兄を追い行き倒れた少年が拾われた先は……
大好きだった兄を追って家を出た少年エリッツは国の中心たる街につくや行き倒れてしまう。最後にすがりついた手は兄に似た大きな手のひらだった。その出会いからエリッツは国をゆるがす謀略に巻きこまれていく。
※BL要素を含むファンタジー小説です。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 21:31:17
813482文字
会話率:44%
昔々・・・頭巾を目深に被った風変わりな渡世人がいた、名を頭巾の弥二郎という。
誰も素顔は知らないが、その名と腕と心意気は五街道に知られている
悲しき過去を背負い、理由も宛もない旅を続ける弥二郎がふらりと立ち寄った鹿沼宿で出会った女を助けたこ
とから土地のヤクザといざこざが起きた。
弥二郎が助けた女と弥二郎の過去の因縁とは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 22:13:30
13686文字
会話率:61%
かつて戦乱に荒れた地に、春が来た。
豊かな実りを願って行われる祭りで響く、伸びやかな歌声。
それは春にふさわしい爽やかさで、しかし、その場にふさわしくありながら、認められない歌だった。
攻め滅ぼされ、使う事を禁じられたパルヤーム国の言葉で歌
われるものだったから。
その場に居合わせた女騎士マシュリは歌っていた踊り子を追うも、その逃げ足の速さに逃げられてしまう。
その後、幾度か顔を合わせる内に彼女の心情を知ったマシュリは、少しずつその踊り子であり旅芸人であるサスハに興味を引かれていくのだが、彼女には別の顔もあって。
その一面が、二人に残酷な選択を迫ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 02:15:27
18768文字
会話率:35%
とある部族の族長の長男に生まれた息子、バータル。彼は父ワジラの跡を継ぐ立場にあったが、剣の腕は立つものの心優しく殺生ができず、草笛を吹いては野の動物たちと戯れる毎日だった。十五の成人の儀式を前に、ワジラは独り立ちできない息子にいら立ち、遠方
の小屋に放置し、獣たちを殺して二週間生き延びろと命じる。土産は動物たちの干し肉。バータルの選んだ道は……
全四話完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-18 21:00:00
21105文字
会話率:27%
俺たちは毎日、中庭にある魔法草のベンチでランチデートをしている。シェリーは子供の頃から俺の草笛が大好きだ。
だけど、今日はなにやらお怒りモード。きりりと釣り上がった怒りの眼差しが、そりゃもう可愛らしいんだ。
え?三角関係の噂?なんのこと?
最終更新:2021-09-19 10:04:47
1862文字
会話率:42%
今どき耳にしない、草笛を吹く音。
昭和の景色を。
最終更新:2021-02-07 02:34:20
200文字
会話率:0%
彼女は金色毛玉だった。
青い瞳も外人らしくよく映えていたが、そのくしゃっとした僕と同じく巻いた癖毛が毛玉のように見えた。ある夜、僕が買い物に出かけると指輪をなくしたという。それを見つけた僕を彼女は「王子様」と呼んだ。
ちゃんちゃらおかしい
や。でも僕はそれからも彼女と逢瀬を続けた。
そんなある日、学校でいじめられていた彼女が僕と一緒にいたことで。けど僕は絡まれたくないから彼女を「嫌い」と言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 18:13:09
8318文字
会話率:36%
器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心を誑かす。
いわゆる付喪神が宿る物の物語。物物語。
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※各話のタイトルは精霊(付喪神)が宿っている対象となっています。
話の中に『物』が登場しない場
合もありますが、タイトルで補完いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-28 18:00:00
35116文字
会話率:1%
何気なく足を踏み入れた森でスノールが出会ったのは、顔見知りの青年だった。あたたかな新緑に囲まれた、ショートストーリー。
最終更新:2013-05-05 16:00:00
2931文字
会話率:49%
信じていた人に裏切られた
そのショックが抜けきらないまま引っ越した草野香織(くさのかおり)は引っ越し先のマンションの自室で休んでいるとき、外から音楽が聞こえてきた。全く聞いたことのない音色、しかし、何故かホッとする音色だった······
最終更新:2012-12-09 14:38:24
4029文字
会話率:24%
300文字で小説を書こう。
第9弾。
夕暮。田んぼ道を、男の子が行く。草笛を吹きながら。
最終更新:2010-11-03 20:30:07
308文字
会話率:12%