界、陽をもたらす巫女は稲荷界へ行き、彼らの神力を借りる梯子(はしご)に成るのが、彼女達の役目だ。
神族と人族の混血である、その地を統べる其々の長(おさ)に認められれば子孫繁栄の為の伴侶となるが、否な場合は贄として一族に喰われ、力ごと吸収されるという至極、残酷な契約だった。
そんな一族の中に、己の生気と引き換えに治癒を与える草花を召喚し、自然界の萌芽促進もさせるという、尊巫女の中でも稀な異能を持って生まれた、アマリという少女がいた。人族に持て囃される反面、脅威として畏れられてもいた彼女は、近年、頻繁に起こっている災厄を鎮める為、冷酷な禍神(まがかみ)と忌み嫌われる、厄病神への贄に出される。
端から伴侶にはされないだろうと見越したものだったが、その実は、いずれにしろ彼を懐柔し、弱体化させるのが目的だった。その企みを察した厄病神――荊祟(ケイスイ)は彼女を避け、喰う事もせず、とりあえず屋敷の離れに置き、軟禁するという仕打ちをする。既に全てを諦め、長年無気力に生きてきたアマリは、殺されない事に戸惑う反面、放置という名の歪な自由を知り、少しずつ自身を見直し始めていく。
そんな彼女を監視していくうち、荊祟の心情にも、次第に変化が訪れる。自身が担う、忌み嫌われる役目に虚しさを感じ、人族を嫌悪していた彼は、一風変わったアマリに興味を持ち始めたのだった。
※史実資料を元にしたフィクションです。実在する名称、土地、出来事とは関係ありません。
※縦読み推奨。R15未満程度の性表現、PG12程度の残酷表現がありますのでご注意下さい。該当タイトルに★。
※更新後、加筆修正することがあります。展開が変わる場合はお知らせします。
※私生活事情のため更新停滞中です。申し訳ありません……(2024年7月)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 10:05:15
85093文字
会話率:47%
はるか昔から一つの土地に留まり、木や草花の成長を促す力をもってその地に様々な恵みをもたらした豊穣神のイナリは、発展を遂げた都市の土地開発の波に呑まれ、自身の神社を失うことになってしまった。
そんなホームレスになる一歩手前のイナリのもとに
異世界の神アルトが訪れ、彼の世界でその力をふるうことになったが、そこには数々の困難が待ち受けていた。
果たしてイナリは安寧を勝ち取ることが出来るのか。
R15は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:02:06
1453851文字
会話率:62%
旅行が趣味の、とある男。ヨーロッパの田舎町を訪れ、ひっそりと建つ古びた教会を見つけた。
石造りの外壁はところどころ崩れ、ひび割れには苔がびっしりとこびりついている。木製の扉は半ば朽ち、微かに軋む音を立てながら開いた。
内部には埃が漂い
、天井の隙間から斜めに差し込む光が、舞う塵を銀色に浮かび上がらせていた。床には風や鳥が運んだのか、小さな草花がひっそりと咲いている。
神父の姿も巡礼者もおらず、完全に廃墟となっていた。だが男は、むしろその荒れ果てた静けさに、妙な神聖さを感じた。
目を閉じて深く息を吸い、静かに耳を澄ませる。どこからか聖歌が響いてくる気がした。
「……聖歌? 空耳……いや、確かに聞こえる」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-21 11:00:00
1887文字
会話率:50%
ひと昔前
時代は魔女が支配していた
人を人として扱わず、ただ上に立ち全てを見下す
そんな暗闇の時代を8人が切り開いた
彼らは人々に魔女狩りと名乗り
次々と魔女を狩っていった
名ばかりとなった魔女狩りと魔女に成った一人の少女が
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最終更新:2025-04-16 22:44:31
6924文字
会話率:27%
名前の知らない草花という歌詞を聴いてこの子を書くことにしました
名前の知らないことなんてたくさんありますから。
キーワード:
最終更新:2025-04-11 22:19:37
699文字
会話率:0%
神々の眠る大地と詠われるアズカルド。
この世界には時という概念はなく、ずっと明るいままだった。
陽が昇っていても熱はなく、風も吹かなければ、空の移り変わりはない。
見上げればどこまでも続く途方もない蒼窮、ほんのわずかな喧騒もいさかいもなく、
広大な大地は青く芽吹く。
のびのびと天を仰ぐ草花が揺れることはない。世の理から切り離されたように、動植物らだけは成長し、自らの意思を持ち、それを原動力に動き、しっかり機能していた。
彼の誰かが願い、誰もが祈った世界を象り、実に安穏とした世の在り方。
生きとしい生けるものは息をする。背景配置の変わらない舞台の上で。
世界の歴史は止まったままで、確固たる運命も存在しなかった。
続きのない物語は、またふりだしに戻る──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 20:11:38
6202文字
会話率:50%
さようなら、冬さん。
ようこそ、春さん。
※こちらの作品は、本羽 香那先生主催『一足先の春の詩歌企画』参加作品です!
最終更新:2025-03-14 02:22:53
270文字
会話率:0%
春の風がカーテンを揺らし、小鳥のさえずりが響く午後。アパートのベランダ越しに、隣の早見さんがふと問いかける。
「春が笑う音って、どんな音だと思う?」
小鳥の声、草花の芽吹き、そっと頬を撫でる春風――冬にはなかった音があふれ出す。公園から
響く子どもたちの笑い声、桜の花びらが舞うかすかな音にも、春の気配が感じられる。
二人は静かに耳を澄ませた。春は、いたるところで優しく笑っていた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-11 16:23:30
1643文字
会話率:61%
思春期まっただ中のバジリスクの女の子は、強烈な毒息を持つがゆえに周囲から「お口くさーい」と敬遠されがち。
自分でもどうにかしたいと悩んでいた彼女は、伝説の泉とハーブを頼りにブレスケアに挑戦することを決意する。
森の奥へ足を運び、毒を和らげ
る手段を試行錯誤するうちに、草花が枯れなくなるほど息はマイルドに。
しかし、その一方で本来の防御力でもある毒を失うのは危険だと気づき、板挟みの思いに揺れる。
そんな中、白い鱗のバジリスクが現れ、彼女に毒息の勝負を持ちかける。
恐る恐る挑む中で芽生える不思議な感情。
毒も恋も、簡単には手放せない。
自分らしさを守りたい乙女バジリスクの、等身大の青春折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 06:00:00
5566文字
会話率:23%
春の訪れを賭けて、春の精と冬の精が毎年トランプ勝負。だが、草花たちのイカサマで勝負の行方は決まっていて──?
最終更新:2025-02-24 19:47:50
473文字
会話率:9%
そこには剣の墓標があった。その墓標の周りには絶えず草花が咲き誇り、まるで周囲を祝福しているようだった。決して錆びない無骨な長剣。いつしかそれは聖剣と呼ばれるようになった。
かつて大戦があった。人と人、人と魔獣、人と魔族。多くの者が戦い、
そして死んでいった。名もなき戦士たち。物語はその戦士の一人。
農民として生まれ、村は魔獣に蹂躙され、それでも生きるために剣を取った。
剣の墓標は今もそして未来も朽ち果てずそこにある。死んでいった戦士が生きた証(あかし)として…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 20:04:30
25555文字
会話率:37%
草花が芽吹くこの時期、主人公である橘柚木はそろそろ就職して二年目に入る。もう少しすれば後輩も入って来る時期。なのに仕事はまだまだ覚束なく、先輩からの注意と求められる仕事量に悪戦苦闘している毎日だった。
そんな冴えない彼女だったが私生
活はそれなりに充足していた。大学生時代から付き合っている恋人がおり、更には一緒にも暮らしてもいたのだったが、ある日仕事から帰ると恋人は書き置きを残して失踪してしまう。
最初の内はその事実を受け止められずに茫然自失としてしまっていたのだったが、大学時代からの数少ない友人から恋人の消息についての話しを聞いた事で、別れるにしても一度ちゃんと会って話しをしたいと考えるに至り、居ても立っても居られず探しにいく事を決意する。しかしその道中でトラブルに遭遇し挫折したり、恋人について思いもよらない話しを聞かされて困惑してしまう事に。
現代を舞台とした恋愛ファンタジーになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 18:12:10
122548文字
会話率:25%
異世界に転生した元会社員のカズキは、農夫として村を発展させることに挑戦。農業スキルと村人たちの信頼を武器に、危機を乗り越えながら村を豊かにしていくスローライフファンタジー。
最終更新:2025-01-25 05:56:39
15748文字
会話率:45%
マンションのベランダで、草花を育てる趣味を持つ僕は、仕事に行く前に必ずする習慣があった。水やりをしながら、話しかけるのだ。花には命があって、人とわかり合えるものだと思っている。そして今日も、静かに語りかけた後、カバンを肩に下げて駅へと向かっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 21:15:05
7392文字
会話率:31%
クロモリという場所がある。その深い緑色と、入ってはまず帰れないところから黒森(クロモリ)と呼ばれており、まれに見つかる銀色の草花を煎じて飲めば万病を癒し、黄金の果実を食せば欠損した肉体すら再生させる。中でも深部で見つかる虹色の枝は不老をも
たらすとされており、権力者たちの垂涎の的だ。生還率は低いが恩恵をもたらす植物が存在しているため、挑む人間は後を絶たない。
そんなクロモリに関わる人間の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 06:31:14
325019文字
会話率:32%
子爵邸に迷い込んだ少女、ニコル。
子爵の病弱な嫡男セドリックは、そのほとんどをベッドの上で過ごしていた。
そんなニコルから外の世界を知る。
太陽のきらめき、草花の匂い、土の柔らかさ。
ニコルが彼の外の世界。
セドリックが大好きなニコルとニコ
ルが大好きなセドリックがお互いの気持ちに本当は気付かないまま、とても幸せな日々を過ごす話。
(再掲載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 14:59:22
40430文字
会話率:38%