カージン王国で文官として働く孤児のリャーナ。文官として採用されている筈なのに、同じ魔術師第1部隊で働く魔術師カーラが押し付けてくる仕事でフラフラだ。
今日もカーラが押し付けてきた結界魔術陣の魔力充填の仕事を熟していたら魔力欠乏に陥り、魔
獣がはびこる山の中で倒れてしまった。
人の好さそうな冒険者ダルカスに助けられ、自分の境遇をぽつぽつと話している間にリャーナは気づく。アレ? もしかして私、冷遇されていたのでしょうか。
清く貧しく逞しい文官が、理不尽な待遇から抜け出すべく、努力するお話です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 08:00:00
141486文字
会話率:48%
「私のことが好きなノア様の下へ嫁いで、せいぜい慰めてあげなさいな」
テティスは、膨大な魔力を持ち、結界魔術師である有能な姉──ヒルダと比べられ、魔力が少ないことから無能扱いされてきた。
そんな中舞い込んだ縁談。相手は筆頭魔術師であり、公爵
でもある雲の上の存在であるノアだった。
姉のことが好きなはずのノアとの婚約に、テティスは憂鬱になるのだが──。
「君は本当に愛らしいな」「努力を続けることは凄いことだよ」「テティスが好きだ」
何故かノアに溺愛されたテティスは、不思議に思いつつも彼に惹かれてしまい、同時に何故愛されるのか、理由を知ることになる。
直後、突然の魔物の襲来により、ノアと共に現場へ向かうテティス。招集された結界魔術師であるヒルダよりも、何故かテティスの魔力が急激に増えて──?
これは、無能扱いされてきたテティスがノアに溺愛され、後天的に増えた魔力と今までの努力の成果で、結界魔術師になる夢を叶える、そんなお話です。
◆短編版 2/11 日間4位ありがとうございます!
◆R15は念のため
◆ハッピーエンドはお約束折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 06:30:00
194717文字
会話率:43%
――運命の気まぐれに生かされたというならば、意地汚く死んでやりましょう。
◇
結界魔術の権威、アヨグス家。
強固な結界によって街や国に貢献してきたその一族は、老獪な魔術師らしく裏社会にも手を出し、誰にも崩しえない強大な力と巨大な財を得た
。
しかしその力は人ならざる者の策略にあえなく崩れ去る。
――ただひとり、当主となったばかりの若い女ラャミを遺して。
これは、虚無の魔術師が始まる前の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 09:19:15
4576文字
会話率:27%
神々の力が及ばず不幸になった少年。この少年は神々が加護を与え、魔法や剣、魔物などがいる異世界に転生する。
魔法技術が特に進んだ国、ルエディア王国。この王国では、王族や限られた貴族が固有スキルを持って生まれる。
このルエディア王国の王族の第
八王子、ノアに生まれ変わる。ノアは精霊の王国フリーギドゥスプルクラ王国の王女ソフィアを母に持ち、精霊にも愛されていた。神々や精霊に与えられたスキルは暗殺や魔法、精霊の加護者など強力なスキルがたくさん与えられた。
ノアはとてつもない能力を手に入れたのだった。
そして7人の兄王子達や父、母などと打ち解け仲良くなっていく。兄はブラコン、父は過保護になったが。
その他前世の記憶を使い、とてつもない能力を発揮するノアはしだいに貴族のいざこざに巻き込まれていく。それらを強力な能力を使い、乗り越えて楽しく生きていった。
ある時、ノアは学園に入ることになる。
大陸最大の学園スキエンティア学園だ。この学園は魔法科や騎士科、商業科などなど様々な分野が学べた。そこにノアは王族である事を隠して入学することにする。
しかしノアは家族にさえ秘密にしてもう一つの学園にも入学した。
ウンブラ学園だ。この学園はスパイ技術や、正当法ではない対人戦、諜報技術などを学ぶ学園だった。つまりノアの暗殺スキルを活かすのに絶妙な学園なのだ。
ノアは自分の組織を作り、優れた才能の仲間を集めていく。最強女騎士に隠れ貴族の大手商人。帝国マッド研究員にヴァンパイアの王子、結界魔術師などなど。
学園で個性豊かなクラスメイトと出逢いながら異世界ライフを楽しむ転生最強第八王子、ノアの異世界ファンタジー。
しかし、この少年は本当に偶然神の力が及ばず、転生したのだろうか?
1人の神が残酷に笑いながら少年を見つめる。呪縛され、迫害され、殺されたのは誰?
この記憶は一体誰の記憶?
俺の体は誰の?
俺は誰?
ある神が紡ぐ千年以上前から続く破滅の物語の・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 14:50:12
58063文字
会話率:44%
道先案内人として勇同一行と共に魔界まで来た魔術師ロイス。しかし勇者と喧嘩してパーティから追い出されてしまう。
ところが実際には好都合であった。彼の本来の目的は魔界の遺跡探索だったのだ。
そんな彼の前に現れたのは一人の金髪の少女。
彼女は言う
。
「取引しましょう」
と。
紆余曲折あって、ロイスは彼女の望みを叶えることになるが、以来付きまとわれることに。そんな彼女を煙たがるロイスだったが、突然魔王が襲ってきて──?
魔王から追われ、勇者から恨まれ、指名手配されて人間からも逃げる羽目になったロイス。そして一人の少女。、
これは結界術のスペシャリストと魔王の娘の逃亡劇。そして紡がれる友情と秘密と信頼の物語。
※別サイトにて重複投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 20:06:47
150602文字
会話率:29%
3年前に急逝した幼馴染の衛介。墓参りに訪れた女子高生の姫乃が衛介を忍んで泣いていると、あら不思議。異世界に来てしまった。でも衛介のいない世界なんてもう用済み。早速開き直って生活のために冒険者を志す姫乃だが、まさかの門前払いに。仕方なく、美人
受付嬢から紹介された王城の門衛の採用面接を受けることにしたけれど、一つ問題が。そこは女子禁制の職場だったのだ。生きるためには女も捨てる。咄嗟に衛介と名乗った姫乃は、通称エースと呼ばれることになった。長い髪を切って乗り込んだ王城には、初日から魔物の大群がやってくる。早速初陣に出ることになったが、戦闘能力ゼロの姫乃がとった行動とは――。
パパのような隊長と、お兄ちゃんみたいな副隊長。ルームメイトは王子様みたいで、世界樹の次期管理人となるお姫様の中身はTS転生した男の子?! 楽しいことも多いけれど、反王派と親王派の争いに少しずつ巻き込まれつつ、結界魔術のチートを開花させていく。ジレジレ恋愛も進めながら、マイペースに異世界の文明まで発展させていく予定。後に『救世主』や『最強の門衛』と呼ばれることになる新人門衛の物語。
★各話タイトルに※マークがあるものは、姫乃以外の視点でお届けするお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 12:36:34
499598文字
会話率:45%
大手メーカーの社長一族である水無月家。
豪華絢爛の住宅に住む、新開発用の山に土地を持つ一族であるのだが・・・・・・不幸なことに世界情勢が
狂って株価暴落。株主は次々離れていき会社が運用危機にまで。
でもそれは些細なことに過ぎない。
「だ
ってそうだろう。・・・・・・・・・・一族郎党皆殺しにされることよりは何百倍も、何千倍も」
・・・・・・死ぬ間際に走馬灯を見た。
今まで積み重ねた15年間が鮮明に流れる。これが終わったら自分は死ぬ。
「・・・・・・・・・人生薄っぺら。ただ毎日を怠惰に過ごしてきた俺にとって初めから人生は無いようなもの。後悔は無い」
心臓を打たれているので数秒意識を辛うじて保つ。その蝋燭の灯が消える時までに俺は願った。
「・・・・・・愛されたい。もし、来世があるのなら、せめて産みの親からの愛情は貰いたい」
「・・・・・・なら、叶えてあげる。あんたの願い」
蝋燭の灯は風に吹かれた。同時に現世のチャンネルが閉じ、俺は死んだ。
・・・・・・謎の女声と共に。
「さあ!この後彼はどのような姿で何を成すのか。それは本編でお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-17 21:26:31
5437文字
会話率:21%
彼もまた、最強に憧れた。
彼の武器は結界魔術と鎖。
彼は己が武器を使い最強を目指す。
彼の名は、マティアス・シチナー。魔術学院の結界魔術専攻A級生徒。
彼の物語をまだ誰も知らない。
彼の物語は今、紡がれる。
最終更新:2016-07-22 00:03:50
2168文字
会話率:46%