その夏、僕は確かに見たのだ。――この世の果てを。小学校最後の夏を、地方新興都市“水無瀬市”に生きた少年の記憶。
最終更新:2024-03-19 09:53:07
70720文字
会話率:14%
屋上の給水塔で僕は君を待っている。これからやってくる時間が最後のデート。
女の子しかいないこの学校でそこの生徒である僕達が誰もいない視聴覚室で交わした気持ちは大人たちには罪だった。離れ離れになるまでの僅かな時間、その先に待つ両親の用意した絶
望的な「あなたのため」、できることなら逃げ出したい。だけど、その術を僕は知らない。
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=121折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 17:12:10
2557文字
会話率:23%
僕は放課後の屋上で給水塔の壁に寄りかかりながら、音楽を聴いていた。そうした時間は、木漏れ日が差すように暖かく、そして西日が差すように物思いに耽ってしまう落ち着いた一時だった。そんな時、足音が聞こえて、屋上の扉が機械的な音を立てて開くのがわか
った。その影は僕の前へと出てきて、辺りをきょろきょろと見渡しながら、つぶやいたのだ。「あれ、いないな……」それは僕と先輩の、喧嘩ばかりの日常に青春の一ページを加える、緩やかな心の触れ合いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-21 21:48:52
1564文字
会話率:54%
毎晩、屋上で誰かを待つ不思議な少女の話。
いのちと存在との出会いの先に待っているものは、いったい何でしょう。
『愛したままいなくなるのはやめて』
アメブロからの重複投稿です。
良かったらこちらも→ http://ameblo.jp/kur
i-dog
こちらでは初投稿です。勝手がわからないのでお手柔らかに~
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-18 00:00:00
34104文字
会話率:53%
『まちのおはなし』続編です。【2009年作】
最終更新:2011-07-10 23:12:10
83441文字
会話率:34%
マンションの水道水は濁っていて不味い……古いマンションの浴室に度々現れるきれいな裸の女性。彼女もちろんは人間ではないだろう。彼女はどうしてここへ現れるのか。このマンションでは、自殺や殺人事件なんて今までひとつも無いのに。
最終更新:2007-08-16 16:57:09
4623文字
会話率:1%