15年前の雪の夜に出会った女性を東北のある町に訪ねるところからドラマは始まる。あの夜の、幻のような記憶は、自分だけでなく、彼女もずっと抱えてきたものだった。再会した彼女が口にしたことは、意外な言葉だった。二度と会うはずではなかった二人が出会
い、東京で新しい生活をはじめることになる。彼女は、ショパンが好きで、季節と花を愛した。それは、別れた妻と同じだった。彼女に妻を重ねながら、息苦しいほどの充足に満ちた生活の中で、15年間にそれぞれが生きてきた世界を垣間見る。しかし、ある日彼女は、突然姿を消してしまう。彼女は、ある秘密を抱えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 22:08:02
35504文字
会話率:41%
長編小説の構想を練るために、私は心象スケッチを行っていた・・・
散歩道や出かけた先で書いたメモ帳の清書です。
最終更新:2016-12-26 00:39:42
993文字
会話率:4%
俺と彼女が初めて出逢ったその場所は世界中の何処よりも綺麗な空が見える丘だった。俺がこれから過ごす事になった村は、自然溢れる鮮やかな村だった。住んでいる人達は皆、暖かい人達だった。そんな、世界中の何処よりも素晴らしいと感じる場所で、水無瀬彼方
はひと夏を過ごす事になった。そして、俺はこの村で小さい頃に無くした『大切な物』を取り戻す。そう、俺の心に『color』を…あの青空の見える丘で…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-09 22:04:44
21859文字
会話率:38%