子爵令嬢、シェリー・アルカスは、これまで2つ年下の我儘な妹、レベッカに何でも譲ってきた。物は勿論、メイド、友人すらも。
けれど、婚約者の伯爵令息、リアム・ミリオンだけは絶対に譲れない。彼を強引に奪おうとする妹。そして、レベッカとリアムが彼の
邸で抱き合っているところを目撃してしまう。結局、リアムも妹に奪われてしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 23:24:44
3215文字
会話率:41%
暴君王子に振り回される慎ましい令嬢が前世を思い出してしまいあまりの理不尽にブチ切れて王子様にマジレスしてしまうお話です。若干のざまあ表現あり。
※主人公の口が悪いのでご注意下さい。
最終更新:2023-08-13 23:10:46
8077文字
会話率:61%
レジーナ・ヴォルケは魔法が全ての国で生まれた男爵令嬢だった。両親はとても優秀な魔道士で貴族階級としては底辺であったが、様々な人から尊敬され国から何度も勲章を賜るような人たちだった。けれど、レジーナには魔法の才能がない。
遅くにできた娘を
両親は可愛がり多くの魔法を教えたが、レジーナはほんの些細な魔法しか使えなかった。両親に似て魔力量が豊富だった彼女が魔法を使えないのはおかしいと、両親もその友人たちも原因をさぐったが分からない。そんなある日、レジーナの両親はモンスター討伐を依頼され帰らぬ人となってしまう。
レジーナは碌に魔法も使えない無能な娘と皆から蔑まれるようになった。両親の友人たちは守ってくれたが、それでどうにかなる問題ではなかった。そうやって鬱々とした毎日を送っていると、国王から直々に勅命を受けることとなる。魔王国と呼ばれる魔族の国、ヒンメル王国へ行けと。
どんな場所であってもここよりはましだと飛び込んだヒンメル王国で、レジーナは思ってもみていなかった厚遇を受けた。魔王と恐れられたアラン・ヒンメル国王も何故か彼女に優しい。何か裏があるのだろうか、いや、かなり分かりやすいぞこの人。別に怖くも何ともない。あまりにも簡単に国の問題を解決してしまった上に、魔法まで使えるようになったレジーナは簡単だったが故に自覚に乏しい。段々とアランが気になってくるが、自分が相手にされるなどとは思ってもない。しかしアランは。
自己肯定感が底い男爵令嬢と魔力が多すぎて怖がられる王様と絶対二人くっつけるマンな騎士のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 22:46:50
85550文字
会話率:70%