白梅は皇帝の妃嬪だった姉を殺した犯人を捜すため、下女として後宮に入り、眉目秀麗で文武両道だが少し変わり者の皇帝、品永寧と出会った。
妃嬪となった白梅は、姉のふりをして犯人をおびき寄せようとする。
白梅は姉から自分の話を聞いていたと
いう永寧に溺愛され、白梅もまた永寧に惹かれていく。
そんなある日、草原の部族から嫁いできた妃嬪が殺され、妃嬪は自らの血で床に謎の文字を書き残していた。
白梅は、故郷の尼寺と妓楼で得た知識と、武人仕込みの武芸を使い、草原から嫁いできた妃嬪が残した文字を見に行き、その謎を解こうとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 10:18:29
22138文字
会話率:31%
元朝末期、群雄が割拠し、中原は動乱に満ちていた。遠く離れたモンゴルの大砂漠には、チンギス・ハンが莫大な財宝を埋めたという伝説があり、その宝には無上の武功秘笈が隠されているとも言われていた。それは復国を果たし、武林を制覇する力を与えるとされ
ている。
蕭逸風(ショウ・イーフォン):中原の若き侠客で、正道門派「青雲宗」の弟子。性格は剛毅で義理堅く、武芸に優れる。
阿依娜(アイナ):モンゴル草原の少女。神秘的な身分を持ち、率直で自由奔放な性格。聡明で機転が利き、乗馬と弓術、軽功に長けている。
鉄木真の末裔(テムジンのまつえい):宝の守護者であり、先祖の遺志に忠実。武功は計り知れず、冷酷無情。
段長老(ダンちょうろう):青雲宗の長老。宗門の衰退を憂い、蕭逸風を宝探しの旅に送り出す。
バトゥール:モンゴル草原の部族長で、宝を狙う野心家。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 18:27:57
3485文字
会話率:32%
とある部族の族長の長男に生まれた息子、バータル。彼は父ワジラの跡を継ぐ立場にあったが、剣の腕は立つものの心優しく殺生ができず、草笛を吹いては野の動物たちと戯れる毎日だった。十五の成人の儀式を前に、ワジラは独り立ちできない息子にいら立ち、遠方
の小屋に放置し、獣たちを殺して二週間生き延びろと命じる。土産は動物たちの干し肉。バータルの選んだ道は……
全四話完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-18 21:00:00
21105文字
会話率:27%
「ホアキン年代記 ー神々の物語ー 」
「ホアキン年代記 ー英雄たちの物語ー 」
の作者自身による二次創作です。
草原の部族、突厥の教師トクベイは、キプタヌイ汗の依頼により、汗のひとり娘クサンチッペを、童貞の騎士チャン・ターイーに紹介するた
め、帝国の都に連れていくことになった。
そしてこの旅には、クサンチッペの同母兄チャガタイ、異母弟オゴタイ、チャガタイの妻マンドハイも同行することになったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-20 22:46:15
26254文字
会話率:22%
【完結】「彼女は俺のものだと、古の昔から決まっている」――婚約祝いの席に踏み込んできた、草原の部族出身の男アスファド。彼によって金の力で婚約破棄させられたマリヴィアは、彼と結婚することになる。現在は男爵として事業を行っている、女好きで有名な
アスファドが、この国で成り上がった理由とは? 溺愛される日々を送るうちに、彼女は数年前から続く奇妙な夢の真実と向き合うことに……
※白ヶ音雪さん主催『蛮族の嫁』企画に参加しました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-02 20:00:00
24013文字
会話率:44%