ペネロペの率いる部隊は地獄の戦場に駆り出された。得体のしれない敵達が無限に襲い来る狂気の中、部隊はどんどんと数を減らしていく。しかし、ペネロペの狂気もまたそれに勝るとも劣らぬものであった。
狂気と狂気がぶつかり合い、何が残されるのか。
最終更新:2025-01-11 20:27:31
5460文字
会話率:42%
長い間、城壁に勤めていた大佐。いくら待てど戦争は起こらなかった。
大佐の抱く英雄の夢が狂気を呼び覚ます。
最終更新:2025-01-11 14:43:21
4808文字
会話率:7%
自分の母を殺した男
母の死体共に過ごす三日の間、男は何を思うのか。
最終更新:2025-01-11 14:38:05
5063文字
会話率:4%
仏の十大弟子――智慧第一の舎利弗(しゃりほつ)、神通第一の目連(もくれん)、頭陀(苦行)第一の摩訶迦葉(まかかしょう)、天眼第一の阿那律(あなりつ)、解空第一の須菩提(すぼだい)、説法第一の富楼那(ふるな)、論議第一の迦栴延(かせんねん)、
持律第一の優波離(うぱり)、密行第一の羅睺羅(らごら)、多聞第一の阿難(あなん)、という高弟の他にも、ゴータマ・ブッダにはさまざまな弟子たちがいた。その人びとのことと、女性の出家が許された次第など。
『立志篇』『遊行篇』の続きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 12:00:00
87507文字
会話率:39%
朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
ーー夜が明ける前、まるで有明の月の光のように輝くのは、吉野の里に降るしきる白雪であるーー
鎌倉に武家政権を築いた源頼朝の孫、頼暁(後の公暁)は、幼くして父の頼家が将軍を廃されたため、祖
母の北条政子によって僧侶になる道を命じられた。誰からも厄介者扱いされる自分は何のために生きているのか。何を目指してゆけばよいのか。答えを見つけられないまま近江の園城寺に預けられた頼暁は、そこでひとりの僧と出会う…
三代将軍暗殺事件を起こし頼朝の血筋を断絶させた、淡雪のような少年の心の内を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 12:52:25
8674文字
会話率:44%
雨が降ってきたら
明後日の方角へ消えよう
艮の方へ鬼門の方へ
そうしたら僕ら鬼にだってなれる
背筋を蝸牛が這っている
死んだ人には友引の日に逢えるから
墓場に行って菊を持って
こんな雨の匂いのする日には
ちょっとだけ会ってみたい
自分の先祖
に
夢のあわいに
牛鬼が海から生まれいずる時にも
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 09:05:57
1971文字
会話率:0%
田舎ではないが、発展から取り残された地方の街。
誰しもが口にしないキャンプ場での出来事。
同級生たちは忘れていなかった。
忘れてしまった者たちに、忘れられた者が現実に向って牙をむく。
不可解な同窓会。会場で語られる事実。そ
して、大量の不可解な死。
同級生だけではない。因果を紡いだ者たちが全員が思い出すまで、野に放たれた牙は止まらない。
ただ、自分を見つけてくれることを願っている。自分は”ここ”に居るのだと叫んでいる。誰に届くでもない叫び声。
そして、ただ1人の友人の娘に手紙を託すのだった。
手紙が全ての真実をさらけ出す時、本当の復讐が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 04:09:07
84165文字
会話率:49%
閻魔のもとへ来た舎利弗は「ホクロの魂」について悩み、その相談を持ち掛けます。
時代を超えて悲劇をもたらす、その「ホクロの魂」とは何なのか。
「ホクロの魂」が持つ悲劇の因縁とは。
最終更新:2021-12-13 22:11:22
14518文字
会話率:14%
大阪の夜のビジネス街、本町。
昼間は忙しい街も、夜になると人の姿も消えて、一気にビルだけの街に変わる。
そんな場所で、お寺を経営する家族がいた。
日々の生活に悩んでいた僕は、好奇心もあって、そのお寺の呼び込みに誘われて入ってみたのだが、
お
寺の管長の人柄や考え方に、しだいに共感を覚えていく。
およそお寺とは思えない教義と、ありえない本尊には、そんなバカなと思うのだけれど、それでも、そこには、管長の優しさと、一般的な価値観を、再度見直してみようという真面目さを含んでいる。
そして、その管長もまた、悩んでいることに気づく。
管長には、可愛い娘がいるのだけれど、ストーリーの途中で家出をするという話もあって、管長の可愛らしさを感じる場面もある。
そして、最後に、お寺の唯一の拠り所である御本尊が、風に乗って飛ばされてしまうのであった。
ブッダという人間の骨(肉体の一部)を信仰の対象とする仏教に対する1つの問題提起のコメディでもあります。
エブリスタとカクヨムにも、同じものを投稿しています。
大人の童話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 18:10:57
107758文字
会話率:39%
俺の名前はサイキョウだ。【異世界転生】する前は修行僧であり、お師匠様の西行法師様より〈反魂(はんごん)術〉と云う【チート】を伝授されていた。
美少女の【ハーレム】など簡単に作れると考えていたが、蘇った者たちは老婆や醜女(しこめ)など惨憺(
さんたん)たる有様だった。
しかし、今回は違う。入念な事前調査により選定した美少女の中の美少女、神に奉(ささ)げられし聖女様の舎利(聖遺骸)を蘇らせてやる。
俺様の【ハーレム】伝説の幕開けを、刮目(かつもく)して見よ!
本作は、【異世界転生】【チート】【ハーレム】の三題に基づく作品の続編となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 10:45:50
7196文字
会話率:14%
亡国の末裔である僕の元に、ある日象徴であるという獣がやってきた。
獣は、自分をある象徴に会わせてくれれば一つ願い事を叶えてやろうと言う。
象徴とは何なのか、国の復興をするべきなのか、自分のすべき事と周囲への期待に悩みつつ、
少年は獣ととも
に、他の象徴達と出会っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-04 23:32:25
9175文字
会話率:48%
人々を救うという壮大な目標のためにその地位も捨てて苦難の道を選んだ一人の聖者、ガウタマ・シッダールタ。
彼の遺したかった物と遺した物。
最終更新:2017-03-17 16:56:34
1362文字
会話率:29%
古代のインドで、ゴータマ=ブッダ(釈迦牟尼仏)がちょっと瞑想していた隙に、アヴァロキティスィヴァラ(観世音菩薩)が、サーリプッタ(舎利弗)にチャッカリ説教してしまったという事件が書き残されております。……そんな設定の、かの三蔵法師玄奘が漢文
に翻訳した超メジャーな短編お経を、ライトにおばかに現代日本語訳してみますた☆ でも般若心経は、テキストファイルで10MB以上ある大般若経から最重要な要素のみを抽出したと言われるだけあって、短くても内容は難解です……あなたははたして、これを完全に理解して成仏することができるでしょうかッ!?(汗)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 04:49:53
1897文字
会話率:6%
あの伝説の男の物語。カレーライスによく合います。
最終更新:2015-07-07 17:59:32
662文字
会話率:9%