「お前、本当に使えねぇよな!!」
ブラック企業の歯車として、心をすり減らしながら生きる日々。だが、そんな生活にも終止符を打つ時が来た。
証拠を集めた私は、パワハラ上司を訴え、会社から多額の慰謝料を勝ち取ることに成功する。
「これからは
、自分の人生を楽しむんだ」
心を癒やすためのバカンスへと、私は旅立つ。だが旅路の途中で、乗っていた飛行機が墜落し、私の人生は、またしても一変してしまう。
目を覚ますと、異世界の無人島で幼女に転生していたのだ。
「慰謝料で贅沢するまでは死ねない……」
そう強く心に誓いながら、無人島での生活を始める。過酷な環境、頼れるのは前世で得た知識と社畜精神だけ。
だが、そんなある日、砂浜に一人の少年が流れ着いてくる。
彼は公爵家の嫡男として将来を期待された存在だった。
だが事故によって行方不明となった彼は、すでに「死亡した者」として扱われ、叔父に跡継ぎの座を奪われただけでなく、婚約者からも婚約破棄されてしまう。
すべてを失った少年と、すべてを捨てて生まれ変わった私。無人島という極限の環境の中で、二人は互いを支え合って深い絆を育んでいく。
この作品は、幼女として転生した私が、婚約破棄された公爵とともに生き、最後には溺愛されながら幸せに生きるハッピーエンドの物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 18:41:39
51391文字
会話率:44%
僕は崇高な目的の元、分解と再生を繰り返す
魔法と現代が入り乱れるこの世界
人々は何事もなく、ただ時代の変化さえ気付かず毎日を過ごしている。
そんな社会で僕はある疑問を抱く。
どうしてこの世界にはダークエルフのような素晴らしい黒肌の存在を
認められないのか?
迫害をされ、無駄に廃れていくこのクソな時代に楔を打ち込みたい。
だから僕は黒肌の時代を築くため、青春を捨てひたすら日夜打ち込んでいた。
この白によって制圧された時代に終止符を打つ!
数々の苦難が襲いかかるのは理解している。しかし、新たな時代を迎えるには覚悟が必要だ。
そう、僕にはそれができている。
この高校入学の春、僕が新たな時代へと導く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:00:00
52151文字
会話率:40%
神様の「手違い」で事故が起きてしまい二人の人間が天の国に召喚された。どちらか一人が死者の選択をする事になり、死者の選択をした者の身辺整理のために地上へ同行したのは恋の女神だった。しかし、地上で新たな問題に直面した時に、死者の縁を結んでしまう
。「手違い」の解決をした女神に賞賛が集まる一方、縁を結んで帰った恋の女神に八百万の神々の批判は鳴り止まず、天国主大神は解決のために、恋の女神に地上勤務を命ずる。事実上の追放に八百万の神々は納得し沈黙した。しかし、天国主大神は手掛かりの無い問題を解決した恋の女神の手腕を高く評価し、こっそりと褒賞金を出していた。地上に降りた恋の女神は巫女として神社に勤め、恋愛成就の祈願に来る者を待つ日々の中で「人間は何故、恋する思いを告げる事が出来ぬまま、恋に終止符を打つのか、人間は何故、愛されている事を知らぬまま、生涯を終えるのか」様々な人と出逢い縁を結んでいく鯉乃めぐみの奮闘と活躍の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:20:04
1029274文字
会話率:78%
花の大学生活を控えた春、〈勇者〉として異世界に召喚された鬼辻 玖馬。
どうやら激化する魔王軍との戦争に終止符を打つべく、王国が呼び出したという。
「いや戦争とか絶対嫌なんだけど。死ぬ気で勉強して合格したんだぞ。バラ色の大学生活が待っ
てんだよ。とっとと帰せ――――ってそもそも帰れるんだよな?帰る方法くらい用意してるんだよね?おいこらなに目ぇ逸らしてんだ!」
そんな玖馬の質問は尽く無視され、国家連合軍の切り札として戦う羽目に。
それから10年の月日が流れ―――――・・・・。
平和になった世の中に戦争を終結に導いた〈勇者〉鬼辻 玖馬の姿もあった。
しかし―――――。
「あ、あのぅ勇者様でしょうか?」
「ん?如何にも。俺があの勇者、鬼辻玖馬さ。それでお嬢さん、ご用件は何かな?」
「えっとぉ、その、うちの女将さんがそろそろ溜まったツケを――――」
「さらばだっ!」
「ああっ!?」
すっかりちゃらんぽらんになってしまっていた。
借金取りから逃げるのなんて日常茶飯事。
やることなすこと破天荒で自堕落。
ついたあだ名は”ダメ勇者”。
文なし職なしやる気なし〈勇者〉鬼辻 玖馬のいい加減で、ハチャメチャだけど時にアツい?ドタバタ異世界珍道中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:20:30
12294文字
会話率:39%
世界に突如ダンジョンが現れ、モンスターの脅威に怯える日々に終止符を打つように現れた存在”冒険者”。
彼らは新たに得た力:レベルやステータス、スキルでダンジョンにいるモンスターという脅威から人々を守った。
そんな彼ら冒険者は、数10年たっ
た今、最も人気な職業となり、全人口の5割を占めていた。
富、名声、力、上のレベルで有名な冒険者となっていくにつれその全てが手に入る。一攫千金も、歴史に名を残す偉人にも、ダンジョンを攻略すれば叶う。そんな夢を見て人々は口を揃えて言う、『いつか最高最強の冒険者に』と。
主人公|雨宮 渉《あまみや わたる》もそんな人々と同じ夢を持ち、冒険者として活動する一人。彼の夢は、妹に楽をさせること。そして、あわよくば最上級の冒険者になることであった。
だが一年でそれは幻想だと気づいた。どんなに頑張っても、どんなに努力しても、彼のステータスは軒並み平均以下、スキルもなく、レベルも最底辺の1。
そんな自分を変えたくて、たまたま張り出された上級ダンジョンの荷物持ちクエストを受ける。少しでも臆病で弱虫な自分を変えたくて。
ダンジョンへと突入、そこで隠し部屋を発見するパーティー、好奇と思い入ると突如見たこともない巨大なモンスターが現れパーティーを蹂躙する。
撤退を余儀なくされ、生き残りで部屋を出ようとするその瞬間、渉の真下で爆発が起きる。
何事かと思い正面を見ると、パーティーメンバーがこちらへと魔術を放っていた。
怒りと混乱が混じる中、それでも逃げようと走り出す。無数の魔術が飛び、襲う。扉まであと一歩のところで隠し部屋の床が魔術の余波で抜ける。
深淵のような深い穴へと落ち渉は強く地面に体をぶつけ気を失った。
死を覚悟した彼だったが目覚めればなんと無傷。体のどこを見てもおかしいところはない。
ならば好都合、それならばここを出なければ、、!
彼は再び歩き出す夢に近づくため、そこがどこであろうとたとえ深淵のそこであろうと、夢を果たすまでは進み続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 22:24:20
135545文字
会話率:26%
造物主によってつくられた、天界・人間界・魔界。
天界には、聖気を糧に生きる天使が棲み、魔界には瘴気を糧に生きる魔族が棲む。天使も魔族も、その性質のせいで互いの世界に踏み込むことが出来ない。
相容れぬ存在である二者は、人間界を挟んで双方
にらみ合い、気の遠くなるような年月が過ぎ――現世。
しびれを切らした天使が中立だったはずの人間に力を分け与え、己らの代理として魔界へ攻め入るように命じた。
その中でも、第一位階の正天使の加護を賜った人間を、特に『勇者』と呼んで、人間は何度も天使の加護を賜った者たちと一緒に魔界へと向かわせた。
勇者パーティーの最終目的は、魔族の頂点に君臨する、『魔王』の討伐。
しかし、何度挑んでも魔族たちの抵抗は凄まじく、魔王討伐が成功した試しはなかった。
歴史的偉業を成し遂げるため、より強力な勇者パーティーを作ろうと創立されたのが、聖騎士要請学園。
天使の加護を賜った子供らを貴賤なく集め、英才教育を施すその学園に、三人の子供が通っていた。
歴代でも目を見張るほどの素質を持った次代の勇者候補、少年シグルト。
人懐っこく愛嬌のある、慈愛の天使の加護を賜る少女マナリーア。
誰もが認める優秀さと天使のような心根を持つが、病弱故に勇者候補になることが出来ない、美少女アリアネル。
同じ学び舎で同じ目標を掲げて切磋琢磨する親友三人だが、それぞれ、互いに打ち明けられぬ事情があった。
「あ~ぁ……魔王様《パパ》、早く帰ってきてくれないかなぁ」
最も大きな秘密を抱えているのは、病弱少女・アリアネル。
ひょんなことから赤子の時に魔王に拾われた彼女は、魔界で魔族によって育てられ、人間たちの魔王討伐の歴史に終止符を打つため、勇者育成の学園に素性を隠して通っていた。
これは、種族を超えた親子の”愛”の物語――
※カクヨム様にも掲載しています。
※このお話はフィクションです。実在する人物や宗教、団体とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 16:16:33
1176959文字
会話率:43%
【2050年 今現在】
涼介はヴァンパイア化した人間たち——Vamp(バンプ)との闘いの日々を綴り、フィクション小説として出版した。少年時代からの記憶をたどり執筆したものだ。
その小説を手にし、涼介の元を訪ねてきたマット……。懐かしい
人物だ。二人は過去を振り返り、胸の内を告白する。
【2029年~ 回想】
癌の治癒を目的とした最先端ゲノム治療が行われていた。しかし、その治療により人々はVampと呼ばれる魔物に変貌してしまう。ヴァンパイアのように、人間の血を喰らい、身体能力に長け、不老不死になるのだ。
一部のVampは人間性を失い、凶暴化していった。Vampに対応すべく、警視庁にはVamp捜査課、特殊急襲部隊、Vampの身体を解明するラボが設置された。
親子関係、恋愛、友情、全てを憂う世界に変わっていく。Vampが蔓延る世の中、我々人間はどう終止符を打つのか……。
涼介とマットの会話【2050年 今現在】と二人の回想【2029年~】の入れ子構造で物語が進行していきます。
異世界のストーリーを楽しんでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 15:19:33
132136文字
会話率:47%
それは、7年越しの遺恨だった。
豊臣潔司が駆け出しの若手レスラーだった頃、プロレス界のカリスマ・織田延彦に、リング上で真剣勝負を挑んだ。「織田さん。俺と真剣勝負してください」と。
スピーキング。事前に勝敗が決められる見せ物としてのプロレスを
否定し、真の格闘を追い求める団体の中で、二人は同じ理想を信じていたはずだった。
織田に憧れてこの世界に飛び込み、才能を開花させた豊臣は、やがて織田と並び立つ存在にまで成長する。しかし、織田は豊臣の挑戦を一切受け入れず、沈黙を貫き続けた。豊臣は孤独な怒りを募らせ、ついには織田のもとを去る。そして、7年の時が流れた。
迎えた織田延彦の引退試合。そのラストマッチの相手に選ばれたのは、あの豊臣潔司だった。因縁の二人が、ついにリングで相まみえる。もう言葉はいらない。すべては拳で語られる。
荒ぶる感情、かつての憧れ、そして乗り越えようとした宿命。魂を削る真剣勝負の中で、二人は互いの全てを受け止め、ぶつけ合う。それは、ただの引退試合ではなかった。決着のつかなかった過去に、リングの上で終止符を打つための闘いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 21:02:49
3093文字
会話率:0%
魔王城へ突入した勇者一行は、最奥で魔王と対峙する。
人間族と魔族の戦いに終止符を打つ戦いが切って落とされる──
はずが、意外なほどに勇者と魔王の話が弾んでしまい?
これは『気の合う勇者と魔王』が、新たなる運命を切り開いていく物語。
最終更新:2025-05-06 21:45:43
24252文字
会話率:21%
乙名学科コースを卒業した、女史・三ツ谷華。
藤香と美咲、鈴谷3者の乙名の提案により、乙名・守役など、偉い立場を監査する『監査人』を発足。
彼女はその役に抜擢されることとなる。
善人の顔をしたケダモノたちの仮面を剥がし、真実を白日の下にさら
す事が出来るのか?
力のない華が、仲間と知恵、機転を利かし、悪人を捕縛、成敗するサスペンス性の高い物語。本編とはまた一味違った作風をお楽しみ下さい。
▼ ▽ ▼ ▽
◎この内容は本編の内容をある程度、把握していることでよりお楽しみいただけます。
◎この作品は、強姦シーンがあります。
◎サイドストーリー❝わらべうた❞はこの話の前日譚となるため、読了されていることを強くお勧めします。
◎❝ケダモノたちよ❞の更なる登場人物の吟味、本編で一部解き明かされず、未解決のストーリーに終止符を打つ内容となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 18:00:00
3223文字
会話率:58%
先に連載した長編SF小説「銀河皇帝のいない八月」の続編。
数々の障害を乗り越え銀河皇帝に即位した女子高生、遠藤空里(あさと)。
だが、その地位は安泰とは程遠いものだった。
空里を仇敵と狙うラ家当主レディ・ユリイラをはじめ、銀河帝国の反対勢力
によって空里はあらぬ嫌疑をかけられ、皇帝でありながら賞金付きのお尋ね者として銀河をさすらうこととなる。
そんな中、空里は惑星〈千のナイフ〉を巡る数千年に及ぶ紛争を知り、それに終止符を打つことを決意。
完全人間ネープ、人猫シェンガ、元老クアンタら仲間と共に、危険な紛争宙域に乗り込んでゆく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 21:00:00
113785文字
会話率:34%
ここは日本(ひのもと)の端の端にある孤島。霧に囲まれ、外に出ようと船を出しても、海の流れが船を島に呼び戻す。誰も知らない。行こうとしない。
そんな島を皆は――「胡蝶之島(こちょうのしま)」と呼ぶ。
そこでは昔、「鬼妖大戦(きようたいせん
)」という戦いがあった。その戦いは、「妖怪」・「人間」に分かれて戦っていた。およそ300年続いたこの戦い。刀を振るい、牙を剝き出し、首をとる。その戦いに終止符を打つ者が現れた。その人間の男の名は「綾梅 雲雀(あやうめ ひばり)」。当時十六歳のまだ若い子供。
この物語は、とある若き男が、大戦争に終止符を打つ物語である――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 20:30:00
1236文字
会話率:4%
国家行政庁新設部署「定義省」に配属された新人官僚・吉住湊は、突如としてある排泄物の定義を巡る国家的難題に直面する。
その対象は――ジャコウネコの排泄物に含まれるコーヒー豆(コピ・ルアク)。
「うんちに該当するのか否か?」という問いは、食
品安全、貿易、教育、倫理の全分野を巻き込み、ついには政府による「うんち定義審議会」の設置に発展。
法学者、生物学者、バリスタ、倫理学者……多様な専門家たちが激しく意見を交わす中、湊は定義とは何かという哲学的本質に向き合っていく。
「定義とは、世界をどう扱うかという意志の表明である」
やがて湊は、全ての混乱に論理で終止符を打つ。
うんちはうんち。だが、再利用可能な構成物は、うんちではない――。
これは、言葉と世界を結びなおすために、若き官僚が挑んだ定義の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 20:07:10
1034文字
会話率:49%
海賊王ゴール・D・ロジャーが不治の病に罹らなかった世界線を描いた物語。ラフテルに到達し「ひとつなぎの大秘宝」を見つけたロジャーは、処刑台に向かう代わりに、世界の真実を広める使命を選ぶ。
彼はまずオハラの学者たちと接触し、「空白の100年」に
関する知識を共有。続いて革命家ドラゴンと同盟を結び、世界政府の圧政に対抗する計画を立てる。同時に四皇たちとも交渉を重ね、それぞれの思惑を持ちながらも協力関係を築いていく。
恋人ポートガス・D・ルージュとの間に生まれた息子エースは、原作とは異なり、父ロジャーのもとで愛情に包まれて育つ。ルージュは出産後に亡くなるが、ロジャーは息子を船に乗せ、「D」の一族の使命と自由の意味を教えていく。
世界各地で革命の火が燃え上がる中、世界政府はオハラへのバスターコールを決行。ロジャーは多くの学者を救出するものの、この事件をきっかけに世界に真実を広め始める。
やがて、ロジャー、ドラゴン、四皇たちはマリージョアに向けて最終決戦を仕掛ける。激しい戦いの末、五老星とイム様を倒し、800年続いた虚偽の歴史に終止符を打つ。
新たな世界秩序が確立された後、ロジャーは息子エースと共に世界中を旅する。エースが独立して自分の船出をした後、年老いたロジャーは最後の旅としてラフテルに戻り、処刑台ではなく、愛する海の側で静かに生涯を閉じる。
彼の意志はエースやルフィを含む次世代へと受け継がれ、ロジャーの存在は伝説となって語り継がれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 14:46:43
9517文字
会話率:44%
幸せな結婚生活が遅れると思ったのに。恋をした瞬間からあなただけしか見ていなかった私を一人にしないで、、、、。手の届かない存在だと思っていた片思いの相手であるベルアイトにダンスを誘われ踊っている中で「この瞬間が続けばいい」と思ったフェリシアが
ある事から冷え切った関係になった結婚生活に終止符を打つことを決意し離婚書に手を伸ばす、、、、、、、、。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 14:24:58
7149文字
会話率:57%
BB弾を打ち合うサバイバルゲーム、それが趣味だけど恥ずかしくて周りに言えず一人でこそこそ趣味を楽しんでいた。そんなこそこそ生活に終止符を打つ出来事が…
作者が深夜テンションでネーム(小説でも使っていいのかは知らん)考えてそのまま物語化された
シリーズ小説開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 17:24:16
3375文字
会話率:0%
かつて地球に住まう人類は、宇宙へと活動領域を広げた。
人口爆発による資源不足と、地球外の星の領地の奪い合いが勃発し、やがて宇宙戦争へと発展。
ひとたび宇宙戦争が始まると、人類の科学は凄まじい勢いで進歩。
人々は軍艦を宙に浮かせ、戦闘機は星間
の移動を可能にした。
更にはそれらに人工知能を搭載し、無人化に成功させたのである。
無人で戦争を行う兵器を、人々は「アーティファクト」と呼んだ。
各国が持つアーティファクト同士の戦争は、数年間にも及ぶ。
そんな中、とある科学者が開発した小さな人型のアーティファクト部隊が、この宇宙戦争に終止符を打つこととなる。
彼らはかつてないほどの驚異的な制圧力で他のアーティファクトを滅ぼし、参戦中の国々を無力化していった。
とある人々は褒め称え、またある人々は恐怖し、彼らの集団を「星のアーティファクト」と呼んだ。
終戦に導き、平和を取り戻した彼らだが、平和条約が結ばれる条件に開発者である科学者の死刑と、「星のアーティファクトの解体」という残酷な結末が待っていた。
しかし非常に強固に作られた彼らを完全に破壊することは出来ず、メモリの消去をした上で戦争で荒れた遠い星に永久に隔離するという形でこの宇宙戦争は幕を閉じた。
再び戦争が起こることを恐れた人々は、この宇宙戦争を空想のものとして後世に伝えていった。
人々は戦争を忘れ、アーティファクト達の存在もまた、忘れ去られたのだった。
数百年の時が経ち、惑星運送業を営む少年レイが、彼らが隔離されている星に不時着してしまう。
宇宙船も故障し絶望的な状況下、レイは謎の黒い機械生命体に襲われていた記憶を亡くした小さな人型ロボット『N2』を救出する。
『N2』は、助けてくれた恩返しとして宇宙船を直すことをレイに約束するが、パーツを修理するには謎の黒い機械生命体の部品が必要だった。
これはレイと『N2』が、仲間を増やしながら未知なる星からの脱出を目指す物語である。
※カクヨム、ノベルアップにも同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 12:44:38
337619文字
会話率:27%
いつかの未来に綴られた物語の中に自分の姿がないことに気がついたとき、わたしは物語の中でも背景として機能するいち『モブキャラ』であることを悟った。
⚘⚘⚘
ポリンピアの街に住むアイリーンは幼馴染の少年・テオルドに
恋する女の子。
だけどあるとき、禁断の森に迷い込んだアイリーンは熱を出し、三日三晩寝込むことになる。その夢の中で、別世界にいるという愛理(あいり)という存在が書物を通じて自分たちの世界を見ていたことを知る。その物語には、数年後に勇者となり、名を馳せたテオルドとそんな彼とともに旅をする現代からの転生者で巫女と呼ばれる少女の旅の様子が描かれていた。そして、その世界に自分がいないことを知ったアイリーンは、彼への長年の想いを断ち切るため、愛理の知識をも利用してありとあらゆる手段で独り立ちすることを決意する。
未来のない恋心に終止符を打ちたいのに、肝心の未来の勇者様はアイリーンのことが大好きで大好きで大好きで、彼女を困らせる。
恋も未来も自分自身のことだって、自身の未来は自分で作っていけば良い。
モブキャラ、アイリーンの奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 23:52:18
47226文字
会話率:24%
エボルブと呼ばれる異能が存在する世界。
ツキクサの妹のキノカは、厄災で人の身を一年で十分しか保てなくなった。キノカを元の身体に戻すために、ツキクサは特別国政補佐官となる。祝祭と呼ばれるどんな願いでも叶える力を手に入れるためだ。
ツ
キクサには、ルスティカーナ王国国王べガルアスからの祝祭奪取並びに後処理という使命が課せられていた。その使命を隠したままツキクサはべガルアスの配下として過ごし、使命を達成する機会を窺っていた。ルスティカーナ王国では、エデンの塔と呼ばれる祭儀が催されていた。塔の頂上に到達したものはどんな願いも叶えられるというのが表向きの祭儀の概要だが、実際はエボルブを宿す人間を捕縛し治験することを目的としていた。そんな非人道的な祭儀に終止符を打つためにも、ツキクサは今回の祭儀で反旗を翻し、使命を達成すると決意していた。
エデンの塔に参加し参加者の頂上到達を妨げるよう、べガルアスに命じられたツキクサは、指示通りの行動を取っていく。感情を殺して任務を遂行していたツキクサだが、様々な出逢いを通して少しずつ感情が芽生えていく。しかしキノカを元の身体に戻すことが最優先であるため、それは不要なものだと唾棄する。情は任務に支障を来たしかねないと思いつつも、ツキクサは同世代の男女と寝食を共にしたり共闘したりすることを通して、明確に仲間意識を覚えていく。奇襲を仕掛けられた際には、仲間を守ることを優先したために苦戦を強いられることになる。予期せぬ事態に見舞われながらも塔の頂上に到達すると、ツキクサの真の目的を知ったべガルアスが命を奪おうと襲い掛かってくる。相次ぐ連戦で疲弊しているために危機に陥るツキクサだが、仲間の助力もあり勝利を収める。しかし戦いは終わらず、べガルアスが祝祭を享けた代償として厄災をもたらす光球が出現する。それを無碍にはできず、ツキクサ一向は満身創痍ながらも光球の破壊に尽力する。
光球を破壊し、ツキクサは祝祭を使用する権利を得る。キノカを元の身体に戻そうとするが、できない。先のような厄災で仲間を傷つけたくなかったからだ。キノカもまた、誰かを傷つけてまで元の身体に戻ることを望んでいなかった。そんな純真なる想いが代償を必要とせずにツキクサの願いを叶え、キノカは元の身体を取り戻す。
かくしてツキクサは最愛の妹を救い、大切な仲間を手に入れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 23:31:31
126053文字
会話率:46%
大学生のハルは、毎日同じような生活を送っており、心の中でどこか満たされない気持ちを抱えていた。そんな彼の元に、沖縄の親戚に会わないかという提案をされる。最後の夏休みということでしばらく沖縄で過ごすことを決意する。
沖縄での生活の中で、ハル
はサクラと出会い、二人の関係は少しずつ再び紡がれていく。ハルは自分の心に向き合い、サクラとの関係に終止符を打つのではなく、新たな形でのスタートを切ることを決める。そして、彼は沖縄での経験を胸に、自分の未来に向かって一歩を踏み出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 14:32:46
5210文字
会話率:30%